総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

赤ちゃんの人権保護条約

2012年03月30日 | エッセー
 赤ちゃんの人権って聞いて、何を思い浮かべる?

 そう、赤ちゃんにもちゃんと人権がある。
 よく、赤ちゃんって何もわかんないから、何してもいい・・なにしゃべってもいい・・と本気で思っている人って結構いる。おじいちゃんとかおばあちゃんとかもよくそう言う。
 3歳くらいまでは覚えていないから、しつけとして叩いたけど、それ以降は覚えているから叩かなかったという人もいる。

 とんでもない。

 記憶に残らないけれど、宗像先生によれば、先生がSATイメージ療法で扱った症例では、うつ病をはじめとする精神疾患も、糖尿病や高血圧症、がんなどの生活習慣病も、さらには膠原病やバセドウ病などの自己免疫疾患も、そのほとんどは3歳以前に脳の扁桃体に刻まれた情動記憶が原発になっているということです。扁桃体の記憶を癒すことが何より大事ということです。
 
 もの心つくまでは、扁桃体というところが情動記憶(感覚器と結びついた感情と身体の記憶)として記憶し、もの心ついたら(言葉を話すようになったら)言語機能をつかさどる器官でもある海馬がエピソード記憶(出来事の意味や状況を物語として把握・記憶すること)として記憶するそうです。


 だから、覚えてないから何したっていいなんてとんでもない・・・のです。

 友達とドライブに行って、ちょっとのどが乾いてお茶飲みたいって思ったらどうする?
 きっと、隣に座っている友達に、「ちょっと、のどが渇いたから、あそこの自販機によっていい?あなたも何か飲む?買ってくるよ。」とか言うでしょ?
 そして、自販機でお茶を買って、車に戻ったら、「待った?お待たせ。はい、お茶!」

 っていうよね。

 もし、隣にあなたの赤ちゃんが乗っていたら、どう?

 いちいち  言う?

 いちいち  言わない・・・かも。




 赤ちゃんも友達と同じように対等に接しよう・・・・という運動(私が勝手に一人でやっているだけなんだけど・・)が、赤ちゃんの人権を保護するってこと。

 あくまでも、あなたにとって大事なともだちみたいに・・・・・。

 
 三男は、風邪を引くと長引いて悪化して入院したりするタイプだった。
 義理の母が面倒を見てくれたのだけれど、どんなにお願いしても、せがまれると(否、せがまれなくても)アイスとチョコ、ジュースなど、甘いもの冷たいものを季節を問わず与えていたようだ。そう、どんなにお願いしても、私が背中を向けると、たぶん、『あっかんべぇ~。』ってやっていたんじゃないかと想像する。
 三男の入院レベルまでの悪化は、そのせいだと私はひそかに思っている。だって、まともなウンチが出るのは、三日に1回だけだったもの。残りの2日は、下痢ピー。冷たいもの甘いもので腸内細菌のバランスが崩れ悪玉腸内細菌がのさばっていたんだと思う。

 まぁ、その話は別の機会にするとして、三男が2歳の頃、風邪の悪化で熱が下がらず入院したときの話で、医療現場では、子どもの人権を無視したことを良かれと思ってやっているんだとドキッとしたことがある。

 外来を受診して、検査をするので、「お母さんは、廊下で待っていてください。」と言われ、初めての病院、入院だったので、わけもわからず、抵抗もできないまま、わが子を残して廊下に出て待っていた。病院としては、お母さんにわが子が針を刺されるときのかわいそうな姿を見せたくないということで、わたしを廊下に出させたのだと思う。でもね、「じゃぁ、わが子が、突然、知らない看護師さんたちに羽交い絞めにされて、突然、突然だよ、イタ~イ注射をされる、そのとき受けるショックは、どう落とし前つけてくれるの?」って世界だ。
 入院中も、点滴の針を差し替えるとき、突然、「お母さんは廊下に出てください。」と言われて追い出された。あの時は、かなり大声で泣き叫んだ。

 話は、ここで終わらない。
 入院は、1週間ほどだったけれど、退院して1ヶ月、三男は、絶対に家の外に出ようとしなかった。1ヶ月だよ。1ヶ月。よほど怖かったんだと思う。ひとりぼっちにさせてごめんね。
 そして、自分が点滴で針を刺されたところを指差して、「あ、あ、・・・」と言っていた。指差しは、3~4ヶ月は続いたと思う。
 本当に愛してほしいときに愛を与えてこそ、愛はなんぼ・・・の愛の世界。
 なのに、私は、三男が一番私を必要とするときに、そばにいてあげれなかった。
 そばにいれなくてもいい。
 「お母さんは、そばについてやれないけれど、病気を治すためだからがんばってね。」と抱きしめて、目と目を合わせて、きちんと向き合うことさえできればいい。
 それができなかった。
 

 それくらいのショックだったのだ。

 ホント、三男には申し訳ないことをした。あれよあれよという間に、外に出されてしまった自分が情けない。

 はがゆい。

 できれば、抱きしめて、いっしょに痛み分けをしたかった(心の)。
 「痛いけど、がんばろうね。点滴したら、ばい菌をやっつけてくれるから、がんばろうね。」と励ましながら・・・・。

 なのに、なのに・・・・・。

 大事なことは、苦難を避けるのではなく、正面から受け止めて、励ましあって生きること。

 
 予防接種の注射もそう。
 「痛くないから」なんて、うそをつかないこと。
 子育てに、ごまかしやその場しのぎは禁物!
 「チクッと痛いけど、この注射をするとばい菌をやっつけてくれるから、がんばろう。」などときちんと伝えることが大事。
 そして、終わったら、「よくがんばったね。」と認めてあげよう。

 大事なことを知らされない  ということは、人権を尊重されていないってこと。

 例えば、突然、「今日、引越しするよ。」と夫に言われたら、どう反応する?
 職場で、突然、「今日、異動になった。○○課に配属になった。」と言われたら?
 突然、「今日、結婚式のスピーチをしてくれ。」と言われたら?

 あるいは、他の同僚たちは、みんな知らされていたことを自分ひとりだけ、知らされていなかったとしたら?

 

 ブーイングの嵐だよね。
 
 
 つぎは、『夜泣きK1世界ランキング第2位』  です。
 
 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疑心暗鬼ホルモン

2012年03月28日 | エッセー
 突然、現地通の優しそうな日本語も英語も話せる日本女性が消えたら、それこそ、突然、心臓がバクバクし始める。
 ドアが、カタっと音を立てただけでも、ドキッとする。
 
 もし、机の上に、『あなたにおいしいピロシキを食べさせたいので、買いに行きます。夕方の5時までには帰ります。』というメッセージがあるのを見つけたら、どんな気持ち?

 ほっとするよね。

 と同時に、美味しいピロシキってどんなピロシキだろう?とワクワクしてくる。
 そして、夕方の5時をルンルンと待ちわびる。

 メモがあるかないかで反応は天国と地獄ほど違う。

 赤ちゃんのそばから、ママが離れるときは、必ずメッセージを伝えるという誠意が必要なのだ。字は読めないけれど、心を込めて言えば何となくその輪郭は伝わるらしい。

 ちょこっとトイレくらいは、声かけで十分。
 でも、たまには、実家の母に預けて、気分転換のショッピングをしたいと思って、半日くらい預けるときは、きちんと横抱きにして目と目を合わせて、心を込めて、『あのね。ママもたまにはストレス発散したいの。で、今から、買い物に行ってくるね。半日、おばあちゃんとがんばってね。』と伝えて、帰ってきたら、また、横抱きして、『ありがとう。あなたがばあちゃんとがんばってくれたおかげで、ママはとっても楽しかった。リフレッシュしてまた、あなたと楽しんで過ごせるわ。』と言って、ギューっと抱きしめてあげて・・・。

 もっと、長時間、つまり、働き始めるので保育園に預ける場合は、乳児の場合はどうだろう。1週間前くらいから、時間を決めて横抱きで、『ママも働かないとおうちが大変だから、働くことに決めたの。ママもお仕事がんばるから、あなたも保育園でがんばってね。』と伝えて、いざ、保育園に通い出したら、保育園に迎えにいったときはもちろんのこと、寝る前にも横抱きにして、心を込めて『ありがとう。あなたが、がんばって保育園に行ってくれるから、ママ、安心してお仕事にいける。』と抱きしめてあげて・・毎晩。そうねぇ。4~5歳になる頃まで・・・。

 子どもが、成長発達するためにお友だちの力を必要とするお年頃は、3歳を過ぎてから。
 それまでは、ママがストレスで死にそうというくらい大変でなければ、かなうなら3歳くらいまでは、ママといたい。それが、子どもの本音。(と言いながら、私は、1歳から仕事をしていました。無念・・。)
でもね、ほんと不思議なんだけど、3歳を過ぎる頃から、相棒を捜し求めるようになる。ママどっぷりを卒業して、友達の力を借りてぐんぐん成長していくのが3歳児。たぶん、DNAに友達吸引機が組み込まれているのだと思う。
 
 子どもの都合ではなく、おうち(大人)の都合で保育園に預けるのだから、それくらいまでは、毎晩『ありがとう。あなたががんばって保育園に行ってくれるから・・・・・。』と抱きしめて感謝の意をきちんと伝えよう。
 子どもは自己主張の塊だから、一見わがままばっかり言うように見える。でも、ママが大好きだからママの役に立てるってすごくうれしいし、自信がつくので、ママが喜んで感謝していると結構その気になってがんばってくれるもの。けなげ・・・よ。
 4歳前後まで、毎晩、毎晩、感謝し続けて・・・・。

 子どもは、ママの感謝の言葉でうかばれる。

 疑心暗鬼ホルモンは、突然、前触れもなくママが姿を消したときに、赤ちゃんが自家発電するホルモン。

 使用前・使用後・・ではないけれど、いなくなる前帰ってきたときにとにかく声かけすることが、疑心暗鬼ホルモンを発生させないコツ。

 これが、発生して体内に蓄積してくると、おお泣きして発散したくなる。これは、生理学的に当然の化学反応なのだ。

 ほら、あなたも、運動会の100m競争でスタートする直前、あるいは、リレーで選ばれて待っているとき、人前で発表しなくてはならないとき、結婚式のスピーチを頼まれたときなど胸がドキドキして、ソワソワ他のことが手につかなくない?

 これって、疑心暗鬼ホルモンが出ている証拠。

 もっと、いやな疑心暗鬼ホルモンは、銀行のカードをなくした・・・あるいは、免許証をなくした・・、仕事でへまをして誰にも相談できない・・などなど。


 車のキーを失くして、必死で探し回って、疲れ果てて、いったんはいすにどっぷりと座り、はぁーとため息一つつく。

 一息つたら、また、ソワソワしてきて、もう1回探し回らない?

 そう。ソワソワホルモンってじっとしていられないホルモン。

 そういう物質が分泌されるのだから、仕方ない。
 結婚式のスピーチを頼まれたときも、とにかくスピーチが終わるまではご馳走ものどを通らない。
 
 多動といわれる子どもたちも、その多くは、そういうホルモンが自家発電してたまっているから動き回ってそのホルモンをなしにしたいカラダの言い分だと思う。ほんとうに発達障害という子どもはそう多くないと私は体験から感じている。
 3歳前後のいわゆる気になる子どもたちの遊びの広場で、まず、最初に思いっきり走り回って、よほど危険なこと以外はダメといわないで、したいようにさせてあげることを続けていくと、いつの間にかなんだかとっても落ち着いてきていい感じになっていく。
 多動な子は、大人しくさせようとするのではなく、もっといっぱいいっしょに動き回ったいると自然と丁度いいになる。動き回りたいから多動になるのだ。

 よく貧乏ゆすりをする人がいるけど、あれも疑心暗鬼ホルモンがたまってて発散したい証拠・・だよ。

  つづく

 多動とか落ち着きのない子  という表現がママの心に突き刺す。

 心のウンチのたまった子  って表現したらどう?
 気持ちがとっても楽にならない?
 多動とか落ち着きがなくなるって状態は、単に(こころの)便意を催しているっていうだけの話。
 なのに、なのに、1歳半健診とか3歳児健診でちょっと気になるって言われると、ドキッとするよね。どうにかしなくっちゃ・・という気持ちになると、やたら目に付くようになってしまって意識しすぎて、自然体で子育てできなくなる。
 それこそ、ママの心に疑心暗鬼ホルモンがいっぱい分泌される。
 子どもが、すくすく育つために一番必要なものは、ママの“ゆったり”なのに・・・・。ママがギスギスになってしまっては、元も子もない。

 マイナスに捉えて、なんとか正常というものさしにはまるようにしなくては・・・・と思うようになる。
 でも、ちょっと心のウンチがたまっているみたいですから、いっしょにウンチを出す方法を考えましょうか?と言われたら、どう。ウンチさえ出せば、すっきりさわやかいい感じ(落ち着くように)なる。

 ほんとうの自閉症とか発達障害の子どもは、そんなに多くはいないと思う。そんな子は、ちょっと気になる・・ではないなぁ、本当に気になるなぁと私の体験から直感として、わたしはそう感じている。

 あ、そうそう。
 貧乏ゆすりの人は、疑心暗鬼ホルモンがたまっているので、それを、発散するために無意識にやっている運動をしている人なんだけど、おなかすいていないのに、チョコを一箱ペロリと食べちゃう人とか、ポテトチップスも袋を開けたら最後まで食べきる人なども、おんなじよ。
 疑心暗鬼ホルモンは、アドレナリンバンバン分泌状態、つまり、交感神経優位状態の人が、自律神経のバランスをとるために、カラダがそう仕向けているのだ。食べるという行為をしているときは、副交感神経(ゆったりホルモン)が分泌されるので、バランスをとるために、カラダは手を替え品を替え丁度いいになるよう努力しているってわけ。

 
 つぎは、『赤ちゃんの人権保護条約~愛咲くら編』  です。

 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育児のツボ  ロシアン金魚のフン

2012年03月28日 | エッセー
 赤ちゃんは、お産によって1回ものすご~い分離不安を体験している。
 だから、『いつ、ママが自分のそばからいなくなるか』といつも不安を抱えてビクビクしている存在でもある。

 ここは、子育てのツボ。
 分離不安という赤ちゃんの気持ちさえ理解できていたら、夜泣きの持つ深い意味や育児の醍醐味をかみしめることができ、子育てが苦楽しい喜びとなるはず。

 分離不安とは、わかりやすく言えば、一度、夫が浮気をして疑心暗鬼になっている妻のような気持ち。
 失礼!ちょっとお下品でしたね。

 でも、心情としては、ぴったしなの。

 一度、夫が浮気をしたら、あるいは、携帯に女性の存在を認識したとたん、心臓がばくばくなる。それからは、チラッとでも女性の気配がしただけで、否、気配すらなくても疑心暗鬼になってしまうのだ。人間心理としては・・・・。
 いろいろ考え出すと夜も眠れなくなる。
 夜、ちょっとっ帰りが遅くなっただけでも気が気でなくなる。大体、帰ってくるまで眠れない。

 赤ちゃんが、夜泣きしたり夜何度も起きたり、夜なかなか寝なかったり、昼寝しないのも同じ理由。疑心暗鬼ホルモンが出ているのだから・・・。

 赤ちゃんもそう。この世で信頼できる頼れる人は、ママしかいない。
 なのに、ママが何も言わずに突然、視界から消えると、不安で不安でいても立ってもいられなくなる。

 「ママ、おしっこしたくなったからトイレに言ってくるね。」と一言言ってくれさえすれば、いい話。



 ところで、どこの国でもいいんだけれど、例えば、ロシア語話せる?
 もちろん、私はまったくわからないし、話せない。
 今、猿岩石の有吉君が、ブレイクしているけど(私、有吉君大好き!)昔、目隠しされて行く先も告げられずに旅する番組に出ていたよね。あれで、ブレイクした人だけど、飛行機のタラップから降りて、目隠しをはずされて、どこの国かもわからず、言葉もわからず、土地勘も全くない しかも、一人・・・という状況に、もし、あなたがなったらどんな心境?

 産道を通ってきたばかりの赤ちゃんって、まさに、有吉君なのだ。
 もし、その国がロシアだとしたら・・・・。
 なんか怖くない?
 なんとなく、ロシアって危険に巻き込まれそうなにおいがする。
 ていうか、日本ぐらいだもんね。治安がいいのは。
 インドとかソマリアとかも怖いよね。
 
 とにかく、一人ぽっち・言葉がわからないし話せない・土地勘が全くない・寒い・なんかこわい・・・と超緊張状態のとき、優しそうな、しかも、日本語もロシア語も話せる・しかもしかもロシアのことを裏も表もよく知っている女性が現れてみ~。
 きっと、あなたは、その女性の金魚のフンとなるでしょう。

 その女性と運よくホテルにいっしょに泊まれたら、鬼に金棒だ~い。とっても安心しきって幸せな気分になり、ゆったりと過ごすことができるでしょ。ホテルを満喫しちゃえる。
 ところが、どすこい。
 もし、あなたが、ちょこっとお昼寝している間に、その女性が、突然、姿を消したら・・・・・?


 つぎは、『疑心暗鬼ホルモン』です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疑心暗鬼ホルモン

2012年03月26日 | エッセー
 突然、現地通の優しそうな日本語も英語も話せる日本女性が消えたら、それこそ、突然、心臓がバクバクし始める。
 ドアが、カタっと音を立てただけでも、ドキッとする。
 
 もし、机の上に、『あなたにおいしいピロシキを食べさせたいので、買いに行きます。夕方の5時までには帰ります。』というメッセージがあるのを見つけたら、どんな気持ち?

 ほっとするよね。

 と同時に、美味しいピロシキってどんなピロシキだろう?とワクワクしてくる。
 そして、夕方の5時をルンルンと待ちわびる。

 メモがあるかないかで反応は天国と地獄ほど違う。

 赤ちゃんのそばから、ママが離れるときは、必ずメッセージを伝えるという誠意が必要なのだ。字は読めないけれど、心を込めて言えば何となくその輪郭は伝わるらしい。

 ちょこっとトイレくらいは、声かけで十分。
 でも、たまには、実家の母に預けて、気分転換のショッピングをしたいと思って、半日くらい預けるときは、きちんと横抱きにして目と目を合わせて、心を込めて、『あのね。ママもたまにはストレス発散したいの。で、今から、買い物に行ってくるね。半日、おばあちゃんとがんばってね。』と伝えて、帰ってきたら、また、横抱きして、『ありがとう。あなたがばあちゃんとがんばってくれたおかげで、ママはとっても楽しかった。リフレッシュしてまた、あなたと楽しんで過ごせるわ。』と言って、ギューっと抱きしめてあげて・・・。

 もっと、長時間、つまり、働き始めるので保育園に預ける場合は、乳児の場合はどうだろう。1週間前くらいから、時間を決めて横抱きで、『ママも働かないとおうちが大変だから、働くことに決めたの。ママもお仕事がんばるから、あなたも保育園でがんばってね。』と伝えて、いざ、保育園に通い出したら、保育園に迎えにいったときはもちろんのこと、寝る前にも横抱きにして、心を込めて『ありがとう。あなたが、がんばって保育園に行ってくれるから、ママ、安心してお仕事にいける。』と抱きしめてあげて・・毎晩。そうねぇ。4~5歳になる頃まで・・・。

 子どもが、成長発達するためにお友だちの力を必要とするお年頃は、3歳を過ぎてから。
 それまでは、ママがストレスで死にそうというくらい大変でなければ、かなうなら3歳くらいまでは、ママといたい。それが、子どもの本音。(と言いながら、私は、1歳から仕事をしていました。無念・・。)
 
 そこをおうちの都合で保育園に預けるのだから、それくらいまでは、毎晩『ありがとう。あなたががんばって保育園に言ってくれるから・・・・・。』と抱きしめて感謝の意をきちんと伝えよう。
 子どもは自己主張の塊だから、一見わがままばっかり言うように見える。でも、ママが大好きだからママの役に立てるってすごくうれしいし、自信がつくので、ママが喜んで感謝していると結構その気になってがんばってくれるもの。けなげ・・・よ。
 4歳前後まで、毎晩、毎晩、感謝し続けて・・・・。

 子どもは、ママの感謝の言葉でうかばれる。

 疑心暗鬼ホルモンは、突然、前触れもなくママが姿を消したときに、赤ちゃんが自家発電するホルモン。

 使用前・使用後・・ではないけれど、いなくなる前帰ってきたときにとにかく声かけすることが、疑心暗鬼ホルモンを発生させないコツ。

 これが、発生して体内に蓄積してくると、おお泣きして発散したくなる。これは、生理学的に当然の化学反応なのだ。

 ほら、あなたも、運動会の100m競争でスタートする直前、あるいは、リレーで選ばれて待っているとき、人前で発表しなくてはならないとき、結婚式のスピーチを頼まれたときなど胸がドキドキして、ソワソワ他のことが手につかなくない?

 これって、疑心暗鬼ホルモンが出ている証拠。

 もっと、いやな疑心暗鬼ホルモンは、銀行のカードをなくした・・・あるいは、免許証をなくした・・、仕事でへまをして誰にも相談できない・・などなど。



 つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ泣くの? その1 たった七日間のバカンスが・・・

2012年03月24日 | エッセー
 「夜泣きが大変!横抱きも嫌がって目と目を合わせないんです。」と疲れきっているママに、「お産後、赤ちゃんと離れ離れの体験はありませんでしたか?」とお聞きすると、ほとんどのママが「そうだった。」とおっしゃる。
 そして、そのほとんどが、A産婦人科で出産したという。
 A産婦人科は、「お母さんもお産で疲れたでしょう?産後1週間、退院まで、私たちが赤ちゃんを預かりますので、一人でゆっくり休養してください。退院したら、否が応でもママはずっといっしょなんですから。」とママによかれと思って母子別室を提案する病院。
 が、しかし、このたった7日間の休養が、仇となって、おうちに帰ってから、それはそれはトホホな生活の諸悪の根源となるのである。赤ちゃんの夜泣きは、楽しいはずの育児を一変させる。
 世の中、子育てのストレス、子育てのストレス・・とママのストレスばっかり注目する。そして、ママのストレスを減らす工面ばかりするのだが、ママのストレス軽減のためにしたよかれ支援が、結果、ママを苦しめることになろうとは思ってもみない。
 動物の世界を見てみ~!猿は、いっつもママにぶらさがっている。
 人間だって、おんなじ。おっぱいが離れるくらいまではくっついているのが、自然。

 なのに、なのに、あの超、チョー狭くてこわ~い産道をやっとの思いで、否、死ぬか生きるかの瀬戸際のような覚悟をもってくぐりぬけてきたのに、みんな、ママ大変だったねコール。これじゃぁ、やるせない。
 挙句の果ては、おなかの中でずっと感じていた、そして、守られていたママの体温すら、母子別室・母子別床だと感じさせてもらえない。超不安。

 天涯孤独・・・・みたいな心境になる。

またまた、パソコンの調子が悪くて、昨日は、記事かけませんでした。

 今まで、ず~っといっしょだったママと、否、もはやすでにママと一心同体だった十月十日という蜜月が、お産によって、分断されるってことは、赤ちゃんにとって前代未聞な出来事。
 その衝撃やそれこそ原子爆弾なみ。
 一刻も早く、ママの感触の海に包まれて安心したい! 
 ただただ、それだけを祈って、お産直後の時を刻んでいる。

 分離不安

 どんな赤ちゃんも、生まれもって持っている不安

 だから、どんな赤ちゃんもその分離不安というストレスを発散したい存在。

 つまり、泣きたい!

 なのになのに、お産で疲れきったママに甘い誘惑の手をさしべるのは、誰?

 一人でゆっくり休んでいる間に、赤ちゃんは、ひとりぼっちで天井を見て何を感じているのだろう?

 ただでさえ、分離不安という不安を抱えているのに、母子別室を選んだママのベイビーたちは、一人では、身動きもできず、しゃべることもできず、母乳の時間だけやってくる赤ちゃんとの逢瀬を楽しみにしているママに何を感じているのだろう。

 見ていると、看護師さんや助産師さんたちも、記録室みたいなところにいて、そんなに声かけや抱っこなどしていない。

 ママが、いっしょに添い寝している場合と赤ちゃんのベッドに寝かせている場合ですら、声かけや接触の量はぜんぜん違う。しかし、母子別室になると、その接触の量は、桁違いだ。

 十月十日の蜜月は、何処に・・・。

 これで、赤ちゃんにストレスがたまんないわけがない。
 こわくてこわくて、、ただただこわくて・・・・。

 だから、ママといっしょにいられるようになったら、「こわかったよ~。ほんとうにこわかったんだよ~。この気持ちわかってよ~。」とただただ泣きたい。ママにその思いをわかってほしくて、おろろ~ん、おろろ~んと泣きたいのだ。

 仕方ないよ。親子で泣きな!

 ママは、赤ちゃんのストレスが全部ぶっ飛ぶまで泣きにつきあってあげて!
 全部ぶっ飛んだときは、目と目がうっとり合うよ。たまんないよ。ベイビーのうっとりまなこ。ママのストレスがぶっ飛ぶくらいきらきら生き生き天使のまなこ・・・・に大変身する。美人になる。
 目が合わないときは、目が死んでいる感じがするよ。
 目に魂が入っているなっていう赤ちゃんは、人をひきつける力がある。
 でも、同じお顔でも、目に魂が入っていないように感じるまなこの赤ちゃんは、例え、顔立ちとしては美人でも吸引力がない。

 赤ちゃんの健診でいっぱい赤ちゃんを見てきてそう思う。

 目力のある赤ちゃんは、お得よ。
 みんなから愛される。かわいがられる。

 私には、わかるんです。魂の入った目と心ここにあらずな目のチガイが・・・・。
 みんなに愛される眼の持ち主にするのは、簡単。
 横抱きにまあるく抱っこして、思いっきりすっきりするまで泣かせてあげること。
 できれば、この子にとって何がつらかったのかなぁ~?と妊娠した瞬間から、今までのことも思い起こして、もし、あれかな?って思ったら、それを言葉にしてみるといい。もし、本当にそのことが赤ちゃんにとってつらいことであったなら、オンギャー、オンギャーとトーンをめいっぱい上げて泣き叫ぶ。まるで、「そうだよ。そうなんだよ。僕は、それをママに慰めてもらいながら泣きたかったんだ。」って言ってるみたいに。
 
 わかるのだ。
 言葉がわかるというのかその言霊がわっかるというのか。

 赤ちゃんは、なにをしゃべってもわからない・・なんてとんでもない。
 全部、心で聴いている?みたいな世界があると思う。

 赤ちゃんを訪問して、母子別室だった赤ちゃんが、安心してママに抱かれず、ママが、「夜泣きで困っているんです。」って相談されて、私が、「お産のとき離れ離れ体験とかありませんでしたか?」と聞き始めたとたん、泣き出す赤ちゃんの多いこと。
 体験的に、私の言葉をわかっている・・・と思えて仕方がない。
 不思議。

 
 
 ただ、お産後、赤ちゃんが大変だったり、逆に、ママが大変で母子別室ということもある。
 
 大事なことは、誠心誠意。

 お産が大変で離れ離れは、どうしようもないこと。
 でも、楽したくってママが、自ら、母子別室を選ぶとしたら、そこには、赤ちゃんとママの間に誠心誠意が成立しない。無条件の愛が遠のいていく。

 お産が大変で離れ離れになってしまわざるを得なかったときは、赤ちゃんに合えた時に、二人で、「寂しかったでしょう?怖かったでしょう?ママも寂しかった~。」抱き合って号泣しちゃえば、以心伝心・・全て伝わり、ストレスもゼロにリセットされるから大丈夫。
 
 赤ちゃんの分離不安は、一人では生きていけない赤ちゃんにとって必要な武器でもある。

 分離不安がいけないのではなく、その不安をほったらかしにしておくことがいけないってこと。

 さぁ、今からお産という方へ。
 母子同床を推奨する病院を選びましょう。助産院は、もともと母子同床なんでしょうが・・。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あ~かぁちゃん、なぜなくの? 

2012年03月22日 | エッセー
 赤ちゃんの心のウンチはどうしてたまるんでしょう?
 
 妊娠中、いろいろあった?

 喜ばしい妊娠だった?
 
 仕事を辞めてゆっくりできた?

 仕事、大変じゃなかった?

 仕事、忙しくなかった?

 引越しとかなかった?

 できちゃった婚で、妊娠してから結婚式とかしなかった?

 夫とは、どう?

 妊娠中のカラダの調子はどうだった?

 つわりとか切迫流産などで大変じゃなかった?

 うちの子は、次男は切迫流産で入院、三男は逆子、四男は臍帯結絡・・・とおなかの中で窮屈なストレスをずっと抱えていた。
 四男の妊娠のときは、妊娠中のストレスが子どものストレスになると知っていたので、なんとかしてへその緒が元に戻りますようにと祈ったけれど、元に戻らず、頭と顔の左側が歪んで生まれてきてショックだった。
 おなかの中でさぞ、窮屈な思いをしただろうと思うと泣けてきた。ただでさえ、狭くて暗くて窮屈なのに・・・・。
 だから、ストレスは目いっぱいたまっていたと思う。

 妊娠中のママのストレス(例え、仕事が乗りに乗っていても、残業が続いていたり、刺激的で緊張しっぱなしだったりしたら、それはやっぱりストレス)は、おなかの赤ちゃんもしっかり感じている。

 それは、心のウンチになる。

 人生、いろいろある。
 いい日ばかりではない。
 何もなければ、温室育ちで、そんなんじゃ、世間の荒波を生き抜いていけない。
 いろいろあっていい。

 ウンチは、どんなに粗食の人でも断食している人でも溜まる。
 それは、自然なこと。
 ウンチは溜まるのが問題ではなく、毎日、出ないのが問題。

 心のウンチもおんなじ。
 溜まるのは自然。

 大事なことは、出すこと。


 つづく

 お産はどうだった? 

難産だったり、帝王切開だったりしなかった?

 お産の後、ママと同じ部屋、同じベッドだった?

 ママのオッパイはスムースに出た?

 ママが、オッパイが足りないかもって不安になって、体重の増えをすごく気にしなかった?

 何もかも初めてで、ママは赤ちゃんが笑っていないときは全て不安・・・みたいな状況にに陥っていなかった?

 ママの周りに知り合いがいなくって、一人で育児しなきゃいけなくって、相談する人もいなくって、パパもつれなくって・・・・・・きつくなかった?

 ママは、赤ちゃんのそばから離れるときは、声かけをしていた?
 「ママ、おしっこしたくなったからトイレに行ってくるからしばらく待っててね~。」「すっきりした~。待った~?」
 とか、「ちょっと買い物に行ってくるから、パパと仲良くしていてね~。」「待った~?ママ、買い物して気分転換できてよかた~。パパとがんばっていてくれたのね。ありがとう。」とか・・・・。

 だいたい、赤ちゃんって、しゃべりたくてもしゃべれないからもどかしいったらありゃしない。ほとんど寝たきりに近い状態だから、行きたい所にもいけなくってまどろっこしいったらありゃしない。
 それだけで、かなりストレス。


 もし、あなたが、話せない、仰向けしかできないとしたら・・・・・しかも、2歳の頃まで思うようにしゃべれない、7~8ヶ月の頃まではいはいもできずに行きたいところに行けないとしたら・・・・。
 かなり、しんどいよね。

 ストレスは、何もしなくても溜まる・・・・のです。

 たまった心のウンチは、毎日出す

 その方法が、オンギャーと元気よく泣くこと、しかも、ママの懐で・・・。


つぎは、『 なぜ泣くの? その1 浮気的分離不安  』  です。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣いていいのよ!

2012年03月19日 | エッセー
 四男が生まれた時に、作った詩です。
 メロディもあるので、いつか、声を届けたいところ・・・。


 泣いていいのよ!


1、《泣いていいのよ
   泣いていいのよ
   母の胸の中で思いっきり
   泣いていいのよ
   泣いていいのよ
   泣くことは心の自然治癒力》

  おなかの中で感じた母の 喜怒哀楽をリュックに詰めて
  この世に生まれてきた私
  リュックを軽くしたくて 夜泣くの
  母になぐさめもらいながら 泣きたいの
  母の胸の中で泣けたら それが 愛

  くりかえし
  《         》


2、《泣いていいのよ
   泣いていいのよ
   オムツかな  オッパイかな 不安なのかな
   泣いていいのよ
   泣いていいのよ
   三つの要求かなえてあげる》

   母がそばにいない それだけで、不安で胸が張り裂けそう
   そわそわ・ドキドキ・バクバク 不安でいっぱい
   気持ちを落ち着かせたくて ぐずり泣き
   母のまなざしに いだかれて泣きたいの
   母の胸の中で 泣けたら  それが 信頼

   くりかえし
   《            》


3、《泣いていいのよ
   泣いていいのよ
   泣くしか伝えるすべがないから
   泣いていいのよ
   泣いていいのよ
   泣けるだけ泣いたら 深まる絆》

   母は僕の同時通訳 何で泣くのか わかろうとしてよ
   泣けばすぐにおしゃぶりなんて 
   酷なことはしないでよ 口封じ
   本音がポロリ 目と目合わせ泣きたいの
   母の胸の中で泣けたら それが 絆

  くりかえし
   《             》 

  

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣き無知ママ~なんで泣くの?トホホ・へとへと~

2012年03月18日 | エッセー
 さっきおっぱい飲ませたばかりなのに、どうして泣くの?抱っこしていればスヤスヤし始めるので、寝たみたいと期待して・・・そ~っとそ~っとおろしたとたんパチっと目を覚ます・・・・ク!

 『赤ちゃんが泣いたら、寂しいんです。抱っこして愛情を与えましょう。』と育児書の冒頭に書いてある小児科医のお言葉に素直に従い、愛を与えようと抱き続けて、夕食の準備もできずに、夫が帰ってから作る  みたいな、赤ちゃんに振り回される生活に陥っているママって意外と多い。
 かと思えば、オッパイは1時間前に飲ませているにもかかわらず、泣き止まないので、おっぱい足りないのかなぁ?と不安の渦に陥り、おっぱいは十分出ているにもかかわらず、ミルクを飲ませてしまう。飲ませると意外と飲むので、やっぱりおっぱいが足りないのかと納得してしまう。飲みすぎて吐くにもかかわらず・・・・。そして、ベイビーは、ストレスでぐずりたい気持ちより、たらふく食べて、胃腸が疲れ果てて眠くなるというエネルギーの方が勝って寝てしまう。そして、そして、ママは、やっぱりおっぱいが足りなかったんだと再度納得して、ベイビーは、ストレスを発散できないまま、時が流れていく。ベイビーのストレスは何処に・・・・?
 

 
 1日終わってみれば、ずっと抱っこしていた・・・・みたいな。
 手首も痛い。腱鞘炎になってしまいそう。

 実は、泣き止まそうとしている限り、泣き止まない。

 何で泣くのかがわからないかぎり、エンドレス。

 10年ほど前『サイレントベイビー』という言葉が世間を騒がせた時期があったことをご存知だろうか?
 ママが、赤ちゃんが泣いても抱きもせず、あやしたりもしないで育てた子どもが、無表情で感情が無味乾燥な人間になってしまった。だから、赤ちゃんが泣いたら抱っこして愛情を注ぐことが一番大切・・・という風潮が強まった時期があった。
 それから、小児科医が、育児書の冒頭に書くようになった。  
 もちろん、それ自体は、あたりまえと言えばあたりまえのこと。
 ただ、それって、泣いても抱っこもしない変なママ(今でいえば、これって虐待)へのメッセージであって、ごく普通のママは、泣けばあやしたり抱っこしたりしているわけで、取り立てて言うほどのこともないこと。なのに、わざわざ、どちらかというと、育児書を買うような育児熱心なママに向けて、すでに愛情いっぱいなママが読む育児書の冒頭に有名な小児科医が書いているもんだから、おかしなことになっちゃった。
 あ~た、家のことは何もしないで、一日中腱鞘炎になるまでずっと、赤ちゃんを抱っこしているって、尋常じゃない。
 
 洗濯機もないころの昔の母さんたちは、一日中抱っこしていたら、オムツを洗えないし、干せないし、そしたら、おしっこウンチはどうするの?ワールドで生きていたわけで、少々泣かしたって大丈夫。『泣くのは、赤ちゃんの仕事、仕事。ギャーハッハッ!』とたくましく生きていた。

 
 それでいいのだ。




 私は、まだ、『愛』というものがよくわからないのだけれど、みんなは、わかるのかな?

 赤ちゃんが、泣いたりぐずったりしたら抱っこするというのは、『愛』なのだろうか?

 いえいえ、言葉が足りない。

 赤ちゃんが、泣いたりぐずったりしたら、かわいそうと思って泣き止まそうと抱っこしたりあやしたりすることは、『愛』なのだろうか?

 つづく

 泣きやまそうとして抱っこしたり、あやしたりするのは、愛ではない。

 言葉が足りない。

 赤ちゃんが、オッパイでもなく、皮膚感覚が不愉快でもなく泣くときに、泣き止まそうとして抱っこしたり、あやしたりするのは、愛ではない。

 少なくとも子どもにとっての親の愛とは、『してほしいことをしてあげること。依存心を芽生えさせない程度に・・。』だと思う。

 オッパイでもオムツでもないのに泣く赤ちゃんのしてほしいことは、ママに抱きしめてもらって、思う存分泣かせてもらえて、すっきりすること。

 ただ、ただ、それだけのこと。

 なのに、なのに、世の中のママたちは、育児書の小児科医のお言葉を信じて、抱っこする。

 抱っこすると、たいがい泣き止むので、やっぱりこの子の要求は抱っこしてほしかったんだと納得する。
 でも、どう?
 抱かれているとき、身も心もゆだねて目と目がうっとりして抱かれている?
 目と目が合わない、そねっているとしたら、ストレス発散したい信号。
 横抱きを嫌がっているような感じがしたら、抱かれて、愛を感じていない。
 横抱きを如実に嫌がっている場合は、かなりストレスたまっているなサイン!

 抱っこすると泣き止むので・・という赤ちゃんのママに、「抱っこといっても、横抱きは嫌がらない?縦抱きでぐずらなくなるので、この子は、横抱きは嫌いなんだ。縦抱きが好きなんだって思い込んでいない?」と聞くと、たいがい、「そうそう、うちの子縦抱きが好きなんです。」とうれしそうにおっしゃる。


 実は、

 横抱きは、本音の抱っこ。

 縦抱きは、お付き合いの抱っこ・・・・・・です。

 縦抱きは、演技しているの。
 すでに、ママに気を使っている。う~~~~~~~~~~~~~~~~なんてけなげな赤ちゃん。

 赤ちゃんは、おなかの中からずっとママといっしょ。
 ママのことなら、なんだって知っている。
 ママのことなら、すべてお見通しよ!
 ママが、感じることをダイレクトに感じてきたんだもの。
 生まれてからも、ママしかみていない。
 
 それに比べて、ママは、赤ちゃんだけをずっと観察なんてしていられない。夕ご飯の仕度もしなけりゃいけないし、洗濯もあるし、パパのお話も聞かなきゃいけないし、ほかに兄弟がいれば、甘えてくるから、そっちも気になるし・・・的な世界で日々生活しているから、赤ちゃんがママを感じたり観察したりしている何百分の一くらいしか赤ちゃんを見ていないと思う。もしかしたら、何百分の一もないかもしれない。 
 
 だから、ママが、抱っこしたとき、わかる。
 あ~、ママは、早く泣き止んでほしいと思っているのね。
 僕は、思いっきり泣いてすっきりしたいけど、この僕の気持ちは、ぜんぜんわかってもらえそうもない。
 今の、ママの器じゃ、僕をすっきり思う存分泣かせてくれるほどの器量がないから、仕方ない、あきらめるか・・。

 赤ちゃんは、ママに横抱きで抱っこされるときが、この世で一番本音を出せるのです。

 だから、横抱きされると、今まで抑えていた泣きたい気持ちが溢れてきて、泣き出す、ぐずりだすのです。
 泣かせてもらえない期間が長ければ長いほど、してほしいことをしてくれなかった(泣きたいときに泣かせてもらえなかった)ママへの怒りもマグマのようにたまっているので、横抱きにしたとき、ものすごく嫌がっているように見えることも多いけれど、まずは、怒りを表出してから、次に、すっきりするまで泣ききるという感じになります。ちょっと大きくなると、手でママを振り払おうとしたりするので、ママは、この子は横抱きがほんとうに嫌なんだと誤解しやすいようです。
 あんまり、怒りがたまっていると、その怒りを出すことも苦しいんです。
 2週間も3週間も便秘していると、たとえ、便意があっても、出すと切れそうで痛そうで、出すに出せない心境になるでしょ?
 それとおんなじ。
 出すに出せない。
 心の便秘。

 だから、必死に抵抗する。

 もし、わが子が、便秘になったら、ママは、どうにかして出そうとするでしょ?
 心の便秘もおんなじ。なのに、どうして、ママたちは、心の便秘を出そうとしないの?

 ウンチは、一日2~3回出るのがいい感じ。
 心のウンチも一日2~3回出せるのがいい感じ。

 どう?あなたのお子さんは、生まれてから、何回、心のウンチを出せた?

 一日2~3回出せてる赤ちゃんは、泣くのが上手。
 でも、ほとんど出せてないっていう、超便秘ベイビーは、きついよ。出すのが・・・。心が張り裂けそうなくらい苦しいはず。
泣くのが下手。下手というか、泣かせてくれなかった怒りが、まず、爆発する。

 それでも、出会った日が吉日です。

 さぁ、今、すぐ、ぐずったら、横抱きで心のウンチを出させてあげましょう。
 どんなに心のウンチがたまっていても、すっきり全部出せたら、毎日、出せていた赤ちゃんといっしょ。
 ウンチは出しさえすればいい。
 まぁ、便秘しやすい体質っていうのはあると思うので、そこは変えていく必要はあるけれど・・。


 ママが、何があっても離さない、見捨てないという気持ちでまあるく抱きしめてあげて、最後まで、怒りと泣きに付き合ってあげましょう。目と目がうっとり合うまで。応援できるのは、ママしかいません。
 便秘は、小児科に行けば、どうにかなるけれど、心の便秘を解消するには、ママが、苦しそうに嗚咽するわが子から逃げ出さずに、最後まで抱きしめ続けてすっきりさせてあげるしかない。ママは、泣くことの最高の応援団・・・・です。

 ほんとうに必要なものを与えてくれたママに、ほんとうの愛を感じた赤ちゃんは、きっと最高にしあわせなはず。

 母と子の絆が深まるとき・・・です。





  つぎは、『 泣いていいのよ 』    です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

総合漢方育児薬    泣くにまつわる物語の全て

2012年03月17日 | エッセー
 見えてきた。

 見えてきた。

 子育てでめっちゃきついママのきつい根っこが見えてきた。

 まず、赤ちゃん。

 育てにくい赤ちゃんと運命の出会いをしちゃったママは、ホント、きつい。
 鶏が先か、卵が先か・・・。
 もともとそんな赤ちゃんだから育てにくいのか、ママが交感神経優位にんぷだったから、ストレスいっぱい赤ちゃんになっちゃって、すっきり泣かせてもらえないから、ぐずぐずとぐずってばっかりになちゃったのか。

 とにかく、ここで、赤ちゃんが泣くことの価値観を180度がらりと変えるのだ。
 
 ガリレオだったっけ?
 『それでも地球は回っている』と言って、裁判にかけられた人は・・・・・。

 昔、みんな、太陽が地球の周りを回っていると思っていたところに、全く逆の、地球が太陽の周りを回っているということを発見し、自説を曲げなかった人。

 赤ちゃんが泣くのも似たようなもの。
 赤ちゃんが泣くとかわいそうとみんな思っている。
 でも、チガウのだ。
 実は、赤ちゃんが泣くとうれしいもの、喜ばしいものなのだ。

 どうか、どうか この記事を見ている方たちは、赤ちゃんが泣くと幸せになるカラダに変身してね。

 

 ここ最近のママたちは、不安いっぱいのママが増えてきたって感じることが多い。どうしてなのかなぁ。
 ただ、ママたちのお話をひたすら聞き続けていると、見えてくる世界がある。そして、ママたちの不安を増強させた犯人の一人
は、もしかして、彼?って思えてきた。
 諸悪の根源は、たぶん、『赤ちゃんが泣いたら抱っこしましょう。スキンシップは何よりも大切ですから』と最近の育児書の冒頭にお書きになっているあのお方。
 あのお方に悪意はない。
 むしろ、良かれと思って信念として書いていらっしゃる。

 でも、言葉がちょっと足りない。省かれた言葉により、ママたちは身動きができなくなり、ストレスをより強く感じるようになって、育児=大変というレッテルを貼ってしまうようになっちゃった。

 わたしは、どうにかして、そのレッテルをはがして、『育児は大変だけど、すばらしいもの・喜ばしいもの。赤ちゃんが泣いたりぐずったりすることもすばらしいこと・よろこばしいこと』というレッテルを貼り直したい。
 
 
 ところで、泣くにまつわる物語の全ての全てとは?

 夜泣き
   夜何回も起きる(3回以上)
   夜中に起きて泣き始めたら1時間2時間寝ないで遊んでいる、もしくは泣く
   朝方4時ごろおきて寝てくれない
   寝ない 泣かないけれど、ずっと遊んでいる
   寝ない ずっとぐずって抱っこ
   さっき母乳を飲んだんだけど、また、泣くから、ミルクを180CC飲ませたら寝た
 眠いときぐずる(ねっさんやから)  
 ぐずり
 横抱きでは泣き止まず、たて抱きだと泣き止む
 ぐずって抱っこしてたら寝たのかと思って、そっとおろすとギャーと泣いて目を覚まして、ママため息
 一日中、抱っこおんぶ
 母乳を飲むとき、体をそねって飲む
 目と目がうっとりからまない
 
 だだこね
 かんしゃく

 すっきり泣けないでストレスたまったまま幼児期になると
 いわゆる

 多動
 落ち着きがない
 言葉がゆっくり
 奇声を上げる
 
 などなど  自閉症を疑われるような状態になっちゃう場合もある。

 私は、個人的に、2~3歳で自閉症かもと疑いをかけられてしまう子どもの8割くらいは、泣くにまつわる物語に登場する子どもたちだと思っている。

  
 

 赤ちゃんは、泣いてすっきりストレス発散したいだけ。
 赤ちゃんは、泣きたい信号をママに送っているのに、ママが泣くのかわいそうと信号無視し続けるもんだから、あきらめて・・でも、ストレスはたまったままだから、夜、寝る前とか寝ている気が緩んだときに、たがが外れて泣いちゃうの。

 眠いときに泣くのは、眠いからではなく、覚醒からまどろみの理性がふっと消えそうな瞬間に、感情のふたがはずれて、泣きたい気持ちが溢れてきて泣くの。


 つぎは、『泣き無知ママ』  です。
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

むぎゅー力空間

2012年03月14日 | エッセー
 あなたは、自分のことが好き?

 自分のことが嫌い  っていう人と ときどき出逢う。

 自分のことが好きっていう人に比べると、自分のことが嫌いっていう人は、すごいって思う。
  
 溺れかかっているのに、がんばって生きているから。

 夫もそう。

  つづく

宗像恒次氏の本『がん、うつ病から家族を救う愛の療法』によると、『愛されるべきときに愛されなかった』過去の記憶を持つ人は、どちらかというと明るい未来を予測することが苦手なのだそうです。夫を見ていてそう思う。何か問題が起こると、過去のマイナスのことばっかり頭をよぎるようで、あの時ああすればよかったという後悔が心を支配している。夫は、過去人間。私と正反対。私は、過去の失敗も成功も肥やしと思えるし、何か起こっても私が育つため神様が導いてくださっている・・・みたいな前向きな気持ちでいられる。少なくとも、過去に縛られることはない。ただ、よくよ~く考えると、二人とも、“今”を生きていないという点では、似たもの同士かもしれない。否、夫は、ここ最近、毎日のように、いそいそと釣り三昧の生活を満喫しているので、今、うきうきする という極上の幸せを味わっている真っ最中。それに比べると、そんな○○三昧なうきうきなんてない未来人間の私って、今という一番大切な時を生きていない。

 あたりまえのこと。
 自分を愛することができなければ、人(赤ちゃん)を愛することはできない。

 自分って何だろう?
 前にも書いた。
 自分を知る第1歩、それが、自分の感情・気持ち・・・・喜怒哀楽。
 うれしい
 腹が立つ
 哀しい
 楽しい

 そのすべてを感じ気って味わい尽くす力
 それを、上手に表現して吐き出す力
 “今”を生きる力

 そして、“今”を喜べる力

 自分のことをあんまり好きでない、何か問題が起こるとネガティブな気持ちに支配されやすい人は、たぶん、自分が母親のお腹の中にいた頃、もしくは、記憶にない3歳くらいまでに、無条件の愛を感じなかったのかもしれません。
 でも、宗像先生によれば、大丈夫・・・ですって。

 趣味~ワクワクする楽しみ~を持ちましょう・・・て先生は言ってらっしゃる。私には、何もないと言わずに探して見てくださいって。
  特に、うつ病になる人は、自分が幸福になることを許さない病、順調であるときの私が私であって、順調でない時の私を私でないと思ってしまう病だそうです。

 ウキウキワクワク・・そんな趣味がある?
 わたし・・・・・ない。
 はっと気がつけば日が暮れていた・・・・そんな趣味を持っている人が素敵に見えた。自分にないものを持っているから。
 20代の頃、何をやってもどこか虚しくって、没頭できるものがない自分をとりあえず、棚に置いといて、目の前の育児・家事に逃げることで、その虚しさを一時忘れるために、結婚した・・・みたいなところがあった。その結婚相手も、自分にない、没頭できる趣味のある人だった。
 そして、私の思惑は、そういう意味では、大成功だった。常に、効率を考えながら走る特急電車だったもの。
 そして、大病して、やっぱり、私に必要なものは、ウキウキワクワクするような趣味、楽しみを持つことだったと気づいたわけで、何のことはない。振り出しに戻っただけ。
 
 嵐とか、韓流にはまっている人もいいよね。コンサート前とかルンルンするだろうなぁ。
 サッカーとか野球とかスポーツ観戦が好きっていう人もいいよね。
 
 子どもの部活の応援に充実している人も羨ましい。我が家は、男の子4人いるけど、運動いまいちタイプで、部活も一生懸命ってわけでもなかったから、私は、運転手以上でも以下でもない気分で送迎していた。まぁ、子どもに依存してもどうかなとは思うけれど、そんなのが何もなかったから、私は、大病をしてしまったわけで、ワクワクルンルンは、中身は何であれ、ないよりあった方が、はるかにましだ。

 最近、林真理子さんとかいろんなエッセーによく登場するのが、宝塚。一度行くと熱烈なファンになってしまうんだそう。私も行ってみようかなぁ。

 このブログを書くのは、楽しみ。
 だけど、ワクワクウキウキルンルンと心踊るかっていうと、よくわかんない。

 寝る前に、うふってにやけてしまうようなそんな趣味にどうかどうか出会えますように。

 みんな、そんな趣味とか楽しみとかあるのかなぁ。

 子育て真っ最中ママたちって、あるのかなぁ。

 ママたちが、趣味に没頭しちゃうと、子育てしなくなるから、自然の摂理として、子どもを産んだ女性は没頭できないんじゃないかと思ったりもする。

 没頭まで行かなくって、ルンルンレベルのもの。
 昔、林真理子さんの『ルンルンを買っておうちに帰ろう』って本が、ベストセラーになったとき、そのタイトルをつけた林真理子さんってすごいって思った。
 
 没頭する人は、ルンルンを自家発電しちゃえる人で、育児期間中の女性は、ルンルンを買っておうちに帰るくらいが丁度いいのかも。

 私も、何かルンルン買わなくっちゃ。
 何にしようかな?
 
 いろいろ買ってみないと何がルンルンするかわかんないよね。

 脳裏の片隅に、宝塚がよぎる。

 年度末になると仕事が時間との勝負になってくる。
 いかん、いかん。また、朝、早く目が覚め始めた。そして、朝、一番に頭をよぎるのが、仕事の段取り。夢の延長線に目覚めがあって、その朝一番の大切な時間を仕事の段取りというストレスで目覚めるなんて、サ・イ・ア・ク。
 去年の今頃は、軽いうつだった。寝付けないし、朝、かなり早く起きるし、夜中に何回も起きるし・・。仕事量と人間関係で夢にまで仕事が進出してきて、24時間交感神経が緊張しっぱなしだった。
 いかん、いかん。
 どんなことがあっても、アフターファイブは、交感神経のスイッチを切るのだ。意地でも。
 
 仕事の不安をかき消すくらいのルンルンは、どこに行けば買えるの?
 買えるくらいのルンルンでは、やっぱ無理かなぁ?
 やっぱ、自家発電ルンルンなのかなぁ?

 仕事を趣味的にするという生き方にシフトしないと、また、私のこころの癖に連動してカラダが反応してしまうじゃないか。
 


 
 自分を好きになる・・・もう一つの特効薬、それが、むぎゅー。

 胸と胸をくっつけて、むぎゅーって抱きしめてもらうとじゅわーって、愛が溢れてくるんだそう。

 まぁ、新婚さんは、そんなこと言われなくても、むぎゅー力空間で生きているんでしょうから・・・。
 にんぷさんは、副交感神経が子宮にないということを肝に銘じて、暇さえあれば、パートナーにむぎゅーってしてもらいな!

 つづく
 
 新婚さん効果は、せいぜい3年なんだそう。
 それ以上、新婚ほやほやホルモンが出続けると、カラダへの負担が大きくなる(だって、普通の状態ではないもんね)ので、自然の摂理として出ないようになっているから。
 つまり、ラブラブな時は、ドーパミンやフェニルエチルアミンというホルモンが分泌されて、一種の麻薬中毒状態になる。でも、その分泌は3年で止まるそうな。それ以上ハイな状態が続くと命に危険を及ぼすかもしれないから。
 よくいるよね、テレビの世界では。いつまでもラブラブな結婚ウン十年って夫婦。
 ほんとにいるのかなぁ。
 と思っていたら・・・・。

 4年目からは、むぎゅーっと胸と胸を合わせて抱きしめることやエッチすることで夫婦がお互いいとおしいという関係性を維持し続けるためのホルモン・オキシトシンが分泌されて、長い夫婦道を歩んでゆけるのだそう。
 アメリカ人とかやたらハグするよね。
 でも、日本人って、ハグの習慣がない。
 子どもたちとは、けっこうするけど、思春期になるとめっきりどころか、全く、というか嫌がってしない。
 アメリカ人って、思春期の反抗期の男の子でもハグするのかなぁ?親と・・・・。
 文化の違いとオキシトシンの分泌量とか違うのかなぁ?
 でも、アメリカの離婚率は半分くらいだったと記憶しているけれど・・・・
 まぁ、いろんな要因があるんだろうね。

 ただ、自分が嫌いっていう人には、ハグってとっても大切。
 
 究極のスキンシップが、むぎゅー。

 宗像先生によると、スキンシップによる体勢感覚刺激は、A10神経という神経を興奮させ、その途中で快感中枢の別名を持つ中核側座核を興奮させ、これで人は「快感」という幸福感を感じるんだそう。
 すごいね。
 幸福まで、化学反応で説明ができる時代になったよ。

 にんぷになって、むぎゅーしてもらっている?

 人は、もともとむぎゅー力空間で生きていく生き物なのかもね。
 今、小1の子どもとは、むぎゅー力空間で生きている。
 でも、・・・。

 つがいの鳥のオスとメスって、いっつもチュッチュ、チュッチュと、それはそれは仲むつまじくうらやましい限り。
 あれは、オキシトシンがいっぱい出ているからなんだそう。
 オキシトシンって、お産が始まるときもドバーっと出るホルモン。ギューっと子宮を収縮させる働きがある。そして、お産後は、母乳分泌を促す働きもあるんだって。
 女性そのものに母性があるのかないのか、よれはよくわからない。けれど、おっぱいを飲ませると連動してオキシトシンが分泌されるのは確か・・・・なので、おっぱいを出すことで母性が芽生えるということはありそう。
 
 

 なんだかんだ宗像先生の子宮時代の物語は、先祖から受け継いできた物語。だって、あなたも私も、母親の子宮から生まれてきたのだから。
 
 私の、子宮時代、つまり、私の母親が妊娠していたときって、最悪だったそう。
 親族からいじめられ、こんなはずじゃなかった婚だったという。
 しかも、母親の元々の性格が、ちょっと文句言うとすぐしゅんとなっていじけるマイナス思考。

 私の交感神経緊張性格の原風景は、ここにある。

 だからといって、母親にどうのこうの言いたいわけではない。

 時、すでに遅し。息子たちの子宮時代は、最悪だった。
 
 だから、将来息子たちの嫁になるであろう素敵な女性たちに、このことを伝えたかった。もちろん、息子たちにも、「結婚相手を大切にすることはもちろんのこと、にんぷさんになったら、よりいたわり、ゆったり幸せな環境になれるよう気遣いをして、次の世代の子どもたちが心もカラダも健やかに育っていけるようにしてちょうだい。」と伝えるつもり。


 以上で、『 総合漢方にんぷ薬 』は、おしまい・・・です。



 つぎから、『 総合漢方育児薬 』 です。
 一番伝えたいことは、赤ちゃんが泣くってとっても素敵なことだということ。
 世の中、泣いているわが子をどうしていいかわからず、虐待してしまう人もいる。そんな新聞記事をみると、泣くということを笑うと同じくらい幸せなことなのだという感覚を自然体で持てる人が一人でも増えるお手伝いをしたいと、しみじみ思うのです。
 どうにかして、赤ちゃんが泣くことを喜びに感じられるような育児生活を応援したい・・です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オンとオフの切り替え できてる?

2012年03月10日 | エッセー
 知らなかった。
 子宮には、副交感神経がないんだって。
 
 自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類がある。
 大事なのは、どちらかが優位に立つのではなく、この二つのバランス。男と女みたく・・・。
 昼間、起きているとき、敵から逃げるとき、怒っているとき、100m走の前で胸がバクバク緊張しているとき、ストレスがたまっているときなどに優位になるのが、交感神経。で、その反対で、寝ているとき、ご飯を食べておしゃべりしているとき、胃腸が働いているとき、ゆったりリラックスしているときなどに優位になるのが、副交感神経。
 なのに、なのに、子宮には、バランスをとるための副交感神経がないなんて、この年になるまで知らなかった。
 ということは、子宮には交感神経しかないということになる。

 な~ぜ?

 思い起こせば、私のお産体験ではじめて知った、ウンチ事件。
 かなり強烈な陣痛が来て生まれそうなとき、やたらウンチが出て非常に恥ずかしい思いをしたことがあった、あの事件。
 別に事件ではなく、お産がスムースにいくための自然の摂理なんだけど。
 生理が始まる直前も便通がよくなる人って結構いると思う。それも似たようなカラダの生理。
 
 つまり、胃腸反射とお産のとき子宮が収縮するのは、同じ反応なのです。

 にんぷさんが、ご飯を食べるたびに、胃腸反射だけでなく、子宮収縮をおこしちゃうから、流産しやすくなり大変なことになる。だから、子宮には、副交感神経がないのだそう。

 だから、ふつうだったら、緊張と弛緩のどちらもあっていいもので、双方がバランスを取って丁度いいところが、交感神経しかないと緊張とか不安とか怒りという信号しか子宮を通して赤ちゃんに行かないということになり、結果、赤ちゃんがお母さんのストレスをまともに受けやすくなってしまうということになるんだそう。

 宗像恒次氏の『がん、うつ病から家族を救う愛の療法』によると、心の病にしても高血圧や糖尿病などの生活習慣病もその人の持っている遺伝子のスイッチが、なんらかのきっかけでオンになったとき発病するということがわかってきたという。そして、その素質ともいうべきものは、胎児のときの子宮の環境が、つまり母親の自律神経が交感神経優位だと、赤ちゃんも交感神経優位なカラダで成長していきやすく、その結果、交感神経優位な病気であるうつ病や高血圧、糖尿病、がんなどの遺伝子のスイッチがオンになりやすくなるのだそう。
 
 私なんか、今さら遅いけど、妊娠中めっちゃ忙しかった。一人目も忙しかったけれど、二人目、三人目は、それに輪をかけて忙しいにんぷ生活だった。トホホ・・・・。
 基本的に何もしないわがままぼうや夫と知らずに結婚したため、実質、母子家庭と同じくらい一人で何もかもしなければならなかった。プラス夫という大きな子どもがくっついている。仕事も同僚が3人一度に育児休暇をとったため、絶対休めない状況で息つく暇もなく超ハードだった。仕事も家事も常に段取りを考えてより効率的に・・・を優先させる生活。仕事の帰りの車の中の30分は、家に帰ってからの家事の段取りをイメージトレーニングしながら、朝、職場に向かうときは、仕事の段取りや代替の人にやってもらう段取りをイメージトレーニングしながら運転し、ぼ~っとしたくてもする暇のない日々だった。
 にんぷも、子育ても、ママのゆったりが何よりも大事なことだと痛感していたにもかかわらず、4人目のにんぷ生活は、仕事を家に持ち帰り、夜中までやらないと終わらないという時もあり、それはそれは理想とはかけ離れた悲惨な状況だった。おまけに職場の人間関係も最悪だった。
 はぁ~。

 うちの子たち、胎児時代は、かなり交感神経優位だった。

 でも、仕方ないよね。
 女性が働き続けるっていいのか悪いのか。
 元々働くのが好きという女性だったらいいのかもしれない。でも、私は、結婚したら仕事をやめれるって思って喜んでいたのに、なぜか、やめたくてもやめられない身になってしまったくちなので、子どもが低学年くらいまでは、ゆったり生活したかったなぁ~。
 今、にんぷのあなた。仕事がハードというにんぷさんへ。

 どうやったら、不安や怒りやストレスや残業(たとえ充実していても)を減らせるか、マジ、検討すべし。
 

 女性が、働き続けるって大変。
 仕事も男性に負けまい、あるいは、きちんとするぞと気が張って、家に帰っても家事育児全般をこなすだけで精一杯でずっと気が張りっぱなし・・・・。
 この気が張りっぱなしということが問題。
 働くママのほとんどが、起きている間は、ずっと気が張りっぱなしで、ほっとするのは布団の中に入った時だけ・・・なんじゃないかな?つまり、起きている間は、ずっと交感神経優位が続くから、副交感神経とのバランスが悪いったらありゃしない。
 ほんとは、夕ご飯を食べたら、しばらくはぼ~っとしてゆったり副交感神経優位というリラ~ックスタイムをカラダは欲しているのに、やることいっぱいあって、おまけに子どもを寝かせつけるのにも時間かかって・・・ずっと交感神経優位と思っていたら、もう、朝だ。
 オンとオフの切り替えのできないまま特急列車のように日々過ごしてしまう。
 ただ、にんぷになったら、副交感神経がない子宮のなかの赤ちゃんのために、努力して、オンとオフの切り替えを時々上手にしていくことが、心もカラダも丈夫な子を育む礎となるみたい。
 私は、すでに遅かりし・・・・。でも、今、にんぷのあなたには、努力でオンとオフができるはず。
 オンとオフの切り替えができずに20年ずっと突っ走ってきた私は、実際、去年、大病をした。
 病気になって、初めて、オンとオフの切り替えの大切さをかみ締めている。
 私は、もともと働く気もなかったのに、私の選んだ結婚は、私に働くことを強いた。
 そして、その仕事や仕事の人間関係は、私に、オンとオフの切り替えをなお一層させない方向に導いていった。

 だいたい心やカラダの病気になる人って、オンとオフの切り替えが苦手な人かも。(もちろん、私も含めて・・)
 究極のオフは、自分のためだけの時間をもつこと。しかも、ルンルン付で。
 「明日は、○○の日だ。」と想像しただけで、わくわくルンルンウキウキ。寝る前なんか特に・・。そんな何かがある人は、オンとオフの切り替え上手な人。
 思い起こせば、この20年、仕事と家事と育児で必死で、幸せなのは、寝る前のひと時という、実に貧相はオフ生活を送っていた私。大病するのも当然だ。カラダが悲鳴を上げた。オフ・オフ・オフ・オフオフーーーーーーーーーーーーーーーーーーと。


 つづく
 
 ということで、私のにんぷ生活は、とてもよそ様に自慢できるような、否、わが子に自慢できるようなゆったり生活ではなかった。クーーーーーーーーーーーーーーー、残念、無念。
 今の時代、女性は結婚して子どもができても働き続ける時代になりつつある。
 専業主婦が激減している。
 そうしないと、働けない環境があるから、働き続けるしかない。
 子どもに手がかからなくなったとき、また、それなりにやりがいのある仕事に就けたらいいけれど、それが保障されていないから、やめるということができにくいという人もいれば、夫婦二人で働いて何とか生活できる状態なので働き続けるしかないという人もいる。今の時代、通信費にお金かかるもんね。
 ただ、にんぷになったら、なるべくストレス負荷のない環境整備をするってことは、超たいせつなことで、何よりも優先させてほしいなと今、自分が大病をして教訓としてそう思う。いったい何のために子どもを生むのか。
 にんぷは、一にも二にも“ゆったり道”を歩むべし。
 
 
 
 つぎこそ 『むぎゅー力空間』  です。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

買わなくてもいいんじゃない?愛咲くらベスト10

2012年03月04日 | エッセー
 夕方、家に帰って、ヒサマさんのお得な料理、とりむね肉のから揚げを作っていたら、京セラの太陽光のセールスマンが上司とやってきて(それまでも3回やってきた)結果、印を押してしまった。いろいろ勉強にもなったけど、まさか、オール電化にしちゃうなんて思ってもみなかったので、うそみたいな心境。
 私、オール電化の家って電磁波まみれの家だと勘違いしていた。いろいろと誤解している知識に気づかされたり、電気にまつわるエコな情報の無知を思い知らされた。

 ヒサマさんのむね肉のから揚げは、むね肉を薄口しょうゆとみりんと塩とだしで煮て、その煮汁に薄力粉を入れて、そこに、煮たむね肉を一口大に切ったものをまぶして、揚げるだけ。余った煮汁はお水を足して、お豆腐と春菊を入れて、最後に塩味で味をととのえて、汁の副菜も出来上がり。しめて、5人分500円でした。むね肉ってぱさぱさして美味しくないけれど、これなら結構いけます。

 ところで、妊娠して出産が近づくといろんなものを購入すると思う。でも、あとで、これってあんまり必要なかったかなぁというグッズも結構あったりする。
 お産もエコでやりたいって方へ、愛咲くらが買わなくてもいいんじゃないかという10のグッズを紹介しま~す。


  1位  おしゃぶり
  2位  歩行器
  3位  平らにならないベビーチェア
  4位  ベビーバス
  5位  よだれかけ
  6位  ベビーベッド
  7位  いろいろ消毒グッズ
  8位  ベビー布団セット
  9位  ベビー服(生後3ヶ月頃までの)
 10位  ベビー手袋

 1位のおしゃぶりは、総合漢方育児薬にてくわし~く赤ちゃんの赤裸々な気持ちを代弁します。
 2位の歩行器は、最初は寝たきりみたいで使えるのは手足だけの状態から、自分の力で寝返りする、自力でお座りする、自分ひとりでつかまり立ちをするなどなど・・・の発達の邪魔をしてしまうグッズ。心のことは、今は置いといて、自分の力で次のステップを踏むということが、バランスの取れた筋肉の発達につながる。背骨もおんなじ。自力で座れないってことは、まだ、骨がOKでないってこと。腰の骨も背骨も足の骨も出来上がっていないうちに、歩行器に座らせると、フニョフニョの背骨や骨盤に負担になって、将来、腰痛もちになってしまうかもしれない。確かに、首が座る4ヶ月の頃より、歩行器に座らせると座れる。夕方、晩御飯の仕度に忙しいとき、歩行器に座らせると、自分でこげるので楽しいみたいでぐずらなくって楽チン。でも、そのつけは大きい・・・よ。よくこぐので足の筋肉だけが先に発達しちゃって、筋肉の発達が自然でないので変になる。バランスが悪くなるらしい。
 『這えば立て、立てば歩めの 親心』その気持ちはよ~くわかる。でも、この発達の邪魔だけはしてはいけないのだ。自力でできるということは、筋肉や骨にゴーサインが出たという証拠だから。ゴーサインが出るまでは、あたたかく見守りましょ!
 
 3位の平らにならないベビーベッドは、あなたも斜めの椅子に30分以上すわってみーって話。腰痛くねぇ?って感じじゃない?なんでもたまにはいいけど、いつもそのベッドを使っていると、赤ちゃんが寝ちゃってついつい1時間以上経つこともあると思う。腰にかなりきそう・・・。赤ちゃんの背骨にとっても、寝るときは、平らでせんべい布団のような硬さの布団の上が一番!ソファーもきついよ。ベビーチェアは、平らになるタイプを選ぼう。

 つづく

 4位のベビーバスは、腰が痛いからという理由でシンクで沐浴する人でなければ、ホームセンターで売っている青い小さめのたらいで十分なんじゃないかと思う。夏になると、ベランダで行水もできるし、1~2歳の頃は、水遊びにも使える。布オムツを使い人は、まず、下洗いできちゃう。安くって優れもの。ベビーベッドって使わなくなったら邪魔で邪魔でしょうがない。

 5位の、よだれかけは、赤ちゃんが生まれてみないとわからないから。よだれがだらだら出て、お口の周りがただれるくらいの赤ちゃんもいれば、全く出ない赤ちゃんもいる。よだれかけが一日5枚も10枚もいる赤ちゃんもいれば、1枚もいらないっていう赤ちゃんもいる。うちの子は4人ともよだれかけが1枚もいらなかった。これって、ぜんぜんうれしくない。よだれがバンバン出る子は、マジ、虫歯になりにくい。少々仕上げ磨きをしなくったって、おばあちゃんが、隠れて、ちょこっとのつもりで、ちょこちょこ、チョコを与えても虫歯にならない。逆に、赤ちゃんの頃よだれが出なかった子は、毎日仕上げ磨きをしても、ちょっと、おやつをだらだら食べると、すぐ、虫歯になってしまう。あっという間だ。
 私は、出産祝いに、よだれかけをいっぱいいただいたけれど、1枚も使わなかった。
 よだれかけは、生まれてからでいいと思う。

 6位のベビーベッド。これは、赤ちゃんの気持ちになってみないとわからない世界。
 でも、ここは、日本だしなぁ。アメリカじゃないし・・・。
 だんなが、アメリカ人って日本人女性は、ここで価値観のチガイにかなり悩む・・・と聞く。
 ベビーベッドどころか別々の部屋って、心がひきさかれる。でも、アメリカの男性は、ここだけはどうしても譲ってくれないみたいで、大変だなぁと思ったことがある。
 どうなんだろう。自然?不自然?的思考でみると・・・・・。
 オッパイを飲んでいる間は、ママのそばにいつもいついるのが自然って気がする。
 動物の世界もそうだよね。
 おさるさんとかいっつもママにぶらさがっている。
 赤ちゃん時代から、寝るときはママと別な部屋って、アメリカの赤ちゃんの心に影をもたらさないのかなぁ。
 私の勝手な想像だけど、アメリカってキリスト教の国でしょ?ママがいなくても神様が見守ってくれているという絶対的信頼感が、ママ不在な空虚感を補ってくれるんじゃないかなぁ~。だから、ぐれないで生きて行けるのかなぁって。
 でも、日本人は、そんな存在は基本的にはないでしょ。だから、お猿さんみたいなぶら下がり赤ちゃんが自然って感じがする。オッパイの時期は・・・。もし、その絶対的信頼をママとの間で築けなかった赤ちゃんは、その空虚を抱えたまま大人になる。その空虚は、自分が順調なときは大丈夫だけど、不調になったとき、ふつふつと湧き上がってきて、生きることがしんどくなるのかもしれない。
 今、中島知子さんの報道がワイドショーで頻繁に流されている。もしかしたら、ふつふつと湧き出てきた空虚感がキリストに代わるような絶対的信頼のおける存在に魅かれていったのかもしれない・・・ね。
 まぁ、オッパイの間は、ママと一緒に添い寝が自然じゃないかなぁ?
 いつもどこかがママと触れている。それが、安心の元。
 オッパイバイバイして、一人で歩いていく時に必要な、安心というエネルギーを、ママと触れ合っていることで充電しているはず。寝返りを打ったとき、ふと目を覚まして、辺りを見回して、振り返ったらママがいる。その瞬間、手がママの胸の上に乗っかってほっと一安心。
 ベビーベッドだとこうは行かない。
 だいたい、冬はベビーベッドは寒い。
 私は、下の子が生まれたときに、べビーベッドを買いました。上の子が、飛んだり跳ねたりして遊んでいるときに、赤ちゃんを踏んづけたら大変だ思ったから。でも、結局、洋服がけになっちゃって邪魔だった。

 
 今日、4男(小1)の1年生最後の参観日だった。発表会だった。最悪だった。
 20人しかいないクラス。でも、女の子はたった4人。つまり、ほとんど男の子の世界なのだ。
 ということは、女の子の特性である総元締め的しっかりものの部分をぜんぜん発揮できていないため、それはそれは保育園的ワールドになっていて、その中でも、わが子は、いわゆる落ち着きのなさでナンバー1に光り輝いていた。トホホ・・・。
 隣や後ろの子とずっとじゃれあっている。先生も試練だと思う。恐縮の連続。
 お友達の発表も聞いていない。お友達が算数のクイズを出しても全く興味なさそうで反対方向を見ている。
 先生の話なんてちっとも聞いていない(ように見えた。)。興味がないことはしないぞという意思の表れか・・・。
 自分の発表になって、隣の子も出て行ったのに、一人、しれ~として座っている。
 母親としては、ニコニコ笑いながらも、安心してその場にいることができなかった。
 わが子が、学校の授業に関してここまで集中力がないなんて思ってもいなかった。ここまで・・・・・。
 よっぽどつまらないだろうなぁ。
 やらせ的・受身的な世界への拒否権を頑なに執行しているという感じだった。
 家で恐竜の絵を寝る間を惜しんで、寸暇を惜しんで描いている姿をいつも見ていて、この子は、すごい集中力だと感心していたのに、したいことをさせてもらえない学校では、死んでるみたい。
 廊下の壁に、子どもたちの将来の夢などを書かせたものが展示されていた。みな、サッカー選手など何か書いていた。なのに、わが子は、『今、考え中』。おもしろい、思わず苦笑い。
 いいのよ。わが子のその自分を殺してまで、先生に付き合う気はないという意思の表明は。
 だって、そんな大人になってほしいと願って育ててきたから。前にも書いたとおり、『人から言われてやるのは奴隷と同じ』という文言を我が家の居間の壁に貼った張本人は私なのだから・・・。
 ただ、参観日でその姿をずっと見ているのは、結構、きつかった。
 でも、そのすべてを無条件の愛で見守れる器量がなければ、いやなことはいやと言える人になってほしいというメッセージをわが子に送り続けることはできない。
 う~。
 いやなことはいやと言える子に育ってほしい。しかし、思い通りにちっとも育たない。 
 これって、ちっとも矛盾していないことなのに、トホホ・・・。私の力量をアップせねば。懐の大きな人になりたい。は~。ため息ひとつ。


 つづく
 
 7位は、いろいろ消毒グッズ。『ばい菌の胸を借りて強くなる』にも書いたとおり、オッパイ拭きもお尻拭きもかえって常在菌を死滅させてしまって、ばい菌の繁殖を助けてしまうので、必要ない・・・です。ウンチで汚れたお尻は、お茶を薄めたぬるま湯をガーゼに浸して、ちょこっと絞って拭くのが一番。

 8位のベビー布団セットは、ベビーベッドを使わないのであれば必要がない・・です。
 添い寝で、赤ちゃんをつぶしちゃったらどうしようと不安に思う人もいるよう。でもね、いまだかってそんな話を聞いたことがない。私自身も、そんな経験はない。きっと、寝ていても無意識に赤ちゃんを守る体制になっているんだと思う。
 敷布団は、ふわふわじゃないほうがいいです。背骨のために。あと、自然な発達を促すために。ふわふわだとなかなか寝返りもしにくくなる。ベッドで親子3人寝るって人もいる。とにかく、マットは固目がいいです。そして、寝返りを打つ頃は、柵のないベッドなら、ベッドをあきらめたほうがいいです。
 赤ちゃんは、お産のとき1度、ものすごい3種類の恐怖を味わっています。その一つが、転落の不安。生れ落ちるときの恐怖は、それはそれは言葉で語ることのできないくらい赤ちゃんにとって恐ろしい体験。そんな体験を持っている赤ちゃんが、一度ベッドから落ちる体験をすると、もう1回は・・・・ない。ベッドにいる間、心のどこかで、また、落ちるんじゃないかという不安を抱えているので、どこかでビクビクしている。本来なら、ゆったりくつろげる場であるベッドで今一くつろげない。
 『寝返りをなかなか打たないんです。』という人の中に、「クッションの効いたベッドに寝ていませんか?」と聞くと「はい」とおっしゃり、合点がいくことが多い。
 最近、畳の部屋って激減しているけれど、愛咲くら的には、一部屋くらい畳の間があって、みんなで布団を敷いて寝るのがいいんじゃないかなぁと思う。もっと大きくなると、子どもって寝ている間に、部屋のあっちの隅っこからこっちの隅っこまで平気で移動していりするから、ベッドだと気が気じゃない。
 長~い目で見たら、ママが昔から使っていた年季の入った固めの敷布団と上は、セミダブルの羽根布団を用意するのが、無駄がないような気がする。

 9位のベビー服は、赤ちゃんもいろいろだから。大きい子もいれば、小さい子もいる。先生もおなかの中で背骨や足の骨の長さから体重を予想してくれるけれど、イコールではない。意外と大きかったりする。だから、せっかく買ったのに、着なかったってことも結構あるので、最低限用意して、後は、赤ちゃんの成長に合わせて買ったほうが無駄がないかも・・・。

 10位のベビー手袋は、よく顔に湿疹が出て痒がって・・・とか目に指を入れそうで怖いから・・と手袋をはめさせているママがいる。あんまり痒がるときは、それもありと思う。ただ、指を2~3回偶然目にいれてしまうということは、発達の途中で十分ありうることだけど、『人間、痛けりゃ、その後はしない。』痛い思いを体験しながら、痛くないように発達していく。普通の人間なら、2~3回痛い思いをしたら、いい加減、用心して次からはしなくなるもの。赤ちゃんは、すべてが発見の連続。赤ちゃんは自分のカラダを使いたくって仕方がない。
 指や手が自分のカラダのいろんなところに触れて、触れて初めてこれなんだろう?って自分のカラダを自覚する。指に触れるを通してひろがる世界に知的好奇心うずうずなのが、赤ちゃん。これが、お勉強。

 以上、愛咲くらが買わなくてもいいんじゃないかグッズベスト10を思い浮かぶままあげてみました。

 番外編で、哺乳瓶も買っておくことはないかなぁ・・・と思ったり。
 
 最近は、母乳なら、湯冷ましはいらないといわれているので哺乳瓶は使わないだろうし、生後6ヶ月くらいになると湯のみで飲めちゃう。そのうちマグマグのストローも吸えるようになる。
 それに、母乳でがんばりたいと思って、でも、ちょっと不安だと、つい足りないかなという不安が増強され、哺乳瓶があるとついミルクを足してしまいがちになる。でも、なければないなりにやっていけたりするもの。だから、最初から哺乳瓶はそろえていない方がいいかも。


 つぎは、『 ムギュー力空間 』  です。


 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする