コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

金峰山  ~  久しぶりに寒波の中へ

2018-02-14 13:57:08 | 登山



冬型の気圧配置が続き、強い寒気も居座るので、やっぱり八ヶ岳の稜線は厳しいだろうな・・・・・・

先週は雲取山でしたので、少し標高が高い山へ行きたかったのですが、八ヶ岳は止めて
奥秩父の金峰山へと変更することにしました。
・・・・・ ここなら天気もギリギリ晴れるかな~と思っていました。

瑞牆山へは2度登っていますが、金峰山は初めてです。
連休明けですのでトレースもあるし、コースタイムも短いので、私がノンビリ歩いても
余裕で明るい時間に戻れそうです。

それでも森林限界を超える山ですので、冬山装備でピッケルはお守りとして
ザックに付けて行こうと思います。

ネットで調べると、駐車場までのルートは増冨温泉経由ではなく
塩川ダムを北上して信州峠方面に向って行き、途中の瑞牆山方面の看板を右折した方が
安全と書いてありましたので、その通りに行ってみました。
途中から凍結路~圧雪の道になりましたが、急な坂やカーブもなく
FFにスタッドレスでもアプローチできる感じでした・・・・・ 昨日の場合はですが・・・
夏に瑞牆山へ入った時は増冨温泉経由でしたが、確かに狭いカーブが多く凍結していたら
リスクがある感じがします。

家を夜中に出て瑞牆山荘の少し上のある駐車場には6時半到着。
気温-15度、よ~く冷えています。

今日は体調不良はしょうがないとしても、何かと理由を付けて撤退などはしないように
稜線での風対策もしっかりと準備して、7時の時報で出発。

登山ポストは瑞牆山荘の前にありました。











朝は青空が広がり良い感じでした。

冬枯れの森を富士見平へ、植林帯がなく、自然林の中を歩くルートです ・・・・・ヤドリギが点々と









瑞牆山の脇を通り・・・・








ほどなく富士見平に到着。










小屋の裏の尾根に取り付いて行きます。
コメツガの尾根を登って行き、巻道になるとシャクナゲが増えてきました。
大きな葉を折りたたんで厳しい寒さに耐えている様子がたくましいです。

しっかり登っていると寒さは感じませんが、たまに風が森を抜けていくときは顔だけが辛いです。
日が昇ってきても北側の尾根道には日射しは届くことはなく、むしろ標高を上げていくので
気温は上がる様子がない感じがします。









朝は青空が広がっていましたが、雲が流れて行く天気になりました。
大日小屋に到着、静かな森に囲まれた小屋ですね。
ここまでチェーンスパイクでしたが早めにアイゼン(12本)に変えます。
雲の流れが速いので稜線では風が強そうな感じがします。
きっと上では休憩などできないと思うので、コロッケパンを食べながら しばしの休憩。











再びコメツガとシャクナゲの道を稜線へ








景色が望める場所に来ました。
鳳凰三山には雲が掛かっています。やはり八ヶ岳にも厚い雲が掛かっていました。









稜線に近づく頃には、青空よりも雲が優勢になり
上空には厚い雲が掛かり続けるような天気に・・・・・・








森林限界を超えて視界が広がってきました。稜線に出ましたね。
これから歩く尾根~山頂が見えます。













どうも天気は午後に向けて良くないようです。
後から来た3人に先に行ってもらいます。


ゆっくり景色を見ながら立ち止まり、写真を撮ったりしていると
日射しが届かないこんな天気は凍てつく寒さが身に沁みてきます。

ここから山頂を見ると距離、高低差はそれ程たいしてない感じなので、これ以上天気が
悪化しない限り大丈夫そうです。

雲の流れは速く時々隙間から日射しが注ぎ、また雲が上空を覆う・・・・・
厚い雲が上空を覆うと風が強く小雪が舞い
雲の切れ目から一瞬日射しが注ぐと、モノトーンの薄暗い景色がパーッと明るくなる・・・・・
快晴の天気とはまた違う、冬らしいこんな天気もたまには良いかも・・・・・


























しっかりトレースがあり、緊張するような場所もないので、凍てつく中をユルユル山頂へ
















五丈石に着きました。山頂はすぐ上です。











瑞牆山を下に見て、山頂に到着。














思ったほど体力は消耗していないので、もう少し先へと行ってみましたが
トレースがないと、ツボ足では膝上まで潜ってしまいますので少しだけ進んでみましたが
引き返してきました。

怪しい雲が覆いはじめて風も強くなってきたので引き返すことにします。
時々立ち止まらなければならないくらい風が強くなることが多く
携帯の電源も落ちてしまいました。


コンデジは肌着のポケットに入れているので丈夫なのですが、写真を撮る余裕がなくなって
しまったので、さっさと帰ることにます。




















      





森の中へ入ると風もなくなり、ホッとしました。








暖かい白湯を飲むと、冷えた体の中がジンワリと温まってきます。
お腹も空いたので、アンパンを食べようとしたらアイスかと思うくらい冷えていました。
この時期はバターと砂糖をたっぷり練り込んだ焼き菓子の方が良いですね。

スタスタと快調に下りて駐車場には、3時10分到着しました。
今日は私以外には、元気な3人と単独2人の6名でした。
帰りに、これから山頂へと向かった男性はスノーシューで更に進んでテン泊だそうです。

初めての金峰山、感じとしては夜叉神峠から観音岳へのコースと似た雰囲気でした。
距離、累積標高は半分~3分の2くらいです。
今日のようにトレースがしっかりと付いていれば
私には程よい距離ですので、また天気が良い日にでも訪れてみたいです。







降りてきても小雪が舞って寒く、久しぶりに増冨の湯に寄り
ゆっくり温まってから帰りました。



山頂から見えなかった富士山、帰り道からは良くみえていました。
明日は快晴かな・・・・・・


2月13日












































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2 コメント

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Unknown (徒然写真帳管理人)
2018-02-15 20:16:49
秩父には行ったことはありませんが良い山が多そうですね。
この記事を読んでいたらスノーシューを履いてどこかの山に登りに行きたくなりました。
返信する
徒然写真帳管理人さん (サクラスミレ)
2018-02-16 09:59:28
秩父の山、土を踏んで黒い森を登るという山々が多い感じがします。
スノーシュいいですね、私も上越へ行こうと思うときは
ワカンより良さそうですので購入を考えています。
ひるがの高原から大日ヶ岳なんかよさそうですね。
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