久しぶりな、へぇっと感動。
図書館の新刊コーナーに お口の育て方という本があった。よくわかんないけれど、興味深いタイトルだったので、借りて読んでみた。そして、まだまだ、世の中、知らないことだらけだってびっくり。
お口というから、虫歯予防かなんかだと勝手に想像していたら、歯並びはお乳御福ませ方からの癖や離乳食の与え方で、全然変わってくるという内容だった。えーーーー。母乳の与え方で違うの。離乳食のスプーンの持っていき方でそんなに変わるのか。とびっくり。
知らなかった。林先生はご存じだろうか。
よく噛むこととか、食べるときは、足がつく高さの椅子にすわル・・・・かむ力が4割違うので・・・とか・・・・そういうことは大事だと思ったいたけれど、あとは、遺伝か・・・・とあきらめていた。残念ながら、私は出っ歯。母がそうだ。弟も妹もその傾向がある。だから、子どもたちが出っ歯にならないか不安だった。長男も次男も小学校低学年の頃、歯医者さんに、もしかしたら、永久歯は前歯が出てくる恐れがあると言われ、大丈夫かなぁと不安だったけれど、どうにかクリアできた。でも、三男が少し出ているんで、申し訳ないと思っている。四男も微妙だけれど、ギリギリ大丈夫かなぁってとこ。三男の矯正を考えるころ、夫は仕事をしていない、長男次男は大学生というような時期で、矯正に通う費用を捻出できなくて、だから、彼は、働き始めたら、自分で矯正すると言っている。ごめんね。彼も、微妙なんだけど。
でも、最近、こんなことを耳にしたb。
矯正した歯茎は弱くなっていて、土台が決していい状態ではなくなるので、中年ぐらいになると、ぐらぐらしやすくなるという。いろいろ難しいなぁ・・・・と思っていた。そしたら、この本に出合った。我が家は、今さらであるが、孫ができたら、ぜひ、教えてあげたい。というか、きっと、この本を嫁に渡すであろう。
まず、おっぱいのくわえさせ方の違いが、歯並びの良しあしの分岐点のスタートだ。
かなうなら、縦抱きにして、正面から吸わせるのが理想だそう。
それができないなら、左右交互に平等に・・・つまり、バランスよく吸わせる。
ふむふむ。
そして、次の離乳食の与え方がびっくり。
ひさびさに、場外ホームラン並みの驚きだった。
よく、離乳食はいつぐらいから与えたらいいのですかという質問があった。昔々は、1歳前後だったようだけれど、昭和の終わりの頃は、3^4か月と早くなって、でも、そしたら、腸の消化機能がまだ十分に育っていないからアレルギーの元になる・・・ということになって、6か月頃に落ち着いた。そして、最近は、結婚適齢期みたく、離乳食適齢期があるという。つまり、生後6か月の頃に離乳食を始め、その次に少しタンパク質も与えないと、タンパク質の消化酵素を作る能力が最大限活かされないという。消化酵素を作る適齢期があるってこと。早すぎず、遅すぎず。
そして、最終ラウンドが、このお口の育て方という考え方。
離乳食をどのように与えるか。
わが子の離乳食、どさくさに紛れて記憶にあまりない。長男の頃は、まだ、父が嚙んで与えていたなぁ。今、考えればぞおっとする。いずれにせよ、わざわざ作ってはいない。大人たちの料理を薄味で適当に潰していたかなぁ。
この本には、まず、手始めに、スプーンを赤ちゃんのお口の前に持ってきて、本人が食べたいという意思があれば、小鳥が母親がとってきた餌を我先にとついばむように、お口を突き出すでしょ。あんな感じで与えるのだという。ママがお口の中にスプーンを入れて、スプーンの食べ物が残らないようにお口の中でくいっとするなんて言語道断。あくまでも、本人の意思を尊重するという待ちのスタンス。待ちの子育てってよく言われるけれど、すでに、ここからスタートしているのね。
そうすると、顎が、特に下あごがよく発達して、v字ではなく、U字になって、歯並びがきれいになるらしい。ついばむって動きは、顎を前に出すって動きだから、なるほどって感じ。v字の子は、下あごの歯の生えるスペースが狭くなる。結果、歯並びが悪くなるし、すきっぱになりにくいため隙間がないから虫歯にもなりやすくなるってわけ。もちろん、遺伝もあると思う。だからこそ、歯並びの悪い家系の方は、なおさら、ついばむというスタイルで離乳食を与えるって大事ってことになるかも。私も、しっかり母譲り。私の兄弟もみな母譲り。前歯が残念。ていうか、下あごのラインもくっきりしていない。遺伝だけではないかも。
思い出す光景がある。
私が7歳の頃に弟が生まれた。母は洗濯物を干していて、わたしに弟にミルクを飲ませてと言って、私は、弟を抱っこもせず、仰向けに寝ている状態でミルクを突っ込んで、飲ませていた。歯並びも子育ての愛情も何もあったもんではない。私もほぼミルクだった。私の下あごのなさは、ひょっとしてそのせいかな。なおかつ、おそらく、親が噛んだ食べ物を手に一度出して、指で突っ込ませるって感じで与えていたんじゃないかな。最悪だ。
子どもたちの歯並びも心配した。長男、次男は無事クリアーしたけれど、三男がギリ矯正レベルで、四男は、ほんの少し気になるかなぁって感じだった。もっと前に知っていれば・・と悔やまれる。ただ、最近、矯正すると、歯の歯槽骨が弱いらしく、年を取ってからぐらぐらしやすいという話も聞いたりするので、矯正も微妙。てなわけで、やっぱり、スタート地点の予防が一番大事なんだなぁ・・・としみじみ。
興奮して、同僚の助産師さんにその話をしたら、さすが、助産師さん。その話をすでに知っていた。そして、ほかにもすごいことを教えてくれた。
小鳥がえさをついばむような離乳食の与え方を繰り返していると、下あごが発達するだけではないよう。
赤ちゃんの正常な発達を促してくれるという。
赤ちゃんは、首が座り、寝返りをして、ハイハイの後、お座りができるようになり、つたえ歩きをして歩くという発達の順番がある。でも、ときどき、はいはいをしないでいざる子とかいて、不思議だった。
実は、この発達にも小鳥がえさをついばむという動きが大きく関与しているというのだ。赤ちゃんの背骨は生まれたときはまっすぐ。それが、だんだんS字になっていって、歩くとき圧力が腰とかに直でかからないようになっている。ついばむような動作を毎日毎食することで、赤ちゃんの頸が前に出るという動きを繰り返す。それが、ハイハイという動きにつながっていくのだそう。首の骨がまっすぐだと、ハイハイをしにくい背骨になるのかなぁ。それで、ハイハイをせず、いざったりするようになるのだろうか。
ハイハイをしなかった子が、大人になって、どれくらい腰痛もちになっているか・・・・。
こんな風に、子育てに関して、とても需要なことで新しい情報が出てくると、今の時代のばあばは何も言えなくなって、自信喪失しちゃう。人類がこの世に誕生してどんだけ・・・。なのに、いつまでたっても子育ては難しい。
図書館の新刊コーナーに お口の育て方という本があった。よくわかんないけれど、興味深いタイトルだったので、借りて読んでみた。そして、まだまだ、世の中、知らないことだらけだってびっくり。
お口というから、虫歯予防かなんかだと勝手に想像していたら、歯並びはお乳御福ませ方からの癖や離乳食の与え方で、全然変わってくるという内容だった。えーーーー。母乳の与え方で違うの。離乳食のスプーンの持っていき方でそんなに変わるのか。とびっくり。
知らなかった。林先生はご存じだろうか。
よく噛むこととか、食べるときは、足がつく高さの椅子にすわル・・・・かむ力が4割違うので・・・とか・・・・そういうことは大事だと思ったいたけれど、あとは、遺伝か・・・・とあきらめていた。残念ながら、私は出っ歯。母がそうだ。弟も妹もその傾向がある。だから、子どもたちが出っ歯にならないか不安だった。長男も次男も小学校低学年の頃、歯医者さんに、もしかしたら、永久歯は前歯が出てくる恐れがあると言われ、大丈夫かなぁと不安だったけれど、どうにかクリアできた。でも、三男が少し出ているんで、申し訳ないと思っている。四男も微妙だけれど、ギリギリ大丈夫かなぁってとこ。三男の矯正を考えるころ、夫は仕事をしていない、長男次男は大学生というような時期で、矯正に通う費用を捻出できなくて、だから、彼は、働き始めたら、自分で矯正すると言っている。ごめんね。彼も、微妙なんだけど。
でも、最近、こんなことを耳にしたb。
矯正した歯茎は弱くなっていて、土台が決していい状態ではなくなるので、中年ぐらいになると、ぐらぐらしやすくなるという。いろいろ難しいなぁ・・・・と思っていた。そしたら、この本に出合った。我が家は、今さらであるが、孫ができたら、ぜひ、教えてあげたい。というか、きっと、この本を嫁に渡すであろう。
まず、おっぱいのくわえさせ方の違いが、歯並びの良しあしの分岐点のスタートだ。
かなうなら、縦抱きにして、正面から吸わせるのが理想だそう。
それができないなら、左右交互に平等に・・・つまり、バランスよく吸わせる。
ふむふむ。
そして、次の離乳食の与え方がびっくり。
ひさびさに、場外ホームラン並みの驚きだった。
よく、離乳食はいつぐらいから与えたらいいのですかという質問があった。昔々は、1歳前後だったようだけれど、昭和の終わりの頃は、3^4か月と早くなって、でも、そしたら、腸の消化機能がまだ十分に育っていないからアレルギーの元になる・・・ということになって、6か月頃に落ち着いた。そして、最近は、結婚適齢期みたく、離乳食適齢期があるという。つまり、生後6か月の頃に離乳食を始め、その次に少しタンパク質も与えないと、タンパク質の消化酵素を作る能力が最大限活かされないという。消化酵素を作る適齢期があるってこと。早すぎず、遅すぎず。
そして、最終ラウンドが、このお口の育て方という考え方。
離乳食をどのように与えるか。
わが子の離乳食、どさくさに紛れて記憶にあまりない。長男の頃は、まだ、父が嚙んで与えていたなぁ。今、考えればぞおっとする。いずれにせよ、わざわざ作ってはいない。大人たちの料理を薄味で適当に潰していたかなぁ。
この本には、まず、手始めに、スプーンを赤ちゃんのお口の前に持ってきて、本人が食べたいという意思があれば、小鳥が母親がとってきた餌を我先にとついばむように、お口を突き出すでしょ。あんな感じで与えるのだという。ママがお口の中にスプーンを入れて、スプーンの食べ物が残らないようにお口の中でくいっとするなんて言語道断。あくまでも、本人の意思を尊重するという待ちのスタンス。待ちの子育てってよく言われるけれど、すでに、ここからスタートしているのね。
そうすると、顎が、特に下あごがよく発達して、v字ではなく、U字になって、歯並びがきれいになるらしい。ついばむって動きは、顎を前に出すって動きだから、なるほどって感じ。v字の子は、下あごの歯の生えるスペースが狭くなる。結果、歯並びが悪くなるし、すきっぱになりにくいため隙間がないから虫歯にもなりやすくなるってわけ。もちろん、遺伝もあると思う。だからこそ、歯並びの悪い家系の方は、なおさら、ついばむというスタイルで離乳食を与えるって大事ってことになるかも。私も、しっかり母譲り。私の兄弟もみな母譲り。前歯が残念。ていうか、下あごのラインもくっきりしていない。遺伝だけではないかも。
思い出す光景がある。
私が7歳の頃に弟が生まれた。母は洗濯物を干していて、わたしに弟にミルクを飲ませてと言って、私は、弟を抱っこもせず、仰向けに寝ている状態でミルクを突っ込んで、飲ませていた。歯並びも子育ての愛情も何もあったもんではない。私もほぼミルクだった。私の下あごのなさは、ひょっとしてそのせいかな。なおかつ、おそらく、親が噛んだ食べ物を手に一度出して、指で突っ込ませるって感じで与えていたんじゃないかな。最悪だ。
子どもたちの歯並びも心配した。長男、次男は無事クリアーしたけれど、三男がギリ矯正レベルで、四男は、ほんの少し気になるかなぁって感じだった。もっと前に知っていれば・・と悔やまれる。ただ、最近、矯正すると、歯の歯槽骨が弱いらしく、年を取ってからぐらぐらしやすいという話も聞いたりするので、矯正も微妙。てなわけで、やっぱり、スタート地点の予防が一番大事なんだなぁ・・・としみじみ。
興奮して、同僚の助産師さんにその話をしたら、さすが、助産師さん。その話をすでに知っていた。そして、ほかにもすごいことを教えてくれた。
小鳥がえさをついばむような離乳食の与え方を繰り返していると、下あごが発達するだけではないよう。
赤ちゃんの正常な発達を促してくれるという。
赤ちゃんは、首が座り、寝返りをして、ハイハイの後、お座りができるようになり、つたえ歩きをして歩くという発達の順番がある。でも、ときどき、はいはいをしないでいざる子とかいて、不思議だった。
実は、この発達にも小鳥がえさをついばむという動きが大きく関与しているというのだ。赤ちゃんの背骨は生まれたときはまっすぐ。それが、だんだんS字になっていって、歩くとき圧力が腰とかに直でかからないようになっている。ついばむような動作を毎日毎食することで、赤ちゃんの頸が前に出るという動きを繰り返す。それが、ハイハイという動きにつながっていくのだそう。首の骨がまっすぐだと、ハイハイをしにくい背骨になるのかなぁ。それで、ハイハイをせず、いざったりするようになるのだろうか。
ハイハイをしなかった子が、大人になって、どれくらい腰痛もちになっているか・・・・。
こんな風に、子育てに関して、とても需要なことで新しい情報が出てくると、今の時代のばあばは何も言えなくなって、自信喪失しちゃう。人類がこの世に誕生してどんだけ・・・。なのに、いつまでたっても子育ては難しい。