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知らなかったフクシマ原発

2016年02月11日 | エッセー
 すしざんまい社長にかぎらず、美しいものに触れることは人生で欠かすことのできない大切なことだろう。そうしないと、やってられなくなるくらいネガティブになりそう。
 図書館に行ったら、新刊紹介のコーナーに、広瀬隆さんという方のフクシマ原発関係の本があったので、借りて読んだ。
 私は、朝の連ドラを見たことはないけれど、まさに、びっくらポンな世界が描き出されていて、衝撃的だった。人生観も変わりそうなくらい・・・。
 以前から、世界を牛耳る裏の億万長者の存在は聞いてはいたけれど、やっとたどり着いたって感じ。
 モルガン家とロスチャイルド家がどうやら、世界を裏で支配しているらしい。たった、二つの家系が全世界の経済なのか政治なのかの全てを自分たちのいいように食い物にしてきた歴史に衝撃を受けた。そして、今まで何も知らなかった自分の無知にガックリきた。知ったからと言って、この兆レベルの超したたか家族に対して、何もすることなんかできなくて、自分は自分の人生を生きるしかない、つまり、レモンをレモネードにすることに精を出すしかないのだけれど・・・・。それでも、知っているのと知らないのでは大違いだ。この両家は、はるかアメリカ開拓の時代から、ブルドーザーで世界の資源をえげつなく掘りまくって、他人の堀った分まで横取りしながら19世紀20世紀という時代に君臨してきた。

この二大勢力の陰には、あの発明王トマス・エジソンとかロックフェラー財団とかルーズベルト大統領とか広告塔にならざるを得なかったチャップリンとか敵であるはずのヒットラーとか・・・、もう、それはそれは世界的に有名な著名人たちが巨万の富へのあくなき欲求をずる賢さという知性で世間の目を欺いてきたということも書かれてあって、倒れそうなくらいなびっくりでおののいた。というか、トマス・エジソンって後半の人生は、人の発明を横取りして自分の発明にしたりするような人間の悲哀が溢れていて、心がチクチク痛んだ。伝記とは何ぞやって悲しくなった。エジソンもモルガン家に翻弄され食うか食われるかという骨肉の争いの中、そうならざるを得なかったのかもしれないけれど・・・・。

そして、21世紀。鉄道・電気・石油・鉄鋼まではまだいい。次は武器。そして、原爆。でも、原子力エネルギーはいつ自分にも火の粉が襲ってくるかもわからない恐ろしさがある。
 この2大勢力は、もちろん、広島・長崎の原爆投下に至るまでの、政治にも深く関わっていた。ドイツに原爆を投下する予定だったのに、ドイツが降伏してしまったので、2番手の日本にとにかく投下したかった。石油の次の時代の金のなる木として、原爆投下を成功させたかった。
 1950年代は、広大なアメリカのどこかの州でそれはそれは何発何十発、否、それ以上の原爆やら水爆の実験が繰り返されたという。1回投下するたびに莫大なお金が動く。
 モルガン家の血筋は、他人がの座場ることが大嫌いな一族だったという。信じられないくらいの巨万の富を得ているにもかかわらず、他人がそうなるのが我慢ならない性格だった・・・よう。とにもかくにも№1の座を守るべく、世界目線で金のなる木を根こそぎ集めまくって行ったという。
 世界目線で、世界の国々をまたにかけて、政治と経済の重要なポストに巧みに入り込んで、さらにさらに宇宙レベルの富を得ていった。
 先日、本屋で見かけた本に、世界の10の富豪が、下層36億人分の所得を得ていると書かれてあった。

 こんな状態が、いつまでも続くとは思えない。

 時は、また、遡って戦後1950年代、ソ連も核実験を成功させ、480回以上の核実験を行ったという。そのソ連に核実験のノウハウを教えたのは、アメリカだというからわけわかんない。冷戦の時代のはずなのに、どうして、アメリカがソ連に秘伝を伝授する必要があるのだろう。わからない。
 それにしても、広島に投下された原爆よりもはるかに威力のある原爆や水爆の実験を480回以上も行って、地球は大丈夫なのだろうか。大気圏の汚染は、限定されない。地球全土を移動するはず。アメリカは何回実験したのだろう?先進国は全部で何回実験しているのだろう?この本によると、フランスはアルジェリアで何度も核実験を行い、アルジェリアではがんが多発しているという。
 イスラム国からテロ攻撃されたパリの街の悲惨は、単純にテロに巻き込まれた一般市民の悲惨さだけでは済まされない19世紀からの脈々と続く世界を食い物にしてきた巨人と食い物にされ続けた植民地やイスラム圏の石油原産国の人たちとの歴史から生まれた産物に見えてきて、一概に白黒つけられる出来事ではないように、今、感じている。食い物にされ続けた結果生じた激しい貧富の差から、希望を失った若者たちに自爆テロという一縷の希望を与えてしまった・・・のは、世界を食い物にしてきたモルガン家やロックフェラー財団やロスチャイルド家などなどの強欲さなのかもしれないとするなら。
 
 広瀬隆さんの著書を読んでいると、もし、これが真実だとするなら、私が高校時代にならった世界史(特に近世の)は一体なんだったのか・・・と虚しくなる。
 第2次世界大戦の火ぶたが切られる前に、原爆を作るプロジェクトはすでにアメリカで結成されていたという。さぁ、完成した。それ、使おうと思ったら、ドイツが降伏しちゃった。日本も大空襲で息の根が止まるのも時間の問題・・・早く、使わなくては・・・・。この戦争を終わらせるためには、原爆を日本に落とすしかなかった・・・という大義名分に仕立てなくてはいけない。

ところで、スイスは中立国で有名だ。よくわかんないけれど、世界のお金持ちはスイスの銀行に預金するという。
 時は、第二次世界大戦さなか。
 ドイツ・イタリア・日本対アメリカ・イギリスなどの連合国という構図の元、ヨーロッパを焼けつくさんばかりに、沖縄は人口60万が12万になるくらいの激戦が続く、そんなかってないほど悲惨な戦争だった。
 しかし、中立国スイスのとある銀行では、お互い敵国であるはずのドイツ・イタリア・アメリカなどの国々の人間が、同じテーブルを囲んで仕事をしていた・・・と広瀬隆さんの本に書かれてあった。そして、日本も・・・・・。え~~~~、どこのどいつ?
 すべてが、一握りの世界の超億万長者たちの強欲さとずる賢さによって仕組まれていた・・・のだろうか。なんということだろう。なんということだろう。なんということだろう・これが真実なら・・・・。アメリカのある人間は、ドイツに商品を頼んだという。その商品とは、若い女性15人分。一人16万円で。薬の開発に必要なため。   つまり、今では、薬などの実験と言えば、モルモットのマウスであるが・・・。最近の若者の薬の治験のアルバイト料は1か月40万円だって。
 当時は、人の命すらモルモット扱いだったのだ。
 ナチスドイツだけが恐ろしいのではない。みんな恐ろしい。
 原爆実験地域の人達だって、人権が保障されていない。

1944年に入って、ヒットラーの暴走が止まらなくなって、超億万長者たちの思惑とは違う方向に突っ走って行かんとし始めた時、アメリカはドイツをどんどん攻撃し始めたという。結果、超億万長者たちも大けがを負ったとも。世界のロックフェラー財団はユダヤ人なのだとか。なのに、ヒットラーを指示したとかしないとか・・・。

 そんな第二次世界大戦までの時代があっての戦後とは・・・・。
 脈々と続く超億万長者たちは、石油の次に原子爆弾という金のなる木に憑りつかれて、原子力発電という金のなる木に憑りつかれた。
敗戦の2か月後に戦後処理と世界平和のために国連がつくられ、戦後処理のお金の運営という名目で国際通貨基金が設立された・・・が、これにも、モルガン商会やロックフェラー財団の関連人物が巧みに入り込んで、表の顔と裏の顔と上手に使い分けて世界のお金を管理していたとも書かれてあった。
 なんという。なんという。

 実は、ハーバード大学とかスタンフォード大学とかそんな優秀な大学の学長もオルガン紹介やロックフェラー財団がらみだったそう。
 ロックフェラー財団は、寄付額も半端じゃなかった。上記大学を作ったのはロックフェラー財団だし、美術館や博物館など作ったのも彼ら。
隠れ蓑なのか、美しいものすぐれたものを愛する?はたまた欲する?あくなき欲望のなせる業か・・・。

 1950年代、原爆実験を散々やった挙句の、原子力発電。


 日本にもバンバン原子力発電を輸出した。すっごくもうかった。

 そして、フクシマという今がある。

 九州の川内原発も福井の原発も再稼働してしまった。
 なくてもやっていけたのに・・・・。

 小泉元首相は、原発ゼロと宣言してくださったのに・・・・。もったいない。
 地元の知事が、市長がイエスと言っちゃった。
 何が悲しいかって、地元の知事や市長がノーと言わないこと。
 沖縄の知事は、基地に関してノーと言い続けていらっしゃる。きっと、権力や利権やらの圧力など・・・で相当きつい仕打ちを受けていらっしゃることと想像する。それで、食べている人たちが別な生き方で食べていけるようにしなくてはいけないという責務もある。
 人が食べて生きていくことは、誰にとっても優先順位の一番にくることなので、きれいごとではすまされない。
 基地の恩恵で食べてきたことが、カラダに刻み込まれている人たちにとって、別な生き方を人生後半で選ぶって厳しいだろうなって思う。原発にしても同じ。
 例えば、じゃぁ、私が、原発反対と言うなら、今の仕事を辞めて、何か探さないといけない・・となったら、辞める勇気を持てるかって話になる。

 未来の子どもたちのために地球を守るか、目の前の、今の自分が生存していくために生きるか。

 優先順位を考えるなら、今、自分が野垂れ死にしないことを選ぶのが当然だと思う。
 
 ただ、思う。
 くやしい。
 なんだか知らないけれど、モルガン商会とかロックフェラー財団とかほんの一握りの超億万長者の思うつぼの中で、その他大勢の地球人は生きているという事実だけは心に刻んで、単純にイスラムの人を排除するとか移民を排除するとか黄色人種を排除するとか黒人を排除するとか○○を排除するという思考に陥らないように生きていきたい。
 トランプ氏は、そんな超億万長者とは無縁で出馬した大金持で、排他主義の人で、仕事を失った人たちから支持されて当選した。

 三男にロックフェラー財団とモルガン商会などの本の一握りの億万長者が近世の世界史を作り上げてきた裏社会の張本人だから、目の前に起こったことを見る時に、そんな視点で判断してほしいと伝えたら、嫌がられた。僕たちにそんなことを言われても関係ないって。
 それでいい。まだ、19歳。楽しいことをしたいって年だもの。げんなりくるよね。
 でも、いつか、もう少し、社会体験を重ねた時に、役立つ視点だと信じている。
 踊らされない生き方。

 排除しない人間性を子孫に残すという誇りだけは持ちたい。
 すしざんまいの社長さんのような、ウィンウインな生き方ができないかを模索している姿だけでも子どもたちに見せてやりたい。

 フクシマ原発は、超億万長者の時代に終止符を打たせるための第一歩になれるよう、大きなことはできなくても、私は私の生活のなかで、すしざんまい社長のマグロ漁をイメージトレーニングしていきたい。どう考えたって、原子力エネルギーは、ウインウインなエネルギーではないもの。
 
 そう考えると、日本車ってウインウインな車だよね。がんばれ、ニッポン。
 欧米諸国は、自国や植民地支配により、鉱物がわんさかあるという物の考え方で近世を生きてきた国である。一方、日本は資源のない国で工夫してきた国である。途中、満州や東南アジアなどに資源を求めて戦争をしてしまったけれど・・・・。
 『所さんのニッポンの出番です』ではないけれど、案外、ニッポンの出番なのかもしれないって思ったり・・・・。宗教にしばられていないし、黄色人種で差別もされているし・・・。
 
 

 
コメント
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