コロナ陽性となった息子。その息子をPCR検査に連れて行った30分、窓を全開して一緒に車内で待機した30分で、職場から職場的に濃厚接触者とみなされ、1週間自宅待機の身となった。最終的には5日間に短縮されたけれど。
難しい。息子は免許を取っていないので、どうしても、私が連れて行かなくてはならない。
私が、まず、思ったのは、きっと、職場の同僚たちは、私がもし、陽性だったらどうしようという不安でいっぱいだということ。
とにもかくにも、私の陰性を証明することが必須だ。
で、前日、息子が検査を受けた小児科に電話してみたら、症状のない人は1万5千円と言われた。1万5千円か・・・。少々、高いなぁ。でも、今日は金曜日。今日中に陰性を証明しないとみんなドキドキしちゃう土日を過ごすことになる。
どうしようか。まてよ。近場で無料検査のできる所はなかったかな?とネットで検索してみた。
ない。
どうしよう。
そう思っていたら、上司に報告の電話をしたときに、耳寄りな情報を教えてくれた。
抗原検査キットが院外薬局で購入できると。量販店のキットは精度が落ちるので、院外薬局での購入をお勧めすると。
即、購入。
即、検査。
ドキドキ。
陰性だった。
ほっとして、即、職場に電話した。
しかし、PCR検査ではないので、まだ、同僚たちは一抹の不安を抱いているだろう。
院外薬局の薬剤師さんが、チラッと近くの〇〇クリニックでは濃厚接触者でなければ無料で受けられると耳にしたよ。と教えてくださった。
で、即、電話してみた。
そしたら、今日はいっぱいなので、明日の朝8時前までに、30分は何も食べないで歯磨きもしないで来てくださいと。
ほっとした。
鼻に突っ込むのは怖いなと思っていたら、唾液での検査だった。
翌日、日曜日なのに、先生から直接陰性だったと電話があって、ほっとした。
当事者になってみないと、その大変さはわからない。
テレビでは、東京都の場合、家族全員コロナが発症しても、病院が受け入れてくれなくて、かなり、大変そうという映像が流れていたけれど、他人事だった。
いざ、当事者になってみると、夜間や休日に発熱した場合の受診の仕方や自分の陰性を証明するための具体的な情報を把握していないという現実に突き当たった。イメージトレーニングが全然できていなかった。
おそらく、身近にかかった人がいなくて、教訓という具体的な情報をゲットできていない人は、路頭に迷ってしまうだろう。
コロナ感染症に関わる担当課の職員に、相談対応にプラスして、夜間土日の対処の仕方や不安な場合に無料でPCR検査ができる所などの情報提供などもしてほしいと言ったら、あまり、大々的にはできない。キットが足りなくなるかも・・・と。
確かに。
あれから一週間経ったら、爆発的に陽性者が増えてきており、濃厚接触者になり、症状も出ているのに、検査キットが足りないため、お医者さんより、みなし陽性と診断されたという人が出てきた。
まだ、あればの話だけれど、院外薬局で抗原検査キットを購入しておいた方がよさそうだ。2,500円だった。
国が県にキットを分配しており、それを県が医療機関に配布すると言っているけれど、それはどうなっているのだろう?