総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

それ嫉妬?それともいじめ?

2022年10月30日 | エッセー
 いじめは嫉妬心の変形バージョンなんだそう。
 『つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本』の冒頭にそう書いてあった。
 めちゃくちゃ納得。
 『いいなぁ。羨ましいなぁと素直に認めら、私は、今、あの子に嫉妬している。』と自覚できる人は、嫉妬心をちゃんと認識できているので、いじめることはない。
 一方、『羨ましい』という気持に、無価値観・劣等感・怒り・罪悪感・嫌悪感・無力感・不安・怖れ(抵抗)・不信感・失敗感・競争心・独占欲といったネガティブな感情が入り込むと、無自覚な嫉妬に姿を変えるのだそう。
 しかし、嫉妬心を認識できない人、つまり、ネガティブな感情を抑圧している人は、それを感じると生きていけなくなるので、生き抜くために、無意識レベルで感じないように抑圧する心の癖を身に着けてしまった。そして、心が疼くと(抑圧が取れそうになると)抑圧という負のエネルギーをガス抜きするために、いじめという変形バージョンで発散するのかも。
 全て、無意識の世界で操作されているので、もちろん、本人も気が付かない。幼い時のあまりにもつらい体験は封印される。封印すらできないレベルのつらさになると、乖離して多重人格にならざるをえなくなるのかもしれない。
 嫉妬している自分って嫌だなって思いながら、人間だもの仕方ないさって自分に言い聞かせて、なんとかドロドロした醜い感情をスルーしてきた。
 私を目の敵にする人たちをみて、彼女らはちっとも苛めなんて思っていない。自分は正しく私がおかしいというスタンスで責めてくるんだなぁ。罪悪感を感じないように無意識レベルで操作しているんだなぁってわかった。
 いじめは、多重人格にならないためのセイフティネットかもしれない。
 ドラマ『ミステリという勿れ』でととのう君が、言っていた。欧米諸国では、いじめる加害者の心理ケアをしていると。
 『いいなぁ。』『羨ましいなぁ。』『あ~~~なりたいなぁ。』という憧れを持つって普通のことだと思っていた。
 でも、そうでない人、憧れるより腹が立つ人も多いんだ。世の中って。
 
 
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次男からSOS

2022年10月27日 | エッセー
 昨日の朝、6時。
 次男からのラインが。
 腰が痛すぎて身動きができない。
 トイレにも行けない。
 その前の日から、痛かったけれど、今日は寝返りすらできない・・・と。

 ぎっくり腰?
 それにしてもかなりきつそう。ほんの少し寝返ろうとした途端、見悶える声。

 こりゃやばい。
 次男は東京に住んでいる。一人暮らしだ。

 救急車を呼ぶしかなさそうだ。
 
 そこで、浮上した『鍵をどうやって開けるか』問題。
 彼は、寝返りすら激痛の走る身。救急車が来てもドアのカギを開けられるわけがない。
 さぁ、どうする?

 管理人さんとかいないの?
 不動産屋さんも合鍵をもっているはず。
 今、8時。連絡つかないかな?

 とラインを入れた。

 「あ、救急車来た。切るね。」
 どうなっただろう。
 昼前に、ラインを入れた。
 「CTとレントゲンを撮って、今のところ、椎間板ヘルニアではない。骨も異常ない。でも、椎間板が腫れている。明日、MRIを撮ってみてから診断が決まる。」と。
 椎間板ヘルニアじゃないんだ。ぎっくり腰でもないみたい。腫れるってどううことだろう?
 悪いものではなさそうなので、ほっとした。
 そして、救急車でどうやって運ばれたのかを聞いた。てっきり、管理人さんか不動産屋さんに鍵を借りれたと思っていたが、救急車の方が、そんなことはしない。もし、自力でドアを開けれないなら、ドアを壊すか窓を割って入りますと言われ、次男はほんの少しの動きですら激痛が走る状態で、地獄から這い上がるような痛みと格闘しながらドアまで這っていき、どうにかこうにかドアを開けたという。

 一人暮らしは、いざというときの備えというかセフティネットを構築していないといけないなとしみじみ。
 どうやら、合鍵を持っている彼女はいないらしいということは判明した。残念。コロナのせいか。不動産屋さんにしても管理人さんにしても24時間体制ではない。仮に合鍵を持っていても、チェーンロックをしていれば、自力でがんばるしかない。
 まぁ、滅多にあることではないけれど。

 翌日のMRIで、やはり、軽い椎間板ヘルニアと診断されたそう。
 下着はどうする?歯ブラシは?と入院に必要な物品をどうするということになった。幸い、東京に長男が住んでいる。もし、ほんとうに頼る人がいなかったら、私が東京までいかないといけなかったかもしれない。
 時々、ふと思う。
 田舎だって、一人暮らしだったら、誰にお願いする?
 コロナが田舎でも流行っていたとき、もし、家族全滅になったら、食料とかの買い出しを気安く頼める人がいないなぁと愕然とした。
 そう、気安く頼めるためには、常日頃から、私も気安くあらねばならない。
なんだか、自分の家族の運営に追われて、よそ様から頼まれごともあまりなかった。共働きの欠点は、そこにあるかと。
 専業主婦のような立場の人って、社会の潤い的な存在だと思う。何かあったら頼みやすい。反対に、働いているママには、申し訳なくて頼みにくい。
 定年を迎えて9時4時の仕事になった。
 そろそろ、頼みやすい人になれるよう隙のある人間になろう。


 
 
 


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右と左の差って何ですか?

2022年10月23日 | エッセー
 この子、左のおっぱいを嫌がるんですよね。右のおっぱいが好きみたいで。その結果、左側のおっぱいがあまり出なくなってしまった。

 と、10か月の赤ちゃんのママ。
 不自然の裏には何かある。
 なぜ、左側のおっぱいを嫌がるのか?
 このママ、左側の慢性的な腰痛を抱えていらっしゃった。
 ということは、左側の血行が右側より悪い⇒おそらく、左側の体温が低い⇒左側の血液の温度が右より低い⇒白い血液と言われる母乳の温度も右より低い。

 その結果、おそらく、赤ちゃんにとっては、左のおっぱいは右よりまずい。
 血流が悪いということは、淀んでいるってことで、つまり、老廃物なども右より溜まっているということになる。だから、まずくなるのかもしれない。
 そのママ、赤ちゃんにかなり振り回された生活をされており、ご飯もちゃんと食べれていないのではないかと心配なママ。母乳の元になるママの食事もバランスとか時間とかちぐはぐで、それも母乳をまずくしているのかもしれない。

 赤ちゃんは、ママの不調をカラダを張って教えてくれるありがたい存在だ。ひょっとしたら、そんじょそこらの健康診断より、はるかに優秀な検査能力を備えている。
 ママが野菜をいっぱい食べてバランスのとれた食生活をしているかどうかの検査は、赤ちゃんの皮膚と母乳と便が。
 骨とか関節などの検査は、右と左の母乳が。
 ストレスは、夜泣きとかぐずりが。
 
 もっと、赤ちゃんの声に耳を傾けよう。 

 そういえば、私も乳腺炎は右ばっかりだった。
 そして、55歳の時に、右股関節が悲鳴を上げてトイレにも歩いていけない状態になった。40歳ころから、右股関節の違和感は感じ始めていた。
 右の体温は左より、きっと、低い。血流も悪い。右の臓器と言えば、肝臓と右の腎臓だ。
 その55歳から、こりゃいかん。どげんかせんといかん。とつま先から降りるスロージョギングを始めた。しんどくてやっとこさ生きていた私にとって、最初の7か月間が、地獄を這うようなしんどさのスロースロースロージョギングだった。6年目を迎え、やはり、時々、たまに、右股関節は疼くことがあるけれど、走ると疼かなくなるので、なんとかなっている。疼くときは、右側の血流の停滞サインで、走ると血流がよくなって、疼きがなくなるのだろう。
 疼くという字は、冬にやまいだれ。寒くなると、つまり、血流が悪くなると病になる。そこに血が行かないと病になるという。

 右と左に差があったら、悪い方の血流が悪いよというカラダからのサインだと素直に受け取って、後は、全身の血流を川の上流のような流れにさせて、洗い流す。
 追伸、お風呂も血流回復にはかなりいいのかもしれない。でも、私の経験では、血流だけでなく、右股関節を支える筋肉の強化とバランスも重要だったと思う。

 特に、女性は、閉経を過ぎたら、血流と筋肉のケアと強化を生活習慣化することが、笑顔の元かもしれない。

 
 
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水が切迫早産を予防する?

2022年10月22日 | エッセー
 同僚の助産師さんとの会話
 にんぷさんのお腹がはるという話をしていた。
 私も『次男の妊娠中、午前午後と2回母親学級を一人でやった日の夜、腰砕けてお腹が張って、切迫早産ぎみになって張り止めの薬を飲んだことがある。あの時は、参加者も20人くらいと多く、午前は母乳育児の話で、午後は安産の話だった。一日中、しゃべりっぱなしで、おまけに午後は、安産のための呼吸法なんかやったものだから、息吐きっぱなしがいけなかったんだと思う。』
 と言ったら、助産師さんが、『それ、脱水症状だわ。点滴して水分を補給すれば、すぐよくなるって。一日、必死でお話して、水分をゆっくりとる暇なんてなかったでしょう?張り止めのお薬なんていらないよ。水分さえ補給すれば大丈夫。ほとんどが薬なしの点滴でよくなる。』と。
 初耳だった。
 
 水分をこまめにとるということは、案外,とても大事なことなのかもしれない。
 赤ちゃんがお腹にいるときとか母乳を飲ませている時って、人間のカラダにとって最も好ましい食生活を赤ちゃんがカラダを張って教えてくれる貴重な時期なのだとしみじみ。
 油物を摂ったり、甘いものを摂りすぎたり、果物だって摂りすぎると、乳児湿疹になったり、母乳がまずくて飲んでくれなかったり、乳腺炎になったりする。
 そうならないような食生活を送り続けると、健康に近づく。
 だから、女性は、男性よりも、カラダを労わることができる。
 すぐに、薬に頼ると、労わり方もわからないし。

 それにしても、水分も不足すると、赤ちゃんはお腹をはらせてママにSOSを出してくれるんだなぁ。
 私は、どちらかと水分摂取が少ないなぁと日頃から感じていた。
 もう少し、ちびちびと水を飲もう。
 がぼがぼ飲むのは、胃に負担になってダメージがあるというから。



 
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時代に生きる

2022年10月16日 | エッセー
 昨夜のテレビで、円安と日本経済の低迷で、世界から見た日本の立ち位置は、例えば、実習生として日本で働くインドネシアとかベトナムの人と同じような感じになっているという。
 日本で、農業の日雇いの場合、最低賃金に近い給料で働くと、14万円の月収となる。でも、今だとオーストラリアで2倍3倍のお給料をもらえるという。ある人は、100万稼ぐと言っていた。看護師さんや美容師さんなどもこぞって出稼ぎに行き始めているという。ホリディなんとかというのを利用して出稼ぎに来ていると。
 どうして、日本の給料は上がらないのだろう?
 夢も希望もない。
 おそらく、そうなった要因の一つは、止まらない少子高齢化によるものだろう。選挙制度を変えなくては、高齢者の人気取り施策を重視せざるを得ない。そうなると、若者は未来を描けない。各年代の一票の重みを反比例の法則で決めるというのはいかがだろう。80代が1票としたら、20代は3票・・・みたいな。
 そうしたら、国会議員さんももっと若者受けする施策に力を入れてくれるかもしれない。
 オーストラリアの人から見たら、今の日本人は、日本人から見たベトナム人のような国からやってきた人という現実に衝撃を受けた。ベトナムの人は、最低賃金の重労働にもかかわらず、3年で300万円貯めて、ベトナムに家を作るとはりきっている。
 今のオーストラリアに来ている日本人もキラキラしていた。月収100万なんて、私も行きたい。
 円安は悲しい。
 北海道の不動産をが外国人に売らないでって、誰かが言っていた。
 ニューヨークのお寿司屋さんで板前さんとして働いている人が、最終的には日本でお寿司屋さんをやりたい。やっぱり、日本が一番住みやすいよって言ってくれていて、少し、ほっとした。

 それにしても、時代に私たちは生きているんだなぁとしんみり。
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産後ケア一泊4万円

2022年10月15日 | エッセー
 世の中には、超セレブがいるんだと改めてため息が出た。
 三日前の朝日新聞に、岩盤浴ありマッサージあり助産師あり保育士ありの至れり尽くせり、しかも、赤ちゃんを24時間いつでも預かってもらえるという産後ケア施設が人気となっているという記事が掲載されていた。インタビューに応じた女性は、20泊の予定という。20泊ということは80万円。なんせ、1泊4万円だからね。
 この施設、いやいやリゾートホテルの売りは、24時間いつでも赤ちゃんをみてくれるというところだという。
 自治体も安くで産後ケアをしているが、基本母子同室だから、それでは、産後ゆっくり休めない・・・のだそう。
 あ~~~。この施設、産後ケアに泥を塗ってしまったなぁって残念な気持ちになってしまった。赤ちゃんをみてくれるリゾートホテルという分類にしてほしかった。
 もちろん、この施設は国の定める規定には該当しないので、全て自己負担となる。最近、少しずつ、産婦人科や助産院でこの産後ケアに取り組むところができつつあるが、いかんせん、利用金額がネックとなっている。保険がきかないので、多くの受け入れ施設が1泊2万から3万という設定になっていて、各自治体がいくら助成するかで、利用者の自己負担額が決まってくる。多くは、8千円から1万円の自己負担となる感じである。それでも、セレブしか利用しないよねって言っていたのに、4万円なんてありえない世界。たまに、自治体によって3,000円くらいの自己負担ですむようにかなり頑張って助成してくださる市町村もあって、今からの課題である。でも、元は税金だからね。
 個人的には、1泊3,000円くらいだとしんどくて心が折れそうなママたちは利用するかなと思う。非課税世帯は食費分だけ・・・とか。
 ただ、産後訪問をしている私としては、精神的に既往までなくても産後うつ状態にまでなっている方は別として、母乳ケアに長けている助産師と夜泣き対応に長けている保健師がタッグを組めば、産後退院直後からの訪問ケアでも、かなりいい感じで、ママになる喜びに近づけるよう応援できるような気がする。
 20泊80万円ママは、リゾートホテルから自宅に戻った時に、突然、わが子と二人っきりになって、大丈夫ではないんじゃないだろうかと余計なお世話をしたくなる。
 チガウノダ。














 






  


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アメリカも大変だなぁ 

2022年10月09日 | エッセー
 今日の朝日新聞に、アメリカの公立小学校1年生から、性教育の一環として、LGBTの理解を深める授業なども盛り込まれるようになって、それが嫌で娘を私立の小学校に入れることにしたという記事が掲載されていた。 
 早すぎる。
 思春期に入る前の頃までに、余計な知識はいらないと私も思った。日常になじみのないものを異質と感じさせないようにするために授業をするという目的かもしれないけれど、頭でっかちな教育でかえって、人を上下で見てしまう要素を増やすだけのような気がする。
 人間は、猿が進化して、大きい猿が小さい猿に優劣をつけることから争いが始まったと言われている。人間の煩悩のスタートは、優劣という比較が原点なのだ。
 ほっとけば優劣を付けたがる人間の教育に必要なことは、優劣をつけるココロをいかに育てないか。誰の心にも眠っている処罰感情を良心に変換させられるかを十分考慮したうえで、優劣の劣とされやすいマイノリティに向き合っていかないと危険であると思う。
 しかし、教育のスタートとともに、通知表という優劣もスタートしてしまうのが現実。その子の能力を100としたときに、今、どれくらいかというような通知表ならいいけれど。一旦、受験を目指したら、競争に勝つために自分の能力を確認しないといけないので、受験する人にはライバルとの位置関係を知る手段として偏差値とかは必要になるとは思う。
 競争の世界で、優劣をつけない教育をすることは矛盾であるかもしれない。  種様々な少数派多数派の入り混じった世間で、種様々な少数派多数派がいることを知り、少数派はたまたま少数であるだけであって、変わっているわけではないというような感覚が当たり前に感じられるような素地を十分作ってさえいれば、少数派を異質とみなし、そこに優劣を感じないですむかもしれない。

 おおよそ、どんな子もどんな人も優劣を感じて生きている。ただ、優劣に振り回されているか、良心で包んであげているかの差はある。
 子ども目線で、パパがママを労わり、それをママも感謝していて、ママが幸せそうと感じているような、そんな理想の家庭に育った子どもは、きっと、処罰感情でストレス発散なんかしないですむだろうから、標的探しなんてしないだろう。でも、世の中(日本の場合)、見渡せば、お父さんは大きな子どもと称して自嘲しているお母さんのなんと多いことか。
 だから、多くの子どもは、ストレスを無意識の世界にため込んでいる。それを発散したくて、無意識レベルで優劣探しをして処罰感情を発生させ、発散しているんじゃないだろうか。
 もやもやはすっきりしたい。

 もやもやをすっきりするターゲットを異質であると感じられやすい少数派や弱いものにしないために、小学校1年生から性教育を知識として教えていくことには、私も反対である。
 その前にすることが山ほどある。
 
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あめ玉からスマホに乗り換えたこどもたち

2022年10月08日 | エッセー
 この夏、異変が起こっている。
 3歳半健診で目の精密検査になる子どもたちが激増している。
 原因はわからない。一時的な現象かもしれない。
 あくまでも、私個人の推測であるが、うっすらとスマホと関係があるかもしれないと危惧している。
 始まりは、ぐずったら、スマホの動画。
 そして、いつしか、動画見たさにぐずるように。
 結果、ずっと、動画を見続ける。

 時代は、いつも問題を提供してくれる。 
 問題はなくならないなぁと笑ってしまう。というか、笑うしかない。苦笑い。
 なぜ、問題が解決したかに思えたのに、時代が変わるとまた、別の問題が出てきてしまうのか。
 それは、きっと、抜本的な解決策ではないからだと思う。
 人間としての生き方にまで迫らないと、ダメなんだ。きっと・・・。

 抜本的な解決なんて、人類の永遠のテーマかもしれない。

 子育てのツボ五つ
 ①パパがママを労わっている(パパのママへの配慮をママが感謝している)
 ①は、別格。①さえ、あれば、子育て論なんて何もいらない。でも、そんな親に育てられる可能性は100人に一人か・・・。

 ②毅然・怒らない(感情的にならない)・おだてない
 ②は、ママの人間性にかかってくる。ママが、しつけとかねばならないことよりも、怒らないことの方が子育てで優先されるべき重要なことであると深く認識し、生活の中でよほど危険なことでない限り怒らないと決めてしまうと案外できちゃう。

 ③1対1のママとのラブラブタイム
 ④寝る前の黄金の5分間
 ⑤気持ちのキャッチボール

 知っておきたい幼児期の子どもの心理五つ
 ①ママは命綱。ママという命綱がなくなったら生きていけない。だから、ママを探す。ママという命綱を見失った頻度や時間などの総量が大きいほど、ママから離れない子になる。(虐待されている子どもほど、ママから離れないと言われている)

 ②お腹の中からママしか見ていない。ママよりもママをよく観察している。ママを振る向かせるためなら何だってする力が半端ない。
 どの方法なら、ママが振り向いてくれるかだけを一日中考えて暮らしていると言っても過言ではない。例え、悪いことをして叱られても、やったー。この方法ならママがかまってくれると勘違いして、叱られることを無意識にわざとやるようになる。だから、よほど危険なことでない限り、見守って、いいことをしたときに自然なトーンで褒める。ママに『悪いこと反射神経』を植え付けない。
 ハッカーには叶わない・・・よ。
 わが子は、ママハッカー。

 ③子どもは、ママが気持ちを汲んでくれた時に、ママの愛のシャワーをダントツで浴びる。ママの愛オリンピック金メダルは、銀と圧倒的差で、子どもの気持ちの代弁者に授与される。

 ④日頃のうっぷんが、何らかの拍子に導火線に火がついて、だだこねとかぐずりという形で、とことん思いっきり発散できるとココロの便秘が解消してスッキリ好奇心溢れる子になる。うっぷんとはココロの便秘のことを言う。
 
 ⑤ママの日課が体内時計をつくる。自律神経の安定につながる。だから、あやさない。
 生後3か月ごろから、ママが赤ちゃんに振り回されないでママはママの日課を鼻歌交じりで気持ちよくこなすことがいい。ぐずるときは、ママに横抱きにされてうっぷんをすっきり吐き出したいから。なのに、ぐずったらすぐにあやして泣きやまそうとしちゃう。ギャン泣きしてすっきり心の便秘を解消したいだけなのに。
 もし、便意があって、トイレに行きたい時、トイレに行かせないで、抱っこされて我慢させられて幸せだろうか。まぁ、ママに抱っこされるのは嫌いではないけれど、そういうことではない。うんちしたい。どうにか、便意は遠のいても、残便感やらお腹の張った感じや、下手をすると頭痛すらしてくる。次の便意はいつ来るか。明日も、せっかく便意がやってきても、また、抱っこされるのだろうか。いつしか、便もコロコロに成り果てて、便意も消失していまうかもしれない。
 あやすとは、便秘を促すということになると肝に銘じてほしい。
 つまり、幼子のぐずり、だだこねは、心の便意なのである。
 
 ぐずったら、すっきりさせるだけ。
 快便ならぬ、快うっぷん。

 
 
 

 
 ほんの2年前まで、こどもがぐずった時に、あめ玉でごまかして、その場しのぎしてしまうママたちに、こう言っていた。
 『あめ玉を与えて、泣き止んでほっとするたびに、子どもたちは、しめしめ、ママなんてちょろいもんよ。私がちょっとぐずれば、私の思う通りに操縦できると認識し、舐められてしまう。ずっと、何かあったらその場しのぎの対応をし続けていると、思春期になって、とんだしっぺ返しが来るかもしれません。思春期のだだこねは半端じゃないし、思春期はあめ玉では通用しない。それに、小さい頃から小さいことにきちんと向き合って対応する訓練をしていないと、思春期以降の大きなことに、対応できる力がママに育っていないので、毅然と向き合えない。おろおろするばかり。ぐずった時のあめ玉にいいことは何もない。むし歯にもなる。』

 ところが、ここ1~2年、状況はガラリと変わった。
 ぐずったら、スマホになった。
 逆に、むし歯予防に関しては、10年前のママたちよりも熱心になった。1歳半健診で仕上げ磨きをしている人は5~6人に一人だったのに、今では全員仕上げ磨きをしている。
 むし歯予防の意識が浸透したことにより、子どもがぐずった時にあめ玉でむし歯を作ることに罪の意識のあったママたちは、スマホに乗り換えてしまった。
 
 笑い話
 子どもがぐずったら、あめ玉の方がまだましだね。だって、乳歯は生え変わるけれど、目は一生ものだもの。
 目は、小学校2年生までに成長する。その間に、転がっているボールを観たりするという当たり前のことをすることが大事だけれど、スマホのように至近距離でずっと一点を見続けると動体視力が育たない。動体視力は運動神経にも影響がある。視力もさることながら、乱視とかにもなる可能性がある。目は、小学校2年生までで決まるのだ。

 目のために、小学校2年まで、スマホは禁止に。

 そんな話をしていたら、同僚が『最近、学校からアンケートが来た。小1から学校のタブレットを家に持ち帰らせることの是非についての。もう、とんでもない。』と叫んでいた。
  
 高1からスマホを持たせた3男から、人種が少し変異したなと感じていた。今、25歳。長男次男は、ガラケー世代だった。まだ、スマホ依存症も軽い世代。でも、三男を観ていると、どっぷり。
 そして、今、小1から、学校で使うタブレットを家に持ち帰れる世代が生まれそう。どんな風に変異していくのだろう。
 時代についていけない自分もやばいけれど、スマホ脳になってしまった次の世代の時代がどうなるのか見当もつかない。 
 ただ、おそらく、眼科医の需要は増えているだろう。

 
 
 

 
 
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切れ目ない支援・切れている支援

2022年10月07日 | エッセー
 妊娠してからおおよそ小学校に入る頃までのママと子どもたちなどの家族を支援していきましょうという時代。
 妊娠してから、お産や育児の時期に、市役所や産婦人科や小児科や保育施設などなどが連携して、ママたちの不安などを軽減して、育児を少しでも楽しいと感じられるよう切れ目のない支援をしていくことが課題となっている。
 フィンランドの制度を見本にしているらしいけれど、フィンランドでは、妊娠したら、専属みたいな形で助産師や保健師が伴走することに徹しているシステムなので、似て非なりともいえる。
 お産前から、一人の信頼できる専門家がずっと見守ってくれるならば、どれだけ、心が楽になるだろうか。何かあったら、この人に聞けば道先案内してくれるとわかっているだけで安心する。大船に乗ったようなママの安心感が子どもに以心伝心して、子どもものびのびと育つだろう。
 
 日本では、同じ保健師や助産師がずっと関わってくれるわけではない。それはできないから、せめて、連携していきましょうということになった。
 しかし、現場にいて、切れ目のない支援といいながら、まだまだ、今、始まったばかりでぷすぷすっと切れてばかりの支援で、課題は山ほどあると感じている。
 
 
 
 
 保健師助産師の個人の力量の差もめちゃくちゃ大きい。
 産婦人科医や産婦人科の助産師看護師も同様だ。
 
 ママにとって、専門家でも聞く人によって答えが違うと、かえって、不安が増強してしまう。ネットも検索しすぎてどうしていいかわからなくなる。
 
 
 
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少子化が止まらない

2022年10月02日 | エッセー
 もはや、手遅れと言われている日本の少子化対策。
 頼みの綱は、環境が整えば、あと一人産んでもいいという人の背中を押す施策を本気でするしか道はなさそう。
 もっと、本気のアンケートを取ってほしい。すでに子どもが一人とか二人いる人をターゲットに税金を集中的に投入しないと本当に日本という国がなくなりそうで心配だ。
 3人産んでもいいなと思わせる施策。
 田舎だと大学にかかる学費生活費の保証だと思う。都会は、大学の生活費は浮きそうだから、その分を小さい頃からめちゃくちゃかかる学費を保証する。
 そこまで言って委員会で、竹田さんが常々力説している一人1,000万円まではいかないけれど、3人目のみ1,000万円。3人目以降1,000万円という制度にしちゃうと、生活費のために子を産もうというような人たちが出て来るので。
 最近、思う。
 私自身も4人欲しかったけれど、4人の子育てはハードだと。鍛えられる日々がまだ続いている。2人だと奨学金の返済に苦労させることもなかっただろうなって思う。3番目の少年野球を諦めさせることもなかっただろうなっても思う。二人なら、きっと、もっと、本気になって、その子の夢を叶えさせんと時間と労力を工面できた。4人もいたら、世話で始まり世話で終わってしまった感が強い。ていうか、3人目4人目は、その反撃か、今もって、自分の人生に責任をもって生きんとする力がついていない。
 4人目がいたから、3人目に時間をさけなくなったけれど、3人だったら、もっと何かしてあげられたんじゃないかと思う。
 定時に終わる仕事だったら、できたかなぁ?
 40代は、自分の仕事の集大成っていう意識がどこかにあって、月40時間くらいサービス残業していたから、それが災いしたのかもしれない。大切なことの優先順位の付け方を間違っていた。
 ということで、働きながら、4人も厳しいけれど、5人6人なんて、本当に本当に世話に明け暮れて、子どもにゆったりと接する時間がなくなるという点で、難しい。 
 実際、5人6人産む人の多くは、当面のおろすお金がなかったり、育児手当を生活費にあてようと考えたり、生活の面で優先順位をつけることが苦手かなという印象がある。 
 ところで、3人産むと働くママのアフターファイブは格段にハードになる。イクメンパパに委ねるしかなくなるけれど、世の中には、どうしてもイクメンパパを背負うのが苦手な脳の持ち主も存在する。そんなイクメンムリパパは、下手をするとうつ病になってしまうそう。
 だから、3人目からは介護保険みたいにヘルパーを派遣してもらう制度を作って、週1おそうじと志摩さんみたいに作り置きお惣菜を週5日分冷蔵庫にストックしてもらうというような制度があったらいいな。
 もっと、60代以降の元ママたちがこのヘルパー制度にのっかてお仕事ができるような仕組みができたらいいなと思う。どうして、高齢者だけが優遇されるのだろう。朝から晩まで酷使して働いてきた世代は90代になった。今の80代は、戦争体験はしたけれど、高度成長時代に乗っかって、割と何も考えずに年をとれた。そして、団塊の世代と言われる70代は、結構、一番、シアワセな日本で生きることができた。
 でも、年金が65歳になった60代は、働かないといけない。
 でもでも、物は考えようで、ずっと、働ける職場があれば、ずっと働く方がいきいきと人生を生きることができる。それが、小さい子どもたちと関わるような仕事なら、なおさらだ。何も資格がない女性が60代から働ける仕事ってそうない。肉体労働しかない。元々過酷な労働に耐えてこれた人しか、肉体労働ってできっこない。
 そろそろ、本気の子育てヘルパー制度を導入していいんじゃないだろうか。
 何かの本で、大昔は、ばあばが子育て担当だったそう。ママは子は産むが一家の大黒柱の一人として、しっかり、働いて、孫ができたら、仕事を辞めて子育てする。
 おそらく、これって、理にかなっている。
 産前産後3歳ころまではママが、しっかり子どもとの時間を作って、後は、寝る前だけはママパパと添い寝を思春期の嫌がる時期まで過ごす。

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