Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

N'dambi - The Sunshine

2011-07-16 11:17:55 | その他のライブ
昨年の8月に初めてN'dambiのライブに行った。
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20100823
それは昨年度、私が観たライブの中でベスト1になった。

"Sunshine"を歌う前にN'dambiはこんなことを喋った。
「最初のころ、持ち歌が少なくてこればかり歌っていた。
ある時、一人の男性から『とても辛い時期があった。その時、この曲をずっと聴いていた。
そのお陰で乗り切ることができた。この曲に救われた』
そういわれたことはとても嬉しかった。
歌を作って歌っていて良かったと思えるのはそんな時。」

思いつめて悩んでいた人がある音楽を聴き、また頑張ってみよう、生きてみようと思う、
苦しんでいた人が一つの曲で救われる、そんなことがあるはずだ。
そしてそういう出来事の積み重ねがその曲に更に厚みを添えていく。

"The Sunshine"ばかり歌っていた頃のN'dambi、アーティストとして辛い時期だったのかもしれない。
「差してくる陽の光を信じよう。ひとすじの光があれば生きていける。」
そんな気持ちを込めて歌ったのだろうか。
N'dambiの心の叫びがこもった歌だから、それを聴く人の胸を打つものがある。

"Insecurity"を歌う前にエンダンビはこんな話をした。
「私は音楽がやりたくてダラスからLAへと出てきた。
そしてそれが思い通りにならない時に周りの友人から『もっと堅実な仕事をすれば?
将来のことも考えて。』と言われたの。
でも私は今日を精一杯生きたい。この日が自分にとっての最後の日だと思って毎日を過ごしたい、
そう思って今日までやってきた。」
安全な道ではなくたとえ困難であってももほんとうに自分のやりたい道をあえて選んで生きてきた、
エンダンビの歌の心意気が伝わってくる。

音楽に国境はない。
歌詞のすべてを理解することはできなかったけれど、
あの日聴いたこの曲が忘れられない。

N'dambi - The Sunshine. (Live @ Busboys N Poets Washington, DC)


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