おそらく、更年期にまつわる症状の一つだと思う。
去年の夏ごろより、土日の朝、一通り掃除がすんで、ほっと一息、トーストとコーヒータイム後に、カラダがフラフラ~~~っとなって、1時間くらい寝込むというようなことが起き出した。
そして、この4月から、仕事の勤務時間が9時4時になって、帰宅したら、まず、お茶タイムをするようになった。そしたら、夕方、5時代にそのふらふら~~っとして寝込む現象がほぼ毎日起きるようになった。
結婚してから30年、気合だけで生きてきた感がある。だる重い体を叱咤激励しながら引きずるように生きてきたと言っても過言ではない。サービス残業と4人の男の子のワンオペ育児で、交感神経を絞り出して生きてきた感がある。
きっと、交感神経と副交感神経のバランスをとる力が老化してきたんだと思う。というか、副交感神経を搾取し続け、自律神経が疲労困憊した結果、ほっとしたとたん、我慢しきれなくなって、副交感神経のスイッチが入るようになってしまったのだろう。副交感神経を大切にしてこなかったつけがまわってきた・・・か。
ところで、不思議なことに、たまに夕方7時ごろまでの仕事で帰宅しても、そうならない。ま、ほっとする暇がないから、スイッチがオンにならないからか。
元々、自律神経のバランスをとるのが下手なカラダで、すぐ寝付くとかぐっすり眠るとか朝すっきり目が覚めるというような睡眠力がしょぼく、生まれ変わったら、いつでもどこでもぐっすり眠れる人になりたいと本気で願っていた。だから、眠るためのあらゆる努力(お金はかけないで)をしてきて、最近、寝酒がなくても、まぁまぁ、眠れるようになってきて、少し、安どしていたところ。
さらに不思議なことに、この夕方のほっとしたら一時間寝込んでしまう現象が起きるようになってから、なんだか、寝つきが非常にいいような気がする。ほっとすることで、私の副交感神経が素直に表出できるようになった。ふらふら~っとなったら素直によこになることができるようになった。自分のカラダに素直になったせい?、大切に扱うようにしたせい?
夕方、副交感神経に抗わず、自律神経の言うとおりに気合を使うことを辞めたら、寝つきがよくなった。
アフターファイブを必死こいて仕事と家事育児をこなしていくということは、副交感神経を大切にしないってことなんだなぁ~と痛感している。
ただし、カラダの言う通りにするというより、人間のDNAに備わっている自律神経の調整機能、日が暮れたらゆっくりモードに入り、朝日とともに起きて活動するという自律神経に添った生活をするということが大切なのかもしれない。
寝つきはよくなったけれど、相変わらず、朝、目が覚めても眠気が取れず、いつまでも布団にズルズル身を任せていたいのは変わらない。へたをすると二度寝してしまう。でも、そこは、気合で起きた方が、自律神経のリズムが整い、夜の寝つきがよくなるように感じる。
おそらく、朝、ちゃんと起きて活動するということが、自律神経の交感神経のスイッチをオンにしてくれて、それによって、寝る前の副交感神経のスイッチも自動的にオンになっていくのではないかと思う。
睡眠にまつわる悩みを持つ人は、いくら眠れなくても、まず、朝、きちんと起きて活動するということが鉄則か。
そう思っていたら、税所式うつを治すという本に、朝5時に起きて散歩するという療法が紹介されていた。いきなり、毎朝5時起きは無理。まずは、1週間に1回のチャレンジから。冬は暗いので、5時に起きて頑張って起き続けて、明るくなってから散歩するという。そしたら、いい感じになっていくらしい。
子どもの健診でも、夜、なかなか寝てくれなくて困っているというママには、とにかく、朝、6時半にしっかり起こすことに力を入れてみてはと助言している。こんなことなら、早く、早起きさせておけばよかったという声を聞く。
早寝早起きという言葉がいけない。早寝すれば早く起きれると誤解されやすい。
早起きよく寝。
早起きは三文の徳という言葉もある。そりゃ、早起きするに越したことはないよねって、その人なりの解釈でうなづける。でも、何が得なのか人それぞれ。だから、ぼやける。
早起きは、良眠スイッチオンの徳。
私も、きっと、朝5時に起きて散歩なぞしたら、もしかしたら、夕方のふらふら~っと寝込みという症状もなくなるかもしれない。
何ごとも千里の道も一歩より。
よし。来週から、月曜日にチャレンジ。
だって、素直に体に従うことにしたけれど、やはり、夕方5時の一時間寝込みはもったいない。もし、朝、5時に起きて、それが解消されるなら、ありがたい。実験してみます。
追伸。
先日、職員健診での血圧事件を報告しておきます。
午後2時過ぎ。
職員健診で、まず、胸のレントゲンを撮って、視力聴力検査をクリアし『次は血圧を測ります。』と促され椅子に座って腕を差し出した。
『え~~~。』と言われた。
そして、『とりあえず、心電図を取って、横になったままもう一度、血圧を測りますね。』と。
横になって測ったら、108の70だった。
その慌てた看護師さんに、さっきの血圧はいくらだったのでしょうかと恐る恐る尋ねると160でしたとおっしゃった。
ふらふら~っとする感覚は、仕事中にも時々ある。でも、そんな時は、気合でスルーしてきた。
実は、座って血圧を測ってもらったとき、ふらふら~っとした。
それでわかった。
おそらく、ふらふら~っとしている時、血圧が下がるのだ。そして、それを、自律神経の交感神経が必死になって上げようとして、上げすぎて160という値になっているのだ。
と、私は、自己判断している。
血圧が160に上がったからふらふら~っとするのではなく、血圧がぐっと下がってふらふら~っとし始めたら、必死に上げようとするメカニズムが働くけれど、急場なので上げすぎてしまって160になるのではないか。
元気の気の3本の矢は、
①バランス感覚のよい自律神経
②サラサラ血液
③いい腸内細菌
か。
そして、その3本の矢を入れる袋が、他人に期待しない(から怒ることもない)、そして、自分にもギャップ少な目の期待で生きる生き方をすることか。
おうちに帰ったらほっとするってささやかなことが、ヒトが元気の気で生きていくために最も重要なことなのかもしれない。
ほっとすることをお粗末にしてきたからこそ、見えてきた人生の極意。
子どもが学校から帰ってきたら、そこはほっとする居場所だろうか。ママのカラダからほっとするオーラーが溢れているだろうか。
全力疾走してきた私が、そして、キレキャラ夫のいるおうちが、子どもたちにとって、ほっとするわけがない。
共働きが当たり前の時代になって、ママは超多忙。
イクメン夫も、常に渋々だとうつになるかもしれない。
賢いママよ。
アフターファイブの最優先課題は、ほっとするおうちにすることに尽きる。ママもパパも。ほっとした分が幸せに繋がっていくような気がする。
〇〇しないと気が済まないというタイプの人は、自分だけに気が済まないようにしたらいいかな。子どもとか夫には、『気が済まないという思考をしない』と宣言するといいかもしれない。