やっぱ、ジュースは、記念日だけにしておこう。
メタボのお勉強をすればするほど、ジュースという類のものは、楽しみという非日常の地位に押し上げてあげようという気持ちになる。
20歳の時の体重より10㎏以上太った人のその太った分の脂肪細胞は、調度いい体重の人の脂肪細胞とは全く違う細胞に変化してしまう。
脂肪細胞というと、それだけでマイナスなイメージを抱いてしまうけれど、実は、調度いい体重の人の脂肪細胞は、長寿ホルモンというカラダを若返らせるホルモンを分泌してくれる。一方、10㎏以上太った人の脂肪細胞は、一個一個が肥大化して、それとは真逆なホルモンを分泌して、それはそれは恐ろしいビーム光線を発射する。まるで、20世紀少年の○○君のように。
知らなかった。
ただ単に太るだけの話だと思っていた。
チガウノダ。
20歳の頃より10㎏以上太った場合の『太る」と2~3㎏太った場合の『太る」は。
ただ、筋肉がついて太っている場合は別。
とにかく、食べたものは消費するか蓄えるかしか道はない。途中で、綿菓子のようにしゅるしゅるしゅる~~~~と消えてなんかくれない。
収支決算が合わなければ、太るかやせる。
脳を使うか、筋肉を使うか。
実は、脳を使う方がエネルギー消費は大きい。
難しいプロジェクトにかかわっているあなた・・は、お得なのだ。ダイエットするには。
夫とのけんかで悩んでいるあなた・・・も。ただし、『夫は犬だ』と思えばいいという本やベストパートナーという本を読んで、夫は、違う星に生まれた人、そんな人とできるだけ分かり合えるにはどうしたらいいのだろうという解決思考型の悩みにかぎる。ただただ相手を批判ばかりしたり愚痴をこぼしてスッキリしているレベルでは痩せない・・・・と思う。エネルギー消費という視点でみると、脳を使うか垂れ流すかの違いは大きい。
以前も書いたけれど、療養休暇は、朝な夕な45分ほど歩いていたけれど、ゼンゼンお腹が空かなかった。でも、仕事に復帰して、溜まっていた仕事を必死にこなしていたら、ずっと座業だったにもかかわらず、おなかが空いて幸せだった。
この時、体験として、脳を使う方がエネルギーを使うのだと実感した。
収支決算と言っても、同じカロリーをとって、同じように使っても、時と場合によって、太る場合もあれば太らない場合もある。ここが、人間のカラダのおもしろいところ。子育てにもツボがあるように、太らないツボがある。
で、ジュースだ。
糖尿病予防のお話をするとき、糖尿病やメタボになりそうな人って、食べることが大好きなので、それを制限するような話はできるだけ避けたい。お米や小麦(パンやめん類)砂糖・くだものなど炭水化物と呼ばれるものは、血液中に入り、血糖値をあげる。それで、カラダは血糖値が上がると常に一定量にしようとして、インシュリンというホルモンによって、糖分を血管の外に出そうとする。余分な糖分は、肝臓や筋肉という倉庫に収納される。かって人類は、飢餓との戦いだった。今でこそ、飽食の時代で好きなものを好きなだけ食べられるけれど、ほんのちょっと前まで、次はいつ食べられるか・・・という感じだったので、人類のDNAは、食べたものは全て逃がさない・・・でいざという時のために蓄えるようにできている。その人類の中でも優秀なDNAを持った人が太りやすい人なのだそう。日本人の20%くらいは、その太りやすい、つまり、蓄えようとする力の強い人がいるとのこと。その倉庫が、肝臓と筋肉なのだ。だから、体重が減らなくても運動することで筋肉をつける(倉庫を増やす)ことは、内臓脂肪を増やさないコツといえる。食べすぎて、肝臓の倉庫も筋肉の倉庫もギューギュー詰めになったら、次は、血液の中しかない。中性脂肪として血液の中に溢れてくる。
中性脂肪の値まで高くなっている人は、肝機能検査(GOT・GPT・γーGTP)などの値も少し高くなっている人が多い。肝臓の倉庫も溢れているので、本来の肝臓の働きにまで支障をきたしていることを示している。
冷蔵庫に詰めすぎて、冷やせなくったようなものだ。
肝臓のお仕事は、まず、解毒。
カラダに侵入してきた異物を無毒化するという重大な任務がある。
異物とは、食品添加物やウイルス、薬、合成ビタミン剤、(生き物を殺すものすべて(蚊取り線香や○―○マット、防虫剤、農薬、除草剤など)、そして、アルコールのアセトアルデヒドなど。
夏に農薬などをふった日にビールを飲むと、ものすごく酔っ払うそう。あるいは、農薬をふった日にお刺身を食べると食中毒にかかりやすいそう。
ちなみに、焼酎2分の1合を解毒するのに、だいたい3~4時間かかるらしい。ビールなら350ml。1合だと7~8時間になる。これ以上飲むと、翌朝になり、今度は朝食の解毒などのお仕事をしなくてはならないので、肝臓は休む暇がなくなる。
疲れたら眠るよね。
肝臓も眠らせてあげなきゃ、身が持たない。
肝臓の2番目のお仕事は、500以上あると言われる合成工場。
食べたものやリサイクルしながら、必要なビタミンやたんぱく、ホルモンなどを合成する。
もし、500のうちの一つを化学工場として人間が作るとすると、町一つ分の面積が必要なくらいの性能だというから、すごいよね。
そして、最後が貯蔵庫。
しかし、食べすぎると貯蔵庫が肝臓を圧迫して、本来のお仕事である解毒や合成ができなくなる。
肝臓の貯蔵庫をなるべくすっきりさせるためにも食べ方はとても重要となる。
同じカロリーでも、例えば、りんごをジュースで摂るのとガシッと噛んで食べるのでは、全然違う。
ジュースのようにゴクゴクと飲んじゃうということは、信号待ちで信号が青になったら、エンジンを全開にふかして、いきなり時速100キロmで走り出すようなものなのだ。燃費は最悪だし、車もかなりいたむ。ジュースとはそのような物質といえる。ジュースは、膵臓への負担が半端じゃない。毎日のように飲む癖がある人の膵臓は疲労困憊もいいところ。ジュースを飲むと、血糖値が一気に上昇する。すると、膵臓は慌てて、最大限の力を振り絞って、インシュリンをがばっと分泌する。インシュリンががばっと分泌されるとき、アドレナリンも連動してがばっと分泌される。アドレナリンは、元気ホルモン、バリバリホルモン。別名、攻撃ホルモン。イライラしてくる。カッとなりやすくなる。
問題は、それだけではない。実は、カラダの中の様々な神経伝達物質は、必ず、レセプター(受け皿)と対になっている。インシュリンも必ずあい方がいる。そのあい方の数は、ふつうに噛んで食べるときを標準にした数となっている。ジュースなど液体で甘いものをよく飲む人のレセプターの数が増えるわけではないので、ガバッとインシュリンが分泌されたものの、受け皿のレセプターが完璧に不足しているので、行き場を失ってしまう。するべきお仕事がないので、カラダの中をウロウロするしかないのだ。それだけなら、まだいい。暇を持て余したインシュリンは、普通なら、腎臓から排泄される増えすぎると痛風のもとになる尿酸をおしっこに出さないようしちゃったり・・といろいろ悪さをしてしまう。まるで、ちんぴらみたいに。(尿酸も大切なもの。カラダの中で生じた活性酸素を無毒化したり、ウイルスを退治してくれたりする。増えすぎたら針のように結晶化してしまい、チクチク神経をさすので痛いのだ。)
ちんぴらインシュリンをカラダの中にどれだけ存在させているか・・・が、動脈硬化の進み具合に大きく影響している。
つづく
そんなこんなで、ジュースという消化の良すぎる甘い飲み物は、カラダを酷使する№1。
そんな話をしたあとに、必ず、ある質問がくる。
『野菜ジュースは、いかがですか?』と。
野菜はとらないといけないと気にかけている人が、なかなか野菜をとれないので、せめて、野菜ジュースでも飲めば少しは、いいかな?と思って飲まれている。
ごめんね。
ジュースはジュースなのだ。
しかも、野菜だけは入っているわけではない。果糖の多い果物や砂糖も加えてある。ジュースと五十歩百歩かな。
逆に、健康に非常に気にかけている優等生タイプの方からは、『毎朝、手造りの野菜ジュースを作って夫婦で飲んでますが、いかがでしょう?』
自負の念のある方への言葉は、選ばないといけない。
その方のポリシーに近いことに対しては、その方の価値観を尊重しながらも納得していてただける言葉を丁寧に丁寧に探しながら、お答え留守用に心掛けている。結局は、否定してしまうわけなんだけど。
メタボのお勉強をすればするほど、ジュースという類のものは、楽しみという非日常の地位に押し上げてあげようという気持ちになる。
20歳の時の体重より10㎏以上太った人のその太った分の脂肪細胞は、調度いい体重の人の脂肪細胞とは全く違う細胞に変化してしまう。
脂肪細胞というと、それだけでマイナスなイメージを抱いてしまうけれど、実は、調度いい体重の人の脂肪細胞は、長寿ホルモンというカラダを若返らせるホルモンを分泌してくれる。一方、10㎏以上太った人の脂肪細胞は、一個一個が肥大化して、それとは真逆なホルモンを分泌して、それはそれは恐ろしいビーム光線を発射する。まるで、20世紀少年の○○君のように。
知らなかった。
ただ単に太るだけの話だと思っていた。
チガウノダ。
20歳の頃より10㎏以上太った場合の『太る」と2~3㎏太った場合の『太る」は。
ただ、筋肉がついて太っている場合は別。
とにかく、食べたものは消費するか蓄えるかしか道はない。途中で、綿菓子のようにしゅるしゅるしゅる~~~~と消えてなんかくれない。
収支決算が合わなければ、太るかやせる。
脳を使うか、筋肉を使うか。
実は、脳を使う方がエネルギー消費は大きい。
難しいプロジェクトにかかわっているあなた・・は、お得なのだ。ダイエットするには。
夫とのけんかで悩んでいるあなた・・・も。ただし、『夫は犬だ』と思えばいいという本やベストパートナーという本を読んで、夫は、違う星に生まれた人、そんな人とできるだけ分かり合えるにはどうしたらいいのだろうという解決思考型の悩みにかぎる。ただただ相手を批判ばかりしたり愚痴をこぼしてスッキリしているレベルでは痩せない・・・・と思う。エネルギー消費という視点でみると、脳を使うか垂れ流すかの違いは大きい。
以前も書いたけれど、療養休暇は、朝な夕な45分ほど歩いていたけれど、ゼンゼンお腹が空かなかった。でも、仕事に復帰して、溜まっていた仕事を必死にこなしていたら、ずっと座業だったにもかかわらず、おなかが空いて幸せだった。
この時、体験として、脳を使う方がエネルギーを使うのだと実感した。
収支決算と言っても、同じカロリーをとって、同じように使っても、時と場合によって、太る場合もあれば太らない場合もある。ここが、人間のカラダのおもしろいところ。子育てにもツボがあるように、太らないツボがある。
で、ジュースだ。
糖尿病予防のお話をするとき、糖尿病やメタボになりそうな人って、食べることが大好きなので、それを制限するような話はできるだけ避けたい。お米や小麦(パンやめん類)砂糖・くだものなど炭水化物と呼ばれるものは、血液中に入り、血糖値をあげる。それで、カラダは血糖値が上がると常に一定量にしようとして、インシュリンというホルモンによって、糖分を血管の外に出そうとする。余分な糖分は、肝臓や筋肉という倉庫に収納される。かって人類は、飢餓との戦いだった。今でこそ、飽食の時代で好きなものを好きなだけ食べられるけれど、ほんのちょっと前まで、次はいつ食べられるか・・・という感じだったので、人類のDNAは、食べたものは全て逃がさない・・・でいざという時のために蓄えるようにできている。その人類の中でも優秀なDNAを持った人が太りやすい人なのだそう。日本人の20%くらいは、その太りやすい、つまり、蓄えようとする力の強い人がいるとのこと。その倉庫が、肝臓と筋肉なのだ。だから、体重が減らなくても運動することで筋肉をつける(倉庫を増やす)ことは、内臓脂肪を増やさないコツといえる。食べすぎて、肝臓の倉庫も筋肉の倉庫もギューギュー詰めになったら、次は、血液の中しかない。中性脂肪として血液の中に溢れてくる。
中性脂肪の値まで高くなっている人は、肝機能検査(GOT・GPT・γーGTP)などの値も少し高くなっている人が多い。肝臓の倉庫も溢れているので、本来の肝臓の働きにまで支障をきたしていることを示している。
冷蔵庫に詰めすぎて、冷やせなくったようなものだ。
肝臓のお仕事は、まず、解毒。
カラダに侵入してきた異物を無毒化するという重大な任務がある。
異物とは、食品添加物やウイルス、薬、合成ビタミン剤、(生き物を殺すものすべて(蚊取り線香や○―○マット、防虫剤、農薬、除草剤など)、そして、アルコールのアセトアルデヒドなど。
夏に農薬などをふった日にビールを飲むと、ものすごく酔っ払うそう。あるいは、農薬をふった日にお刺身を食べると食中毒にかかりやすいそう。
ちなみに、焼酎2分の1合を解毒するのに、だいたい3~4時間かかるらしい。ビールなら350ml。1合だと7~8時間になる。これ以上飲むと、翌朝になり、今度は朝食の解毒などのお仕事をしなくてはならないので、肝臓は休む暇がなくなる。
疲れたら眠るよね。
肝臓も眠らせてあげなきゃ、身が持たない。
肝臓の2番目のお仕事は、500以上あると言われる合成工場。
食べたものやリサイクルしながら、必要なビタミンやたんぱく、ホルモンなどを合成する。
もし、500のうちの一つを化学工場として人間が作るとすると、町一つ分の面積が必要なくらいの性能だというから、すごいよね。
そして、最後が貯蔵庫。
しかし、食べすぎると貯蔵庫が肝臓を圧迫して、本来のお仕事である解毒や合成ができなくなる。
肝臓の貯蔵庫をなるべくすっきりさせるためにも食べ方はとても重要となる。
同じカロリーでも、例えば、りんごをジュースで摂るのとガシッと噛んで食べるのでは、全然違う。
ジュースのようにゴクゴクと飲んじゃうということは、信号待ちで信号が青になったら、エンジンを全開にふかして、いきなり時速100キロmで走り出すようなものなのだ。燃費は最悪だし、車もかなりいたむ。ジュースとはそのような物質といえる。ジュースは、膵臓への負担が半端じゃない。毎日のように飲む癖がある人の膵臓は疲労困憊もいいところ。ジュースを飲むと、血糖値が一気に上昇する。すると、膵臓は慌てて、最大限の力を振り絞って、インシュリンをがばっと分泌する。インシュリンががばっと分泌されるとき、アドレナリンも連動してがばっと分泌される。アドレナリンは、元気ホルモン、バリバリホルモン。別名、攻撃ホルモン。イライラしてくる。カッとなりやすくなる。
問題は、それだけではない。実は、カラダの中の様々な神経伝達物質は、必ず、レセプター(受け皿)と対になっている。インシュリンも必ずあい方がいる。そのあい方の数は、ふつうに噛んで食べるときを標準にした数となっている。ジュースなど液体で甘いものをよく飲む人のレセプターの数が増えるわけではないので、ガバッとインシュリンが分泌されたものの、受け皿のレセプターが完璧に不足しているので、行き場を失ってしまう。するべきお仕事がないので、カラダの中をウロウロするしかないのだ。それだけなら、まだいい。暇を持て余したインシュリンは、普通なら、腎臓から排泄される増えすぎると痛風のもとになる尿酸をおしっこに出さないようしちゃったり・・といろいろ悪さをしてしまう。まるで、ちんぴらみたいに。(尿酸も大切なもの。カラダの中で生じた活性酸素を無毒化したり、ウイルスを退治してくれたりする。増えすぎたら針のように結晶化してしまい、チクチク神経をさすので痛いのだ。)
ちんぴらインシュリンをカラダの中にどれだけ存在させているか・・・が、動脈硬化の進み具合に大きく影響している。
つづく
そんなこんなで、ジュースという消化の良すぎる甘い飲み物は、カラダを酷使する№1。
そんな話をしたあとに、必ず、ある質問がくる。
『野菜ジュースは、いかがですか?』と。
野菜はとらないといけないと気にかけている人が、なかなか野菜をとれないので、せめて、野菜ジュースでも飲めば少しは、いいかな?と思って飲まれている。
ごめんね。
ジュースはジュースなのだ。
しかも、野菜だけは入っているわけではない。果糖の多い果物や砂糖も加えてある。ジュースと五十歩百歩かな。
逆に、健康に非常に気にかけている優等生タイプの方からは、『毎朝、手造りの野菜ジュースを作って夫婦で飲んでますが、いかがでしょう?』
自負の念のある方への言葉は、選ばないといけない。
その方のポリシーに近いことに対しては、その方の価値観を尊重しながらも納得していてただける言葉を丁寧に丁寧に探しながら、お答え留守用に心掛けている。結局は、否定してしまうわけなんだけど。