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コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

ツェルマットへ

2025-06-24 20:39:43 | 日記
今日は何日目だったかな・・・スイス滞在も少し慣れてきました。
長い海外旅行は初めてですが、仕事のこと、行くまでは不安だった諸事情も忘れてきて
少し開放的で気楽な気分になってきました。
今日はここミューレンからツェルマットまで列車旅になります・・・約4時間。
朝散歩してから準備して、列車を乗り継ぎツェルマットにはお昼過ぎに到着しました。
相変わらず快適な鉄道旅でした。いつも遠出は車で移動ばかりになってしまい
久しぶりに車窓を眺めながらの鉄道旅をスイスで楽しむことができました。







ホテルに荷物を預けて、今日は街の散策です。
街からマッターホルンがよく見えます。









マッターホルン博物館(トラベルパスで無料)に寄ります。












懐かしい二重の登山靴・・・・・ありましたね。
岩登りは、今みたいにクレッターシューズはなくガリビエールの登攀靴だった。

説明文に英語、ドイツ語、フランス語に日本語の表記がありました。
 日本からの観光客が多かった頃の遺産かな・・・それともアジアでは唯一
日本人のアルピニスト達が早い時代から遠征していたからでしょうか・・・

昔ながらの街には登山用具の店も多く、モンベルの店舗もありました。
スイスなので、マムートの商品は少し安いのかと思いきや、日本のネットの方が
安い感じがしました。
若者に人気のフライターグは、チューリッヒ滞在の時に有名な本店にも行きましたが
品数は多いものの購入できる価格ではありませんでした。
ブランド商品を気楽に買っていた90年代は記憶に残っていますが
今や夢の跡か・・・・

ホテルに帰り、夕方といっても19時過ぎにまた一人で歩いてみました。
昔ながらの納屋?のような物が残っていて、今は観光の街ですが
昔は素朴な農村だった頃の遺産をまだ見かけます。









2日前のトゥーン湖の静かな村で泊まったように
スイスでも観光地でない山奥の村に宿泊して、周辺を歩くことができたらいいな~と
思うようになりました。
日本でも東京や京都ではなく、地方の静かで小さな街に行ってみたい観光客が
これからは増えてくると思います。

明日は早起きして、ロープウェイでグレッシャーパラダイスまで行き
マッターホルン周辺を散策しようと思います。



・-・-・-・-・-・・-・-・-・



よく朝、ロープウェイ乗り場まで歩くと15分ほどかかるので
バスで行こうと思い、近くのバス停で待っていると
たまたまいた日本のツアーの添乗員の方がいて、満員で乗れないこともあるので
始発の駅まで行った方がいいと教えてくれました。
ところが直ぐ来たバスはガラガラで・・・・たぶんハイシーズンはそうなのかな~

ロープウェイは2回乗り継いで、最後の展望台まで30分位で行きます。
50%割引ですので、一人往復約1万円でした。もしトラベルパスがなかったら
家族で6万円ですので、天候しだいでは考えてしまいます。













絶景ロープウェイですね。快晴の天気でしたら1万円は高くないかも。
マッターホルンの横を通過していきます。
山頂駅は富士山より高い、3883mです。







ロープウェイで一緒だったオーストラリアから来たという
とても愛そうがいいオジサン
世界を一人で旅しているようで、着ていたモンベルのジャケットを聞いたら
シンジュク、シンジュクと言っていました。
日本へも何度か来ているのかな・・・

まもなく山頂駅に到着です・・・・つづく。








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ミューレン散策

2025-06-23 06:13:11 | 日記
今日はアルプスの崖の上にあるミューレンに宿泊して
周辺のハイキングを予定しています。
週刊天気予報を見ると、今日から晴天が続く予報でしたので一安心です。
バスでインターラーケンに戻り、電車~ロープウェイ~電車を乗り継いでミューレンへ。






ロープウェイで一機に高度を上げると
朝もやの中、せまってくる山々が見えてきました。





ミューレンは世界的に人気の避暑地ですので、息子は安い宿を探すのに苦労したようです。
行ってみると、志賀高原あたりにある学生のスキー合宿に使うようなロッジでした。
それでも窓からアルプスがよく見えるので十分満足です。
宿からほど近い所に300mほど上のアルメントフーベルへ行くケーブルの駅があり
宿に荷物を置いて、すぐにケーブルに乗り込みアルメントフーベルへ・・・
ここからハイキングをスタートしてミューレンの宿までゆっくり下ってきます。









二日前のハイキングではアイガー北壁を正面に見て歩いていましたが
谷を隔てたここからですと、真横から見ることになります。
ガスが掛かる北壁側は迫力満点で、すごい高度感です。









今日のハイキングは、アイガー、メンヒ、ユングフラウを正面に見ながら
適当にミューレンの宿へと下って行きます。




















小川を渡る場所は、どことなく日本の山のような雰囲気もあり
フキ?が多く見られ、キバナノコマノツメに似たスミレが群生していました。










いつもの習慣で沢沿いを少し登り、岩場周辺を探索してみると
岩には多肉質の株が見られ、花が咲いています。






コイワザクラのような可愛いピンクの花も咲いていました!
このあたりから脇道に入ったりして、花探しの目になってきました。






途中散策ルートから外れ下って行く踏後があって
小さくミューレンと書いてありました。
きっとマイナーなルートだと思うので入っていきます。
しっとりした針葉樹林帯に入ると、可愛らしい小さな花が点々と咲いていました。






苔むした森になると、ほぼミヤマカタバミ?が群生していて、小さなラン科の花もいそうな雰囲気でしたが
残念ながら出会うことはありませんでした。








それでもリンドウの仲間だと思いますが、とても美しいブルーの花に出会いました。






再び草原に・・・・・これはクワガタソウの仲間でしょう。





唯一見たラン科の花、日本ではハクサンチドリ系。







ミューレンの村が見えてきました。










小さな街では、くつろいでいる年輩の人達が多い印象です。






・-・-・-・-・--・-・-・-・



標高1650mにあるミューレンは、お花畑の中のあるような集落ですので
いつものように簡単な夕食後、一人で散歩にでかけました。










ブルーの花はワスレナグサに似ています。
あとマンテマの仲間、黄色い花はキンポウゲやオドリコソウの仲間だと思います。






踏み後を再び登ってみます。






20時近くになり陽射しが傾いてきました。









ベンチで夕食に残したパンを食べながら・・・・
この贅沢な景色、空気感・・・日本に帰ってからも忘れないように・・・・と
しばらく眺めていました。










部屋に戻ると、アルプスから月が出てきました。
そういえば確か満月だと思います。





・・・・つづく。











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トゥーン湖畔での一日

2025-06-20 07:39:03 | 日記
6日目は雲が多く、時折雨の予報でしたので
山へ行くのは止めて、少し疲れも出てきた感じでしたので
休みの一日にしてゆっくりすることにしました。
インターラーケンの街は散策したくなる感じはなかったので
次の宿、トゥーン湖の湖畔へと移動することにします。
一泊は家族で経営しているこじんまりした宿にしようと
決めていた所で、日本でいうペンションといった感じです。
鉄道ですぐの移動でしたが、廃線になっていました。
・・・どうりでグーグルアースで検索してもバスしかでてこなかった・・
15分ほどで宿近くのバス停に到着。

スイスでは、鉄道、バスとも遅れることなく定刻どうり出発して到着しました・・・・

おかげで移動に関しては、まったくストレスを感じませんでした。
しかも時期的にまだハイシーズンではないのか、登山鉄道以外は
ゆっくり座って移動できました。

雨は上がっていたので、宿に荷物を預けてバスでシュピーツへ移動して鉄道に乗り換え
トゥーン市街を散策してみることにしました。
バスの時間まで少しあるので、湖畔でゆっくり・・・・






・・・・どこか中禅寺湖のような感じ。

湖畔の町、トゥーンに到着。今日は週末土曜日だからか街には屋台が出ていて
賑わっていました。
お昼は屋台のホットドックで(7スイスフラン)約1200円で済ませました。
















観光船でシュピーツまで戻ります・・・トラベルパスで無料でした。
天気でしたらアルプスも見えるようですが、今日は曇っていて見えません。




















下船の頃、再び雨になってしまったので何処へも寄らずに宿へと戻りました。










静かな集落の中の宿はとても快適でした。
市街地や観光地に泊まるのはアクセスも良いので便利ですが、
少し離れた静かな町に泊まるのもアリですね。今回は良い経験になりました。
また今日の宿から朝食付きにしてありますので楽しみです。
ずっとスーパーで夕食、朝食を調達していました。
私は固めのパンとチースだけをずっと食べていました。
パンもチーズも色んな種類があって飽きることなく美味しかったです。
サラダはないのでビーガン用の食事パックを家族で分け合い食べていました。

出発前まで、どうも体調が今一つでしたが、徐々に良くなってきたのは
素晴らしい景色を眺めながら歩いたのと、このシンプルな食事のおかげだと
思っています。

・・・・つづく




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ヨーロッパアルプスへ

2025-06-19 09:17:59 | 日記
4日間の市内観光を終えて次はアルプスへ。
4日間とも曇り中心の天気でしたが、この日は晴れ予報でしたので
朝早く宿泊地のインターラーケンへ移動します・・・鉄道で約1時間。

車窓の進行方向の先に薄っすらとアルプスが見えてきました。






途中の停車駅での一枚。







インターラーケンに到着し、ホテルに荷物を預けてグリンデルワルトへ・・・

バスもありましたが、歩いて10分ほどで登山鉄道駅へ。
途中の公園からユングフラウが見えました。天気は良さそうです。






グリンデルワルトの一つ手前の駅、グリンデルワルトターミナル駅で降りて
ロープウェイに乗り換えでメンリッヒェンまで行きます。







標高2342m、広い草原の丘にに到着。









圧倒的な高度感、雄大な景色に圧倒されてしまい
なかなかハイキングスタートできませんでした。
アイガーに向かって歩き出します。








クライネ・シャイデック駅まで歩く予定でしたが、どうもまだ解放されていないようです。
周辺の雪は解けていますが、日影には残っていて、途中にトラバースがあるのかもしれません。
一段下になるルートですが、下の駅、アルピグレンまでのコースを行くことにしました。
少しだけ長い行程ですが、下り中心のファミリー向けのコースですので問題ないかと思います。

周辺は雪が解けて、高山植物が咲き始めていました。

クロッカスが咲いているのかな?






スミレというよりパンジーか・・・






イワカガミのような花。






鮮やかなブルー















先行者がいるのでルートは間違っていないはずですが
日本のように案内板がアチコチにはなく、本当の分岐のみでした。
視界がない時は、広い平原ですので注意が必要かと思いました。
GPSをもってきたのは正解で、藪だけでなく見知らぬ山域でも役に立ちました。
・・・・もらったハイキングマップは簡略なので・・・・








景色を見ながらスタスタ歩くのはもったいない感じでがして
何度も立ち止まっては眺めていました。






ツクモグサの仲間かな?






水は豊富です。










標高が下がってきたら花も増えてきました。
日本のアルプスでも見るような花もあります。









林道に出会いました。右は登りでクライネ・シャイディクに行くようです。
私達は左の下り道を行きます。

林道といっても両側には花が咲き、屏風のようなヴェッターホルン(たぶん)
を眺めながら行きます。









アルピグレンの駅の手前の眺めがよい場所にポツンとカフエがあって
景色を眺めながらユックリしようかと言われましたが
一時間に一本の電車がちょうど来たので、慌てて乗り込んで帰りました。
別に慌てることはなかったな~と今少し反省しています。
どうもまだ私の中は普段のせわしない日本モードになっているようでした。
先月バルカン半島を旅していた息子は、見知らぬ土地でオジサンに道を尋ねた時
・・・たぶん、間違いないと思うけど、違っているかも・・・・
まぁ~それも旅だよ! エンジョイ。と言われたそうだ。
時間に余裕をもって、気楽に旅したいですね。

・・・・つづく・・









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スイス旅行 ~ バーセル、ベルンへ

2025-06-17 15:53:02 | 日記
3日目はバーゼル市へ。







ここもチューリッヒから列車で一時間くらいです。
ヨーロッパの駅の雰囲気が気に入って何枚も写真を撮りました。
渋谷の東急東横線も以前はこんな感じだったな・・・・・
だんだんつまらない駅ばかりになってしまった。
この日は雨が時折降る天気でしたので、教会や美術館で時間を過ごすことが多くなりました。

着いて雨でしたので止むまで、静かなカフェで時間を過ごしました。





妻と息子は、こんな時間が一番楽しかったようです。
今から思うとこんな時間がもっとあっても良かったきもします。















ライン川沿いを散策。

古い教会に入ってみます。ミサの時以外は撮影できるようです。
時計の上には日時計がありました。









地下は埋葬地ですが、一般公開されていて
石棺も並べてありました。
壁の彫刻を見ると、長く続く戦い、ペストやコレラなどの伝染病・・・
暗くて苦悩の中世の歴史を見ている感じがします。












再び雨が落ちてきたので、市立美術館へ

ここもトラベルパスで無料入館できました。
とても威厳のある建築で、中に入るとちょっとした緊張感に包まれました。












そこにある彫刻はロダン。
展示してある絵画は、中世の宗教画、ピカソ、シャガール、ゴーギャンなどの名画から現代美術
まで様々で、きっとじっくり見ていくと一日は必要かと思います。




















整然とした館内は特別規制があるわけでなく、注意書きなども見当たりませんでした。
ご自由に・・・・写真撮影もどうぞ・・・そんな感じです。
人はいなくてほぼ貸し切りのような感じなのですけど、いいのかな・・・

もう二度とこんな機会はないだろうと思い、時間が許せる限り見ていきましたが
2~3時間では見切れるわけないですね。


・-・-・-・-・-・-・-・・-・-・-・



4日目は宿泊地を首都ベルンに移動します。
列車で1時間あまり、旧市街が世界遺産に登録されているベルンに来ました。
横断歩道の色は黄色です。
















ここが議事堂のようです。















どこを切り取っても絵になる景色ばかりです。









世界遺産の町というと京都のように混み合うのかと思っていたら
静かで時間がゆっくり流れていく印象でした。

宿泊するホテルは駅前広場に面していて、なぜ安かったかはナゾです。
窓から行きかう人達を見ながらユックリできました。




もう一日滞在したい気持ちですが、明日はインターラーケンに移動します。

・・・・つづく


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