総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

どうせ 誰も わかてくれない  その2

2012年02月27日 | エッセー
 赤ちゃんは、おなかの中でへその緒という絆でつながっていたのに、お産によりへその緒が切れると、とっても不安になるんだそう。→分離不安という。
 その不安を産後また、母親との絆を深め直すことによって、生きることに最低で最大必要な《安心》を獲得し、この世で自分らしく生きていく基盤を作っていくといわれている。
 この生まれてから再獲得する絆は、日々の母親(世話をしてくれる人)との三つのやり取りのくり返しのなかで深まっていく。
 一つは、「お腹がすいたよ~。」と泣けば、オッパイ・ミルクを飲める。
 二つ目は、「オムツが気持ち悪いよ~。」と泣けば、すぐに、オムツを取り替えてもらえる。
 三つ目は、お母さんが何もいわずに、目の前から急にいなくなったりすると、見捨てられたみたいに感じて、不安で胸がバクバクして本当に「怖かったよ~。」と泣けば、むぎゅーとハートを抱きしめてもらい、思う存分「オーン(怖かったよ~)、オーン(怖かったよ~)」とママの懐で泣ける。

 この三つの要求を満たしてもらうことのくり返しの中で、母と子の絆が深まっていく。そして、赤ちゃんは、安心して自分の好奇心を満たすことだけを考えてすくすく成長発達してゆけるのだ。

 赤ちゃんは、母親(生後3ヶ月くらいまでは、世話をしてくれる唯一無二の人って感じ)を信頼できて初めて父親を信頼できる。父親を信頼できて次に兄弟姉妹を信頼できる。そして、その次におじいちゃんおばあちゃん。その次に友だちという順で他人を信頼できるようになる。よく、人間関係が苦手って人がいるけれど、そんな人は、多分、このプロセスのどこかで何があっても私を見捨てないという絶対的な信頼感を十分に築けなかったのかも・・。ここが、築けていると、思春期以降世間の荒波に向かってゆける勇気が湧き出てくるらしい。
 私は、子どもが大人になるとき、一つだけ何か能力をプレゼントできるとしたら、人間関係を自然体で上手に築ける能力、あるいは、甘え上手な人間関係を築ける能力を贈りたいとマジ思う。その第一歩が、実は、生まれたての赤ちゃんが泣いたときのその都度その都度のママの対応という地道なくり返しの中から芽生えていくのだとしたら、布オムツを使わない手はないよね。
 気持ち悪いときちんと感じる力ときちんと表現する力をママとのやり取りのなかで築いてゆくんだけれど、多分、そのプロセスで、いやなことはいやときちんと表現できる力や丁度よい人間関係距離のとり方なども体得していくんじゃないかなと思う。気持ち悪い(いや)を表現するたんびに、対応してくれるっていうことは、『いやなときはいやって言ってもいいよ。』と大歓迎してくれているってことだよね。しかも、『気持ちよくなったねぇ。』と声かけてもらいながら、すりすりお腹やお尻をマッサージまでしてもらってごらん。あなたが何をしても私は受け入れるわ~っていう何をやっても否定されない私は、自分に対する限りない自信や自分を好きな気持ちを育んでいく。

 もちろん、それがすべてではない。

 ただ、気持ちいいを体験させてあげようという母心があれば、布オムツを使うことは、絆を深めるチャンスになるっていうこと。布オムツでも、ただ替えさえすればいいというわけではないので・・・。
 おしっこをしても三五十五してから、オムツを替えるというなんとなくうっとおしいけれど、それほど不愉快でもない紙オムツの世界は、何があっても私を見捨てないと信じきれるほどの強烈な何かは存在しない。でも、布オムツの世界は、ぞっとする冷たさから爽快感という劇的な皮膚感覚の変化をもたらすので、オムツを替えてくれる人に対する強烈な欲求を抱かせ、気持ちよくしてくれることへのありがたさを身をもって痛感するということから、絆は確実に深まっていくはず(と想像する。)。

 
 元々感性豊かなママは、紙オムツだろうがなんだろうが、豊かな人間関係を育めると思う。ただ、私は、頭でっかちのわがままをいえないタイプだったので、布オムツの交換が、私に不足している感性をわずかばかり補ってくれたのだと思っている。



 そういえば、忘れていた。
 アメリカのピシッピシッと育てられた赤ちゃんの中で、最後まで泣き続けた赤ちゃんは、どうしてわりといい感じに育つことができたのでしょう?


 つづく

 風邪がひっつきそうないやな予感・・です。
 午後4時過ぎごろから、咳が出始めた。
 今、鼻水がちょっと気になり始めました。
 いかん、いかん、仕事は早々休めない。
 今朝、ちょこっと鼻水がたまった感があり、1回だけふーんとしただけで、今日はすっかり忘れていたのに・・・。
 ちと、やばい。
 家に帰って、ビタミンC剤を4錠(400mg)飲んだ。次に、葛根湯をお湯ですすった。
 あとは、ホメオパシーのアコナイト(風邪の引き始めにいい)をなめて、今日は、お風呂であったまったらすぐ寝ようと思っているところ。
 と思ったら、ハックションとくしゃみまで出た。
 ハックションというくしゃみの勢いで、背骨のゆがみみたいなものを自力で整体してくれるんですって。それによって、風邪にかかりにくくするんだそう。すごいよね。動物のカラダって。

 ところで、
 赤ちゃんにとって泣くという行為は、自分を守るための最強の手段。
 それを、早々と放棄してしまう赤ちゃんとしぶとく訴え続ける赤ちゃんのチガイはなんでしょう?
 妊娠中、ママが我慢ばっかりしていたり、忙しくって赤ちゃんのことをゆったりと感じる時間がなかったり、不安いっぱいだったり、言いたいことを言えなかったり、喜怒哀楽という自分の感情を感じる力や表現する力が弱かったりすると、我慢しやすい子どもになるみたい。
 逆に、しぶとく泣き続けた赤ちゃんは、きっと、ママが妊娠中ゆったりと自分の気持ちも豊かに表現していたのだと思う。
 たぶん・・・・。
 ものは、考えよう。
 
 赤ちゃんがぐずりっぱなしで、どうしたらいいかわからず疲れきっているママへ。
 泣いててこずる赤ちゃんほど、自分を感じる力、表現する力、守る力が大きいのかも・・・。

 私は、そんな人間になりたい。
 確かに、今、極限状態っていうママもいるかもしれない。
 ファイト!
 あと、一息だよ。
 泣くにまつわるすべての物語は、総合漢方育児薬で書きま~す。これを読めば、育児のツボがわかり、トホホ状態からグッバイ!です。
 だって、泣くのが平気を超えて、喜びの領域に安住できるようにになれるんだもん。


 つぎは、『チャレンジ 母乳!編  オッパイヒルになった長男の悲劇 』  です。
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうせ誰もわかってくれない

2012年02月26日 | エッセー
 いのちの電話の会長という方が、死にたいといって電話してくる人の多くは、『どうせ誰も僕のことなんかわかってくれない』『自分は生きる価値がない』という共通の心理があるとおっしゃっていた。『死にたい』と言われると自分じゃ手に負えない。専門家に相談しなくちゃという風にしり込みしてしまう人が多いけれど、専門家じゃなくてもいい。『あなたのことをわかりたい。あなたの気持ちを知りたい。』と心から思う人が寄り添っていさえすれば、大丈夫・・・とおっしゃっていた。
 今までの自分の人生で、自分の気持ちをわかろうとしてもらえた体験がなかった、多分、相談しても否定される体験しかなかった・・・だから、いつの間にか本音を言えなくなった。否、言わなくなった。否。本音すらも自分で封印してしまってわからなくなった。その結果、どうせ誰もわかってくれない・・となってしまったのだと思う。
 そして、そして、自ら本音を表現しなくなった、する場を持たなくなったことで、他の人と本音でしゃべるチャンスを逃してしまい、世の中、自分と違う考え方をする人がいるんだ。いろんな考え方があるんだという体験不足の結果、これしかないという狭いトンネル思考に陥り、最終的に死しかないという方向に自分を追い詰めていくのではないか。

 『生きる価値がない』というのは、いつも条件付の愛で育ってきたということだと思う。いい子である、大人の思いどおりであるという条件つきの愛。やんちゃのままでいいよっていうあたたかなまなざしさえあれば、生きていける。いい子ってなんだろうね?
 子育てって大人の静かな生活や自分のための生活をかき乱されることの連続。子どもを生むということを選んだということは、ある程度は、それを覚悟しましたと宣言したということだと肝に銘じたってことだと思う。上手に息抜きする方法を臨機応変に変幻自在に柔軟に自分なりに体得しながら・・・・ね?
 しつけと称して静かで思いどおりに子どもをさせちゃうと条件付の愛だと子どもは感じてしまうかもしれない・・・よ。



 どうせ誰もわかってくれない・・・・・。

 それと、布オムツがどう関係しているの?って思った人もいるかもしれない。

 昔、アメリカで赤ちゃん時代の育て方の及ぼす影響について追跡調査という形で学者さんたちがある研究をしたんだそう。
 その仮説は、『ピシッピシッと規律正しく育てた子は、大人になって規律を守るちゃんとした大人になる。逆に、泣いたら対応するという育て方をしたら、奔放な大人になる。』というもの。ピシッピシッというのは、具体的には、3時間毎のミルクとおむつ交換や抱っこなど・・。

 さぁ、両者は、どんな大人に育ったでしょう?ちなみに、この対象者は、乳児院の赤ちゃんたちで、20年間追跡調査をしたとのこと。


 つづく

 もちろん、ピシッピシッと3時間毎のミルクやおむつ交換などで育てられた方が、きちんとした大人に育ちま・・・・・・・せんでした。泣いたらその都度対応していた赤ちゃんたちは、普通に就職して大きな問題はなかったそうです。でも、3時間毎のミルクなど時間で規律正しく育てた赤ちゃんたちは、仕事に就かない、就いてもすぐやめるような飽きっぽい性格に育ったそうです。その中でも、最後までよく泣いていた赤ちゃんは、まぁまぁ仕事もやっていけていたけれど、すぐ泣き止んで手のかからない赤ちゃんは、本当に手のつけられない飽きっぽい大人になってしまったとのことでした。

 3時間毎のミルクやおむつ交換、抱っこと決められた赤ちゃんは、お腹がすいてもすぐミルクを飲ませてもらえない、オムツが気持ち悪くてもすぐ交換してもらえない体験を日々蓄積させていったのだと想像します。いくら泣いても、『どうせ誰も解ってくれない』という価値観を不可逆的に植えつけられたわけです。思春期を過ぎて、本当は試練なのに、すべてトラブルとしか思えず、ちょっと問題がおきると、『どうせ何を言ってもわかってもらえない。どうせ、助けて~と叫んでも誰も助けてくれない。どうせ、誰も信用できない。』というような自暴自棄の気持ちに陥り、何をやっても虚しくって充実感がないため、すぐやめてしまう心模様になってしまったんじゃないでしょうか。

 友人が、昔、こんなことを言っていて、ちょっと怖いと思ったことがある。
 『わたしは、ミルクだから、3時間たっていないときに泣いても平気よ。おっぱいだとどんだけ出ているかわかんないから
不安になるかもしれないけれど・・・、ミルクはどんだけ飲んだかわかっているから・・・。だから、3時間たっていなければ、どんなに泣いてもミルクは与えない。」ときっぱり。
 確かに、そう。確かにそうなんだけれど・・・・。
 足りているか足りていないかわかんなくって不安だらけのおっぱいママのそばにいる赤ちゃんもきついけれど、きっぱりしすぎるミルクママのそばにいる赤ちゃんもきついかなぁと思った。


 つぎは、『どうせ誰もわかってくれない  その2』 です。



 
 
 でも、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スットッキング 脱いだ瞬間 極楽だ!

2012年02月24日 | エッセー
 布オムツをとおして 赤ちゃんのお尻は、春夏秋冬をしっかり感じている。
 新生児期は、一日40回くらいおしっこするから、一日40回春夏秋冬を味わえる。
 ところが、紙オムツだと・・・・。

 どう想像する?
 紙オムツにおしっこをしたときのお尻感覚・・・。
 
 私は、何となくいつもうっとうしい梅雨のようなお尻感覚を抱えたまま、1年否2年過ごすことになるような気がする。
 一度、大人用の紙オムツにおしっこしてどう感じるか体験してみたいと思っているんだけれど、まだ、やってみたことがない。ビデオでの実験は見たことがあるけれど、不快であるようなことを言っていた。

 なんとなく不快という世界。ぎゃーっとおいうほどもないけれど、かといってさわやかではないという皮膚感覚の世界ってどんなだろう?
 
 春夏秋冬と梅雨って皮膚を通して感じる赤ちゃんの感性って同じかなぁ~。

 個人的に、スットッキングって、はかなくていいならはきたくない。特に、6月の梅雨を過ぎるころから・・・・。家に帰って、まっさきにすることが、ストッキングをパッと脱ぐことだ。
 暑くなると、ストッキングって皮膚から感じる肌ストレスって結構ハードに感じるのは私だけだろうか。真夏になるとストッキングって言語道断って感じだ。気分が悪くなることもある。
 夏に、綿のシャツでないのもかなりきつい。ナイロンとか入っているシャツやブラウスは、まず、買わない。耐えられない。
 夏の紙オムツって、赤ちゃんはどう感じているのだろう。紙といっても紙100%ではない。おしっこがもれないんだから。それだけでもきつそうなのに、おしっこしたらもっと通過性が落ちるはず。3時間くらいたつと、おしっこでかなりたっぽりなるので、もっとむれそう。
 あんな薄いストッキング1枚ですら、アヒアヒなのに・・・・。


 赤ちゃんの脳神経は、気持ちいいと感じるとどんどん成長発達するときく。じゅわー・冷・爽快という布オムツの世界にプラスママの声かけとついついすりすりマッサージという気持ちいい世界が加味されて、赤ちゃんの脳神経は、ますます枝葉を絡ませ発達まっしぐら。オギャーと生まれたときの脳細胞の数は、みなおんなじ。その後は、枝の絡まり方により発達に違いが出てくるらしい。枝を豊かに絡ませるために必要なのは、『気持ちいい』。
 早期教育にモーツワルトを聴かせることはよろしいんじゃないかなと思う。だけど、その前に、それを聴く側のコンディションもだいじなんじゃないだろうか・・・。
 心理カウンセラーのS先生いわく。
 どんなにいいものでも、赤ちゃんにとって『非日常』は長くて20分くらいが妥当だとさ。
 つまり、ママがピアニストだったりピアノの先生で、妊娠中もショパンやモーツワルトを弾いたり聴いたりするような日常を送っている人なら、赤ちゃんもおなかの中でずっと聴いていてそれが日常だから、自然。
 でも、なじみのない人が、突然、早期教育といって、非日常をしちゃうと赤ちゃんも戸惑って混乱してしまう。そして、不安ホルモンがいっぱい分泌されてストレスになる。妊娠中とおんなじが一番。なぜなら、心が安定するから。そして、赤ちゃんの心の発達にとって一番必要なのは、心の安定・安心感だから。
 だから、どんなにいいものでも、非日常は20分・・だそう。
 なるほど。
 かえるの子はかえるさ。
 無理しない、背伸びしないってことも大切。
 


 だいたい、もし、ずっと紙オムツだけを使うとすると、3人子どもがいたら20万円以上オムツ代がかかるんじゃないかなぁ。布オムツだとオムツカバーと布オムツで2~3万円くらいだろうか。

 
 布オムツと紙オムツを上手に使い分けるといいんじゃないかなぁ。
 きついときとか外出のときとか仕事に復帰したら・・とか・・・は、紙オムツにして、余裕があるときは、布オムツにチャレンジする・・・みたいな。

 
 
 
 つぎは、『どうせ誰もわかってくれない。』です。





































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

布オムツ それは、察する訓練器!

2012年02月23日 | エッセー
 察する・・・・・・
 私の憧れの言葉
 もっと的確な言い方だと  カラダが察する  あるいは、自然と手が出る  
 空気を読む  とは ちょっと違う。否、まったく違う。
 空気を読むって 回路の途中で頭に寄り道している感じだ。
 そこには、計算高さみたいな損得勘定が見え隠れしていて、まるで、私そのもの。だから、違うと思う。

 頭を使わないで、もう、自然と手が出ている感じな人間になりたい。
 一生、なれないかもしれないけれど、せめて、一段でも高く察する階段を上りたい。

 思いおこせば、私の人生の中で、察する能力のピークは、布オムツを使っている時だった。
 布オムツを使っている1歳半くらいまでの18ヶ月×4人=72ヶ月(6年間)は、布オムツをしている子どもたちのおしっこを察するという幸せを享受することができた。
 
 初めて、赤ちゃんを胸に抱いたとき、自分が母親になった実感がわいてこなくて、くすぐったい感じだった。そして、初めて、オムツを替える時、そっと、オムツに指を突っ込んで、おしっこかな?それともおっぱいかな?なんて思いながら、びちょっとした感触に触れたとき、「あ~、私もついに母親になったんだ。」と感無量な気持ちになった記憶がある。
 ところで、筋肉をつけるには、地道な日々のマッスル訓練が必要だ。ぼ~っとしていたって筋肉はつかない。せめて、歩かないと・・・・。
 察する力のある母親になるのも、筋トレと同じように日々の地道なサッスル(察する)訓練が必要。
 母親が、ゆったりした気持ちで、赤ちゃんは、今、どんな気持ちかなぁ~と察して、声かけをいっぱいしながら、育児していれば、育児書なんかなくっても感性豊かな子どもにすくすくと育っていく。きっと・・・。
 瞬間、瞬間の赤ちゃんの気持ちを察して声かけてあげるって(表現してあげる・言語化してあげる)って子育てのツボなのだ。
 しかし、これが、超難関。東大より難しいかも・・・。お勉強ばっかりで感じることの表現をおろそかにしていると感性にカビが生えているので、自分がどう感じて何を言いたいのか解らなくなっているから、言葉もしゃべれない赤ちゃんの気持ちを察して言語化するなんてそうそうできるもんではない(もちろん、私もそうだった)。

 育児不安のため精神的に追い込まれるママの急増と頭に寄り道しちゃうタイプのママの増加は無関係とはいえないと思う。 
 東大より難しいけれど、布オムツを使えば、そのときだけは、スルスル~っと感性という東大に入れるという点では、ママたちラッキーだよね。空気を読む人間から、自然と手が出る察する人間になりたいと思うママへのトッテオキノ秘密兵器が布オムツなのだよ~ん。つまり、布オムツを上手に使うことで、育児不安が半減するとしたら、どうする?って、愛咲くらは、問いかけているのです。 

 筋トレというマッスル訓練器  それは、ジム
 ママトレというサッスル訓練器 それは、布オムツ


 筋トレは、無理してがんばらないといけないけれど。
 ママトレは、いつの間にか察する力をつけてくれる優れもの。
 

 ところで、いつも、常に、24時間、1~2年の間、
 ママが赤ちゃんのおしっこどうかなぁ?オムツぬれていないかなぁ?と気配りしているオーラに包まれた赤ちゃんってどんな気持ちだろう?布オムツをとおして無条件の愛のオーラをず~っと浴び続けるってなんかよくない?
 紙おむつになると、3時間に1回。

 最近、オムツなし育児という本のタイトルを見てびっくりした。
 オムツなしってどういうこと?って思った。
 オムツを使わず、そろそろおしっこするかなぁ?という時を見計らっておしっこをさせて、結果、オムツを使わないってこと?

 まぁ、そこまでいかなくても布オムツを使っていると、だんだんそろそろおしっこするかなぁ?という勘所がつかめてくる。自然と・・・。で、2時間位してもオムツがぬれていなければ、「し~と・と・と」っておしっこをさせてみるといっぱいおしっこをしてくれたりするようになる。
 すると、なんだか、自分まで気分良くなってきて、次もオムツをぬらさないでみようという気持ちになる。なんだか、気分いいのだ。自分にご褒美をあげたくなる。
 
 そして、次も成功すると、自信がみなぎってくる。自分に満足って感じ。自分が好きになる。

 オムツを洗うのも一日3枚という日もあったりして、自分で自分のことをすごくない?ってつい言っちゃう。

 夏になると、生後6ヶ月くらいなら、トレーニングパンツ(布製の)をはかせても結構大丈夫なので、お尻さわやかにさせてあげれる喜びに浸ったりして・・・。2時間くらい大丈夫という感じになると、おしっこをしてしばらくははだかんぼにしちゃったりして・・・。赤ちゃんは、むれないしさわやかで幸せ~だよ・・・きっと。
  
 1歳くらいになると、もう、ほとんどオムツがぬれなくなるので、洗濯とかぜんぜん大変じゃないし、水道代なんてまったく問題なくなる。
 1歳半くらいになると、トイレットトレーニングなんて意識しなくっても、すでに自然にはずれていく。

 もちろん、あんまり意識しすぎて、頻繁に「し~と・と・と」とさせすぎると、赤ちゃんにとって脅迫されているように感じちゃうので、あくまでも2時間か3時間たってもぬれていないときにさりげなく・・・が原則。
 一日0枚をめざいたりするのもブーです。あくまでも育児に数字は禁物・・・です。

 おしっこを出すために必要な筋肉は、1歳半ころに発達するので、それ以前に、おしっこがたまっていないのに無理してさせるとかなり無理して筋肉をぎゅーっと縮めるので、ストレスになるから要注意!

 
 日々、布オムツを通して、察する訓練をしているママは、きっといつの間にか赤ちゃんの心模様(気持ち)を察する力を便乗して着実につけているんじゃないかなぁ~。

  

 









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待ちわびるという極上の幸せ

2012年02月20日 | エッセー
 オーラの泉で向井亜紀さんがゲストだった。
 何の病気かわからないけれど、生きる希望すら失うほどの大病をされ、寝たきりみたいになって、自暴自棄になっていたころのどうやって心が生き返ったかという体験談を話された。
 夫の高田信彦さんは、わがままで自暴自棄になった妻に、近所のケーキ屋さんのすべての種類のケーキをお土産に買って帰ったりなんだり・・・とやさしくしてくださったにもかかわらず、わがままいい放題だったとのこと。そんな時、なぜかしら、ある日から、足欲のおばちゃんが来るようになったとさ。そしたら、『あ~、もう、私ってなんて不幸なの。いいことなんかなんいもない。生きていたって仕方ない。』と思っていたのに、ふと、『あ、明日は、足欲のおばちゃんがやってくる日』と思った瞬間、なんだか生きる元気が出てきて、早く月曜日が来ないかなぁと待ちわびるようになって、いつの間にか元気になって、今があるという奇跡的なお話だった。
 足欲のおばちゃんの足欲ってそんなに気持ちよかったのだろうか。それとも、足欲のおばちゃんとの会話が楽しくって待ち遠しくなったのだろうか。それとも、足欲のおばちゃんの人柄が、ほんわかあったかいひだまりのような方だったのだろうか。それとも、週1回必ず、足が身持ちいいという定期便が何かを信じていいという気持ちにさせたのだろうか。

 そうなのだ。
 待ちわびる喜びって最高の生きるエネルギー発電機なのだ。
 おしっこをしてオムツが気持ち悪くなってオンンギャーと泣いて待っていれば、必ずママが、オムツを取り替えてくれて気持ちよくなるという『待てば幸せが来る』体験を一日40回(生まれたては)もしてもらえるってすごくない?
 これぞまさしく ラブ注入!
 
 実は、うつ病になるような方も、向井亜紀さんとおんなじだと思う。
 そして、多分、いいことなんか何にもない・誰も私のことを解ってくくれないというどん底の気持ちのときに、週1回定期便で春を運んでもらえたら、心がなんだかしらないうちに元気に近づいていくんじゃないだろうかと思う。定期便と春(気持ちいい)のセットの威力は計り知れない・・・・。
 
 うつ状態になっているとき、人は、ふと気づけば、ネガティブなことばっかり考えている。人間関係や借金や仕事の多さなどのマイナスなことから逃れられない窮地に追い込まれ、仕事と自分の時間のスイッチの切り替えができなくなり、自分の時間にも仕事のことなどが侵入してくる。本来ならリラックスする時間にリラックスできなくなる。へたをすると寝ている間も不法侵入され24時間緊張しっぱなしになって、心が限界に達する。うつ気分は、心が限界だよ。そろそろ、今までとは違う考え方、価値観になるべきときだと黄色信号をおくってくれているのだ。ありがとう。
 ふと気づけば、いやなことばっかり考えてしまう。考えまいとしても考えてしまっていたのに、足欲のおばちゃんが定期便で来てくれるようになって、あれ?ふと気づけば、足欲のおばちゃんのことを待ちわびているに入れ替わっていた。ここが、大事。
 ワクワクエネルギーが、ため息エネルギーに脳内で取って替わったのだ。
 楽しみなんて、ネガティブな悩みの方が圧倒的にパワーがあって、そのとき限りだったのが、待ちわびる喜び湧き出るカラダに変身して、持続的に楽しみな気持ちが心を占領し、ネガティブ感情に勝ったのだ。
 ワクワクを味方につけたら、もうこっちのもん。
 
 ところで、育児は、スイッチのオンとオフのない24時間営業のコンビにみたいなもの。
 だから、きついのだ。
 どんなにきつい仕事でも、自分の時間があって、オンとオフがちゃんとできれば、意外とやっていける。
 育児にも、オンとオフが必要だと思う。
 上手に甘えられる人は、上手にオンとオフのスイッチを切り替え、ストレスを溜め込まないですむ。オフしたいときに、誰かに子どもを預けて、自分時間をしっかり確保しちゃえる。
 子どもが、しっかり昼寝でもしてくれれば、それだけでも、自分の時間を確保できる。
 夫が、仕事がいくら忙しくっても、育児に見向きもしてくれなくっても、コミュニケーション力に磨きをかけて、上手に巻き込んでちゃっかりショッピングなんかしちゃえる。
 
 切り替え上手は、甘え上手。そして、生き方上手。病気にも縁がない。

 切り替え上手でなかった私は、50歳で大病をしました。神様が、いい加減、切り替え上手、甘え上手、わがままになれって、目の覚めるような病気を私にお与えになりました。

 育児ストレスでどうにかなりそうな方へ
 『考え方を変えなさい。』『切り替え上手になりなさい。』『甘え上手になりなさい。』『わがままになりなさい。』ついでに『いいお母さんになっちゃだめよ。素直なお母さんになりなさい。』と神様が教えてくれていると感謝してみましょう。

 育児のことは、もう少しして、ゆっくり、じっくり書きたいと思っています。


 つぎは、『布オムツ それは、察する訓練機』  です。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春よ来い!お尻に春こそ 意欲の元

2012年02月20日 | エッセー
 春夏秋冬
 日本って国は、四季があるっていうだけで幸せな国なんじゃないだろうか。
 2月って、まだまだ寒いけれど、梅の花のつぼみが膨らみ始めると春の予感がじゅわ~っとカラダの中に広がって、なんだか幸せな気持ちになる。
 あの、なんともいえない春の予感を感じるカラダこそ、人に生きる力を与えてくれるって知っていた?
 春を待ちわびる心は、もちろん厳しい冬があってこそ感じることのできる世界。
 赤道直下の1年中夏という国の人には、きっと味わえない・わからない感覚。
 夏夏夏夏と春夏秋冬  春春春春と春夏秋冬  秋秋秋秋と春夏秋冬  冬冬冬冬と春夏秋冬

 春を待ちわびるルンルンワクワク気分と太陽という存在への感謝の気持ちは、人間に、生きる意欲・気力をもたらしてくれる。

 春は、必ず来る。

 これが、大事。

 待つと必ず幸せがやってくるという体験が、どれだけ、人を幸せにしてくれることか。
 
 本当のことを言うと、冷え性の私は、冬って大嫌い。
 私の住む街は、南国といえど、霜が降り、1年に1~2回雪だるまを作れるくらいの雪が積もるところ。
 霜のない海のそばに住む人たちが羨ましい気持ちもあるけれど、どこかで、木枯らしの吹き荒れる凍てつく冬の寒空のない街ってどこか物足りないんじゃないかって思ったりもする。カラダが硬直するような冷たい寒さがあってこそ、三寒四温の太陽に感謝する気持ちがパワーアップするってことをカラダが知っているから。
 ささやかなことに喜びを感じられることこそ、幸せにつながる道。
 ひだまり と聞いただけで、結構幸せになれるって、お得なカラダだ。
 息子たちも、そんな効率のいいカラダに育ってほしい。

 冬が冬らしい分、春が光り輝く。
 冬が冬らしい分、春の予感がなんともいえない幸せホルモンを分泌させてくれる。

 冬は冬らしく
 おしっこはおしっこらしく(?)




 うれしいときは うれしい気持ちを素直に
 腹が立ったときは、いやだ~って叫ぶんだ
 悲しい時は、ウオーンウオーンと泣けばいい
 楽しいときは、ルンルンスキップしよう
 
 しっかり感じる春夏秋冬
 素直に表現  喜怒哀楽
 それは、らしさ(個性)を育てる最強グッズ


 布オムツは、おしっこらしさを肌にしっかり感じさせてくれる。
 だから、おしっこした瞬間は、生ぬるい幸せという春
 そして、数秒後にひや~っと冷たくなって冬
 ママが、オムツを変えてくれたら、また、春が来る。

 ヒヤッと冷たい冬の後は、必ず、ママが春を運んできてくれる。
 春を運ぶママに対する絶対的信頼感がここで芽生える。
 これが大事。
 信頼という安心感の中で絆が培われていく。

 2011年の漢字は、絆 だった。
 絆がないから絆を求めて絆になった。

 母と子の絆をより深めてくれるものに布オムツもありだと思う。

 春が来ない一年なんて ない。
 春は、必ず来る。
 必ず来るという信頼関係が 絆 の第一歩

 春の定期便

 待てば必ず春が来るという春の定期便は、心に意欲というエネルギーを泉のごとく湧き上がらせる。
 遠足の前日のあのわくわくする感じ
 あるいは、明日は、ゴルフだと思うとウキウキする感じ
 
 生まれて毎日何十枚もオムツを替えてもらうということは、毎日何十枚分も意欲の貯金通帳にワクワクスタンプがたまっていくといくこと。

 紙オムツはどうだろう?

 紙オムツに春夏秋冬はあるだろうか?

 


 つぎは、『待ちわびるという極上の幸せ』です。
 



  
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうか喜びにつながるこそだてになりますように・・・布オムツの最後のお願い!

2012年02月17日 | エッセー
 パソコンの調子が悪く思うように毎日の更新ができず、申し訳ありませんでした。
 なんで、今さら布おむつ?
 でもね。たかが布オムツ、されど布オムツなの。
 にんぷさんに伝えたい、布オムツの世界観。一応、読んでみて。そして、ちょっと立ち止まって考えてほしい。
 
 「布オムツ、布オムツ、布オムツが最後の最後の最後のお願いに参りました。布オムツ、布オムツ、布オムツをどうか宜しくお願いいたします。」
 選挙カーではないけれど、愛咲くらは、たとえ時代遅れといわれようとめげずに、最後のお願いをしています。
 赤ちゃんの心の成長にとって、おっぱい以上に必要な栄養がママの感性。
 でも、今の時代のママは、溢れる情報の中で育ち、キャリア溢れる能力の持ち主であるがゆえに、頭デッカチになってしまいがち。私のその走りの一人で、しっかり頭デッカチ。
 4人の子育てをさせていただいても、この頭デッカチってなかなか崩せなくって苦労している。
 この頭デッカチママを感性ママに近づける最強グッズが、布オムツ。
 悲しいかな。今では、妊娠したら布オムツを縫うという慣習はすっかり鳴りを潜めてしまった。昔、まだ、紙オムツがちらほら使われ始めた頃、布オムツと紙オムツの違いって何だろうとメリットデメリット同僚たちと考えた時がある。
 赤ちゃんの気持ちを考えれば、布オムツに軍配があがったけれど、この頃より、子育てに不安いっぱいママが急増していて、ママのストレスをこれ以上増やさない方がいいかなということで、時代に流されてしまうことに後ろ髪を引かれながらも時代を受け入れた。
 

 いっぱいいっぱいのママたちが、布オムツを紙オムツにすることで少しでも負担が減るのであれば・・・・というところで、本当は、布オムツのメリットの方が大きいとわかっていながらもしぶしぶ、布オムツのよさをお話しすることを控えた時期もあった。けれど、ママたちのしんどそうな感じは、減る様子もなく、ママたちの育児ストレスの根っこはそう簡単にはなくなりそうもないなぁ・・。むしろ、布オムツを通して赤ちゃんとのやり取りの中で育つママの感性や赤ちゃんとの絆を大切にした方が、根っこが変わっていくような気がしてきた。
 オムツを洗って干してたたんでという手間隙ってそんなに大変なことなのだろうか?もちろん、働くママにとっては貴重な時間となる。でも、育児に専念できるママたちにとっては、その手間隙も喜びになるような布オムツの世界がある・・・。
 そのお話を今から伝えたい。
 もし、感性で子どもを育てたいと思ったら、布オムツは、最強の感性ママ育成グッズになるんだけどなぁ~。


 自称頭デッカチママ。でも、感性で育てたい、自分の感性も育てたいというママへ。

 布オムツを通してちょっぴり感性ママを体験してみませんか?
 
 ところで、布オムツと紙オムツの違いって何だと思います?
 
 布オムツのメリットは
 ・安い
 ・オムツかぶれしにくい
 ・オムツはずしが早い
 ・エコ
 デメリットは
 ・洗う・干す・たたむが大変
 ・水道料金

 紙オムツのメリットは
 ・楽
 
 デメリットは
 ・ゴミ
 ・高くつく
 ・やっぱ布オムツに比べればむれる

 一般的にはこんなところだろうか?

 でもね。これは、枝葉のこと。

 
 『疲れちゃう。それは、頭を使うから。疲れない。それは、心が動くから・・・。』

 ところで、生まれたての赤ちゃんは、一日おしっこ何回くらいすると思う?

 ①20回
 ②30回
 ③40回

 正解は、

 ③ です。

 そうなんです。生まれたての赤ちゃんは、なんと40回もおしっこをするんです。チョコチョコ、チョコチョコ。さっきしたばっかりなのにもう?って感じ。
 ところで、布オムツにおしっこをした瞬間ってどんな感じだと想像します?
 最初からいきなり気持ち悪いって思うかもしれないけれど、実は、そうではない。
 体温とおんなじ生温か~いものが、布オムツの布に染み渡りながら、じゅわ~っとなんだかとってもいい気持ちになる。か・い・か~ん~・・・・。なんともいえない超快感。
 ところが、そんな幸せはいつまでも続かず、すきま風がス~ッと入ると、ひんやり。ゾクッ。ブルッ。不快。そして、思わず、「気持ちわる~い。」否、「オンギャー」と泣いて、母親に助けを呼ぶ。
 赤ちゃんが泣くと、ママは、疾風のように赤ちゃんの元に駆けつけて、思わず「お腹がすいているの?それともおしっこしたかな?でもなくて、泣いてスッキリストレス発散したいのかな?」と声かけちゃうのだ。そして、心の中では、おっぱいは1時間前に飲ませたから、まだ、お腹はすいてないわねぇと思いながら、じゃぁ、おしっこかしら・・・。」とオムツにそっと手を入れる。すると、ビチャッとヒンヤリ触感を感じた瞬間、ママのカラダのスイッチがオンにON!になる。
 オムツカバーをはずして、オムツを見ると、ビチョビチョ気持ち悪そ~うって感じちゃって、もうかわいそうでかわいそうでたまらなくなる。眠っていた母性本能が刺激される。
 そして、思わず、言葉に出ちゃうのだ。「わぁ~、気持ち悪かったねぇ~。今すぐ、オムツを替えるからね。待っててね。」と。
 そして、サッと立ち上がり、サササッと布オムツを取りにいって、パパッと替えて、「ほ~ら、気持ちよくなったねぇ~。スッキリしたねぇ~。」と声かけながら、思わず、お尻やお腹をさすってあげちゃうのだ。
 なんだか、自然とカラダが動いちゃう。

 ここが、感性のツボ。

 自然とカラダが動いちゃう・・・これが、大事。
 この心理って何だろう?
 ビチョビチョを見た瞬間、『かわいそう。』『不憫。』と胸がキュンと痛む母心から湧くエネルギーは、声かけだけでなく、ついついスリスリマッサージまでしてしまうほどのエネルギーを母親にプレゼントしてくれる。
 紙オムツだとこうはいかない。
 だって、ビチョビチョしていないもん。
 母親に、『わぁ~、かわいそう。今すぐどうにかしてあげたい。』という原動力を湧かす胸キュウン力は、紙オムツにはない。
 紙オムツを使うとき、たぶん、ほとんどのママは、頭を使っている。
 『さっき、オムツ替えたばっかりだから・・。』とか、『この前にオムツを替えたのは、2時間半前だから、そろそろ・・・。』『もう3時間以上経ったから、替えなきゃ・・・。』とか、オムツを替えるのに、いちいち時間という数字を頭に描く。『替えなきゃ・・・。』とは、『替えなくてはならない。』というネバネバ世界の住人の言葉。したいしたい世界の住人とは別世界。ネバネバ言葉を使うとき、人は頭で考えて動くのですっごく疲れるのだ。
 へたをすると、チラッとオムツを見て、『もったいない。まだ、大丈夫。』と見て見ぬフリをするママもいたりする。一日、オムツは5枚しか使わないってママもいる。頭の中で、お金という数字を計算する人もいると思う。だって、やっぱ、お金かかるもん。
 私も、たまに外出するとき、紙オムツを使うことがあった。
 なんだかなぁ~。不思議なんだけれど、紙オムツにしたとたん、めんどくさくなるのだ。布オムツだと、結構頻繁にオムツに手を突っ込んで確認するのに、紙オムツにしたとたん3時間ぐらいカラダがオムツに対して動かない。ビチョビチョにはならないという安心感からだろうか。
 10年以上、何でだろう?とずっと考えていた。


 誰に問うても、?
 だから、ず~っと疑問に思い続けていた。
 そしたら、あるとき、ふと、合点がいった。
 そうか、
  『人間、ココロが動けば(感じれば)元気になる。
  でも、アタマが動くと(考えると)疲れる。』    のだ。
 人は、目の前で苦しんでいる人がいたら(死にそうな人がいたら)よほどの人でないかぎり、自然と手が出るもの。そして、手助けできると喜びになる。
 そんなもん。

 したいことをする時は疲れない・・・・よね。むしろ、社会の荒波を乗り越えるエネルギー源になる。
 布オムツは、省エネグッズだとは知っていたが、まさか、自家発電するから、ママの疲労の省エネグッズにもなるとは・・・。
 知らなかったぜ。
 
 子育てのストレスを少しでも軽くしたくて、紙オムツを使っているはずなのに、かえって、仇となりストレス増えちゃっったら、本末転倒だ。
 どうか、喜びにつながる子育てになりますように。

 それに、オムツでいっぱいのゴミ袋を見て、心のどこかで何かを感ているママもきっといると思う。少なくとも、オムツのゴミを見て幸せに感じるママはいないんじゃないだろうか。
 そんな中、お天気の日に、お日様に向かって布オムツを干しているママは、なんだかほっかりあったかい気持ちになっているかもしれない。 
 ビチョビチョの布オムツを取り替えた時、何となくすがすがしい気持ちになり、うれしくなるのは、決して気のせなんかじゃない。なんだか、ちょっぴり自分を好きになれる。きっと、その何となくの蓄積が、自信のなさから来る子育てのストレスを減らしてくれるような気がするのだ。
 子育てを通して、喜びの貯金通帳をせっせと貯めて、自分を好きになってみませんか?
 

 追伸
 紙オムツは、1枚いくらだっけ?
 やっぱりね。庶民は、ちょこっとぬれたぐらいじゃ紙オムツを替えれないと思うの。一日40枚替えられる?(まぁ、それは、生まれたての赤ちゃんの場合だけれど・・・)
 たまにしか使わない私ですら、紙オムツにしたとたん、『急性怠慢症候群』に罹っちゃう。めんどくさい・もったいないという感情が、あっという間に私の清らかな(?)心を乗っ取り、怠け者に変貌を遂げる。せっかく、手に入れた耳かき1ッパイほどの無条件の愛が、あっという間に条件付の愛に成り下がる。 
 せめて、夫と子どもには、損得感情抜きの愛へのチャレンジをしたいところなのに、紙オムツは、紙オムツを私を損得勘定の渦に巻き込んでいく。
 人間って、ほんとに本当に不思議な生き物で、『とにかくウンチさえしていなければ、3時間は大丈夫という風に体質改悪され、オムツを替えるという愛の行為が、作業・労働になっちゃってめんどくさくなる。
 ところで、「あ~、もったいない。」「あ~、めんどくさい。」という気持ちオーラは、第6感ビンビンバンバン人間の赤ちゃんにはどうつたわっているのだろう?
 布オムツを替えてもらうとき、きっと、赤ちゃんは、ママの喜びを感じ取っていると思う。
 赤ちゃんって、ママのことならぜ~んぶ知っている。
 だって、おなかの中で、ず~っとママを感じてきたから。
 だって、生まれてからもママしか見ていないから。
 ママが赤ちゃんを見つめるその100倍否1,000倍否1,000,000倍いやもっとママを見ているかも。だって、ママしか見ていないんだもの。ママは、洗濯物を見たり、まな板を見たり、忙しいもんね。
 
 だから、ママの気持ちなんてお見通しよ!

 ニコニコ微笑んでいても、頭の中で、今晩のおかずは何にしよう?なんて考えていたら、あ、わたしのことをきちんと見ていないってすぐわかる。

 お見通しよ。

 私は、人間ができていないので、布オムツという感性ママ育成グッズをあえて使って、私の中にドロドロと存在する損得感情(条件付の愛)オーラをなるべく出さないですむように環境整備をしたまで。

 紙オムツは、よほどセレブでなきかぎり、無条件の愛を提供しないんじゃないかな。
 たかが、布オムツ、されど、布オムツ。
 奥が深いのだ。

 つぎは、もっと奥深い布オムツの世界を探検!
  『春よ来い。お尻に春こそ 意欲の元 』  です。

   



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ばい菌の 胸を借りて 強くなる  その3

2012年02月07日 | エッセー
 お久しぶりです。
 インターネットの調子がよくなくて1週間以上ご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。
 インフルエンザでダウンしていたわけではありません。
 巷では、インフルエンザが流行っているようですね。
 最近は、すぐタミフル等投与されるので、熱の下がりが早いのはいいことみたいですけど、普通は、熱が下がって二日したら仕事に行ったり学校に行けるところが、解熱しても排菌していることが多く人にうつす恐れがあるのであ~だこ~だ・・・と言われ始めているようです。
 「次男は、今、高2で、来年、大学受験。なので、今年のうちに天然のインフルエンザにしっかり家族でかかってインフルエンザ全般の免疫をつけて、来年、本番で仮に次男がインフルエンザにかかっても軽く済ませよう・・・なんて考えている。」と同僚に言ったら、「それいい考えですね。○○ちゃんちがかかっているみたいですから、お邪魔してみたら・・・」なんて冗談のような本気のような会話をしてきたところ。まぁ、わざわざインフルエンザ菌を貰いに行く気にまではならないけれど、ちょっと、家族全員でかかっておくのは悪くないとマジ思っている。




今、日本の子どもたちは(否、親たちは)、サッカー選手や野球選手を夢見てスポーツ少年団真っ盛りだ。親も試合となれば、黄色い声援にも拍車がかかるってもんだ。勝って嬉し涙。負けて悔し涙。次こそ、負けるもんかと練習にも身が入る。

 対ばい菌戦もおんなじ。
 勝ったり負けたりしながら、強くなる。
 つまり、風邪をひくという試合をしながら、時に大負け(肺炎になったり)時には3点差で負け(熱が出て寝込んで)、また、ある時は、接戦だったのにあと一歩で負け(鼻水くらい)、そして、圧勝(みんながインフルエンザにかかっても自分はかからない)・・・などなど。そんな繰り返しの中で、ばい菌に対する免疫チームはどんどん強くなる。

 免疫は、ばい菌の胸を借りて強くなる。

 対戦チームがいなかったら強くもなれない。
 いろんなばい菌がいるからこそ、免疫チームも強くなれる。

ばい菌に感謝。

 ばい菌を目の敵にしてはいけない。
 対戦相手として一番適しているのは、自分たちのチームよりちょこっと強いチーム。そのチームに勝てた時こそ、実力がついてきたって証拠だ。
 なのに、なのに、鼻水くらいで、抗生物質に頼っていたら、ばい菌に打ち勝つ免疫力がついていかないので、いつまでたっても、万年負け組のへなちょこチームのまま。だから、さして強くないばい菌にもあっさり負けてしまう。
 安易に薬を使うということは、わが子のチームが負けそうなときに、プロサッカーの本田選手を起用するようなもの。そんなんじゃ実力なんてつかないって誰だってわかる。見ている人もつまんない。
 鼻水レベルのチームとぐらい戦わせてあげようよ。
 
 世の中、うまくできたもので、生後半年から1年くらいは、母乳を通してまだ未熟な免疫チームに母親の免疫助っ人を送り込み、強敵にも負けない免疫力が備わっているから安心だ。
 生まれて1ヶ月くらいは、哺乳瓶も煮沸消毒しなきゃいけないけれど、1ヶ月過ぎたら、普通に洗うだけで十分。3ヶ月を過ぎる頃には、水道水もそのまま飲める。まぁ、塩素という抗生物質みたいなものが入っているので(だって、大腸菌を殺すわけでしょ?)塩素は、抜いたほうがいいと思うけど。だから、いつまでも煮沸消毒していると、ヤワになる。
 最近は、減ってきたらしいけれど、おっぱいを飲ませる前におっぱいを消毒綿で拭くというママもいた。それこそ、おっぱいそのものに強力な免疫チームがあるので、拭く必要なんてない。むしろ、拭くことでママの皮膚はカサカサなって大変かも。免疫チームの一人である常在菌まで拭き取ってしまうから・・・。(お尻ふきも同じ理由でNO“!です。)

 結膜炎に、母乳。

 これは、昔からのおばあちゃんの知恵。
 つまり、結膜炎になったら、昔の人は、おっぱいの出ているママの所へ行って、目薬みたいに、目におっぱいをタラっとたらしてもらって治していたんだって。
 おっぱいには、天然の抗生物質みたいなものが含まれているんだと思う。

 キレイはキタナイ
 キタナイはキレイ

 キレイは病気
 キタナイは元気

 ママは、わが子の免疫チームの監督.。

 弱小チームを強くするも弱くするもママの腕次第。
 ママって仕事もおもしろいでしょ。やりがいあるよ。
 だから、すべてをお医者さんに任せないでっていいたい。
 せっかくの、監督の醍醐味を取られちゃっているから。
 もったいない。
 子育てが大変だって言ってしまうその一つに、せっかくのママの子育てをとおしてつくはずの人間としての自信みたいなものを培うチャンスを、“今の時代”が奪っているということもあると思う。
 
 ほんとはね。子どもは、ママが安心してゆったりしてそばにいてくれるだけで、なぜだか、免疫チームが勝手に最強チームになっちゃうみたい。
 わたしは、ママが安心してゆったりしてそばにいられるようになるには、どうしたらいいかをいつもずっと考えている。
 ここで言いたかったのは、ばい菌を怖れるな!
 むしろ、感謝しよう。


 つぎは、『どうして、盲腸になる人が減ったんですか?』 です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする