総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

『君の名は』についていける?

2016年10月27日 | エッセー
冥途の土産にアニメの「君の名は」を劇場で母と義理母にぜひともみせたいとマジ思っていた。
 そしたら、母の妹の娘が母も連れて行ってくれたと母から聞いた。
 「それは、よかった。で、どうだった?」と聞くと、アンビリーバブルな答えが返ってきた。
 「よくわからなかった。妹は看病で疲れていたのかな?ずっと寝ていた。」と言うではないか。
 「え~。風景の描写はすごかったでしょう?光と影の映像とかキラキラしていてこれが絵なんて信じられないって感じだったでしょう?」とダメ押しで聞いてみたら、「確かに、絵はきれいだったけれど、とにかく、コロコロ入れ替わって話が全然分からなかった。」と。

 愕然とした。
 確かに。
 男と女がかなりの頻度で入れ替わる。場所も東京という大都会と田舎が入れ替わる。しかも、時間も入れ替わるし、時系列でない場合も多々ある。私はその息つく暇もない展開に感激したのに、母はその展開についていけずに何もわからないまま映画館を後にした。おばに至っては寝ていた・・。
 あ~、歳をとるってこういうことなんだ。感動してほしくて、ある意味認知症予防にと思って、この映画を勧めた私が浅はかだった。
 逆に、脳の認知レベルを推し量るツールとして『君の名は』は使えるかもしれない。
 ついていけない人は、認知レベルは落ちているかもと思っていいかも。
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宇宙のエネルギーは無尽蔵だとしたら・・・

2016年10月24日 | エッセー
 もしかしたら、私は、宇宙を甘く見ていたかも・・・・・・。
 宇宙のエネルギーって、津波なんか目じゃないくらいすごいのかもしれない。尚且つ、大きいだけでなく、微に入り細に入り、はたまた、時間までも行ったり来たり・・・・。
 高木利誌さんという方の『宇宙から電気を無尽蔵にいただくとっておきの方法』という本を読んでそう思った。
 なんと、UFOは、水晶に宇宙の波動エネルギーを集めてエネルギーにして移動しているのだそう。水晶は、そんな力を持っているらしい。昔から、水晶ってパワーの石って言われているから、そうかもしれない。でも、ネガティブな人が手にした水晶には、悪い波動が残っているので、いい波動の水晶を選ばないといけないって聞いたこともあるから、ちょっと怖い。
 5年前、できれば胃を切りたくなかった私は、川崎市にある代替医療中心の帯津三敬病院に1週間ほど体験的に入院した。その時、乳がんの末期の女性が、なんだかすごいパワーのありそうなゴツゴツシたブルー系の大きな水晶を肌身離さず持っていらした。その女性のお仕事は、パワーストーンのバイヤーでアメリカに頻繁に買い付けにいってらっしゃるとのことだった。その方が、パワーストーンの腕輪を20個くらい持っていらしたので、少し大きめの緑色の石の腕輪を選んで買ったけれど、いつの間にかなくしてしまった。どこにいったのだろう・・・。私的には気に入ってはめていたけれど、誰だったかなぁ、その石にあまりいい感じを感じられないと言った人がいて、必死に探さなかった。
 大事なことは、いい波動。
   
 何万光年という宇宙を瞬間移動するっぽいYFO。どうやって、そんなすごいことができるのだろうと不思議だった。ロケットでも全然及ばないエネルギーって何だろうって、ずっと、疑問だった。UFOがいるのかいないのかは別にして・・。
 高木さんは、あの奇跡のリンゴで有名な木村さんがUFOに遭遇したということから、木村さんからその話をお聞きしたのだという。
 それで、水晶という鉱物に宇宙のエネルギーを集めて発電させるということを考えられているという。
 そして、実際、発電しているという。
 ラドン温泉ってある。実は、天然の放射能にも宇宙のいい波動を集める力があって、だから、ラドン温泉でがんが治ったりするらしい。あくまでも、天然の放射能の話で、人工的に作った原子力エネルギーによる放射能はノーな話。

 要は、この無尽蔵な宇宙のエネルギーを使わないなんてもったいないってことだ。

 ただ、この本に、やっぱりね・・・というお話が書かれてあった。
今や、水素をエネルギーにして走らせ、おまけに水を作るという自動車は実用化一歩手前である。
 やっぱり、こんなエコなものは、資源のない日本だからこそ・・・だと思っていた。
 しかし、この本には、アメリカで日本よりも先に、シソ自動車を開発研究していた4人の人間が、いつのまにかいなくなった・・と書かれてあった。

 アメリカは、石油産出国であり、尚且つ、世界の石油経済を裏で牛耳っている国。そんな石油なんていらない車なんか作ってもらっては困る。本当に億万長者が困る。

 日本って国は、資源がないというだけで、アメリカなどの資源のある国や植民地という資源を横取りした国に比べれば、エコエネルギーに関してかなり寛容・・・というより、エコエネルギーで世界に立ち向かってこれたのかもしれない。あるのがいいのかないのがいいのか・・・・。

思い起こせば、波動という言葉は、今までも、結構、体験している。
 でも、波動って一体何だろう?
 ちょっと、昔、『ありがとう水』という水が流行った。ペットボトルに『ありがとう』と書いた水とそうでない水では、全然違うというやつ。
 いい言葉の波動が、水に転写されて、云々・・・・。
 さもありなんって感じで、私も、やってみたなぁ。でも、今はしていない。

 はるか昔から、存在するダイヤをあしらった超豪華なネックレスが、マリーアントワネットに手に渡り、その後、それを手にした女性たちが、次々と不運に見舞われた。いくらすごい宝石も悪い波動を持った人の手にしたものであるならば、それは、恐ろしいだけ・・・みたいな。

 神社って、パワースポットな場所に作られていると聞いたことがある。
 
 手首にパワーストーンをはめている人も多い。
 パワースポット巡りをする人も結構いる。

 パワーって何だろう?
 そう聞かれると、よくわかんない。
 ということは、つまり、なんだかわけのわからない世界を自然と受け入れている人は多いってこと。
 でも、反対に、そういうのが大嫌いという人も結構いる。
 後者は、きっと、自分の人生に結構満足している人だったり、体力に自信があったり・・・と人生の負け組か・・・・というような敗北感のない方が多いかもしれない。逆に、前者は運とか偶然でない必然みたいな感覚の持ち主が多いかもしれない。



 この本を読んで、『神社を建てた場所にパワーがあるわけではない。パワーストーンそのものにパワーがあるわけでもない。ただ、その土地や鉱石に宇宙の無尽蔵の波動エネルギーを吸い寄せる力が並大抵でないというレベルであるんじゃないだろうか。』と思えてきた。
 
 では、一体『波動』とは何だろう?

 で、ネットで調べてみた。

 波動とは、万物が持つそれぞれの振動であり、波形エネルギーのことを指します。個性や特徴ともいえます。波動は、すべての人間、動物、食物、物、そして、感情や意識など、例外なくすべてに存在します。つまり、目に見えるものだけではなく、目に見えないモノにも波動はあるということです。
 波動は、大きく分けると、6通りの波動が存在します。

 よい波動と悪い波動があります。
 よい波動は、ノイズのないクリアな状態を指します。それは、宇宙や自然と調和していることを意味し、人間から見て好ましい状態でもあります。逆に、悪い波動とは、ノイズが強く荒い状態です。それは、宇宙や自然と不調和であることを意味し、トラブルが起こりやすい状態であると言えます。
 よい波動・・・・湧き水、有機野菜、高原の空気
 悪い波動・・・・消毒された水、ジャンクフード、都会の空気

強い波動・・・・波動の揺れ幅が大きい 良い悪いは関係なく、エネルギッシュな状態 カリスマ ワンマン  
 弱い波動・・・・波動の揺れ幅が小さく、活性化していない状態 師匠と弟子の差みたいな感じ?

 波動は、強ければいいというというわけではないらしい。自分と同じような波動のある人などといっしょにいる。つまり、自分とバランスがいいということが大切らしい。
 例えば、ヒノキは、家を建てる木材の中で最も波動が高い良い木材と言われているけれど、住む人との波動の相性が悪いと、居心地が悪くなったり体調がすぐれなくなったりするのだそう。
 波動は、自分と比較して、高すぎても低すぎてもダメで、同じくらいか少し高めがいいよう。

 じゃぁ、どうやって、自分の波動を高められるの?

・日々の瞑想
・呼吸法
・邪気を払い浄化する
・チャクラを整え、強化する
・エネルギーワークやヒーリングを受ける、実践する
・学びを深め意識を拡大する

 と書いてありました。

 瞑想というものも難しい。すぐ、雑念が浮かんできて、全然、集中できない。
 呼吸法って、どんな風に呼吸するんだろう?先日、叔母がテレビで、ひたすら、20分くらい深呼吸し続けると瞑想に似たような感覚になるって言って、実践しているって言っていた。
 邪気に至っては、邪気がどんなものでどのようにしたら払えて浄化できるのだろうか、よくわからない。
 エネルギーワークって何?ヒーリングって何?
 学びを深めるって、どういう学びを深めるの?意識を拡大するって、どういうこと?

 こんな見えない世界。でも、宇宙って、果てしないというだけで、ものすごいエネルギーの塊なんじゃないかなぁ?
 同僚6人中2人が、霊媒体質で、二人で、取り合ったりしている。6人中2人だよ。霊も波動なんじゃなかろうか。邪気がいっぱいの。





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『君の名は』勝手に大絶賛させていただきます。

2016年10月13日 | エッセー
 今日、話題の『君の名は』を観てきた。
 私の中では、№1だ。それもダントツの。
 すごい。
 映像がすごいとか男と女が入れ替わる話で、リピーターが多く、アナ雪よりも観客動員数がかなり多い・・・という評判で、できれば、ぜひ、劇場で観てみたいと思っていた。
 ぜひ、劇場に足を運んで観てほしい。すごい。映像もストーリーも。日本人にしかわからないような日本的な感覚に包まれたストーリーだけれど、すでに、世界54か国に配信されるという。
 世界の名作の一つになるんじゃないだろうか。音楽もいい。
最後に、スタッフの名前が全員映像として流れるのだけれど、総勢500人は、否、もっと多いかも・・・。圧巻。
 多くのスタッフが精魂込めて作り上げたというような想いを、その人数が物語っていた。
 原画展があったら、ぜひ、見にいきたい。光と影、水面のキラキラ、木漏れ日、紅葉、新緑、はたまた、東京のビルに沈む太陽・・・・。

 冥途の土産に、母と義理母にも、ぜひ、見せてあげたい。
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稲田防衛庁長官・世界か地球か

2016年10月11日 | エッセー
 稲田防衛長官が過去の週刊誌のインタビューで、子ども手当をそっくり防衛費に回せば、核保有も可能というなことを語っていたといって、民主党の連ぽうさんが国会で突っ込んでいた。
 ドキッとした 
 数日前、スーダンに向かう防衛大臣の姿を見て、すごいなぁ。この女性が防衛長官か・・・。世界を相手に、荒くれ者(国)たちと対等にやりあっていけるだろうか。大丈夫だろうか。日本を守れるだろうか・・と不安がよぎった。
 以前、石破さんが防衛大臣だったこ頃の超ハードな本を読んで、命と引き換えの覚悟のあるような人でないと、修羅場をくぐった経験のある人でないと、とてもとても務まらないだろう・・・と痛感したことがある。だって、世界のスパイたちやイスラムのIsなどとも戦っていかなければならないんだよ。昨日の報道特集では、中國の人権活動をされていた弁護士たちが300名ほど中国当局に拘束され、その妻たちが途方に暮れながらも、一歩ずつ前を見て団結して立ち上がろうとしているという特集をやっていた。妻たちは、拷問されているのではないだろうか・・いつまで、拘束されるのだろうか・・自分たちの生活はどうなるのか・・・、今、3歳の子どもは一度もお父さんの顔を見たこともない・・・・などなど、中国はこんなんじゃ発展しないなと痛感した。
 つまり、まともなことが言えない国も世界にはいっぱい存在する。なおかつ、中國という大国もロシアという大国もアメリカという大国も、権力やお金をめぐる裏社会のドンたちが世界を牛耳っているわけで、そんな世界で日本を守るとなったら、核保有も・・・という気持ににもそりゃなるだろう・・・と思う。
 一方、これ以上、核が増えたら、地球は壊れてしまう。人類は消滅してしまうという岐路に、今、人類は立たされている。
 どう考えても原子力というエネルギーは危険すぎる。そして、負の遺産は、あまりにも負すぎる。

 もし、私が防衛庁長官になったら、私は今の世界で日本を守ることを選ぶか未来の地球を選ぶかという選択枝の板挟みで悩むだろうなぁ。

 ただし、稲田防衛庁長官のこの発言は、大臣になる前のことなので、相当なタカ派といえる?

 だとすると、怖い人。
 数少ない女性議員。
女性だからこそ、女性の視点で平和というものを考えられるんじゃないだろうか・・・・という勝手な推測は、邪推というもの。男性社会の中で潜り抜けていくためには、もしかしたら、男性よりもタカ派でないとできないことなのかもしれない。

 タカ派の中のタカ派だからこそ、防衛庁長官などという日本という国家を世界の中で存続させるという大役を担わすことを安倍首相は決断できたのだろう。

 

 

 
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ヤフーお前もか

2016年10月08日 | エッセー
 昨日の新聞に、アメリカのヤフーが、FBIや米国家安全保障局の要請を受け、ヤフーの数億件のメールアカウントを監視したという記事があった。だよね。個人情報保護なんて、FBIの手にかかると簡単に崩れていく。ま、私たち庶民のメールなんてなんのメリットもないだろうけれど。しかし、世の中には、良心の人もいる。そのことに不満を持ったセキュリティ担当幹部が辞職したとのこと。本当は、そんな人こそ残ってほしい。
うすうすネット情報の個人情報保護は基本漏れることを前提にしているにしているんじゃないかと感じていた。人間がすることは、どうしても不完全さが伴うから。

 ネット社会の10年後20年後は、大丈夫だろうか。
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勉強をしなければ大丈夫

2016年10月06日 | エッセー
 図書館の本にコーヒーをこぼしちゃって、同じ本を購入して弁償しようとしたら、もう、その本は出版されていなくて、同じ金額で図書館が指定する新館を購入することになった。その本タイトルが『勉強しなければ大丈夫』
 思わず、聞き返した。
 『え?勉強しなければ・・』ですか?

いい言葉だとほっとする私。

 四男に苦労している私にとっては、希望の言葉。

 学校に入った途端、今まで遊びに夢中なわが子だけで十分満足だった保育園時代が一変して、『宿題をさせなくたちゃならない。学校のルールはそこそこに。漢字だけは覚えてほしい。算数は理解してもらわないと・・・。あとは、いいから。』というモードというかどつぼにはまってしまった。
 
 そのコーヒーで汚してしまった本のタイトルは、『愛を伝え、まかせて待つ教育』。もう、今は発刊していないということで、ネットで中古本を探していたら、まるで四男みたいな子どもを持ったアメリカのある博士が、どうにかしようと悪銭苦闘した結果、行きついた境地によって、今までと正反対に接したら、わが子が大変身したという話が載っていた。
 その境地とは、勉強しなければ大丈夫まではいかないけれど、勉強しなくても大丈夫・・。

 勉強しなければ大丈夫ってその上をいく余裕。

 そこまでなれたら、マジ、肝っ玉母さんだ。

あなたがいるだけでいいの・・・・・生まれてきてくれてありがとう!なんてくそくらえ(失礼!)だ。
 
 私は、試されている。四男によって・・・。
 やっぱり、お勉強はできた方がいいし、クソババァも時々ぐらいなら反抗期だもんねって余裕でいられる。それくらいなら、あなたがいるだけでいいのっていえる。でも、四男はそんなもんじゃない。

 それでも、あなたがいるだけていい・・・と心底思えますか?と神様に問われているような日々の中、『勉強しなければ大丈夫!』という言葉は、私にとってまさに救う神。

 どんな子供であっても、あなたがいるだけでいい・・と心底思えるほど、懐の深い人間に、私はなりたい。

 『勉強しなければ大丈夫』という本、早く読んでみたい。すっごく楽しみ。
 ちなみに、著者は、五味太郎さん。納得。
 
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継続の力という魔法

2016年10月01日 | エッセー
 三男が、季節労働者みたいな仕事に就いて、なんだかんだ言いながらも5か月が過ぎた。
 電話のたびに、こんなきつい職場はない。僕より後に来た人が、1か月と経たないうちに辞めていったとか、自動車の季節工がきつくて人が息子の職場にやってきて、1か月でやめて元の職場に戻っていった・・・機械のそばは40度近くもあって夜勤できつい・・・何がきついって、機械のそばで機械がちゃんと動いているかどうかをチェックする仕事なので、ハードではないけれど、何もしていないように見られているんじゃないかと思うとしんどい・・・などと辞めることばかり考えているようなことを言うものだから、せめて、1年は続けてほしいという願うばかりであった。
 しかし、息子にとって何が一番しんどいかっていうと空気。
 ひとりぼっちという職場での空気。
 仕事もきついけれど、それよりも何よりも居場所がない、ハード的にもソフト的にも・・・・と本当にきつそうだった。
 同年齢の人たちもいるけれど、正社員。立場が違うので話題が微妙。同じような季節労働者みたいな人は40代とか50代の人が多いので、一緒にいて気を遣う。班長さんはこわい感じ。
 などなど、打ち解けて話せる人が誰もいないという試練に何度もめげそうになっていた。
 今まで、何もやり遂げていない人生。せめて、1年はがんばってほしい。がんばったという、やるだけやったという、精一杯やったという・・・自分が自分を褒めてやりたいような満足感を体験してほしい・・・そう思っていた。

 だから、1年もつか、それが、心配だった。

 そんなこんなの9月中旬のころ、「最近、どう?」と電話で問うてみた。

 そしたら、なんだか、とっても満足そうな明るい声で、なんだかこっちまで幸せになるような話をしてくれた。
 もう、この体験だけで、送り出した甲斐があるってもんだ・・としみじみ神様に感謝した。
 
 彼曰く、「最近、周りの空気が優しいんだ。今まで、班長さんは僕に対してぶっきらぼうで冷たいというかよそよそしいという感じだった。でも、最近、『大丈夫か?』と声をかけてくれたり、「2年派遣で頑張って正職になれば、給料も全然違うから、頑張れ!』などとアドバイスをしてくれるようになった。他のメンバーもいろいろと声かけてくれるので、楽しくなってきた。」と。
 居場所ができた・・・・。

 彼のポジションにやってくる人は、今まで1か月とか2か月でやめていった。
 だから、三男も最初から「どうせ、こいつもすぐ辞めるだろう。」というようなレッテルを貼られていたので、そんな否定的な見方しかしてもらえなかったのだろう。最初から、彼の居場所なんかなかったのだ。何も知らないで、わざわざ火に飛び込んでいったわけで、そりゃぁ、きつかっただろうなと想像する。
 7月末には盲腸にまでなってしまったのだけれど、災い転じて福となす・・・。それでも辞めなかった三男を見る目が変わった記念する日でもあったと思う。
 1か月で辞める輩が多い中、5か月頑張っている、しかも、見知らぬ土地で盲腸になって心細いだろうに、それでも、辞めなかったという彼の評価は、一変したんじゃないだろうか。

 そして、彼は、体験から、また一つ、貴重な人生経験を体に刻んだ。継続することで得られる劇的な人の心の変化を肌身で感じた彼は、今からの彼の人生で、何か困難が起きたときに、すぐに逃げない精神力を養ったといえる。

 もう、涙がちょちょぎれるよ。
 高校時代、部屋に引きこもってゲームばっかりしていて、ゴミ屋敷みたいな部屋で暮らしていた彼、家にいると超依存的で自分の人生なのに他人事みたいにしか考えていなかった彼、それじゃぁいけないとやっとのことで追い出した彼が、今、やっと、自分の人生というの階段を上り始めた。

 

 

 
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