Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

クラシックピアニストMK@CHA*EL

2009-03-15 09:31:50 | Weblog
クラシックピアニストのMK君、
3月、5月、6月と銀座のシャ○ルのホールでのコンサートが決まる。
ファッションブランドの創始者であったココは、フランスにおいて、
若き芸術家の支援を行ってきた。
今は故人であるこのブランドのファウンダーのスピリットにもとづき、
Pygmalion(ピグマリオン)Dayとして、
選ばれた才能ある若手のアーティストのコンサートが企画されている。

昨日、MK君の第一回目のコンサートに行ってきた。
中央に置かれたスタンウェイ、このブランドの特別仕様らしくてお洒落。

MK君は一つの曲の解釈にたいへんな時間をかける。
日を変えて作曲家ごとにテーマを絞り演奏する今回のコンサート、
いったいどういう彼の新しい才能を目の当たりにできるかと待ち遠しかった。

昨日はリスト、それに加え、このブランドにちなんでフランスの作曲家の作品、
MK君の原点でもあるハンガリーの作曲家の曲。
初めて彼の演奏を聴く人、今までずっとファンでこの日に来た人へのメッセージ、
このブランドの持つ優雅でスタイリッシュな雰囲気、
そして彼自身の持ち味や表現したい事が上手にブレンドされていた。

エリック・ベネイのライブでも今年と2007年にご一緒しているMK君、
楽屋でEric Benet、あきらかに他の人達とは違う態度で彼に接した。
彼のバックグラウンドを説明し、紹介する前から、
MK君の放つカリスマを感じ取ったらしく、
いろいろ自分から話し掛け、質問もして、
そして別れ際には"Continue success!"
一緒に撮った写真もエリックが相手の存在を認めた時にする
前で手を組み交わすポーズ。

MK君の本名をストレートにあえて書かないのは、
まだプロではなく、未成年で学生だから。
興味がおありになる方はこちらをご覧ください。
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/pygmalion/index.html

MK君のピアノ、芸術劇場でオーケストラをバックに2度、
そして河合楽器のホールで行われた本人のリサイタルなど、
ここ2年聴いてきた。

R&Bのエリック・ベネイ、そしてクラシックのMK君、
両方のファンだなんて節操がないように取られる方もあるかもしれない。
ところが、二人は私の中では共通点があり、
知れば知るほどそれは深まっていく。

二人とも音楽の女神、ミューズに選ばれた特別な存在であり、
どちらもたいへんな努力と苦労を重ねながら、
強い力で、周囲に音楽を聴く喜びを与え続けている。

昨日のMK君、最後はリストのハンガリー狂詩曲、
ピアノが火を噴くかと思う迫力の演奏をし、
アンコールではショパンの夜想曲、
優しく柔らかな空気で室内を満たし、初日の演奏を締めくくった。

今後、彼のこのホールでの演奏会、5回予定されている。