Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Ain't No Sunshine & Lovely Day

2014-02-19 18:04:23 | 私の日々
地元の駅ビルにある中古レコードの置いてあるショップ。
近々閉店という噂を聞いたのでのぞいてみる。
¥400位からの膨大な数のレコードが箱に並べられている。
二箱ほど中にあるレコードを物色したが、
雪の終わりを待っていたかのように花粉が飛散しているようで、
体力、気力も弱っているのか、集中力にも欠けているようで、
出物探しをあきらめ店を離れる。

帰宅し、Bill Withers "Greatest Hits"久々にレコードを掛けてみる。
レコードとCD、当然レコードの音の方が良いと以前は思っていた。
恵比寿のソウルバー・ブラウンシュガーで同じ曲のCDと、
レコードの聴き比べをさせて貰ったことがあるが、
カウンターに居合わせた人達とどちらが好みかなどと話し合いながら、
意外にCDの方が音の響きが良かったりすることに気付いた。
今の方が録音技術の進歩などもあり、
一概にレコードの方が優れているとも限らないようだ。

"Just The Two Of Us"から始まるこのレコード、
"Ain't No Sunshine"から"Lovely Day"と繋がっていく。

今まで考えたこともなかったけれど、
この二つの曲の歌詞、かなり矛盾していると気づく。

Bill Withers - Ain't No Sunshine


前者は「彼女が去ってしまった今、陽も射してこない。」と歌い、
後者は「太陽の光が痛いほどまぶし過ぎて君のことを見るとほっとする。」
太陽が好きなのか嫌いなのかと尋ねたくなる。
"Ain't No Sunshine"は寒さ厳しい場所、"Lovely Day"は炎天下での曲、
と思えば納得もできるが、彼女がいる時は疎ましかった太陽、
いなければ恋しくもなると歌っているようにも取れる。

Lovely Day Bill Withers


掛けっぱなしで10曲以上聴けるCDと較べると片面4曲程度のレコードは分が悪い。
それでもジャケットが絵になるのとレコードを掛けるというゆったりした雰囲気、
部屋の空気感まで変わるようで捨てがたく、レコードの魅力には抗えない。


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