Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカン・アイドル シーズン14 TOP8→7

2015-04-24 21:55:56 | アメリカンアイドル
いつも日本の10日程前に出てしまうアメリカの結果発表から、
必死で目を背けつつ、この時期を迎えている。
しかしながら、ツイートやFBのコメントで思いがけず、
結果を目にしてしまうことになる。

今回は来日していたカシムの父親宛にしたツイートを、
カシムのママがリツイートしてくれて、
その後、カシム・ママをフォローしたことで今回ばかりか、
次回の結果まで知ってしまうことになってしまった。
次回に関しては他にもフォローしているアメリカ人が、
ハッシュタグを付けて"#Save 〇〇"とまでツイートしていたから、
これは間違いなく、このコンテスタントが落ちたのだとわかり残念。

明日、落選する人のことは日本ではまだ放映されていないので
胸にしまっておきます。

今回のパーフォーマンスで抜きに出ていたのはダントツにクラーク。
Edd Sheeran"Make It Rain"
ジェイソン・デルーロが彼を指導するが、
歌い始めたクラークに「君はスピリチュアルか?」とすぐにつっこむジェイソン。
FOXジャパンの字幕はいつも冴えていると思うが、
この部分「君は信心深いか?」
頷くクラークに「だったら一人で自分のために祈るのではなく、
伝道師(preacher)になれ。
自分の感じたことを人と分け合う、人に伝えるんだ。」
この言葉がクラークのお腹にストンと落ちていく。
教会でずっと歌ってきたクラーク。
今までの内省的な自分の世界に入って行くパーフォーマンスから、
大きな転換期となった。

アメリカでのカントリーの分野については知識がないが、
ゴスペルばかりかR&Bやブルースにおいても神の存在が根底にある。
その辺で日本との差を感じることもあるが、
強い信仰を持った人同士はちょっとしたキーワードで、
お互いに深く分かり合う、気持ちが通じる瞬間というのがあるようだ。

"Make It Rain"、アメリカでテレビドラマの主題歌として昨年にヒットした曲、
更に遡った原曲があるようだが歌詞は違っている。
エド・シーランのヴァージョンの歌詞を深めてみた。

「父の犯した罪が自分の肩に伸し掛かる
母の痛みが自分を束縛する
種が発芽するのには水が必要だ
土の中で熱くなるばかり
渇きは深い
雨よ、降ってくれ
すべてを洗い流す雨よ」
クラークは今までは技法とかに走り過ぎだったが、
今回は完璧に自分の想いを曲に乗せて人々の共感を呼んだ。
今の段階ではこの人の優勝する姿が浮かんでくる。
また本人も勝ち抜く気合いが充分にある。

これに比べてしまうと少女のウキウキ感を歌ったニック、
ちょっと甘かった印象がぬぐえない。

さて最後はボトム2に選ばれたカシムとレイヴォンのツイッター対決。
レイヴォンは中々破れなかった自分のパターンから脱して、
力を出し切った。
一方、カシムは今までの彼自身のパーフォーマンスをしのぐ出来栄えとは言えない。

outkast"Hey Ya!"
カシムの左手にはバックコーラス三人。
かつてダニー・ハサウェイの娘でレイラ・ハサウェイの妹、
ケニア・ハサウェイがこの中にいたが今でも彼女は歌っているのだろうか。

右手には私の大好きなアーティスト、ニック・ウェスト、
バンド・リーダーのリッキー・マイナーと共にいるが、
ベースを本当に弾いているのではなくてあて弾きっぽいのと、
ニックが番組中で紹介されなかったのがちょっと残念。
それでもパーフォーマンス中にニックとカシムがアイコンタクトする瞬間がある。
カシムは"I Wish"を歌った時もバックコーラスの女性の手を取り、
そのことで彼女にもスポットライトがあたった。
カシムの自然に身に付いたこういう心遣いはたまらない。
客席にはお母さんと弟、父はこの時は仕事で日本にいた。
カシム、ここのところ、不振だったせいか、
あきらめモード、強気が見えてこない。
一方、前回に続いてボトムに入ったレイヴォン、
腹を据えていたのかもしれない。

ここで落ちても11人に入ったコンテスタントはツアーがあるかと思うが、
今回は余りツアーのプロモーションがないので大丈夫なのかと心配になる。


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