コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

クモイジガバチ

2022-06-15 16:52:01 | 日記
今日は着生ランを探そうと北関東方面へ。
天気は曇りの予報ですが、山頂を目指す山歩きではないので
霧が立ち込めて視界が悪くならなければ大丈夫かと思います。

ネットを見ていて何となく場所は特定できていましたが
他を優先していたので、ここもなかなか行く事が
できなかった山域です。

早朝に着くと霧雨が少し降ってきたりして生憎の天気でしたが
幸い視界が曇るような感じではないので良かったです。
富士山麓のような広大な場所を探すわけでないので
まずは周辺の苔むした樹々を見上げながらノンビリ探してみます。














ミズナラ、トチノキ・・・・ブナの樹も混じる
とても苔むした良い雰囲気の森です。
これなら着生ランもいるでしょう。

着生ランは探し慣れていますが、立ち止まって双眼鏡で
いろんな角度からユックリ眺めていくのが基本です。

ヒンヤリした空気の中、美しい羊歯の隙間、枝の窪みなどを
ゆっくり眺めながら探していくのは至福の時間でもあります。
・・・・・ブヨ、ヒル、やぶ蚊がいないので・・・・・

今回から高性能プリズムBaK4搭載の双眼鏡に変えたので
より明るく鮮明に見えるようになりました。
これならミスズランが着生していても見つけられそうです。

何時間も探して見つからないと首も痛くなり、最後は寝そべって
見上げたりしたこともありますが、今回は思っていたより早く
見えてきました。















一株だけですと難しいと思うのですが
まとまって何株も固まっていて大株になっていたのと
周りに蔓や羊歯など目障りな植物がいなくて
すっきり着生していたからだと思います。

着生ランは最初の一株を見つけることができれば
周辺にもいることが多いので、目も慣れてきて
次々に見えてきます。










右の方の株の花はミズナラの葉に溶け込んでいますので
白花のような感じがします。もう少し引っ張ってきます。













もう少し目線に近い株がいないか探して見ます。
























シルエット・・・・










ここにはワサワサといます。




















比較的近い位置に着生している株を引っ張ってきます。















花弁に赤い筋のような物が見えます。
こうして見るとジガバチソウとは花の感じが確かに異なります。
雰囲気はフガクスズムシソウに似ていますが、
もっと小さくて可愛らしいです。



思っていた以上に多く着生している感じですが
他の着生ランは見当たりません。
ヒナチドリでもいてくれたらと似た葉を探しましたが
いませんでした。ただ初めて来た場所ですので、これから
周辺を含めて探せば、何か見つかるかもしれません。

周辺の森は苔むしてシットリしていて、樹々に着いている羊歯
を見ているだけでも癒される気分です。














スギランもいます。










周辺は山深く、歩く場所は幾らでもあるので
時間がある限り他の場所も歩いて見ます。


・・・・・つづく。






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