総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

ばい菌の 胸を借りて 強くなる!その1

2012年01月29日 | エッセー
 お腹にアケミちゃんという寄生虫を飼っていらっしゃる藤田紘一郎先生の本『0歳からの免疫』はユニークだ。先生の本はすべてユニークなんだけど・・・・。潔癖症の人ほど、先生の本を読んで、泥んこ育児の素晴らしさを知ってほしい。
 昔々、大阪の堺市でОー157による食中毒で多くの人が発病して大変だった。小2の女の子が一人亡くなった。
 あの時、同じように給食を食べてもどうもなかった子もいれば、入院した子もいた。
 な~ぜ?
 ずっと疑問に思っていた。
 そしたら、東京の女子栄養大学が因果関係を調べたそう。給食センターに何かあったのではないかということで調査したのだと思う。しかし、その結果は意外だった。
 亡くなった子や入院した子に共通していたことが一つあったという。それは、その子どもたちのお母さんがとってもキレイ好きだった・・・・。いつもまな板などハイター漂白していたのかもしれない。
 実は、Оー157は、ばい菌界では、とっても弱い菌。ばい菌界にも弱肉強食がしっかりある。いつもは、強い菌に隠れてひっそりと生きている。ところが、ハイターで殺菌されたまな板には、いつもは強くて威張っている菌がいなくなる。で、これ幸いとどんどん増えていく。だから、いつもばい菌の繁殖に気をつけているおうちほど罹りやすくなる。きっと、お家に帰ってきたら、うるさいくらいに「手を洗いなさい。」「石鹸でしっかり洗いなさい。」と言っているかも。
 
 温室育ち。
 一生温室で暮らしていけたらいいけれど・・・。

 逆に、あんまりうるさくないおうちだと、ばい菌の荒波に鍛えられているから、少々のことでは感染しても発病しないタフな免疫の持ち主になっている。
 昔の人は、こう言っていた。
 『赤ちゃんはねぇ。どろを食べて大きくなるのよねぇ。」・・・・・なるほど。
 
 


 生後1ヶ月までの赤ちゃんは、ミルクの哺乳瓶などは煮沸消毒して守ってあげなくてはならないか弱い存在。けれど、1ヶ月を過ぎたら、もう大丈夫。少しずつ、雑菌に揉まれさせて免疫力を高めてあげるのもママの大事なお仕事の一つ。
 生後6ヶ月の頃になると、まぁ、なんでも口に入れるからハラハラしちゃう。でもね、畳の部屋が激減していてぴーんと来ないかもしれないけれど、あの畳のヘリって、ちょうどいいんだそう。赤ちゃんの舐めることを通して学ぶ脳への刺激と免疫をつけるためのばい菌の量が・・・。
 ちなみに、O―157は、なぜか、給食センターとか病院でしか発生しないんだそう。あ~いう所は、そりゃぁ、衛生管理には気を使っている。ハイターの臭いも強烈だ。なのに、な~ぜ?
 だから、発生するのだ。そんじょそこらの殺菌レベルではないから、発生する。皮肉なことに・・・・・。ハイターで敵が皆殺しされた頃を見計らって待ってましたとばかりにしゃしゃり出てくるのが、Оー157。
 夫が、「どんなに転んでも我が家のまな板では発生しないだろうなぁ。」とニヤリと笑った。
 日頃から、いつかは食中毒になるのではないかとビビっている夫は、ここぞとばかりに皮肉をのたまう。そんな夫に私は負けじと「日頃から、鍛えてあるから大丈夫。」としれ~としている。
 私は、子どもたちは、世界のどこに行っても生きていけるような強靭な免疫力ある子に育ってほしいと密かに願っていた。日本という清潔すぎる国にいるだけでも、もう十分日本でしか生きていけないのかもしれないけれど・・・。
 なのに、なのに、わが子たちは、私の思惑とは裏腹に、賞味期限を気にする夫ワールドに感化され非常に残念な思いしているところ。夫は仕方ない。未熟児で生まれ下痢ばっかりして育ち、今は、焼酎で下痢ばっかりしているから。(笑)
 でも、子どもたちは、自分に備わった五感賞味期限判定器の精度を高めてほしい。


 だいたい、賞味期限っていうのもいい加減らしいし・:・・。それこそ、保存料が入っていればかなりもつだろし・・。
ただし、こんなにばい菌歓迎派の私ですが、一つだけ、かなり気を使ったことがある。
 子育てって、何でもツボだけは押さえて、あとは適当っていうくらいがちょうどいいと思う。それが、それこそ子育てのツボ。
 で、ばい菌のツボは、生後6ヶ月までは、水のような便が何日も続くようなひどい下痢にはできるだけしないようにお手当をするということ。ひどい下痢が長期間続くことは、赤ちゃんの腸にかなりのダメージを与え、大人になっても腸が弱い人になるらしい。
 私自身が、胃下垂で胃腸が弱く、バイタリティのないオンボロカラダで苦労したので、ここだけは気合を入れた。
 別に何するというわけではないけれど、抗生物質はできるだけ使わないようにした。できるだけ・・・・・ね。赤ちゃんが抗生物質を飲むと下痢か便秘になりやすい。時に、1ヶ月くらい続く下痢でお尻が真っ赤にただれ、本当に可哀想な赤ちゃんもいる。1ヶ月の下痢ってたまらない。ビフィズス菌などの腸内細菌が生き物を殺す抗生物質で根こそぎ殺されて下痢か便秘になる。お医者さんは整腸剤をくださるけれど、個人差があるから。
抗生物質は、いざという大事なときに使いたい奥の手に取っておきたい。鼻水は、まだ、いざという時ではない。私にとって。
 抗生物質は、いざという時パパッと切れ味よく使いたい。
 最近は、手術しても、抗生物質を使うのは、術後一日目までなんだって。びっくり。大手術をしてもたった一日しか使わないってどういうこと?って感じだ。
 術後も、消毒なんかまったくしない。三日目くらいから、シャワーしてくださいの世界だ。塩素の入った水道水でばい菌を洗い流すのが一番なんだそう。消毒をするとかえって傷口を治してくれる大切な常在菌まで殺してしまうので、傷口の治りが悪くなるとお医者さんが言っていた。傷口が化膿しても、赤く腫れていても、滅菌ガーゼなんてあててもくれない。下着が汚れるのが嫌なら、そこら辺のガーゼを当ててください。滅菌がーぜの必要はありません。常在菌が傷口を治してくれるから・・・だって。
 もうほんとにびっくりした。
 最先端の現場がそうだなんて、じゃぁ、そこら辺で転んで膝小僧をケガした時も水道水で洗い流すだけでいいの?・・だろうか。医学は進んでいる。

 子どもの医療費がタダ同然になり、気軽に小児科に行けるようになったことはいいことだと思う。
 でも、でも、でも・・私は、ちょっとだけやばいかもって思っている。
 昔から言うじゃない。
 『ただほど高いものはない』って。


 ママが、子どものカラダのことを全面的にお医者さんに依存してしまうってもったいない。
 子育ての経験値から育つママのママによるママのための“自信゛が失われていくのではないかと・・・。赤ちゃんにとっては、ママのお手当力が一番のお薬なのになぁ~。タダ同然の医療費は「これくらいなら、病院に行かなくてもいいかなぁ。これは病院に連れて行かなくちゃ。」みたいな判断力と子ども自身の免疫力を高めてあげるお手当力を学ぶせっかくのチャンスを奪ってしまっているのではないかと危惧する。
 申し訳ないけれど、鼻水くらいでどうして病院に行くのかなぁ?(ごめんね。もし、鼻水くらいで病院に行っている方がいらしたら・・)病院に行けば、鼻水くらいでもしっかりお薬が出る。だって、病院も経営者だもん。
 鼻水くらいで抗生物質をもらって、下痢になったら、あるいは便秘になったら・・・。鼻水と下痢と便秘。あなたなら、どれがいい?
 多分、鼻水が出て、夜、鼻が詰まって息が苦しそうで不憫だから、そのつまりを何とかしてあげたくて病院に行くんだろうなぁ。そんなときは、馬の油がgood。
 馬油を綿棒につけて、鼻の穴に突っ込んで塗って、ついでに鼻の頭にも馬油を塗ってあげると、スーっと鼻が通り、息がしやすくなる場合が多い。馬油は、殺菌効果と血行促進効果がある。しかも、天然。食べても安心。私も風邪ひいて鼻の両方が詰まって息苦しくって眠れなかった時試してみたら、goodでした・・・よ。

 医療費がほとんどタダになる前は、ひと月5千円以上かかったら、その分は払わなくていいという制度だった。1回、病院に行けば、診察と薬代で4千円くらいかかる。子どもが一人ならいいけれど、何人もいると結構負担になる。だから、多分、きっと、鼻水くらいでは病院に行かなかった、行けなかっただろうと思う。そうすると、やっぱり昔ながらのおばあちゃんの知恵を教えてもらっていたんじゃないかなぁ。年配の人からそんな知恵を教えてもらうということが、どれだけ人と人のふれあいから生じるエネルギーを発電させ、生きるエネルギーの元になることか。
 そして、それを実践してみて、我が子が元気になることが、どれだけ、ママの気をみなぎらせることか。
 子どもの病気をとおして、エネルギーが関わった人みんなに発生する。
 もったいない。
 お医者さんにお金が発生した分、子どもにとって大切な人から、エネルギーが奪われる。
 もちろん、お医者さんにかかるべき時は、かかる。そこら辺のさじ加減は、体験から培われていく。そして、それが、ママの自信につながる。
 ばい菌の 胸を借りて、子どもの免疫力だけでなく、ママの子育て力も強くなっていく・・・・・。
 ただ、おじいちゃん、おばあちゃんがそばにいない、知っている人がそばにいないとなると、やっぱりお医者さんに頼るしかないと思う。いいお医者さんに出会えますように。



 つぎは、「ばい菌の 胸を借りて、強くなる  その3」です。


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 ばい菌の 胸を借りて 強くなる  その2

2012年01月29日 | エッセー
 感染症で下痢の気配を感じたら、お茶を薄めて、そこに、梅干のしそをサッサッサとさしたものを飲むといいんだって。昔の保健師さんが、昭和30年代までは、赤痢が流行っていて、それを赤ちゃんにお湯呑みで与えて良くなる子が多かったって言ってらした。本物の梅干はマジ整腸作用がある。もっといいのは、梅醤番茶。自然食品店等に売っている。赤ちゃんが生まれたらひとつ買っておくのもいいかもね。昔は、うちの母も作っていた青梅を土鍋かなんかで煮詰めたものもお腹の薬としては重宝していた。梅がいいのか梅干の発酵成分がいいのか・・。
 9ヶ月に入った頃、四男は離乳食を手づかみで口に入れまくっていた。
 4分の3は、テーブルと床に上に散乱し、それをかわゆい偏平足のぷくっとしたアンヨにべっちょりくっつけるという状況が日常のごく普通の風景になっていた。私は、その散乱したそばやら豆腐やらじゃがいもなどを掃除しているのか食べさせているのかよくわからなくなるドサクサに紛れた、実にお下品極まりない生活を送っていた。
 私も四男もばい菌を食べているのか食べ物を食べているのかわからない生活を送っていた・・・・よいうなそうでないような。上3人も似たり寄ったりだった気がする。
 でも、こじらせるようなひどい胃腸炎的感染症にはかからなかった。そして、残念なことに、あれだけどさくさに紛れた生活を送っていたのに、賞味期限を気にする嫌味な奴に育ちつつある。時が経つと(男の子は色気が出てくると)自然とおしとやかになってくる。『躾なくちゃ!』なんて無用な心配。色気が出てくると男は変わる。歯も磨く。
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赤ちゃんも 生き物だ~い  ばい菌も

2012年01月23日 | エッセー
妊娠したとたん、薬には敏感になる。
 特に、妊娠初期に風邪などひいて抗生物質を飲みなさいなんて言われても飲むことに抵抗を感じるはず。妊娠と気づかずに風邪薬を飲んでしまったというだけでも結構悩んじゃう。
 ところで、抗生物質とは、細菌を殺すお薬。
 細菌よりはるかに小さいウイルスは殺せない。ウイルスって、はしかとかインフルエンザとかノロウイルスなどのこと。
 どうやって細菌を殺すかというと、細胞が2個に分裂して増殖しようとするとき、細胞の膜に突っ込んで膜がきちんとできないようにして、中身のミトコンドリアや核が溶出して壊れて増えないようにする仕組みだ。
 赤ちゃんだって、最初は、卵子と精子が合体して細胞分裂して2個が4個に、4個が8個に、8個が16個に・・・とどんどん分裂していく。だから、この時期に抗生物質を服用すると、病気の部分の細菌だけでなく、赤ちゃんの細胞の成長分裂にまで影響する可能性があるかもしれない。だからみな心配する。
 そう、抗生物質だとみな用心する。
 でも、実は、皆意外と知らないうちに抗生物質もどきをとっている・・・んだよ。
 なんだか、『ごめんなさい』という気持ちになってきた。あれもダメ!これもダメ!って言いたくないのに・・・・。
 ただ、添加物と生き物を殺すものは、なるべく少ない方が、赤ちゃんにとっていいと思うので、ついつい書いてしまう。代案があるので参考にして上手に使ってね。

 抗生物質とは、生き物を殺すもの。
 知らぬ間にとっている生き物を殺すもの・・・抗生物質もどきとは?
 ・衣替えの季節に使う防虫剤、防カビ剤~虫が食うのは、ウールと絹だけなのに、防虫剤ってゴソっいっぱい袋に入っているからなんでもかんでもつい入れちゃう。さらに、タンスがあるのはだいたい寝室。一晩閉め切った部屋には、気化した殺菌成分が充満している。共働きだと数日窓を開けない時もある。それを空気と一緒に吸っている。
  樟脳は自然の殺虫剤。ウールと絹だけ使ってみてね。
  防虫剤も絹とウールに限定して使い、そのケースは寝室に置かなければいいかも。
 ・夏の風物詩 蚊取り線香~寝る前にちょこっと焚いて蚊を撃退するくらいならいいけれど、一晩中焚いていたらかなり吸ってしまうことになる。鼻炎の刺激になったりすることもある。細菌よりもずっと大きい蚊が死ぬんだけどなぁ~。
 ・アレルギー予防にと焚く○○アー○~1回シュワーっと噴霧させたら、約6ヶ月は畳に染み付いている。赤ちゃんってハイハイする頃、ペロペロなんでも舐めちゃう。アレルギーの抗体価を調べてダニが原因ですと言われると、ダニを殺したくなるところだけれど、実は、ダニそのものがアレルギーの原因ではなく、ダニの死骸から分泌されたタンパク質に反応してアレルギー反応がおきる。
ダニは掃除機で吸い取るのが一番。
他にも・・・。



 野菜やお米に使われる農薬・除草剤・殺虫剤。
 抗菌グッズいろいろ~抗菌コートって結局、農薬を表面にベタベタ塗っているようなもの。
 抗菌コートのゴミ袋を使った掃除機で掃除をするということは、空気中に農薬を撒き散らしているってこと。
 保存料は、いつまでたっても腐らない。練り製品やハムなどの加工食品の殆どに入っている。
 え、そんなことをいちいち気にしていたら生きていけないって?
 そう、確かに神経質になっては元も子もない。だけど、この生き物を殺すものだけは気にして欲しい。
 命を育てているんだもの、命感じるものを食べて。
 お腹の赤ちゃんは必死で生きている。
 十月十日、一生懸命修理しながら頑張っている。
 
 命を感じる環境で、命を感じる食べ物を食べて、命(喜怒哀楽)を素直に表現する気持ち溢れるママを感じながら、命オーラビンビンバンバンの元気な赤ちゃんを育てよう。
 
 蚊取り線香も昔ながらの除虫菊で作ったものは安心。でも、ちょっとお高い。
 どうせなら、蚊帳がおすすめ。
 蚊帳っていい。
 小さな子どもってどうして穴ぐらが好きなんだろう。押し入れとか・・・。私も小さい頃、毎夜毎夜、妹と蚊帳のお城でお姫様ごっこをやっていた。空想の世界は子どもの心の滋養の場。秘密の場所が子どもの心を豊かにするんだろうなぁ・・・きっと。
 ぜひ、蚊帳を。
 実は、絹の蚊帳だと電磁波を跳ね返すんだって。

 
 赤ちゃんの肝臓は、まだまだ未熟。
 布おむつの時代、ある産院で新しい布オムツを購入して、早く赤ちゃんに新しいオムツを使いたくって、『○○産院』と印を押して、まだ、完全にインクが乾かないうちに使ったら、赤ちゃんがインク中毒で1週間後に数人なくなったという話を聞いたことがある。皮膚から静脈に入ると肝臓を通さないでの、脳に直接行ってしまうため中毒を起こしたのだという。
 赤ちゃんは元気に見える。でも、弱い・・・化学物質には。ばい菌には結構強いんだよ・・・生後1ヶ月を過ぎたら。
 

 つぎは、『 ばい菌の 胸を借りて 強くなる 』 です。


 
 
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サプリメント 頼った腸は ダラリンコ

2012年01月21日 | エッセー
 今は違うかもしれないけれど、昔、安室奈美恵さんもとっていたというのが、サプリメント。
 有名な人が、イイって言えばなんだかよさげに見えちゃって、マネしちゃうのが庶民ってもんだ。
 でも、惑わされないでね。
 何が、自分のカラダに不足しているのか?何が余計にあるのか?何万円も出して血液検査をすればわかるかもしれない。でも、検査しなければわかんない。ビタミン・ミネラルの摂りすぎは、ホント困るの。
 実は、『サプリメントの困る』のナンバー1。
 それは、サプリメントに頼ってばかりいると、腸がいとも簡単に80才になっちゃうっていうこと。
 ふつう、食べた物は、腸が細か~く刻んで血管に吸収され細胞の隅々まで運ばれる。そして、細胞は腸の刻んだものを栄養源にして生きている。実は、野菜という食物繊維の中から、ビタミン・ミネラルを取り込むってレベル4なみの難易度なのだ。レベル4をとるためには、バナナウンチの持ち主であることが必要最低で必要最大条件(つまり、腸内細菌がてんこ盛りだと刻むのが上手ってこと)。
 ところで、離乳食の目的は、単に赤ちゃんが柔らかいものから硬いものを食べるようにママが応援するっていうイメージがあると思う。まぁ、そうといえばそうなのでけれども、実は、消化吸収のレベル4野菜からビタミン・ミネラルをしっかり吸収できるような丈夫な腸に育て上げることが本当の目的。
 生野菜からでもビタミン・ミネラルをめいっぱい吸収できる腸の持ち主=本物の健康体と言っても言い過ぎではない。
 なのに、サプリメントみたく、ビタミンCあるいはビタミンB1あるいはカルシウムなどのもう刻む必要のない物をいつもいつも摂っていると、腸はなんの努力もしなくていい。あ~楽チン楽チンと左うちわ状態になる。怠け者になる。そして、退化する。
 で、野菜が腸にやってきても見向きもしなくなる。結果、野菜からビタミン・ミネラルを吸収できなくなるという弱々しい腸になっていく。で、いざという時役に立たない腸になる。

 人間は、哀しいかな、心もカラダもほっとけば楽して得しようという怠け者体質なのだ。
 使わなきゃ、どんどん退化する。
 必要が先の法則。
 柔らかいものばかり食べていると胃が弱くなる。
 宇宙に行けば、骨や筋肉が弱って、しばらく歩けなくなる。
 宇宙飛行士が、いくら、骨粗鬆症予防にとカルシウムを摂っても、宇宙飛行士の腸はそっぽをむく。つまり、必要じゃないから吸収しないのだ。
 
 人間のカラダ(も心も)そういうふうにできている。
 サプリメント腸になっちゃうと、いざ、という時役に立たない。
 そして、前にも書いたけれど、市販のビタミン剤は化学でできたもの。肝臓は異物とみなし必死で解毒しようとするので疲労困憊する。栄養剤もたまにはいいかもしれないけれど、毎日飲んでいたら肝臓はかなりきついかも。
 そんなに、サプリメントを摂りたきゃ、ヌカがいい。
 ヌカって、お米を精米した殻の部分。ビタミンCを除く全てのビタミン・ミネラルなどの栄養素がバランス良く含まれている。最高の、総合ビタミンミネラル剤+超せんい食。鉄鍋で炒って1日大さじ2~3杯いただけばいい感じになる。
 めんどくさい方には、自然食品店などに行けば、売っている。そんなに高くはない。
 
 世の中には、いろんな健康食品があって、みんな悩むよね。

 私は、悩んだ時は、丸ごと・無農薬・無添加の三つで選ぶようにしている。
 抽出されたものとか単体のものは、長く摂り続けると偏ってきそうで危険って感じるから。
 この世の中に、全く害がないものなんて、まず、ない・・・と思う。

 だから、時々忘れるくらいがいいのかもね。
 あんまり、生真面目にならない方が無難・・・・です。

 

 人間のカラダと心は使ってなんぼ   


 つぎは、『 赤ちゃんも  生き物だ~い。 ばい菌も 』   です。
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調度いい それを知るのが人生さ

2012年01月20日 | エッセー
 プロ並みに筋肉を鍛えている女性は、お産が大変という。筋肉が硬いので、赤ちゃんの通り道も硬くて柔軟性がなく、赤ちゃんが出にくくなるらしい。
 高齢になると柔らかかった筋肉もだんだん老化現象で硬くなる。
 で、前にも書いたけれど、筋肉が硬い人は、腰湯で勝負だ。
 実は、たんぱく質をとりすぎてきた人も筋肉が硬くなりやすい。思春期におっぱいが発達する頃、乳首につながるスジが硬いため、出てこれず、へこんだ乳首になりやすいともいわれている。
 乳首がへこんでいると赤ちゃんにおっぱいを吸わせるときとても苦労する。
 ちょっとマッサージすると大丈夫な場合も多いけれど、同僚で、おっぱいを飲ませる1時間前からマッサージしていたという人がいた。夜中も寒い冬も毎回1時間もマッサージするってすごい。感動した。二人目は楽になったそうでよかった。
 娘のいる方は、小さいときから、お野菜もたっぷり食べさせてあげてね。
 ただ、たんぱく質も摂りすぎはいろいろ支障が出てくるけれど、ある程度は必要だ。
 じゃぁ、どれくらいが調度いいの?
 大体のイメージ
 5:3:2
 左右の手を見つめて ・・・右手の指5本が炭水化物。左手の指3本が野菜。左手の指2本がたんぱく質。
 5は、お米・芋などの炭水化物
 3は、緑黄色野菜、根菜類、くだもの
 2は、お肉・卵・牛乳・豆腐などのたんぱく質
 お肉とかは野菜炒めのだし程度でホントは十分。
 なにごともバランス・バランス。


 みなさんは、いかが?
 パートナーがお肉やあげものが好きだと、2:3:5とかになっちゃてる人もいるかもね。
 女性は、神様に感謝しないといけないかも・・・。
 出産、赤ちゃん、更年期と生涯にわたって3回も小出しで、食べた結果を体験できるのでメンテナンスを自然にしていてあまり大事に至らない。でも、男性は、それがないので、俺は大丈夫と過信し、大病をしてしまう。
 
 ちなみに、妊婦さんの一日たんぱく質摂取量は75gです。
 動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を半々で食べるとしたら・・・・・。
 一日に、だいたい、だいたいで
 卵1個  牛乳1本  豆腐4分の1丁  から揚げ3個(小) 
 さば一切れ  味噌汁のみそ  野菜の粗たんぱく       です。 

 ちなみにちなみに、3~7歳の幼児のたんぱく質一日摂取量は、大人の○分の1で十分です


 小さな子どもの一日たんぱく質摂取量は、大人の半分  です。
 
 最近のがきちゃんは裕福だから、大人とおんなじくらい食べている子もいたして・・・・・。
 もし、大人とおんなじくらい食べていると、腎臓肝臓というごみ処理場が、毎日許容量の2倍のごみを処理するというありえない設定となる。処理できなかったごみはどうなるのだろうか。
 摂りすぎは、いろんな意味で負担になる。
 腎臓もフルで働き休む暇ないから大人になってガタが来るのが早いかもしれない。
 母乳やミルクから牛乳に変わって行くお年頃は、1歳半くらいって言われている。一日150ccくらい飲む場合だけどね。
 1才くらいで毎日150cc飲むことは、まだ未熟な赤ちゃんの腎臓にはかなりの負担となる。
 軽トラックにハイオクのガソリンを入れて時速100kmでぶっ飛ばしているようなものなのだそうだ。
 
 最近の、小児科の先生は、同じような理由で、スポーツ飲料やイオン飲料も高熱が出ても勧めなくなった。
 
 安心は、粗食。安心は、粗食。

 開業している助産師さんは、命がけでお産と向き合っている。
 病院ではないので、もし、何かあったら大変なことになる。
 そして、食事が豊かすぎるとお産のリスクが高くなることを経験上いやというほど知っている。
 だから、助産院で生む場合は、まず、粗食(もちろんバランスの摂れた食事)。

 
 つぎは、『サプリメント 頼った腸は ダラリンコ』   です。
 
 



 
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栄養は、ゴルフじゃなくてサッカーだ!

2012年01月18日 | エッセー
 主役しかいない演劇を誰が観にいくだろう。
 つまんないだろうなぁ~。
 名わき役に支えられて主役が引き立ち、通行人や舞台装置のスタッフ、チケットを売る人などもろもろの人がいて初めて演劇となる。
 栄養素も同じだ。
 確かに、カルシウムは骨や歯にとって主役である。でも、カルシウムだけでは、骨にも歯にもならない。残念ながら・・・・。
 というより、カルシウムしかないと逆にカラダは使い道がないので、有害ごみ化し、カラダにとってこれほど迷惑なことはない。おしっこにも出せない。ウンチにも出せない。排泄されないカルシウムは何処に・・・・。ホントに本当に処分に困る厄介者と成り果ててしまう。
 よござんすか?
 ここが大事。
 決してカルシウムが悪いと言っているのではない。カルシウムしかないのが悪いと言っているのだ。
 骨とか歯は、演劇といっしょで、主役はカルシウム、名わき役がマグネシウム、その他マンガン・亜鉛・ビタミンCなどの役者が揃って初めて骨とか歯になる。
 骨とか歯だけではない。白血球とか赤血球・ホルモン・免疫など全て人間のカラダの機能は、役者が揃ったときに初めて機能を発揮する。
 ところで、カルシウムといえば牛乳。牛乳といえばカルシウム。
 私の経験上、3歳児健診で歯の丈夫な子のお母さんに「何か気をつけていることがありますか?」と聞くと、「妊娠中からいりこをおやつ代わりに食べていました。」という方が多く「牛乳を1ℓ飲んでいました。」という母親の子どもはごく普通に虫歯になる子もいたりして不思議だなと疑問に思っていた。
 『どうして、いりこが牛乳に勝つの?』
 『牛乳の方が消化がいいんじゃないの?』


 どうやら、牛乳には、名わき役のマグネシウムがほとんど含まれていないという欠点があるらしい。方やいりこは、あんな小さな生き物だけど、生きていくための全ての栄養素がバランスよく含まれている。所詮、人間もいりこもカラダを構成する栄養素は似たり寄ったりだもんね。だから、いりこを丸ごと食べていれば結果、バランスよく食べることになる。
 人間のカラダは、材料さえ揃っていればなんでも造れる優れもの。逆に、たった一つの栄養素がほんのちょっとでも足りないとないといっしょになる。
 牛乳も、マグネシウを多く含むほうれん草など緑の濃い野菜や胚芽を含んだ玄米・ヌカ・そば・あわ・麦などといっしょに摂るとその欠点をカバーできちゃう。
 
 今、自分のカラダが何が足りないか・・・・そんなこと誰にもわからない。

 騒音の激しいところにいる人は、ビタミンBが奪われる。
 大汗をかいたり高熱が出るとビタミンCがどんどん壊れていく。

 足りないからたすという栄養学ではなく、材料を満遍なく丸ごといただいていると自然と全ての栄養素を摂ることになる。
 だから、大根も葉っぱも皮も食べよう。そうなると、やっぱ無農薬がいいけどね。
 難しい栄養学より、丸ごといただく・・・。
 旬の太陽をいっぱい浴びた無農薬野菜を生野菜と煮野菜、半々くらいでいただくといい感じ。
 だって、おなかの中の赤ちゃんという命を育てているんだもの。命のオーラビンビンの食べ物をいただいた方が、元気でそうな気がしない?
 ところで、骨とか歯になれなかったカルシウムの運命は何処に・・・。

 骨とか歯になれなかったカルシウムは、人体にとっては産業廃棄物同然の代物となる。
 実は、やっかいなのだ。
 カルシウムは、なかなか腎臓からおしっことして対外に排泄されにくい。なので、とりあえず、とりあえず、なるべく人体の邪魔にならないようにひっそりと血管や筋肉の中にかくれんぼする。
 でも、かくれんぼも量が増えてくるとひっそりとなんかできなくなる。
 例えば、子宮の筋肉にかくれんぼしたカルシウムも量が多くなると子宮筋腫になる。
 血管の中にかくれんぼしたカルシウムは動脈硬化になる。かくれんぼしたところが硬くなる。伸び縮みしなくなる。
 若いか老いているか?
 一言で言えば、ピチピチかバサバサか。
 買ってきたばかりの帽子のゴムか使い古しのビヨーンと伸びきったゴムか。
 血管も筋肉も同じ。
 
 急に寒いところに出ると、四肢の血管がキューっと縮まり血圧が一気に上昇する。そして、その先の血管が風船のように膨らむ。で、大事に至らない。しかし、硬くなって伸びきった柔軟性のない血管の持ち主が、同じ状況に遭遇すると、風船が耐え切れなくてパーんと割れてしまう=出血をおこす。脳なら脳出血。
 
 カルシウムは、目の水晶体の中にもかくれんぼするらしい。
 遠くを見たり近くを見たりするのも伸び縮みがあってこそできること。でも、水晶体が硬くなっていると伸び縮みがうまくできなくなって近視になりやすくなる。近視だけでなく白内障にも影響があるらしい。
 近所のお医者さんが、言っていた。
 「カルシウム剤は、セメントだよ。セメント。セメントを食べたって骨にはならない。食べるなら小魚を丸ごと食べな。骨を造る脊髄を食べなきゃ意味がないよ。」と。
 
 教訓  丸ごとこそ骨になる!

 つぎは、『調度いい。 それを知るのが人生だ。』   です。
 
 
 
 
 
 
 
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天然ビタミンCと赤ちゃんの黄疸

2012年01月15日 | エッセー
 O型の母親にA型の子は、32.22%、B型の子は、19.82%。
 A型の母親にAB型の子は、14.98%、B型の子は、9.95%。
 B型の母親にA型・AB型の子は、13.04%。

 この数字は何の数字かというと、きつい黄疸の割合。
 歯を磨くと出血する人、足や手を強く打った覚えがないのに皮下出血して青あざができる人などは、一日1升くらい柿茶をちびりちびり飲むといいらしい。
 柿茶には、天然ビタミンCがたっぷり入っている。
 黄疸になぜなるか?
 黄疸は、母親が、妊娠中に、胎児胎盤と母体胎盤の接触面で、出血するようなことを何回も繰り返しているうちに、両者の血液が入り混じって、抗原抗体反応を起こすことで発生するといわれている。
 柿茶をたっぷり飲むと血管が強くなり、胎盤内での出血がなくなる。その結果、流産や早産予防、黄疸軽減につながるんだそう。
 別に柿茶じゃなくても、市販のビタミンC剤でもいいんじゃない?と思う人もいると思う。
 合成ビタミン剤などは、石油からできている。元々自然界にあったものではない。
 天然由来のものでない場合、それを口に入れると、カラダは異物とみなし、肝臓で解毒しようとする。なんでもたまにならいいけれど、毎日口に入れるものがそうだと、肝臓が疲労困憊してしまう。だから、できるだけ自然なものの方がいいかな。

 長男は、黄疸ではなかったけれど、生まれたとき、色黒って印象だった。軽い黄疸かなと思っていた。でも、不思議と生後6ヵ月くらいでその黒さが抜けた。赤ちゃんってはいはいをし始める頃になるとかなりバイタリティが出てくるんだなぁとしみじみ思う。だから、うちの子っちょっと色黒かなと生まれたての赤ちゃんを見て思っても大丈夫。いつのまにか色白まではいかなくってもいい感じになっていく。


つぎは、『栄養は、ゴルフじゃなくてサッカーだ!』   です。
 
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酵素で分解!ガンコな汚れに○゛○゛がある

2012年01月14日 | エッセー
 ガンコな汚れの原因は、たんぱく質。
 ○゛○゛という洗剤は、たんぱく質を酵素で分解して真っ白にする洗剤だそうな。
 つまり、微生物が汚れのたんぱく質というエサをパクパク食べてきれいにしてくれるってわけ。
 微生物(バクテリア)って神様だと思う。
 私たちが捨てたものや処理できないものをエサとして食べてくれ、無毒化してくれる。
 バキュームカーが運んでくるウンチをし尿処理場でどうやってきれいな水にするんだろうって不思議だった。
 係の人が、「この水は飲めます。」とおっしゃるけれど、「うへー」って感じだ。
 ここでも、微生物が大活躍。ウンチが大好きなタイプの微生物が「美味しい」「美味しい」といってパクパク食べて、食べ過ぎて重くなって下に沈んでいくそうな。その上澄みをろ過したりなんだりして浄化し、川に流すんだって。
 先日読んだ雑誌には、放射能が好きな微生物の話が載っていた。
 まさに、捨てる神あれば拾う神あり。
 私たち人間は、どうあがいても微生物や酵素、細菌、ウイルスを抜きにしては生きていけない生き物だと神聖な気分になる。
 パンを作るとき、イースト菌を発酵させるのに、40度の温度が必要である。微生物が最も活発になる温度が40度。
 胃腸にある消化酵素も40度(体温に近い温度)くらいで最も上手に消化してくれる。
 なのに、なのに、冷蔵庫の中の物(ジュースやアイス)など冷たいものを食べたり飲んだりしずぎると、消化がうまくできなくなる。その結果、牛乳の牛のたんぱくや卵のトリのたんぱくがアミノ酸まで消化されず、血液の中に牛やトリのたんぱくが侵入し、結果、アレルギー反応がおきてしまう。
 だから、あんまり冷たいものばかり口にしない方がいいかも。
 逆に、アレルギーのある人ほど、あったかいものを食べて、胃腸の中に住んでいる酵素や微生物が活発に消化できるよう助けてあげるとアレルギー反応も起こりにくくなるかも。

 ところで、酵素はどこにある?
 採れたて新鮮野菜・旬の太陽をいっぱい浴びた野菜・発酵食品(みそ・しょうゆ・本みりん・酒・焼酎・梅干・納豆・ヨーグルトなど)・くだもの
 この前、テレビを見ていたら、最近、塩こうじブームなんだって。
 ポトフもその塩こうじのみの味付けだけなのに美味だと絶賛していた。
 こうじ200g・水200g・塩70gを混ぜるだけでいいんだって。今度、作ってみようと思う。楽しみ。

 牛乳も自前で酵素をもっている。ただし、60度30分の低温殺菌法で処理された牛乳だけど。
 野菜の中でも、大根おろしは、消化酵素のぴか一野菜。キャベツは2位。胃腸のお薬でキャべジンってあるでしょ。
 健康診査で、肝機能が悪いといわれた方たちを集めて、いろいろお話を伺っていると、一日3合4合と焼酎を飲んでいるにもかかわらず、GOTGPTという検査の値がそんなに悪くいない人がときどきいらっしゃる。不思議に思い、いろいろ聞いていくとある共通点があった。
 それは、酒のつまみが『大根おろし』。大根おろしの酵素は、アルコールを切り刻んで無毒化する強力な助っ人だったようだ。
 この、強力な助っ人にも弱点がある。
 70度以上になると死んでしまう。
 酵素を意識して食べるときは、熱を加えることに注意しよう。炊き立てご飯に納豆とか味噌汁も沸騰しているときに味噌をとくとか・・。いったん火を止めて一呼吸置いてから味噌を入れよう。
 
 いい湯加減 酵素パワーも 全開だ!


 つぎは、『天然ビタミンCと赤ちゃんの黄疸はわけあり関係!』  です。
 
 
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 妊娠中毒症は、男アレルギー?

2012年01月13日 | エッセー
 はしかなど子どもの罹る病気になって高熱が出て湿疹がすっきり外に出切ると、つまり、乗り越えると、免疫が進化するだけでなく、台風一過状態になる。爪あとも残すけれど、汚いものをきれいに洗い流して浄化してくれる。ついでに食物連鎖で母親から受け継いだもろもろの不要なものも便乗して洗い流してくれる・・・・んだよ。すごいでしょ。
 整体の野口晴哉氏は、『かぜは、カラダの洗濯機』っていっている。高熱をマイナスイメージだけで見ないで!

 
 この世の全て 『白黒つけられない』  と思う今日この頃。
 完璧な白も完璧な黒もないと私は思う。
 完璧な原因と完璧な結果もないと思う。
 はしかは黒なのか?
 はしか撲滅キャンペーンという言葉に人間の哀しさを感じてしまう。
 リスクという言葉を突きつけられると何も言えない。
 ただ、死刑と判決が下された死刑囚はしかウイルス君に代わって、事実だけは伝えたい。


 『はしか物語』は、長くなりそうなので、総合漢方育児薬でまた、書きます。


 さて、今日のテーマは、妊娠中毒症。
 妊娠中毒症にならないように、妊娠したら特に塩分控えめ薄味に!と栄養士さんに指導される。

 知ってた?

 実は、妊娠中毒症って、男アレルギー反応。

 妊娠とは、卵子と精子の受精によって始まる。
 ところで、精子は、女性にとって異物だ。
 臓器移植の最大のテーマは、異物である他者の臓器に対する免疫反応をいかに少なくするか・・・・。
 なのに、精子という異物を妊娠したカラダは、超見てみぬふりができるんだよ。十月十日も見て見ぬフリをし続けるなんてよほど神経を尖らせていないとなせる業ではない。油断大敵!精子は異物でないと思い込ませるすごい力を持っている。
 偉大なる『免疫寛容』に乾杯!

 でも、見て見ぬふりの達人になんらかの理由でなれなかった場合、つまり、見てしまった場合、アレルギー反応(免疫反応・抗原抗体反応)がおきる。そして、戦った残骸の中に含まれるヒスタミンが血液を通して腎臓に運ばれたとき、腎臓のものすご~く細い血管にひっかかって炎症が起きる場合がある。それを妊娠中毒症という。腎臓に炎症がおきると、血圧が上がったりたんぱく尿が出たり、むくんだりして、お母さんの体がかなり危険な状態になる。

 だから、腎臓に負担をかけないように 減塩 なのだ。
 
 それにしても、どうして見て見ぬふりができなかったんだろう。人間のカラダは不思議。謎だらけ。


 

 つぎは、『酵素で分解!  ガンコな汚れに○゛○゛がある。』  です。

 
 

 

 
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はしか物語  その2

2012年01月12日 | エッセー
 はしかウイルスは、めったにやってこない強敵だ。
 後続部隊が、はしか専用の鉄砲(抗体)を製造するのに10日前後かかる。
 これを、潜伏期間という。
 さぁ、抗体ができた。いざ、行かん。
 しかし、敵は手ごわい。
 高熱の力を借りなければとても一人では太刀打ちできない。
 しかも、一日ぐらい高熱を出したくらいではやっつけられない。
 1週間高熱が続くことでノックアウトできる強敵だ。
 高熱を1週間出し続けるなんて、フルマラソンに出るくらいエネルギーを消耗する。
 途中で何度もめげそうになる。
 もう、そよ風に吹かれただけで、あっという間に熱がスーッっと下がってしまう。
 お願いだから、暖かくして。内からも外からも。
 あ、ダメダメ。外になんか出ちゃ。風は熱を奪う。そよ風ですら・・・。
 暖かくして、汗かいて。
 あ、ダメダメ。汗かいたらすぐ拭いてあげなきゃ。汗が冷えたら熱を奪われちゃう。
 スーッとすき間風が入っただけでも、めげそう。
 だから、こまめに汗を拭いてね。
 冷たいジュースを飲みたい?
 とんでもございません。
 せっかく死に物狂いで熱を出しているのに、こんだけ苦労して熱を出しているのに、冷蔵庫の中のものなんて言語道断!
 飲むなら、しょうが湯とか大根おろしのはちみつ入りとかカラダがほっほとあったまるものを飲んで。
 出た出た・・・・月が。
 否、ブツブツが・・・。
 いい感じ。いい感じ。
 ここで、熱が下がったら、このブツブツは、皮膚から外にだなくて、こもって脳や腎臓に出てしまう。
 脳炎や腎臓をこじらせてしまう。
 それだけは避けたい。何としても。
 何があっても熱だけは下げさせないぞ。
 もう、ありったけの免疫システムを作動させて、全身全霊で戦う。

 この全身全霊がいいんだなぁ。

 まだ、未熟な幼児の免疫システムがフル作動した結果、1ランクも2ランクもアップした免疫システムに進化する。
 フルマラソンに出場して完走できるくらいの体力がついたようなもの。はー、今の私、1km走りきれるだろうか・・・。すごいよね。フルマラソン完走に匹敵するようなパワーの免疫をはしかに上手に罹りきることで獲得できるんだよ。実は・・・。

 長男をお産した助産院に、平○先生という(すでにお亡くなりになっている方だと思う。名前を忘れてしっまった。)小児科医の文庫本が置いてあった。何気に読んでいたら、『はしかに罹ると、呼吸器の丈夫な子に育つ。おたふくかぜに罹ると男の子はより男の子らしく女の子はより女の子らしくなる。子どもの罹るこのような病気は、実は、後天的な免疫強化システムなので上手にかかりきるようお手当てしましょう。そうすると本物の免疫を獲得できる。』というようなことが書いてあり、衝撃を受けた記憶がある。それまでは、予防接種のことを深く考えることもなく、するもんだと思っていた。でも、この一文を読んで、子どもの罹る伝染性の病気についてきちんと知りたいと思うようになった。
 不思議なもので、知りたいと意識し始めると、その手の本に出会っていく。目に止まらなかったものが、止まるようになるのかもしれない。
 はしかってなんだろう?
 
 母が言っていた。『はしかは、風に吹かれるな!』・・・・と。

 熱が下がると、湿疹が外に出ず、こもってしまって脳や腎臓などに出て、脳炎や腎炎、中耳炎になってしまうから、昔からの知恵として、『はしかは風に吹かれるな!』と言い伝えられてきた。おばあちゃんの知恵ってやつ。



 つぎは、『はしか物語  その2』   です。
 
 
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はしか物語  その1

2012年01月11日 | エッセー
 はしかウイルスはなかなかの強敵だ。
 しかし、はしかウイルスだって水際でやっつけられる人が多い。感染してもみんなが罹るというわけではない。

 最近、子宮頸がんの予防接種がブームって感じだけど、あれだって、実は普通の常在菌で、ほとんどの女性が10代後半で感染する。でも、ほとんどの女性が自然に抗体を作るまでもなくカラダから外に出しているのだ。そして、1万人に一人位の人が、持続感染して前がん状態になる。その前がん状態を予防するためのワクチン。その前がん状態からどれくらいの女性が子宮頸がんになるのかわからない。子宮頸がんを予防するためのワクチンでは決してない。あくまでも、前がん状態であるヒトパピローマウイルスの持続感染を予防するワクチンなのだ。しかも、ヒトパピローマウイルスって約100種類あって、その中で発がん性があるのは15種類。その15種類の中で60~70%を占める2種類のウイルスの抗体を作る効果のあるワクチンが、今のワクチン。イギリスから輸入している。最近、性感染症のコンジロームを含む4種類に効果があるというアメリカの会社のワクチンも接種の認可がおりた。
 感染すると子宮頸がんになる。だから、ワクチンを受けようと勘違いしている人が多いのではないかと心配。
 なんだか、マスコミは上記のことをはしょって表現しているので、受け取る人が子宮頸がん予防イコールワクチン接種と短絡的になっていやしないかなぁ~って心配しているの。
 めったなことでは、感染から持続感染になり発病することはないのに・・・・。なんだか、感染したらみんな子宮頸がんになるような印象をもたれていそうで・・・。
 人が病気になるときは、いろんなことが重なっている場合が多い。とくに、肉体的精神的ストレスは大きい。
 くさいにおいは元から絶たなきゃだめ・・・・・でしょ。
 人が病気になるときには、無理しているとき。自分らしくできないとき。ココロもカラダも。
 
 そっちが先。

 何度も言うように、ワクチンは無添加ではない。
 ワクチンの作られ方を知っている?
 ヒトの体に入っても悪さをしないように弱毒化させたウイルスを、量産するために生きた細胞で培養する。その生きた細胞が、牛だったりサルだったりトリだったりする。ちょっと前に日本脳炎のワクチンの副反応で重症になった子どもがいて、しばらく日本脳炎のワクチン接種がなかった。これは、培養に使った細胞(確か牛だった)の中に、牛には悪さをしないけれど人間には悪さをするウイルスが混入していてそのため重篤な障害をになってしまったお子さんがいらして、一時中止になった。で、今は、無菌室で育てたサルだかなんだかの細胞で培養したワクチンを接種している。
 生きた細胞で培養した生きたウイルスなので、腐らせたらいけない。それで、どうしても防腐剤や抗生物質が必要になる。また、ウイルスの状態を安定させるための薬品も添加される。
 子宮頸がんワクチンには、免疫増強剤という効きを長持ちさせる薬品も添加されている。末長~く敵だと思わせるために(つまり異物だと思わせるために)。
 ところで、ワクチンはヒトに悪さをしない程度にウイルスを弱毒化してあるので、血液に入っても、そのままでは人間の免疫は敵だとみなさないので抗体を作らない。なので、弱毒化したウイルスに人間の免疫が敵だとみなすような物質もあえて添加してある。背後霊のように・・・。 以上。

 話をはしかに戻します。
 はしかウイルスは強敵だけど、水際でやっつけてはしかに罹らないヒトも結構いた。それを不頸性感染というんだけど、水疱瘡でも70%くらいは不頸性感染で、みんな罹るわけではない。
 今でこそ、はしかになった子を見たことがない時代になったけれど、ほんのちょっと前までは保育園などで時々流行っていた。わが子も長男・次男・三男は、はしかにかかっている。
 

つづく
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認知行動療法と価値観について ちょっと・・・

2012年01月10日 | エッセー
 二日間、ご無沙汰していました。
 認知行動療法という研修に行ってきました。東京まで。
 人間ってその人なりの価値観があって、まぁ、その価値観がその人の個性であったりするんだけれど、その価値観にこだわりすぎると、思い込みのわなに入ってしまって抜け出せなくなって精神的にまいってしまう。そのマイナスの思い込みのトンネルから抜け出す手助けみたいなものを学んできました。
 で、思ったんだけど、認知行動療法って、井戸端会議の変形バージョンみたいなもの。
 井戸端会議が大事なんだよね。概念を受け入れられる10才以降ぐらいから、人の悪口の比重の少ない井戸端会議をときどき学校とかでやってくれるといいなぁって。「へぇ~人それぞれなんだ~。みんな僕と同じことを考えていると思っていたのに、違うんだ~。」っていう体験が、人を思い込みのわなから救ってくれる。
 自分だけが悲劇のヒロインというようなトンネルに入り込み自暴自棄に陥ることもなくなるんじゃないかと思う。
 昔は、家事労働が大変で女性は家にいて、冠婚葬祭なども地区の婦人たちが集まって炊き出しなどやっていたので、自然と井戸端会議がお盛んだった。まぁ、悪口もお盛んだったとは思うけれど、子育てやら夫のことやら何でも人それぞれなんだぁ~。いろんなやり方があるんだ~。ということを身を持って体験できていたので、精神的に追い詰められることも少なかったんじゃないかなぁって感じました。
 価値観。最近、価値観って何?って自問自答しています。自分が大事にしている価値観。そこまではいいけれど、人が自分と違う価値観が侵入してきたとき・・・・・・。このとても大事なことは、もう少し、私自身が咀嚼できたときに表現できたらいいなぁっと思っています。
 
 
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『誰も知らない] アレルギー  その2  寛容になれない免疫の持ち主 ②

2012年01月07日 | エッセー
 藤田紘一郎先生いわく、「自分のカラダに寄生虫がいると、免疫がそっちの対応に忙しくて、食べ物やダニ、花粉などの異種たんぱくのちょっとしたイタズラにかまってなんかいられなくなる。結果、アレルギーの症状が改善する。」
 人類は、寄生虫とともに生きてきた。共存してきた。
 人生、全てを手に入れることなんてできない。
 アレルギーを選ぶか腸に虫を飼ってちょっとした貧血を選ぶか。人類何千年ギョウ虫と共存してきたということは、もはやギョウ虫も人間のカラダの一部なのかもしれないし・・・。
 ウイルスも細菌も微妙だよ。あんまり敵扱いしちゃうといけないかも。 
 藤田紘一郎先生は、人間のカラダの7割は微生物だとおっしゃっている。7割だよ。7割。
 ホメオパシーでは、9割って言っている。
 ぎょえ~。
 そうなのだ。
 人間のカラダは、私であって私でないのだ。
 今まで、ずっと同居人であった微生物君の住み心地のよい家造りをめざすと、自然と微生物との調和がとれてきて、おのずと健康になっていくんじゃないかなぁ。
 そう。人間は、微生物マンションの管理人。
 だからといっては何だが、微生物にとっての最大の敵、生き物を殺す化学物質(農薬・保存料・殺虫剤・防腐剤・抗生物質・抗菌グッズ・除草剤・界面活性剤などなど)だけは、最低限にしてみた方がいい。7割もしくは9割を占める私であって私でないものの命を奪うものだから・・・・。
 私でないもの(微生物)を大切にすることが、私(のカラダ)を大切にする。

 犬夜叉で桔梗が歌っていた。
 キレイはキタナイ
 キタナイはキレイ

 見て見ぬふりのできる人でありたい。

 ウイルスは、たんぱく質でできている。
 人間もたんぱく質でできている。
 人間は、ばい菌の海の中で生活している。
 寝ても醒めても
 いつでもどこでも
 それがあたりまえ
 空気を吸って吐いて  とおんなじ。 
 ウイルスやばい菌と折り合いをつけながら、いいことも悪いこともお互い様で
 あたりまえのように戦って  あたりまえのように恩恵を受けて
 持ちつ持たれつで生きている
 それが自然ってやつ
 
 いつも、あたりまえのこととして
 人間と違うたんぱく質が体内に入ると、
 いつもあたりまえのこととして
 白血球の偵察部隊が、異種たんぱくを敵と判断し、従属部隊の鉄砲隊に「敵だ~。やっつけろ~。」とほら貝をふく。
 バ~ン、バ、バ、バ~ン。
 やられた~。のくり返し。


 ところが、はしかウイルスは、めったにやってこない強敵だ。


 つぎは、[はしか物語]   です。
  
 
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『誰も知らない』アレルギー  その2  寛容になれない免疫の持ち主① 

2012年01月06日 | エッセー
 もし、牛のたんぱくやニワトリのたんぱくが腸から血液内に侵入しても、アレルギーのない人の場合は、よほど過剰でない限り見て見ぬふりをすることができる。
 「あ、牛のたんぱくだ。でも、貴重な栄養源だから見なかったことにしよう。」
 と、免疫君は独自に判断して戦わない。
 これを『免疫寛容』という。
 えらいねぇ~。白黒つけずに受け入れる力が免疫には備わっている。イエス・ノーで進む世界のパソコンとは人種(?)が違うのだ。適当にうまくやっていくって大切だよね。
 でも、アレルギーの人の免疫君ってどちらかというとパソコンタイプ。ちょとでも、牛やニワトリのたんぱくが血液中に存在すると『敵だ~。やっつけろ~。』ってなっちゃう。手厳しい免疫。『免疫狭量』とでもいうのだろうか。とにかく融通がきかない。
 あけみちゃんという寄生虫を腸に飼っているとってもユニークな藤田紘一郎先生は、近頃、人間は、清潔になりすぎて、戦うべきばい菌が身近にいなくなっちゃったもんだから、免疫君が暇になった。で、暇になった免疫君が、暇をもてあまして、ゲーム否、血液中の人間と違うたんぱくを敵とみなして戦いごっこを始めちゃったモンだから、アレルギーが増えたって言ってらした・・・よ。
 で、藤田紘一郎先生は、こうおっしゃった。『免疫を忙しくさせちゃうために、腸にぎょう虫やさなだ虫を飼おう!』・・・と。

 なんでもそうだ。子育ても・・・。一人っ子だと、どうしてもその子の一挙手一投足が目に付いてしまい気になる。気になる。気にしないと思っても気になる。
 でも、二人三人となると、そんなにかまっていられない。逆にかまってあげたくてもかまってあげれなくって『ごめんね。』と抱きしめたくなるくらい。少々のイタズラなんか目に付かない。だけど、一人っ子だと、どうしても目に付く。そうなりたくなくてもつい見張り役になってしまう。
 知らぬが仏  だよ。その反対は、知ってしまったら鬼・・・?
 一人っ子の場合は、ママが必要な3才を過ぎたら、ママを忙しくさせちゃった方がいいかもね。

よく、ほんとうによく耳にする言葉。「なぜだか、3人目ってただただいとおしい。2人でこんなに大変だったら、3人目はどうなることかと危惧していたけれど、案ずるより生むが安し。確かに忙しいんだけど、ゆったり幸せをかみしめている。不思議。」と。多分、少々のことは気にならなくなるのだと思う。どさくさにまぎれて、いつの間にか、自然と寛容な人間になっちゃっている。子育てって、本当に危険なときだけ目が届けばいいんだから・・・。子どもは管理されすぎると窒息しちゃうよ。

 


 
 
 
 
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『誰も知らない』アレルギー  その1 傷つきやすい腸の持ち主 ②

2012年01月04日 | エッセー
 人間もアミノ酸でできているので、卵や牛乳もアミノ酸まで完璧に分解されれば敵とはみなさない。
 たんぱく質は腸の消化酵素でアミノ酸まで切り刻まれる。切り刻むことがへたくその腸の持ち主(ストレスや油・砂糖のとりすぎや便秘などによりキズだらけの腸の持ち主)やたんぱく質の食べすぎで腸が切り刻むのが間に合わない場合、にわとりや牛のたんぱく質の破片がくっついたたんぱく質が血液中に侵入する。そして、敵とみなされ攻撃される(つまり、アレルギー反応がおきる)。
 元々、日本人が昔から食べていた豆腐や味噌などに対する消化酵素はあるので毎日食べても大丈夫(ただし、国産でない場合や農薬などを使っている場合にはアレルギー反応が起こる場合もあるらしい)。でも、卵・牛乳など戦前ほとんど口にすることのなかった動物性たんぱく質に対しては、日本人は消化酵素が十分にでないので切り刻むことがへたである。これは、事実である。
 そして、ちなみに、成人女性の場合、卵1個を完全にアミノ酸まで分解するのにどれくらいかかると思う?
 ①1日
 ②3日
 ③1週間

 答えは  なんと③の1週間・・・。
 もし、毎朝ハムエッグなんてしゃれていたら、血液中にはアミノ酸まで分解されなかったにわとりの異種たんぱくがだぶついて、結果としてアレルギー反応がおきてしまう。
 毎日、牛肉を食べる、否、食べれる人ってそういないはず。でも、牛乳・卵は毎日摂りやすい。だから、前にも書いたように卵・牛乳を週に1~2回にするとアミノ酸まで分解されるのでアレルギー反応も起こりにくくなるのだと思う。
 プラス、バナナウンチを製造できるステキな腸の持ち主になることもアレルギー反応を少なくする大事な要素だ。

バナナウンチイコールカラダに優しい微生物(腸内細菌)が何百億個もいるりっぱな腸の持ち主ってこと。腸内細菌はアミノ酸まで分解する強力な助っ人で、アミノ酸だけを血液中に通過させるきれいな網の目の粘膜を形成してくれる。
 ところが、アレルギーの人の腸は、アミノ酸まで分解する能力もいまいちなら、粘膜が傷ついていて、牛のたんぱくやニワトリのたんぱくも容易に血液中に取り込んでしまいやすい状態なのだ。
 腸が、切れない包丁と穴が開いてるザルのような感じになっている。
 アレルギーと腸のコンディションって一見関係なさそうに見えて、実はとってもわけありの関係といえる。
 だから、アレルギーの人こそ、バナナウンチをめざせ!
 切れる包丁と目の細やかなザルは、カラダに優しい微生物(善玉腸内細菌)をどれだけ増やせるかにかかっているといっても過言ではない。あなたは、善玉腸内細菌というペットの飼い主なのだ。
 なのに、なのに、砂糖たっぷりのお菓子や揚げ物などの油をパクパク食べてさせていると、悪玉腸内細菌が激増して、そのうんこが腸の粘膜を傷つけ、ザルの穴があっちこっち大きく開いたような腸の粘膜になってしまう。
 お肉など動物性たんぱく質も食べ過ぎると、悪玉腸内細菌のエサになるので、善玉腸内細菌が勢力争いに負けて腸の粘膜が傷つく。イースト菌も腸の粘膜を傷つけてしまう。腸内細菌よりイースト菌の勢力の方が圧倒的に強いのだそう。パンは美味しいけどねぇ~。
まぁ、お口に美味しいものは、楽しみ程度に・・・てことかしら。
 実は、ウンチの半分は、腸内細菌の死骸なのだそうだ。初めてその話を聞いてわたしは、いたく感動した。うんこの半分だよ。半分。すごいよね。だから、たくさん食べればウンチがたくさん出るというような単純な話ではなく、善玉腸内細菌好みのエサとなる食物を中心に食べているとバナナウンチになり、結果、腸の粘膜がキレイになる。
 繊維の多いものを食べると便通がよくなるといわれているけれど、私の個人的な体験上、にんぷの便秘は葉っぱ系野菜ではいまいち・・だ。さつまいもとか玄米、おからなどの繊維力にはかなわない。
 アレルギーの人ほど、切れる包丁とキレイな網の目のザルをめざして、和ティスト中心で時々楽しみ・・・そんな食事になじんでみよう。
 
 
 
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