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~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

認知症サポーター養成講座を受講して思うことあり

2017年08月20日 | エッセー
 講師の最後の一言が、認知症になった方への接し方としての基本理念であろうし、そのように接することで穏やかになられる最高のサポート法なのだろう。
 でも、そこで、締めくくられると、無理だねってなりそう。
 日本全国で、認知症サポーター研修をこのような内容でやってらっしゃるとしたら、行き詰ってしまうような気がした。

 その一言とは、
 認知症の方への悪化防止のために、タッチセラピーなどいろいろあるけれど、つまるところ、相手に尊厳をもって接するということに尽きると思います。


 本音を言えば、それが無理だから、何かを期待して、この講座を受講したのに・・・って感じだった。

 誰だって、仕事ならできる可能性がある。でも、家族を家で看るとなると、話は違ってくる。同じ話を繰り返し繰り返しされたら、それが、毎日24時間続くとしたら、無理だ。毎回、尊重して対応なんてできるはずがない。優しい気持ちで接することなんてできそうもない。その昔、母の優しさや母の穏やかさめいっぱいの愛情を感じて育った人なら、涙をこらえて笑顔で接しようとするかもしれない。でも、母に対して、いろんな思いのある人はどうだろう。優しくなれるかなぁ。

 で、私は思った。

 サポーター養成講座として、意味あるものとするには、じゃぁ、どうしたら、尊厳をもって接することができるのだろうか・・・。せめて、穏やかな語調で接することが可能でしょうか・・・。というようなお題でグループワークをしてもらう。

 日中は、デイサービスに行ってもらうにしても、アフターファイブをいい気分で過ごせることができるだろうか。


 もし、義理の母だったら、もし、その一時間荒げた語調で接しなかったら、自給500円夫が支払うっていうのはどうだろう。やっぱり、1000円くらいにした方が、がんばれるかなぁ。一か月頑張ったら、温泉グルメ1泊もいいかなって思ったけれど、1か月単位じゃ、無理かも。
 一見、自給1000円って高そうに思えると思うけれど、たぶん、それを続けていくうちに、何かを習得するはずだ。こつというかつぼというか・・・。感情から入ろうとするから、無理難題になる。でも、まずは、形からやってみて、その中できっと、成功体験をすると思う。すると、人間って、もっと工夫してみようと思うかもしれない。そしたら、いつの間にか、お金ではない何かを手にしているかもしれない。
 
コメント
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