Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

4日目のNOLA

2009-07-19 02:08:57 | ニューオリンズの旅
エッセンスミュージックフェスティバル、エリック・ベネイのショウが終わったのが、
12時半廻っていて、ルイジアナスーパードームのスーパーラウンジ、
その場で違う方向へと別れる人達と挨拶をして、
ホテルに帰ってきたのは、1時半頃だろうか。

みんなが寝ているので、そっとバスルームに行き、水量を押さえて顔を洗う。
バスルームは広くて、音が漏れ難くなってはいる。
でも、いくら何でもシャワーを浴びるのは気が引けたので、
静かに着替えて、横になるが、寒い。
クローゼットからブランケットを見つけて掛ける。

朝、起きて、プールに行く。
こちらのプールは一階で室内。
前日のホテルよりも少し大きい。
水は冷たいので、足で水を蹴飛ばしていると、
「入っちゃえば、冷たくないよ。」と言われる。
少し泳いでジャグジーに入ると、カナダから来ているというカップルの
女性の方が私にとても興味を持って、いろいろ話しかけて来て、
一緒に写真を撮りたいという。東洋人が珍しいのだろうか?

部屋に戻ると「昨日の夜は寒かった、AK、このブランケットどうしたの?」
とリンダに聞かれ、「クローゼットから出した。」
寒がりなのでだいたいどこのホテルでもブランケットを捜す事になる。
したがってありがちな場所は把握してある。
リンダとカミュラも寒かったといいブランケットを2枚追加、
シャワーのタオルも追加で頼む。

シャワーを先に浴びさせてもらい、みんなで朝食に行く。
こちらは簡単な食事。そして持ち帰りが出来るようになっている。
ファーストフード店のような感じ。ホテル代は朝食代込み。
カミュラがフルーツやクッキー、ヨーグルトを持ってきてくれていて、
これが後で助かることになる。

斜向かいのスーパーで大量にお水やソフトドリンクの買出しをする。
みんな、いつもさっと払ってくれてしまうので今度は私の番。
いろいろと良くしてくれるので、こちらも少しでもそれに応えたいと思う。
リンダが自分も払うと言うので、「昨日、アイスクリーム、ご馳走になったでしょ?
だから今度は私が払うよ。もし持っているお金が足りなかったら言うから。」
リンダはにっこり。ほんとうに心も外見も美しい人だ。

とりあえず、ニューオリンズの中心街、フレンチクォーターへ行こうと歩き始める。
暑いといってタクシーを拾う。
8.5ドル位の値段だったと思う。前に乗った私、
10ドルを見せて、「リサ、チップはどうするの?」と小声で聞く。
「お釣りはいらないって10ドル渡して。」
タクシーは切りのいい金額で良いという。

お土産物の店に入り、リンダは絵葉書を買う。
そこで近くにある聖堂が綺麗だと言われる。
リサは敬虔なカトリック教徒だ。
しかし、私たちが興味がないかと思ったのか、遠慮している。
「そこの教会、行ってみようよ。」と誘う。
一緒に4人でお参りをして私とリサは、キャンドルを買って捧げる。
リサがもう少し中にいたいようなので、3人で先に外に出て待つ。
「AKは、仏教徒なんじゃないの?」
「そうよ。でも他の人の信仰も尊重しているの。」
リンダは回教徒、ほんとうは一日に5回と言ったかな?お祈りの時間があるそう。
カミュラは一応、キリスト教徒だが全然、真面目にやってないと照れる。
リサが教会から出てきた。

その後、リンダと私の希望で、ミシシッピリバークルーズをしようと
乗り場に行くと、暑い中、大勢並んで待っている。
夜は満席、今は並べば乗れる、夜は花火も綺麗だと言う。
考えてみたら、その日は建国記念日、7/4だった。
並んで待とうという事になるが、ものすごく暑い。
私が暑いくらいだから、リサとカミュラはもっと辛そう。
これは私とリンダのために我慢しているなと思い、
「やめようか?」と言うと、皆、意見が一致。
たぶん今日の船上の音楽はデキシーかもしれないしねっと。

歩いていると、帽子をいくつか持った人とリサが話している。
食事を食べられない人に支給するボランティア団体で、
一口の寄付が10ドル、みんな当然のごとくお金を渡す。
すると、持っているキャップの中から好きな色とデザインの物、
選んでくれと見せられる。そして領収書とそれを見せると、
市内のレストランで割引が受けられると渡された。

途中でお洒落なブティックに入る。
こちらでは、みんなゴム草履みたいなので歩いているので、
ちょっことヒールがあるそれを私が購入。

食事をしようという事になり、「パット・オブライエン」という
老舗に連れて行ってくれる。


オープンエア、私は喜んだが、リサは、暑かったかも。
みんなでハリケーンというカクテルを注文。
ジャンバラヤ、ワニのフライ、シュリンプフライ、
豆料理、ロメインレタスのサラダなどを摘む。
私もそうだが、みんな、そんなにお酒を飲まない。
全員、カクテルは半分くらいしか飲めなかった。
初めて食べたワニ、チキンのような味だった。
付け合せのソースが美味しい。


それぞれ、どんなドレッシングが良いかと聞かれて、
リサは「オイルとビネガーを。」と頼む。
そしてリンダに「パリに行って以来、ドレッシングをやめて、
これにしているの。この方が野菜の美味しさが引き立つって気付いて。」
リンダが微笑んでいる。
リサはエリック・ベネイのショウを見るために一人でパリへ行った。
リンダは彼女を家に招き、家族に紹介し、観光やレストランへと案内した。
リサもそこまで心暖まるもてなしを期待していなかっただけに、
とても感激したようだ。
「パリで食べた物で何が美味しかった?」と尋ねると、
「リンダの連れて行ってくれたレストランで食べた鴨。」

最後に美味しいパンブディングがあるから、食べてみて、
とカミュラが注文。
二皿取って、4人で分ける。ホイップクリームが添えてあり、
トロリとクリーミーで甘さがほど良い。

途中からスコールが降る。
慌てて席を軒下、パラソルのあるテーブルに移動する。

ところで、私の電話、全然、使い物にならないと言う話になる。
いくらやっても掛けられないので、みんなから私に電話とメール、
試してみて、と頼む。

全く通じない。みんなで散々いろいろな方法でやってくれて、
ようやくリサからの電話が通じた。
メールは、カミュラが送ってくれたのが30分後に着いた。
これでは、何のためにこの電話を買ったのやら。
航空券の三分の二ほどの値段をこの携帯購入に費やした。
ベルギーでも役に立たなくて、繋がるけど聞こえないので、
何度もかけたために、料金だけは請求が来て普段の私の使用料の10倍近かった。
日本人の人同士でのメールは使えた。

今回、日本の人以外と電話もメールも使えないんじゃ、意味がない。
ドコモっていったいどうなってるんだろう。
日本の携帯を持っている人にしか通用しないのか。
フランスのリンダは問題なく使いこなしている。
電話に詳しい人に聞いて、もし次回があるなら、別のを手に入れないと。
(帰国後、カミュラの携帯電話番号からのショートメールが着いた、
パソコンのアドレスは知っているから、その後も私と携帯でメールを、
どうやって送れるか気にしてくれて、試してみてくれたのだと思う。)

カミュラは食事をしながら、リサが自分にとってどんなに良い友達であり、
いつも信頼していて、リサの心はほんとうにきれいで、女性にありがちな
嫉妬とか、そういう気持ちがない、リサはいつも自分のことを考えてくれていて、
親身になってくれるので何でも相談できる、そして彼女のアドバイスは的確だ、
リサは自分にとっての神から与えられたギフトだ、
こういう友達は、お金では買えない、掛替えのない存在だ、と話す。
リサもカミュラの肩を抱き、涙ぐんでいる。
まるで映画のシーンのようだ。
私もリンダも感動した。
アメリカ南部だなぁと思う。
二人ともかつては仕事の同僚。今はそれぞれダラスとヒューストンに住み、
以前のよう度々は会えないそうだ。

食事のお会計、120ドルくらいになった。
カクテル「ハリケーン」、グラスを持ち帰らなければ、
一人につき、3ドルの返金が後であるそうだ。
そして、途中で雨が降って席を移動させたことについても、
ディスカウントがあると。
みんなで割ろうとしていたら、カミュラが払わせてくれと言う。
どうしても譲らないので、ご馳走になる。
カードで払うのにチップを書き込む時、カミュラはすごく悩んでいた。
とっても変な人だったし、頼んだこと、忘れたしと、
書き込んだ金額は10ドルだった。不満を金額で表現している。
何かチップって面白いような気がしてきた。

帰国後、この食事の時の写真をface bookに載せると、リサから、
「楽しかったわね。『セックスアンドシティー』のニューオリンズ版ね!」
とコメントが付く。
「それなら、誰がキャリーで、ミランダ、シャーロット、サマンサなの?」
「私がキャリー、あなたはシャーロット、カミュラはミランダ、
そしてリンダはサマンサ。」
「私はシャーロットで満足だけど、リンダがサマンサで納得かな?」(爆)
(このドラマをご覧になっていない方のために:
サマンサは愛すべきキャラだけど、とても奔放な女性)