Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

気が付いたら目の前に地面が!

2011-02-15 11:03:07 | 私の日々
画像は水木菜花さんの書画。

早朝に地下鉄から地上に出て、初めての現場に行くために、
資料と地図を見ながら歩き始めた。
そのとたん、気が付いたら道路に大の字になるほど、凄い転び方をした。

一瞬何が起きたか分からない。
自分はどうなってしまったのだろうと思う。
駆け付けてくれた男性がイタリア語で何か喋っている。
片言の日本語で「ダイジョブデスカ?」
私、ほんとうに起き上がれるのかな、大怪我をしたのかもしれないと思う。
頭を打たなくてもそれだけの衝撃で転ぶと目が回っている。
一番、痛いのは膝。
両膝を思いっきり打ったようだ。
持っていたファイルが破れて道路に飛び散っている。
その時に突いた片手にはアスファルトの跡。
イタリア人の男性は私が起き上がって歩けるまで見守っていてくれた。

待ち合わせの場所にそのまま行く。
一時間半かけて現場の点検をした。
その後、その場所に関する登記簿を取りに法務局へ行った時、化粧室で足を見ると、
両足に青アザ、片足は摺りむけて血が滲んでいる。

午後はもう一度、現場に戻って別の業者と打ち合わせ。
その後、別の場所で約束があったのでそのまま移動。
すべての予定が終わって夕方になった頃、ほっとして気が緩んだせいか、
痛みと疲れ、眠気が襲ってきた。
一緒にいた人に事情を話すと、その日の内に医者に行った方がいい、
夜になって痛みだしたら不安にもなるだろうし、と言われる。

帰り道、駅の下りの階段が降りられない。
観念して自宅近くの整形外科に行く。
レントゲン、すぐに結果が出て骨には異常なし。
痛み止めと湿布薬を処方される。
手を突いて骨折、あるいは足を捻挫、顔や頭を打たなかったのは、
運が良かったと慰められる。

週末に会った友人夫婦のご主人に「段差があったの?走ってたの?」と聞かれる。
「平らな道をゆっくり歩いていたけど。」と答えると、
「それなら誰かに押されたんじゃない?」

「そんなひどいことする人いるわけないでしょ?」と私。
すると「人じゃなくて霊とか?」
もう、いい加減にして下さい!
はい、これからもずっと前を向いて歩き続けますよ。
余所見はしないように気を付けながら。