総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

骨がゆがむストレスと骨がゆがまないストレス

2024年04月28日 | エッセー
 国際仙骨後頭骨学会の山口純子さんによると
 同じストレスでも、受け止め方で、骨がゆがむ受け止め方とゆがまない受け止め方があるんだそう。
 みるみる治っていった人は、
 『次は、こういう行動や言動をしてみよう』と対策を取った人。

 逆に、みるみる骨がゆがんでいった人は、
 『つぎは、こういう感情を持つようにししよう』と考えた人。

 つまり、人をきらったことを反省し、次は、きらわないようにしようとすると、骨がゆがんでいくのだそう。

 イライラしたことを反省し、次は、イライラしないようにしようとすると骨はゆがんでいく。 
 やる気のないことを反省し、やる気を出そうと努力すると骨がゆがむ。

 つまり、反省すると骨はゆがむ。
 逆に、反省はしない。ただ、その時に感じた自分の素直なネガティヴな気持ちをそのまんま罪悪感なしに感じるだけだといくらストレスが強くても、骨はゆがまないという。

 例えば、朝からイヤな奴に会ってしまった時に、
 礼儀として、一応、笑顔で「おはようございます。」
 『はぁ~~~、もう、朝っぱらから不愉快だ。』とつぶやいたときは、骨はゆがまない。
 でも、あいさつをした瞬間に
 『あ~~~、わたし、また、この人を嫌いだと思ってしまった。わたしってなんて心の狭い人間なんだろう。人には、よいところもあれば悪いところもある。でも、わたしは、悪いところばっかりに目がいってしまう。この人のことをダメな人、苦手な相手と決めつけてしまっている・・・。こんなことではいけない。』
 などと、反省し始めると、なんとこの人の骨はゆがんでくるのです。

 つまり、自分の感情を消そうとしている人は、🦴をゆがめてしまう。
 きらいという感情をなかったことにしょうとすると🦴がゆがむ。

 ネガティブ・狭い・醜い・レベルが低いと思う感情
 ①うっとうしい
 ②きらい
 ③イライラ
 ④干渉したくなる(気になる)
 ⑤やる気が出ない
 ⑥断れない(イヤだ)
 ⑦疑い 疑心暗鬼・不安
 ⑧恨む
 ⑨無関心
 ⑩絶望
 ⑪飽きっぽい
 ⑫見下す・ねたむ
 ⑬人の目が気になる
 ⑭小さいことが気になる
 ⑮腹が立つ・怒り
 ⑯根に持つ

 いやはや、あの世に行く頃までには、自分の中のこんな感情とおさらばできたらいいなという思いで生きている私にとっては、衝撃的な本だった。
 嫌いな人も、私を苛めてくる人にも『かわいそうな人』というレッテルを頑張って貼って、心が傷つかないよう、そして、心の傷を癒そうとかなり努力してきた。
 そう。自分の傷ついた気持ちをできるだけ早くスルーして、なかったことにしようとする作戦で、傷つかないようにしてきた。
 逆に、嫌いと感じる自分に、人間できていないなって反省したり、こんな人間になりたくないと見下したりして、その見下す自分が残念に思えたりして・・・。

 だから、右股関節に激痛が走ったのだろうか?

 物心ついた頃から、将来の夢が、何が素敵なのかよくわかんないくせに、『素敵な女性になりたい・・・。』だった。そのせい?
 つまり、人生の大半を自分の素直な気持ちの封印のために使ってきた。
 これがいけなかった。
 素敵とはなんぞや?
 怒らない?優しい?心が広い?妬まない?
 私は、人生の大半を、自分の中にあるはずの負の感情を見て見ぬふりをしたうえに、他人の中にある負の感情を見るたびにその人に幻滅して、『素敵』を追い続けてきたような気がする。
 もちろん、自分の中にある負の感情を受け入れて、人間、みな、そんなもんさと思えるようになって、遅まきながら、思春期の壁を乗り越えては来たけれど、やっぱり、いい人になりたいという根強い意識は後遺症として残った。
 
 私の右股関節は、反省の賜物だったのか。
 てっきり、右ばっかりで噛んでいたせいだと思っていた。
 
 改めて、イヤイヤ期や思春期の反抗期は、あってしかるべきかと・・。
『クソババァ』『べつに…。』『うざい』の三点セットは、もしかしたら、骨が歪みにくい体質を作る豪華三点セットなのかもしれない。
 
 
 今、感じている本当の気持ちときちんと向き合って、味わい尽くす。

 あ~~~、今、私は、あんなことを言われて無性に腹が立って、悔しいという気持ちなんだなぁ~。
 私は、あんなことを言われると、怒りが溢れてくるんだなぁ。
 悔しい。悔しい。悔し~~~~い。
 と、叫ぼう。

 発生したばかりの自分の気持ちに名前を付けて、言葉にすると客観的に自分の気持ちに向き合えて、自分を否定せず、受け入れられていくのかもしれない。
 そうすると、骨はゆがまない。

 なんかおもしろくなってきた。
 瞬間瞬間の自分の気持ちをメモって、丁寧に自分の気持ちをかき集めて行こう。
 長男が小1の時、学校に行きたくないと鉛のような曇り空のような顔で言い始めた時に、カウンセリングを受けたことがある。そのカウンセラーの助言が、『〇〇さんは、怒りの感情が未分化です。だから、息子さんも混沌としてわけがわからなくなっているのです。』
 衝撃だった。

 要するに、ほんとうに、自分の中の負の感情を見て見ぬふりをしていい人を演じて生きていくと、胃がんや股関節だけでなく、息子たちの心の領域まで悪影響を与えてしまうほどの哀しみを味わうことになるということ。
 どうかどうか、いい子に育てないでください。
 いい子は、怒りの感情の発達障害だと自分の体験からそう思う。

 ひょっとして、もしかして、子育てとは『気持ちのネーミング大会』の場?

子育てとは、まず、親が自分の気持ちにいちいちネーミングするという親の基盤を作って、そこに、今度は生まれてきたわが子の気持ちにいちいちネーミングをつけていく素敵な場のことなり。
 親自身が、自分の気持ちにネーミングできないのに、どうして、わが子の気持ちにネーミングできようか。
 まず、隗より始めよ。

 IメッセージとUメッセージが飛び交う家庭をめざそう。
 『わたしはこんな気持ちなの~~。』『あなたはこんな気持ちなのね~。』合戦

 ところで、発達障害と言われるお子さんは、自分の感情を上手に感じて上手に表現できにくい。でも、しっかりと気持ちはある。その気持ち(特に怒りの気持ち)を発散できないから、ストレスが溜まってしまって、不安ホルモンも溜って、それを物理的に発散せんとして、多動になったり、奇声を発したり、車や扇風機などに固執したりという二次障害を伴う。
 学校に上がってから名の付く発達障害は、ほとんど二次障害なんじゃないだろうか。
 二次障害を発達障害として見るのではなく、怒りのアースという視点で見てはどうだろうか。
 傍から見たら、気になる行動だけれど、本人はそれで、どうにか心の安定を保っている。貧乏ゆすりもそうらしい。

 イヤイヤ期も反抗期もしっかりあるいい子だけでなく、育てやすいいい子にしても、発達障害のお子さんにしても、子育ての基本は同じだと思う。ただ、いい子や発達障害のお子さんの喜怒哀楽の感情を察して代弁してあげるのは、難しい。
 そのためにも、まず、隗より始めよ。
 親の気持ちをiメッセージで素直に表現し、子の気持ちをyouメッセージで
代弁してあげる・・・ただそれだけ。

 怒りが高じて、家の物をぶっ壊すくらいの激しさで慄きそうになっても、『爆弾レベルの怒りのアース』ってネーミングして、あたたかく見守れるくらいの太っ腹になれたらカッコイイ。
 子どもを生んだら、肝っ玉母さんを目指そうよ。
 叶えば、爆弾レベルの怒りになる前の、手りゅう弾レベルの怒りだったり、もっと手前の怒りの表情レベルでyouメッセージの表現をしてあげれたら、最高なんだけど、親自身が私みたいに自分の怒りの感情に鈍感だと、子どもの気持ちにも鈍感で、爆弾レベルでないと気づけない。
 『こうまでしないと、お前は気づけないのか~~~。いい加減、気づいてくれよ~~~。俺ときちんと向き合てくれよ~~。』という魂の叫びが家庭内暴力なのに・・・。どうかどうか、警察に通報とか先生に相談とか安易にしないでといいたい。
 爆弾レベルの怒りのメッセージに対して、子どもは親に日本刀レベルの真剣勝負を求めている。
 逃げてはいけない。

 何のために生きるのかというヤバいドツボにハマる思春期の問い。
 その答えは、瞬間瞬間に感じる自分の気持ちに名前を付けて、いろんな自分の気持ちを味わい尽くす。
 おそらく、日々、自分の気持ちに名前を付けていく癖をつけていったその先には、自分が好きになる。そしたら、誰かのために生きていきたくなる。誰かに喜ばれる。社会貢献したくなる。仲間ができる。分かち合うという喜びの渦に巻き込まれていく。

 幸せってやつがわからない。ワクワクが見つからないってぼやいてきたけれど、自分の気持ちのキャッチ力の弱さのせいだったのかもしれない。
 幸せの青い鳥をずっと、探し求めていた。
 幸せの青い鳥は、こんなに近くにあったというお話だったけど、わかったようでよくわからなかった。
 今、わかった。
 幸せの青い鳥は、自分の気持ちキャッチ力だと。

 

 相変わらず私の右股関節は、疼くという感覚により存在感をアピールしてくる。
 
 一大決心だ。
 右股関節のためにも、今日から、自分の気持ちメモ魔になるぞ!
 
 
 ところで、なぜ『国際仙骨後頭骨学会』なのか。
 仙骨は後頭骨と何か関係があるのだろうか?
 
 
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ストレッチの神さま

2024年04月27日 | エッセー
 ここのところ、スーッと眠れて、朝までぐっすりという極上の睡眠をゲットできた喜びを胸に、ストレッチの神さまに感謝の日々を送っている。
 アンビリーバブルだ。 
 まさか、今瀬でぐっすり睡眠に遭遇できるなんて思いもしなかった。10代の頃から、私を悩ませていた睡眠問題が、メラトニンやセロトニンも減っていくという老化現象スタートのこの時期になって、解消しつつあるという驚き。
 極めつけが寝る前のゆったりタイムのストレッチ。
 寝る一時間前に首まで湯船につかって10分お風呂もそれなりに寝つきをよくしてくれたけれど、そうでもない日もあった。時々、いけないけれどアルコールのお世話になってしまったていた。
 が、しかし、股関節周囲のストレッチによさこいストレッチを追加メニューに加えてから、寝落ちスピードがアップして、スーッと眠れる日々。
 今までは、今日も眠れますように‥と祈りながらも、寝落ちが訪れない悶々とした日々を送っていた。眠りにつくという自然なことが、恐怖であった。睡眠に対して疑心暗鬼になってしまって、帰って、自律神経の交感神経を刺激してしまって寝付けない。
 やっと寝つけたとしても、睡眠が浅いせいで夜中に起きる。すると、また眠れない。明け方、ウトウトしたかなと思ったら、目覚ましの不快な音がやってくる。
 当然、日中もしんどい。瞼が重い。
 疲れているのに、しんどいのに、また、眠れぬ夜がやってくる。
 人生の大半を、睡眠障害によるしんどさを抱えて生きてきたと言っても過言ではない。

 われながら、自律神経のメリハリがないんだろうなって感じていた。

 そんなメリハリのない自律神経に対して、ストレッチはおそらく、交感神経と副交感神経のスイッチをバシッと切り替えてくれるのだと思う。

 おかげで、今朝は、なんとキムタクを慰める年上の女を夢の中で演じていた。なんと、夢の中では、こんなおばちゃんにキムタクが好意を寄せる・・・なんてアンビリーバブルな展開に。
 昨夜、録画していた今期のキムタクのドラマを見たせいだ。
 キムタクのファンではない。大手設計事務所でバリバリの時の髪型はかっこよかったのに、刑務所に入った時の髪型が年齢とミスマッチで気になったという印象が、夢の中で慰める役になってしまったのだろう。
 
 なぜ、ストレッチはこれほどに、自律神経の副交感神経を際立たせてくれるのだろう。

 筋肉をゆるめることの極意とは?

 『ストレスであなたの骨がゆがんでいます!』
 山口純子さんというカイロプラクティックの先生の本を読んだ。
 断捨離をしなきゃと、家の整理を始めているけれど、進まない。この本も断捨離対象の古い本だった。2006年出版。
 しかし、捨てる前に、読みなおしたら、面白い。すっかり忘れているから、新鮮だ。
 結果、捨てれない。
 断捨離は難しいとため息・・。

 アメリカに国際仙骨後頭骨学会というものがあって、その学びをされて、長年施術を通して、見えてきたものが、骨の歪みと食べ方だったり、ストレスだったり。で、心理カウンセラーの資格も取られたよう。

 猫が威嚇する時って、しっぽがピーンと立つ。
 つまり、動物のお尻の筋肉は、交感神経により緊張しやすくなっているのだという。ストレスで、交感神経が高ぶると・・・。






 






 





















 



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心の病気と睡眠時無呼吸症候群

2024年04月21日 | エッセー
 眠れてさえいれば、どうにか大丈夫。
 精神的にしんどい方に接する時に、まず、夜、まぁま眠れていますか?とお聞きする。
 で、まぁ、どうにか・・とおっしゃったら一安心。
 でも、眠れていないという方がいらしたら、とにかく受診してくださいとお伝えしている。
 睡眠が、心のバロメーターかなと感じている。

 ぐっすり眠れている。朝まで一度も起きない。朝、すっきり起きれる。
 そんな方は、昼間も元気だ。

 双極性障害の方がいらした。
 朝がしんどいと。朝、なかなか起きれないと。
 で、ネットで睡眠専門医の先生の動画で、双極性障害の人は、睡眠時無呼吸の方が多くて、酸素マスクみたいなCパップという装置を付けて寝ると、ぐっすり眠れて、朝起きれるようなるし、症状も安定するとおっしゃっていた。

 うつ病の方も、夜、眠れない方が多いから、ほとんどの人が睡眠薬を飲んでいる。
 最近は、メラトニンとかセロトニン関連の睡眠を誘うようなお薬も出てきたけれど、昔からある無理やり睡眠させるお薬は、あまり、長期的には飲みたくない。
 
 案外、睡眠薬を必要とするようなココロの病気を患っている方の中には、睡眠時無呼吸症候群の人が多いのではないだろうか。

 鶏が先か卵が先か。

 睡眠時無呼吸タイプの人が、ストレスを浴びて、心が(あるいは脳が)しんどくなるのか、はたまた、脳のバランスをとるのが上手でない人が、睡眠時無呼吸にもなりやすく、眠れなくなって、より心(脳)の状態が悪化してしまうのか。
 睡眠時無呼吸状態になると、こりゃヤバいってなって、覚醒状態にさせて、呼吸させるという。
 だって、呼吸させないと死んじゃうから。
 なので、一時間に何回も無呼吸状態になる人は、一時間に何回も起きてしまう状態になって、ぐっすり眠れない。結構睡眠時間を取っているのに、ぐっすり感がないので、寝ても寝ても眠いし、昼間はだるい。

 発達障害のある子どもが大人になって双極性障害になる場合もあるという。双極性障害の方に、発達障害であった方も結構いらっしゃるともいう。
 脳の発達のアンバランスがもともとあって、対人関係などもそんなに得意ではなかったりすると、そのストレスで二次障害的に心に負荷がかかって、発症しやすいのかもしれない。うつ病になりやすいとか依存症になりやすいとも言われている。
 だから、発達障害のある子どもを育てるときは、ストレスを上手に発散させて、二次障害をどれだけ少なくして生活していけるかという視点がとても重要になってくる。

 合わせて、睡眠時無呼吸になっていないか・・・とか、口呼吸になっていないか・・という視点も重要かもしれないと今、思った。

 私の睡眠下手も、元々セロトニンとかメラトニンが遺伝的に少なめなところに、口呼吸により熟睡できず、自律神経が乱れてしまって、結果、日中も寝込みそうなだるさを抱えて気力だけで生きてきたという歴史だったのかもしれない。
 人生、終盤にきて、やっと、少しはまともな睡眠がとれるようになり、昼間、少し、元気が出てきた。

 ADHDのお子さんは、もともとドーパミンやノルアドレナリンの分泌が少ない脳の持ち主なのだそう。そういうお子さんは、物事の優先順位をつけることや系統的に考えることが苦手なのだという。現在、大人への処方しかできないけれど、ドーパミンやノルアドレナリンを減らさないコンサータというお薬が
開発され、かなり、気分が改善されて生きやすくなって来られた方もいるよう。ただ、このお薬は、依存性があるため、精神科医の中でも処方する資格を持った精神科医でないと処方できないという。

 ADHDのお子さんの腸内細菌叢も違うらしい。
 脳と腸は相関関係があると言われている。腸は第2の脳とも言われている。
 発達障害のあるお子さんは、白ご飯しか食べないとか野菜をまったく食べないとかお菓子しか食べない・・・など偏食気味のお子さんが多い印象がある。
 食物繊維を餌にするカラダにいい腸内細菌にとっては住み心地のよくない腸なので、偏食のせいで腸の状態があまりよくないのかもしれない。
 腸が第2の脳だとするならば、発達障害のお子さんの支援として、療育だけではなく、①多動などという溜ったストレス発散法を物的人的に受容できる環     
境を整える②口呼吸、睡眠時無呼吸なら、鼻呼吸と無呼吸改善、に加えて、③快便でないなら、食物繊維を増やすサプリ摂取  なども、取り入れていけたら、もっと、生きやすくなるお手伝いができるのかもしれないと思った。
 
 
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朝、すっきり。口テープよ、ありがとう。

2024年04月20日 | エッセー
 朝、スッキリと目が覚めたいなぁ~~。
 と、朝、いつまでもぐだぐだと布団の中でうずくまり、エイヤーと気合を入れて、やっと、布団から離脱する私。
 市民のアンケートで、約7割の人が、すっきり目が覚めるという回答をしていて、おののいた。
 羨ましい~。
 すっきりどころか、朝の疲労感が半端なかった。朝、目が覚めたら、背中や首がガチガチで、寝て疲労回復どころか、むしろ、寝て疲労が増強しているという感じであった。
 どうして?

 ところで、去年の暮れ、歯医者さんから余命歯宣告を受けた。
 このままだとあなたは、重症の顎関節症になり、痛みとの戦いになります。歯もボロボロになります・・・と。
 歯ぎしりと噛みしめにより、朝、起きたら、肩から背中はガチガチで首が回らなくなるくらい、強張っていた。ものすご~~~い圧力を首を中心とする私のかぼそい筋肉が全集中して、歯が折れるくらいのパワーに変換して歯ぎしりや噛みしめを行うという脅威。
 
 顎関節症の矯正もかねて、歯医者さんがマウスピースを作ってくださった。普通のマウスピースと違って、下顎を少し前に出し、少し右にずらしたマウスピース。
 ただでさえ、寝付けないのに、そんな不自然なマウスピースをはめた状態で寝つけるわけがなかった。意識しないと、その状態を保持できなかったから。
 で、口テープを貼ってみた。
 口テープが、私から意識を開放してくれて、どうにか眠れるようになった。

 で、わかった。
 もちろん、マウスピースのおかげで、朝、目覚めた時の上半身の半端ない凝りは軽度の凝りになったのだけれど、目覚めそのものが、以前よりかなりいい感じになってきたのだ。
 つまり、おそらく、私は口呼吸をしていて、そのせいで、朝、すっきり目が覚めなかったのだと思う。
 口呼吸だと熟睡できないんじゃないだろうか。

 朝の目覚め効果もすごいけれど、日中の疲労感や眠気も以前より、かなり改善しているような気がする。

 20歳の頃から、ずっと、鼻が詰まっているような不愉快さがあり、耳鼻科を受診したこともある。
 ず~~~と、だるかった。
 気合で生きてきた。

 30代以降で、自分史上、今が一番元気。
 55歳の頃は、体感80歳くらいの老衰レベルだったのではないだろうか。それくらい、しんどかった。寝ても覚めてもしんどかった。

 気力が枯渇すれば、ただちにあの世に行っていたのではないか。
 体力5%気力95%で生きていたって感じか・・・。

 今は、体力60%、気力40%くらいかな?

 私の気力の元は、なんだかんだ言っても、子どもの存在だと思う。43歳で第4子を生んだ私は、まだ、受験生の母という役割を担っている。
 がゆえに、気力が保持されているのだろう。

 皆、言う。
 子どもが巣立ったら、夫と二人だけ。
 夕食もテキトーになった。
 これで、夫もいなくなって一人になったら、お豆腐だけでいい。

 誰かのために・・・・という気力。

 私が、この年で元気になるために試行錯誤せんという気力は、四男が一人で生きて行けるようになるまで、まだまだ、働かないとけないからという気力の元である四男のおかげなのかもしれない。

 そもそも、口テープは四男の副鼻腔炎改善体験によるお勧めグッズであった。
 口テープ、百均で売っている。
 でも、薬局で一番ソフトタイプのテープでも充分。
 月50円、ほぼただで、こんなに元気になれるなんて・・・。

 口テープよ。ありがとう。
 
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知らなかった保険のからくり

2024年04月13日 | エッセー
 物事を判断するのからくり安を覚えたり、疑いの気持ちがちょこっとでもある場合は、そこで決断しない方がいい。

 人を不安にさせるものは、真実ではない。
 
 縮小未来の日本しか描けない2024年を生きる私たちは、20年後の漠然としたネガティヴな日本像をついつい描いてしまって、うっすらとした不安の雲に覆われて生きている。
 私の年齢では、介護も今ほど丁寧にはしてもらえないだろうなって思っている。政府が、年金受給年齢をもっと伸ばした場合の試算に入ったなんてニュースをみると、ますます、暗雲が立ち込めがちだ。
 息子世代は、いかほどかと案ずる。

 そう、そもそも不安な空気を吸っている。
 そんな不安の下地があって、そこで、何かを選択するとき、不安材料を提示されたら、不安を安心に変えたいから、ついつい選んでしまう。

 後田亨さんの『この保険、解約してもいいですか?』という本、図書館の新刊コーナーにあったので借りて読んでみた。
 以前も、どこかで、保険はかけ損みたいなことを聞いたことがあったので、興味深く読んだ。

 この本を読んで、一番説得力のある言葉は、保険会社の内勤の人たちは、自社の保険に入っていないという衝撃的な言葉であった。
 保険という商品の半分くらいは、会社の運営費などだそう。
 大手の保険会社って、就職希望者も多く人気で、給料もかなりいいと聞く。でも、その内勤の人たちが、自分たちが設計した商品を使わないとするならば、なんという哀しいお仕事か。
 胸を張って生きてる?
 彼らは、庶民の不安をマーケティングして、その不安の払拭代として、自社が儲かるように保険の設計をするお仕事をしている。
 不安を煽って・・・。
 私たちは、保険会社の人たちのために、せっせと毎月何万も払い続けている
 のだ。ライフネット生命というネットなので格安という保険ですら、40%以上が会社のために使われているという。だとしたら、そうでない大手の保険はいかほどが会社に入っているのだろう。
 そうは言っても、病気になったときに働けなったら?住宅ローンは?学費は?
 って、不安しかないじゃん。
 
 後田さんいわく、貯蓄が一番だそう。で、最低限、死亡保険。
 子どもがいてローンもあって、もしもの時の備えがないと不安というなら、会社員だったら、傷病手当金が出なくなる1年半後からもらえる就業不能保険ならいいのでは。自営業はかけていた方がいいかもと。
 遺族年金という制度が、ある意味、就業不能保険の役割をしている。例えば、年収500万円の人が死亡した場合、厚生年金や国民年金から、妻と子二人なら、月15万円出るのだそう。子どもが高校卒業後なら、妻が65歳までは9万6千円、65歳を過ぎたら4万6千円。
 知らなかった。
 遺族年金は、りっぱな収入保障保険。
 そうなんだ。
 ご近所に、ご主人が若くして亡くなられて、子どもも4人いらして大変だろうなって思っていた。でも、なんで、パートで大丈夫なんだろうと不思議だった。遺族年金って、ありがたい。
 私も厚生年金に入っている。私が(つまり、妻が)死んだら、夫は遺族年金をもらえるということだろうか。

 ところで、今、現在、数百万の貯金のない人は、保険をかけておいた方がいいとおっしゃっていた。
 
 後田さんは、保険は、自賠責保険と同じ感覚で選ぼうとおっしゃる。
 後生だから・・・と、繰り返して訴えられる。

 自動車保険の自賠責は、めったにおこらないけれど、無制限に保障してくれるという優れものだそう。一方、車両保険は、かけない代わりに貯金で対応しようと。ちょこちょこ数万円くらいの出費ですむ物損事故は、かけ損になる。

 自分の保険も自賠責保険と同じ視点で選ぼう。
 保険で備えるのに向く保険とは

 1,めったにおこらないけれど
 2,自己資金では対応できない大金が必要になることがある
 3,いつ起こるかわからない

 以上は、あくまでも、子育て世代の世帯主の保険選びについて。


 私のような、老後の大病が不安な世代については?
 老後の医療費の支払いは頻繁に発生することなので、安い保険料で手厚い
保障を得るのは難しい。でも、限度額があるので、月々の支払いは、自己資金で対応しやすい。しかも、突然老化するわけではないので、いつお金が必要になるかも予測しやすい。
 やはり、貯金か・・・。自己資金か・・・。

 がん保険について
 二人に一人はがんになる(まぁ、80歳を過ぎたら、がんか肺炎か心不全か何かで亡くなるわけで、60代くらいまでの場合のがんで亡くなる方の割合を提示してほしい。60歳未満だと約10%前後。)ということは、めったにおこることではないということになる。     また、先進医療については、今、現在、保険がきかない治療法は、効果がある人もいればない人もいるため。今後、エビデンスが認められれば保険になっていくので、待つのも一つの手。
 個人的に、近藤誠先生のがんもどき説を受け入れている人間としては、がんもどきではない転移するがんの場合、陽子線療法などの保険のきかない先進医療を試す価値はあると思う。私の肝臓腎臓は、抗がん剤に耐えられなさそうなので・・・。やっぱり、助かりたいもん。でも、転移性の癌は、めったにおこることはないというような気もしないでもない。300万円という治療費は、大金なのかどうか。数千万円ではない。自己資金で賄えるかどうか・・・。
 後田さんいわく、
 後田さんの話を聞いて、解約したら、がんになってしまって・・・という方がいらっしゃって、心苦しい思いをされることもあるそう。
 それでも、この本を書かれたということは、保険の真実を知ってほしいという強い思いがあるからなのかもしれない。

 この本には、検討に値する数少ない保険が紹介されていました。
 
 今から結婚するかもしれない、次男にはこの本を買ってあげようと思っている。
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森友学園とザイム真理教 

2024年04月07日 | エッセー
 安倍首相、誤解していました。ごめんなさい。
 本当に、森友学園に関しては関与されていたのでしょうが、土地売却に関しては、一切関与されていなかったのですね。
 やっぱり、佐川さんというザイム真理教幹部が関与していたのですね。
 昭恵夫人が名誉校長だったりしたので、疑ってしまいました。

 官邸で、経済産業省官僚が重用されて、それまでは、霞が関のチャンピオンだった財務省が焦った末の叩き売りだった可能性があるなんて、知らなかった。
 チャンピオンはジャイアンになりやすい。
 
 百姓一揆なんて言葉は、江戸時代のことだと他人事であった。
 しかし、なんだか現実味を帯びてきた。
 これ以上消費税をあげるなんてなったら、一揆をおこさないと、ザイム真理教というカルト(森永氏がそう言っている)を動かすことなんてできない。
 食料品と生活品だけは、消費税なんてあってはならないのに、なんだか、いろんな商品が値上がりしていて、搾り取られている感が強まってきている。

 徳川家康のお言葉だそう。
 『百姓どもを死なぬように生きぬように合点いたし収納申し上げ付けるよう』と命じていたそう。
 『百姓と菜種は絞れば絞るほど取れる』と言ったお代官さまもいたそう。

 水戸黄門か。

 黄門様に、誰がなる。

 江戸時代は、日本国内の経済だけで考えいればよかった。
 でも、今は、世界の経済の中の日本の経済という視点で考え、日本という舟を漕いでいかなければならない。
 財務省は日本という国の財布という狭い視点でお金を見る。一方、経済産業省は世界の中で日本という舟が沈没しないような視点でお金をみる。
 財務省の視点は、江戸時代っぽい。
 そして、今は、江戸時代じゃない。

 森永さんは、朝までテレビで、日本をよくするために必要な施策として『財務省解散命令』を出すことを主張されたという。誰も賛成してくれなかったと・・・。
 死ぬまで働いて、税金と社会保険料を払い続けろ。悪代官が豪華な生活を維持するために・・・。
 

 
 
 
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ザイム真理教

2024年04月06日 | エッセー
 森永卓郎さんの『ザイム真理教』を読んだ。
 霞が関。その中でも、特に、財務省の力は日本という国を揺るがすほどの権力をもっているという。
 ほとんど東大法学部卒だという頭脳集団に勝てるわけがないなぁ。
 以前、名古屋大学法学部卒の人でも、頭の回転が良すぎて、会話についていくのに必死で、会話を楽しめなかったという体験を書いたことがあるけれど、東大法学部なんてそれよりももっと回転が速いはず。なおかつ、そんな人ばっかりの集団なんて、コンピュータなみだと想像する。
 政治家もきっとしんどいだろう。
 仮に、東大法学部卒の政治家であっても、東大法学部卒が束になってかかってきたら、口も戦略もかなわないだろう。
 
 森永卓郎さんも東大法学部卒で、当時の専売公社に就職された。当時、専売公社は、大蔵省(今は財務省)の下部組織みたいなもので、全て、大蔵省の言いなりであったという。
 大蔵省の奴隷であったという表現をされている。大蔵省の言うことには絶対服従であったと。
 深夜零時の残業は当たり前であったが、深夜2時頃に大蔵省の主査に電話を入れて、その時に主査の機嫌が損なわれると徹夜になるから、超ドキドキの電話であったとか、予算編成の時期に、大蔵省の主計局の主査が廊下で待機している森永さんに質問した時に、名前を呼ばれて数秒以内に主査の机の前に駆け付けないと怒鳴られる・・・などなど。
 不適切にもほどがあるという時代でも、最高級の不適切な空間で森永さんは働いていらしたようだ。
 〇〇ハラスメントも時に行き過ぎて縛られ感も無きにしも非ずな今の時代、財務省も時代とともに人権意識は進化してるのだろうか。

 森永さんによると、大蔵省という官僚権力のトップ集団は、どうやら、老後の自分たちのお金をゲットすることがお国のことよりも優先させてしまいがちであったみたいだ。

 消費税増税反対派の政治家たちが、そのトップの座についたら、財務省の頭脳集団のザイム真理教にしっかり洗脳されてしまうらしい。
 枝野さんしかり。岸田首相しかり。

 私も、しっかり、洗脳されていたわ。
 少子高齢化で、今の若者が高齢になる頃、年金はもらえないかも・・とか介護してもらえるのだろうかという大きな不安を、増税によって賄うと言われたら、増税も仕方ないか・・・と思えないでもない。
 しかし、おバカな私でも、給料が全然上がらない状況で、ただでさえ3割くらい値上がりしている食料品や日用品で家計がひっ迫しているのに、増税したら、いろんなものを買い控えしてしまうので、結局、経済が回らなくなって、悪循環になるんじゃないかって想像できる。
 森永さんは、消費税なしでも、日本は十分やっていけるっておっしゃる。
 
 
 岸田首相が提唱する異次元の少子化対策も財源はどうするの?って感じで、恐怖しか感じない。結局、庶民のなけなしの懐から搾り取るようなイメージしか湧かない。

 搾取・・・。
 
 ザイム真理教に洗脳されなかった唯一のトップが、安倍首相であったそう。
紆余曲折あって、2度の消費税増税を行った首相ではあったが、窮地に追い込まれての増税であったという。賛成ではなかったけれど、せざるを得なかった・・・。
 好きか嫌いかは別にして、洗脳されなかったというだけで凄いことなのかもしれない。

 私たちは、専門外のことは専門家のいうことをすんなり信じてしまいがち。専門家が右ですよって言えば、右を向いてしまう。
 わたしもそう。
 仕事では、病気のことに関しては、お医者さんという専門家に委ねる。熱量のあるお医者さんの意見には飲み込まれる。例え、心の中で、そうかなぁって思うところがあっても、表現しないし、従わざるを得ない空気の中で、息をする。
 ただ、ここに落とし穴がある。
 専門家にもいろんな流派があるということだ。
 だから、セカンドオピニオンではないけれど、その流派と正反対の意見を述べる流派のお話も聞いてみようというスタンスでいることが大切なのかもしれない。
 右の端っこと左の端っこの意見を聞いたうえで、自分の直感で判断する。
 今の時代、ネットで右の端っこと左の端っこの情報って、手に入りやすい。  
 学校の問題点は、右の端っこと左の端っこの情報提供をしないってこととその両端っこを知ったうえで意見を交わす機会がないってこと。
 まぁ、文部省さんはそんなことを好まないかもしれないかなぁ。

 森永さんが言っていた。
 入庁したばかりの若手の財務省職員たちも、いつしか風化していくと・・・。

 自分の周りの人間が、誰しもひれ伏してくる。自分の命令には絶対服従だ。という環境の中にいると、あっという間におかしくなっていく。私自身も大蔵省と同じ病気にかかってしまった。
 と、森永さんは書いている。

 なるほど、病気か~~~。
 カラダの病気と違って、心が病気レベルにまでなると、よくなるのって、なかなか難しいと思う。
 思うに、心の病気って、自分を客観的に見れないときになってしまうんじゃないだろうか。
 逆に、自分を客観的にみれるようになれたら、心の病も良い方向に向かっていくのかもしれない。
 認知行動療法にしても、ピアカウンセリングにしても、自分を客観的に見れるようなツールだ。
 カラダを客観的にみることはできる。骨折したら、ギプスが取れたら、積極的にリハビリをしようと思える。でも、心が骨折したら、客観的にみるという心が骨折しているのだから、客観的にみるというその客観的な見方ができずらい。それを、地道に、他者の力を借りながら、ゆっくりと気づいていくための治療をしていく。

 ずっと、周りからチヤホヤされて、自分の一言で、思いどおりに人が動く経験を重ねていくとやがて、人間は、全知全能の神であると勘違いしてしまう。そこに、ザイム真理教の源流があるのだ。
 とも、森永さんは書いていた。

 人間ってそういうやつだ。
 私だって、きっと、同じ病気にかかってしまうだろう。
 不安に駆られて心が骨折する人もいれば、チヤホヤされて思いどおりに行くことで心が骨折しているのに気づかないで生きていく人もいる。

 全然、思いどおりにいかない人生の私にしてみれば、思いどおりに行く人生を歩いている人って、めちゃくちゃ羨ましい。
 でも、思いどおりに行き過ぎても危ない。

 

 

 
コメント
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