総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

陰性証明

2022年07月31日 | エッセー
 コロナ陽性となった息子。その息子をPCR検査に連れて行った30分、窓を全開して一緒に車内で待機した30分で、職場から職場的に濃厚接触者とみなされ、1週間自宅待機の身となった。最終的には5日間に短縮されたけれど。
 難しい。息子は免許を取っていないので、どうしても、私が連れて行かなくてはならない。
 私が、まず、思ったのは、きっと、職場の同僚たちは、私がもし、陽性だったらどうしようという不安でいっぱいだということ。
 とにもかくにも、私の陰性を証明することが必須だ。
 で、前日、息子が検査を受けた小児科に電話してみたら、症状のない人は1万5千円と言われた。1万5千円か・・・。少々、高いなぁ。でも、今日は金曜日。今日中に陰性を証明しないとみんなドキドキしちゃう土日を過ごすことになる。
 どうしようか。まてよ。近場で無料検査のできる所はなかったかな?とネットで検索してみた。
 ない。
 どうしよう。
 そう思っていたら、上司に報告の電話をしたときに、耳寄りな情報を教えてくれた。
 抗原検査キットが院外薬局で購入できると。量販店のキットは精度が落ちるので、院外薬局での購入をお勧めすると。

 即、購入。
 即、検査。
 ドキドキ。
 陰性だった。
 ほっとして、即、職場に電話した。

 しかし、PCR検査ではないので、まだ、同僚たちは一抹の不安を抱いているだろう。
 院外薬局の薬剤師さんが、チラッと近くの〇〇クリニックでは濃厚接触者でなければ無料で受けられると耳にしたよ。と教えてくださった。
 で、即、電話してみた。
 そしたら、今日はいっぱいなので、明日の朝8時前までに、30分は何も食べないで歯磨きもしないで来てくださいと。
 ほっとした。
 鼻に突っ込むのは怖いなと思っていたら、唾液での検査だった。
 翌日、日曜日なのに、先生から直接陰性だったと電話があって、ほっとした。
 
 当事者になってみないと、その大変さはわからない。

 テレビでは、東京都の場合、家族全員コロナが発症しても、病院が受け入れてくれなくて、かなり、大変そうという映像が流れていたけれど、他人事だった。
 いざ、当事者になってみると、夜間や休日に発熱した場合の受診の仕方や自分の陰性を証明するための具体的な情報を把握していないという現実に突き当たった。イメージトレーニングが全然できていなかった。
 おそらく、身近にかかった人がいなくて、教訓という具体的な情報をゲットできていない人は、路頭に迷ってしまうだろう。
 コロナ感染症に関わる担当課の職員に、相談対応にプラスして、夜間土日の対処の仕方や不安な場合に無料でPCR検査ができる所などの情報提供などもしてほしいと言ったら、あまり、大々的にはできない。キットが足りなくなるかも・・・と。

 確かに。
 あれから一週間経ったら、爆発的に陽性者が増えてきており、濃厚接触者になり、症状も出ているのに、検査キットが足りないため、お医者さんより、みなし陽性と診断されたという人が出てきた。

 まだ、あればの話だけれど、院外薬局で抗原検査キットを購入しておいた方がよさそうだ。2,500円だった。

 国が県にキットを分配しており、それを県が医療機関に配布すると言っているけれど、それはどうなっているのだろう?

 
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コロナにかかったらどうする?夜間休日シュミレーション

2022年07月25日 | エッセー
 三男が、手術前検査のために病院に行ってコロナに感染した。
 何ごとも当事者にならないとわからないものだとしみじみ。
 東京都では、家族全員コロナになったけれど、救急車も来てもらえなかったというようなニュースをさんざん見てきたのに、いざ、自分がその当事者になって、初めて、その大変さが身に染みた。
 金曜日に術前検査のために受診し、火曜日早朝、別に住んでいる三男から風邪を引いたとラインが。割と涼しい日だったのに扇風機をつけっぱなしで寝てしまったせいという言葉を信じた。とにかく、水分だけはとってとラインした。だって、まさか、検査したあの病院で感染するなんて思いもよらなかった、否、思いたくなかったから。ただ、大きい病院なのに、入り口に体温を測る機械と消毒があるだけで、特に、健康観察チェックなどもなく誰でもスルーできたので、え~~、こんなんでいいの?大丈夫かな?という一抹の不安はあった。
 でも、息子の言葉を信じて、まぁ、普通の風邪だろうと思って、私は仕事に行った。しかし、夕方の6時に息子からの電話が鳴った。嫌な予感がした。
 案の定、『お母さん、もう、手足がしびれてきた。病院に連れて行って~~~。早く来て~~~。』とかなり切羽詰まった声だった。
 車で5分。道中、もし、コロナだったらどうしよう。私が病院に連れて行ったら、濃厚接触者になってしまう?でも、息子の症状はかなり悪化してそう。そんな悠長なことは言ってられない?困った。とにかく、行ってみないとわからない。
 息子は、『汗をかきすぎて、着替えがない。下着とパンツを買ってきて。あと、ポカリとか』と追加で電話してきた。相当な汗をかいたみたいだ。
 
  今にも死にそうな悲痛な『病院に連れてって』という叫びを目の前にしたら、濃厚接触者だろうが何だろうが、もうどうでもよくなった。救急車も頭をよぎったけれど、そこまではないような・・・。だって、風邪だもん。
 熱を測ると、38.6度。
 そこまで高くない。でも、早朝から、悪寒⇒発熱⇒発汗⇒頭痛の連打で、痛み止めを飲んだと。敷布団も汗でびしょびしょだと。わかるんだ。口からの水分補給では間に合わないと。点滴するしかないと。
 人間、いざとなるとややパニックになる。
 さぁ、どうする?
 お休みの日の夕方、このご時世、発熱患者を診てくれる病院はある?以前、息子がけがをして、日曜在宅医に電話して、うちは外科ではないので、あるいは、今、外科の先生はいないので・・・と断られ、結局、地域の民間救急病院がOKしてくれた体験が蘇る。でも、もし、コロナだったらという懸念があるので、コロナの相談センターに電話した方がいいのだろうか?でも、県庁所在地にある相談窓口は、果たして、確実に受信できる病院を紹介してくれるのだろうか?難しいんじゃない?
 などなど、いざと言う時のために備えてシュミレーションをしてなかった自分を恥じた。
 結論は、『地域の民間救急病院に電話する』だった。
 ところが、いざ、電話してみると、コロナの関係で、夕方、夜間はスタッフが手薄なので、発熱の人は受け入れていないというではないか。『とにかく、今夜は水分をこまめにとって乗り切ってください。』と。
 ここが受け入れなかったらどこが?
 オーマイガッド!
 コロナ病棟もあるという近くの公立病院に電話してみた。
 『う~ん、今、PCR検査をしても結果は明日にしかわからないからねぇ。もごもごもご。明日、受診してください。』と看護師さん。
 『いえいえ、今、息子が尋常じゃないと叫んでいるんです。明日ではないんです。今、なんです。』と訴える私。
 『吐いていますか?吐き気はありますか。口から水分が入る状態であれば、せっせと水分をがんばってとるしかないです。』

 そうか、吐き気さえなければ、口から水分をせっせせっせ、せっせせっせとひたすら摂り続けるしか道はないのか。

 救急車を呼ぶかどうか迷ったけれど、呼ぶ基準は、経口摂取ができるかできないかということだと学んだ。
 昔、あるお医者さんがつぶやいた。『2~3歳の子どもが高熱が出たら、一日2~3リットルの水をこまめに飲ませたら、治りが早いよって。』

 病院と不毛な電話のやりとりをしている間に、手足までしびれてくるという最悪な症状から脱出できたようで、息子も点滴をあきらめた。  
 私は、慌てて、彼が指名した経口摂取したくなるようなゼリー状のやつとか、カロリーメイトとかスポーツ飲料などなどの買い出しに。一緒についてきた別の息子が、いいなぁ、僕が熱が出た時はこんなに買ってもらえなかったとぼやくような量を購入した。
 その後、1週間くらいは食欲がなく、三男は、トマトとトウモロコシを食べたいと所望した。そうだよね。食欲のない時って、トマトは美味しい。トウモロコシは消化よくなさそうだけど、口には美味しいのか。
 ただ、3番目に食べたいものが、フライドポテトで、次がハンバーガーなどのジャンクフードだった。

 翌々日の夕方、PCR検査を受けに、近くの病院に連れて行った。正味30分くらい。車の窓を全開していた。まだ、その時は、コロナではないだろうという気持が80%くらいだった。
 しかし、夕方5時半過ぎに病院の先生から電話があった。
 陽性でした。10日間、家にいてください。お母さんも濃厚接触者のような感じですから、仕事はどうでしょうか。職場と検討してください。

 がび~~~ん。

 
 

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刺さる言葉

2022年07月23日 | エッセー
 思えば、刺さる言葉を探し続ける人生だった。
 その始まりは、たぶん、小2のクリスマス。
 母親が靴下にリンゴとかグリコの一粒で二度おいしいキャラメルとかを詰め込んで枕元に置いていることがクリスマスであると認識していた私は、キリスト教でもないのにどうしてそんなまねごとをするの?と母親へ質問するような冷めた子であった。
 そこで、母親が母親なりにしっかり悩んで、母親なりの答えを出してくれたら、きっと、今よりは母親に一目置いていただろう。しかし、母親はスルーした。きちんと向き合ってくれなかった。
 そんな得体のしれない両親に育てられたものだから、ずっと、キリスト教でもないのになぜ、お祝いをするのかという疑問を皮切りに、刺さる言葉を探し続ける放浪の旅に出てしまう羽目になってしまった。あの時、母が何でもいいから母親なりの人生観を少しでも感じさせてくれるような答えを出してくれたら、もっと、母のことがわかって、母を好きになっていたかもしれないし、60歳になるまで刺さる言葉を探す放浪の旅を続けなくてもよかったかもしれない。
 おそらく、子どもは、良くも悪くも親からの刺さる言葉で自分を形作っていく。私には、それがなかった。だから、大人になって、自分にないものを持っているヒトへの吸引力が理性を超えてしまいがちで、危険地帯に足を踏み入んでしまった。そして、その危険地帯での生活を生き延びるために、刺さる言葉を探し求め、刺さる言葉を積み重ね、自分を再形成していったような半生だった。
 もし、母が『キリスト教徒でもないのになぜ、クリスマスを祝うのか』という幼い私の素朴な疑問に誠実に応えてくれていたら、私は私にないものを持っている危険地帯な人に近づいたとしても足を踏み入れることはなかった人生だったかもしれない。
 ただ、親の仮面で覆われた世間体的な刺さる言葉に刺さるくらいなら、ない方がまだましかもしれないと今は思ったりもする。
 私の刺さる言葉の発信源は、ほとんど図書館や本屋さんの本だった。
 言葉だけが刺さったから、よかった。
 これが、ヒトの発する言葉だったら、ヤバいことになっていたかもしれない。 新興宗教などにはまってしまう人は、最初の一言がぐっと刺さって周りの温かい雰囲気などとあいまって、快感ホルモンであるアドレナリンがバンバン出てしまった。麻薬ではないけれど、その快感が忘れなくなってしまって迷宮に入り込んでしまった人なのかもしれない。
 
  
 
 
 だって、負け組的な体験は誰にも話せない
 
 固定観念ほど、その人らしさを封印してしまうものはないかなと。
 
 
 
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キングダム

2022年07月18日 | エッセー
 先日、テレビでキングダムが放映されて何気に観ていた。
 山崎賢人の一言が刺さった。
 400年前、秦王に裏切られ、山奥に逃げて生きてきた山の神たちが、吉沢亮演じる弟に裏切られ王の座(命)を狙われている、現世の秦王の一緒に戦ってくれという願いを直訴される場面。山崎賢人くんは、いろいろあって今は秦王の強力な味方である。
 400年前の話でも過去の話ではない。復讐の二文字しかない現世の秦王が目の前にいる。しかも、弟が命を狙っているという内輪もめをどうにかしてくれと懇願してきた。
 山の神の部下たちは一触即発な空気をギラギラと漂わせている。
 そう。山の神の『復讐せよ』という一言を今か今かと待っている。
 『今こそ、無念を晴らすときだ。』という山の神の部下の叫びが発出した瞬間、山崎賢人くんが、こう言い放った。

 『その人の無念を晴らすって、復讐することなんかじゃない。その人の夢を叶えることじゃないのか。』

 グサッ。

 う~。
 なるほど。
 もし、大切な人が犯罪被害者となり命を奪われた時、親だったら、失った哀しみに魂を吸いとられて、犯人を恨むことでどうにか生きていられるというような状態に陥ってしまうのではないだろうか。

 無念を晴らすことは、復讐ではなく、大切な人の夢を叶えてあげることだとするなら、残された者の人生は輝く。でも、復讐とか恨みに支配されたら、残された者の人生は人生で亡くなるような気がする。

 漫画の王道のようなセリフだけれど、なんだか、救われる。
 今度、古本屋さんに行こう。
 

 

 
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団塊の世代の子が子を産み終わった

2022年07月16日 | エッセー
2022年。
 いよいよ、少子化の実感を東京都でも肌で感じるターニングポイントな新聞記事を読んだ。
 田舎なわが町でも昨年から、母子手帳交付の数が激減し、ヤバいという危機感を感じていた。今年になって一段と危機感が募っている。わが町では、最近のママたちは乳児時代から保育園に預けるため、待機児童はいないけれど、いつでも希望園に入園できるというほどでもない状態であった。そう。3歳未満児の多さで保育園の経営危機は免れていた。
 都会では待機児童問題が叫ばれているから、少子化を肌で感じる機会はなかったのではないか。わが孫も1歳4か月。東京在住。園に入れなかったからか毎日、動画『みてね』でママとのツーショットなどを送ってくれている。ありがたい。コロナで、まだ一度も直接会ったことがないことが哀しいけれど。
 しかし、その記事によると、東京都のどこかの区の保育園の話。乳児8人を預かると補助金が3,000万円もらえるという制度があり、今まで3,000万円をもらえてきた。しかし、今年に入って急に減りだした。今、4人。これでは、補助金がもらえない。園の経営が危機にさらされているというような内容であった。
 いよいよ、東京もか・・・。
 若いエネルギーが、活力の元だ。
 元々、鉱物のエネルギーのない日本は、若い人間エネルギーで世界へ挑んできた。しかし、もはや、その人間エネルギーも枯渇し始めてきた。
 今や、田舎は超高齢化で人間エネルギーが消滅に近い段階に入っている。
 そして、県庁所在地だけが人口増という現象になってきている。
 それでいいと思う。
 若い人間エネルギーを都会に集中させ、そこが日本を引っ張っていけるような仕組みを作っていったらどうだろう。平成の大合併でわが町は合併しないことを選んだけれど、あれから20年。田舎は高齢者の町を受け入れて、介護関係の現状維持か改善に力をいれ、次世代の子どもたちは高校生くらいから都会で学べるよう経済的な支援や学びの支援を充実させる。叶うなら、中学や高校で都会に行きたい人は、母親も住めるくらいのアパートの提供くらいあってもいいかもしれない。
 日本の貴重な人間エネルギーをどう集中させ、どう活かすか。
 東京都の乳児園空き問題から、つらつら、そんなことを考えてしまいました。
 



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夫に仕返し

2022年07月09日 | エッセー
 先日、踊るさんま御殿をみた。
 石田さんや野々村さんや宮崎さんやメダルを取ったバドミントン選手や元タカラジェンヌなど、そうそうたる女性が、妻という立場で出ていた。
 結論、妻も忍耐力で生きてる。でも、しんどいから、夫に内緒で仕返しを決行しているんだなぁ。
 寝室のお掃除は、自分エリアは掃除機をかけてきれいにするけれど、夫エリアは掃除機をかけないとか、自分や子どものシーツは毎週洗うけれど、夫のシーツは2週間に1回とか、子どもが鼻をほじってママのシーツに落っこちた物を指ではじいて夫のシーツ上に着地させているとか。
 皆、口をそろえて、仕返しって言っていた。

 おそらく、すてきなだんなと呼ぶにふさわしい男性は、1割ぐらいしかいないと思う。あとは、五十歩百歩さ。みんな言う。大きな子どもが一番大変って。
 残り9割の男性と結婚してしまった人は、仕返しでストレス発散しながら生きていく。きっと。Dvとかキレまくって話にならないとかギャンブル浮気アルコールなどの依存症レベルでなければ、ひっそり仕返ししながら生きていくっきゃないかなぁ。
 だからこそ、人生の目的を、心の扇を広げることにシフトすることが、1割の素敵な夫と出逢えなかった人の生きやすさに繋がっていくような気がする。
 でも、物は考えよう。素敵な旦那と出逢えた人は、人生の終わりに心の扇(人を許せる力)が案外、広がっていないかもしれないから、何がよくて何が悪いかはわからない。
 だから、もう、仕返ししたくなるような夫と結婚してしまったら、夫をどうのこうのしようとせず、自分が楽しいことをしようというスタンスで生きていくことが得策かもしれない。
 それにしても、情報番組では切れ味抜群のトークをする宮崎さん、何度夫が浮気をしてもそれでも結婚を継続することを決断されてきて、何を話されるか興味津々だった。
 それでも結婚を継続することを選ぶ女性たちには妙にシンパシーを感じてしまう。宮崎さんは、見返りの愛は求めないというか求められないと諦めて、慈悲の愛を実現できるかどうかといういばらの道を歩もうと覚悟されたのだろうか。
 どうなのかなぁ。
 料理は夫の仕事で、自分は全く作らない。ここ最近、結婚記念日なんてスルーしていたけれど、去年の結婚記念日に何が欲しいと聞いたら、手作りの料理を作ってほしいと言われた。で、何が食べたい?って聞くと、ロールキャベツって。それならできそうと思ってOKしたけれど、当日、仕事が入ってできず、1年が過ぎた。作らなきゃとは思っているけれど・・・とおっしゃっていた。
 うーーーん。慈悲の愛を選ばれたかなぁ~~。浮気を繰り返す夫は、さらに浮気に拍車がかからないかなぁと心配になった。
 石田さん妻(東尾理子さん)も達観されているようだけれど、あっけらかんな肝っ玉かあさんまでは、あと一歩って印象だった。
 結婚を継続するしないの選択に悩んでいる女性と離婚をするしないの選択に悩んでいる女性をたすと、かなり多いかもしれない。
 70代前半の叔母が言っていた。
 ほとんどが仮面夫婦よって。
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許す力

2022年07月03日 | エッセー
 先日、仕事で近くにある専門学校に行った。
 先方が電話中ということで、ロビーに案内され、しばらくぼ~っと、壁に貼ってある偉人の名言ポスターをつらつら見ながら、待っていた。
 偉人はすばらしい格言を残してこの世を去っているんだなぁとしみじみしていたら、ガンジーの
『弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ。』
という言葉が刺さった。
 最近、うすうす気づき始めていた『人生とは?』に対する答えがまさにこのガンジーの言葉だった。
 全ての人に言えることではないけれど、1億円稼ぐ人、1千万円稼ぐ人、そして、300万円の年収の人の差って、ハプニングに対する許容度の違いが大きいという。
 1億円の人はハプニングを楽しむ、1千万の人は問題解決に勤しむ、そして、300万の人は怒るのだそう。
 小林正観さんの本には、許す力を扇に例えてあった。
 自分の許容範囲からはみ出た人ほど、扇を広げてくれるチャンスを与えてくれる人だという。『そういう価値観の人も確かにいるよね。』と受け入れられた瞬間に、怒りや苦しみから解放されラクになる。
 扇が90度の人を平均値とするなら、ピリピリした人やキレる人、こうあるべきだと持論を譲らない人、人の悪口ばかり言う人,いじめる人などなど・・・は、30度とか45度の人で、つまり、心の狭い人。
 でも、そういう人たちを前にしてもイライラしたり腹が立たなくなったら、自分の扇が120度とか135度に広がっていくというイメージ。
 そう言えば、心の狭い人とか心の広い人っていう。
 生まれながらの特性として、料簡の狭い人と広い人っているような気がする。また、両親の不仲や料簡の狭い母親という存在などにより、心を広げるどころか狭める方に人生が傾いてしまう人もいるかもしれない。
 それでも、人生の終わりに向かって、その人なりに心を広くしていかんとすることが、人生なのかもしれない。
 ところで、思春期って、めっぽう、心が狭い時期だ。
 心の狭いわが子に感謝しよう。
 あなたのおかげで、私の扇が90度から100度くらいに広がりそうです・・・と。
 子育てって、扇を広げる(つまり、許す力をアップする)ための一つのツールというか機会なんじゃないかな?そうそう、夫婦をするのも扇を広げるためのめちゃくちゃハードな機会なのかもしれない。
 いちゃついた結果なんだけど、動物に備わっている子孫繁栄の本能とか子どもの未来に便乗する夢とか一人は孤独とか老後の不安軽減とか。そんな理由で結婚する。そんなことは自分の人生に必要ない、むしろ、家族を作るってめんどくさいという人たちが増えたから結婚しない人達が増えてきたような気がする。
 だから、保育園問題の解消とか経済支援とか共働き女性への働きやすい環境整備とかだけでは、少子化を食い止めることは、難しそう。
 DVぎみ夫も嫌だけど、世の中、見渡せば、尻に敷かれている感の強いパパたちも結構いるような気がする。意外と結婚しない理由はその辺にあるかもしれない。結婚にしろ子育てにしろ、その大変さを知っていたら及び腰になるに決まっている。DVとかギャンブル依存症とかアルコール依存症、あるいは浮気性などになるような夫と知らずして結婚してしまった人は、どこかで無意識に扇を広げたいと思っているかもしれない・・・よ。
 
 気を使わず、それなりに楽しい人生を送りたいというような価値観が主流になると、結婚なんてする気にならない。でも、各人が各人なりに扇を広げる心のアスリートにならんとするためにこの世に生まれてきた。そのために、夫婦になるとか子どもを育てるとかいうような機会があるというような空気が当たり前になったら、もしかしたら、少子化も食いとめられるかもしれない。ま、壮大すぎる夢だけど。
 
 
 

 
 
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朝、5時起きは厳しい

2022年07月02日 | エッセー
 『8時間の睡眠より、朝5時に起きる』
 と、今日の新聞の週刊誌の見出し広告に書いてあった。
 75歳って、心とカラダの元気のターニングポイントだ。70歳になったときに高齢者の医療保険の保険証をお渡しするという教室を月1回行っているけれど、70歳ではわからない。でも、75歳になると老化の進行具合、つまり、はつらつというオーラの差が、如実にわかるようになる。
 女性だと閉経したとたん、ガラッとカラダが変る。
 おそらく、そこからが、75歳の老化の格差の始まりではないかと思う。
 閉経とともに、筋肉維持と血流で全身に酸素を送るというメンテナンスを維持継続していくことが、75歳の分かれ目に大きな差をもたらすんじゃないかと推測し、スロージョギングにその思いを託してきた。
 で、5時起きが刺さった。
 実は、まだ、5時起きできていない。
 なかなか厳しい。
 6時なら起きれそう。
 今、6時半に気合で起きている。
 6時前に目は一度覚めるけれど、すっきり起きれず、ウダウダしているうちにウトウトし始めたとたん、目覚ましの音で起こされる。
 まずは、6時前の目覚めの悪い目覚めを気合で起きて30分散歩を週1回から始めてみよう。
 『8時間眠るより朝5時起き』がなぜ、75歳というターニングポイントで老化の劣化に大差をつけるのか?
 おそらく、きっと、自律神経のバランスに大きく寄与するからだと思う。
 ①筋肉量
 ②血流量
 ③自律神経のバランス力

 この三つこそ、老化の劣化を遅らせる秘訣だ。
 めざせ、デビ婦人。
 デビ婦人って、好奇心の塊だ。
 実は、本当の差って、好奇心とか好きに生きるとかやりたいように生きるとか、そっち系かもしれない。
 今朝も、アルツハイマー型認知症の母がやってきてぼ~っとした灰色のオーラの中で抜け殻のように横たわっている。デビ婦人と同い年。
 私が、閉経後のメンテナンスにこだわる理由は、この母の哀しい姿のせいかもしれない。
 
 
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