総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

遺伝とだち

2017年09月08日 | エッセー
 ある本を読んで、そういう考えもあるのだろうか。と。
 氏より育ちという言葉もあるように、子育ての親の役割は、持って生まれたもの半分、育ち半分くらいかなと思っていた。しかし、この本には、なんと育ちではなく、友達だと書いてあるではないか。えーーー、育ちは何処へ。こんなに苦労しているのに、友達ってどういうこと。
 この本いわく、今でこそ、少子化で、子どもは一人か二人という家庭が多い。最近のテレビドラマを見ていると、ことごとく子一人の設定が多いなって。しかし、それは、ここ最近のことで、子どもが衛生状態が悪かったり、栄養失調で病気で死んでしまいやすかった昔は10人くらいいる家庭も多かった。そうなると、母は、乳飲み子の世話だけで一日20年が終わってしまうということになる。必然的に、乳飲み子以外の子どもたちは、兄弟同士だったり、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんや友達たちというごちゃまぜの環境の中で、大人になっていかざるを得ない。そして、そこでは、外敵から身を守るために、スローガンを掲げて徒党を組むというスタイルが自然発生してくるという。

少子化という状況は、人類が始まって以来、初めてのことで、もしかしたら、大勢の仲間たちに囲まれて勝手に育っていった子どもの遺伝子が、この状況についていけなくて、今、いろいろと問題が起こってきているのかもしれない。本来なら、兄弟や近所の仲間たちとの関係性の中で育まれるはずの心が親子の関係性で補てんしなくてはならなくなって、濃厚になり過ぎているのかなぁ。
 そういう風に考えると、保育園とか幼稚園は縦割りがいいのかなぁ。
 母は8人兄弟で、父は10人兄弟だった。だからといって、愛情がどうのこうのって、そんなのなかった。私が仕事に就いたころのお母さんたちに育児不安という言葉はなかった。あの頃も、核家族だったけど。
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