Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

テキサスからパリへ

2009-03-16 08:17:25 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
アメリカのテキサスから、
エリック・ベネイのフランスのライブを観るためレーサは旅立った。
パリではフランスのエリックファン、リンダが待ち構えていた。
パリ市内の観光、サクレクール寺院、モンマルトルなどへ、
リンダが連れて行ってくれる。

エリックベネイのオリンピア劇場のライブは、
フランス人歌手の前座があった。
レーサは歌詞の意味が全く理解できないので、リンダに尋ねると、
「とっても悲しくて暗い歌なの。」
レーサはフランス語がわからなくて良かったと思う。
フランス語で”benet”という単語が英語の”donkey"、
「まぬけ」という意味だと知り、レーサはちょっとショックを受ける。

Eric Benet, 今回のヨーロッパツアーの最初の地、コペンハーゲンで
買ったばかりのプーマのアクアブルーのテニスシューズで登場した。
(デンマークでは黒いジャケットに合わせて光沢のある黒いシューズも購入。
しかしプーマってアメリカよりデンマークの方が安いの?
エリックはいつもおしゃれで着る物にとてもこだわるが、
特にサングラスと靴には目がない。)

パリのエリックベネイのライブ、レーサから見てアメリカよりも、
ずっとセクシーだった。女性の髪をかき上げたり、
”The Last Time”では、一人の女の子をステージ上に上げ、
手にキス、左の頬、右の頬へキスして歌い終え、観客の女性を狂喜させた。

最後にエリックは、皆にポジティブなメッセージ、
「お互いに愛し合い、相手を尊重しよう。」
などと唱え、オバマ化した。
会場の人々は、”Yes We Can!” と唱和する。
エリックもそれに、”Yes We Will!” と返した。
(フランスでフランス人が"Yes We Can!"かぁ!?)

その後、エリックの楽屋にたどり着くのに二人はたいへんな苦労をする。
劇場関係者のみならず、警備会社にもガードされていた会場、
何人かの係員を捉まえ、その上司にも談判するが、なかなからちが明かない。
そこにドラマーのWesが通り掛り、呼び止めるが、彼はレーサの事を覚えていない。
彼女は以前にダラスやヒューストンのエリックのショウで彼に会った事など思い出させ、
エリックのところへ連れて行ってくれるように頼む。

ライブ中、"The Last Time"で、ステージ上に上げられた女の子がその様子を見ていて、
Wesに向かって、「ねぇ、あんたエリックの携帯のナンバー知ってるんでしょ?
ここに呼びなさいよ。」と言った。
どこにでも、勘違い女はいるもんだとレーサはため息をつく。

セキュリティーに守られたいくつかのドアを通過して、そこでも責任者から、
エリックの了解が取れるまで待つように言われる。
ようやくドアの奥へと向かい、エリックや他のメンバーのいる部屋に行き着く。
(まるで「オペラ座の怪人」に会うみたいな話・・・)

エリックベネイ、レーサがパリまで来た事にびっくりしている。
一緒に付いてきたフランスのリンダもエリックに紹介して上げる。
デモンテがエリックに、
「遅い時間に変更はできなかったので、予定通り明朝、8:55のフライトだ。」
と告げに来た。
その晩、エリックはかなり疲れていたので、ゆっくり眠り、
午後のフライトに変更したかったらしい。

翌日、パリからLAへと戻ったエリック・ベネイ、
一日、家に居てその次の日にメキシコへと旅立った。

日本の2/18から始まり、パリの3/8で終わった今回の海外ツアー。
Eric Benet、メキシコでゆっくりオフの時間を過ごし、
次回、5月、そしてその後、7月から始まるアメリカツアーへと英気を養って欲しい。
できれば、その合間に新しい曲作りも忘れないでね。