Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル・シーズン8 グランドフィナーレ

2009-06-16 20:04:34 | アメリカンアイドル
またしても、やってしまった。
放映の数日前にインターネットで「クリス優勝!」
のタイトルを見つけてしまう。
番組、2回分を観る楽しみが半減。
来年は日米同時放映になるようFOXジャパンの社長、
よろしくお願いします!

決勝は一人3曲。
1.今シーズン自分の歌ったベスト1
2. 番組制作者サイモン・フラーの選んだ曲
3. 番組審査員カーラ・ディオガルディが制作した曲

アダム・ランバートは、1曲目は"Mad World"
スモークの立ち込める薄暗い中でロングコート姿。
「この瞬間を堪能してね。」とポーラ。
この言葉、的を得ている。
アダムもクリスも二日間、アメリカで最も注目される瞬間。
緊張やプレッシャーに負けずに楽しんで欲しいと思った。

クリス・アレンは、"Ain't No Sunshine"
確か、前回はキーボードに弦楽四重奏。
今回はピアノでオーケストラ。
初回はクリスの存在をアピールしたこの曲。
2回目はマジックが薄れてしまった。

2曲目のアダムはサム・クックの"A Change Is Gona Come"
とても似合っている。アダムの歌唱力が引き立つ。
高音で圧倒させつつ、曲のスピリットも伝える。

クリスはマービン・ゲイの"What's Going On"
これはちょっと許せない。
いじってアレンジして、曲の魂を抜いて、お気軽にまとめた。
思い入れがある曲だけに納得できない。

3曲目はこの番組の決勝のためにカーラが制作した"No Bandaries"
二人とも同じ曲、そしてこれは二人のデビュー曲になる。
ベルリンの壁崩壊20周年の今年に相応しい曲。
この歌、難しいのか二人とも音程を外している。
アダムはいつも自然体、"True To Yourself"と評される。
クリスは人を惹きつける才能がある。

フィナーレは、トップ13の"So What"で始まった。

デビッド・クック、"Permanent"
歌詞の意味は理解できなかったが、ぐっとくるものがある。
歌い終わったクックを涙目のライアンがハグ。
癌で亡くなった兄に捧げた歌で、ダウンロード益は癌基金に寄付されるそうだ。

クイーン・ラティファとトップ6のリルで、"You're The Rain"
散々な出来栄え。 後でクィーンはリルに喝を入れてるのでは?

ジェイソン・ムラースとトップ13。

クリスはカントリーのキース・アーバンと"Kiss A Girl"
二人でギターを弾きながらのパーフォーマンス。
クリスは楽器を手にしてのデュエット、相手に合わせながら、
自分の味も出す。
この二人のコンビネーション、とても良かった。

クリス、アダム、ダニーに共通して言える事だが、デュエットが映える。
相手を引き立てつつ、自分も積極的に攻めることで、実力が発揮できる。

ファギーとブラックアイドピーズ。
初めてファギーを観たのは、一昨年、埼玉アリーナ。
メアリー・J・ブライジとキャロル・キングのジョイントコンサート。
声量、音域の広さ、スタイリッシュなステージを見せてくれた。

トップ4のアリソンとシンディー・ローパーで、"Time After Time"

トップ3のダニー・ゴーキーが"Hello"を歌いだすと、
ライオネル・リッチーが登場。
ダニーを励まして、華を持たせながらのデュエット。
さすが大物は違う。
ダニーもすごく嬉しそう。
"All Night Long"
客席のルーベンも一緒に歌っている。

アダムは炎とスモークとともに、
キッスがバックアップ。
アダムはキッスに完璧に溶け込んでいる。

そしてカルロス・サンタナ。「ブラックマジックウーマン」
トップ5のマットの歌に始まる。

コメディアンで俳優のスティーブ・マーティン、
シーズン5ではコーチで登場したロッド・スチュワート。

最後は、クリスとアダムの二人で、クイーンと"We're The Champion"
こういう歌はアダムの持ち歌だが、クリスもしっかり自分の魅力をアピール。
「みんな、ありがとう
二人は世界のチャンピオン
そしてこれからもチャレンジは続く」

結果発表の後、クリスが一人で、"No Bandaries"
「信念や愛のためなら、高い山もハリケーンも乗り越えられる
道は険しいけれど、限界なんてない
みんなが助けてくれるし、可能性は広がっていく
どんな困難も乗り越えられる」

優勝の時も終わった後のインタビューでも、
クリスは「アダムの方が相応しい。」と言っている。
ダニー「この経験を通して自分は変れた。
その事と感謝の気持ちをみんなに伝えたいんだ。」

クリスは好感度が高く、アダムの歌もダントツだ。
個人的にはダニー・ゴーキーのファン。
ジャンルもクリスがポップスならアダムはロック、
ダニーはR&Bが似合う。

数ヶ月前は無名だった若者達。
この番組を通してスターの階段を登り詰めた。
重圧に耐えて頑張ってきた彼らにトップクラスのアーティスト達が、
リスペクトをはらっているのがわかる。
これからも今の気持ちを失わずに歌い続けて欲しい。


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