この私が、猫と同居し始めた。
これは、前代未聞のことだ。私にとって・・・・の話だけど。
不思議だ。
あれだけ頑なに拒否してきた猫の毛がふとんにくっつくことが、受け入れられた。心の中では、気にはなるけれど・・・・。
飼ってみると、案外、かわいいものだ。夜中や明け方になると、布団の中に入ってくるのもいとおしい。ただ、睡眠の邪魔をされるのがきつい。
そして、わかった。
そう。神様は、猫も犬も人間にくっつけて、この世に送り出されたんじゃないかな？って。
だって、拾ってきたばかりの頃と今では、顔が全然違うから。
野良猫のときの顔は、はっきりいって不細工だった。かわいくなかった。表情が硬かった。
でも、家で飼うようになってから、すっごくかわいくいとおしい顔になっていった。決して、あばたもえくぼではない。ほんとうに顔がいい顔になった。それを見て、猫と犬は、野良猫とか野良犬にしちゃいけないって思った。猫も犬も人間がいとおしく思うことで猫や犬としてこの世にいる意味があるんじゃないだろうかって思った。
今までどちらかというと、猫が苦手な方だったので、猫に関して無関心だった。でも、今回、子どもが導いてくれたご縁で野良猫になりかけた仔猫を飼う羽目になってしまって、野良猫にしちゃいけないってマジ思った。猫は人に飼われて猫なんだ・・・・きっと。不思議だ。今までは、野良猫になんの感情もいだかなかったのに、今では、不憫でたまらない。
都会では、最初から、猫つきの猫マンションというのがあるらしい。野良猫を保護するNPOが、野良猫をそのマンションに住まわせるという条件のマンションで、引っ越すときに、その猫を連れて行ってもいいし、置いて行ってもいいのだそう。猫が住みやすいような遊び空間の設計になっているマンションもあるという。
野良猫を飼う前までは、物好きもいるのねぇ・・・くらいにしか考えなかったと思う。でも、今、野良猫を飼う羽目になって、実際、一緒に暮らすようになって、それは、とてもとてもいいことだ・・と感動さえしている。猫を野良猫にさせてはいけない。
食わず嫌いはいけないね。
なんでも、やってみてからじゃないとわからない。今後は、やってもいないことに関しては、文句を言わないことにしよう。
そんな仔猫ちゃんは、いつ生まれたのか定かでない。
女の子なので、避妊手術はいつごろまでにしなくちゃいけないのだろう・・・・。２キロになった時か、生後６か月の頃なのだそう。２月の終わりの頃、動物病院に連れて行こうと３男に促したけれど、なかなか動いてくれず、３月の終わりになって、やっと、連れて行く決心をした。土曜日もやっている。４時半までに連れてきてくださいと言われたので、３時半頃から逃げないように籠を用意して、その中に入れようと試みた。が、しかし、１回目の捕獲は成功せず。甘かった。再度、捕まえて籠に入れたけれど、するりと抜けて逃げて行った。脇が超甘かった。ドアを開けていたので、そこから、出て行って、どこかに消えていった。我が家は、猫が隠れそうな場所が随所にある。もう、どこに行ったか見つけるのが困難だ。動物病院に４時半に着くには、我が家を４時には出ないと間に合わない。ムリだ。
断念。
後日、捕獲に失敗したことを職場に報告すると、朗報が。
洗濯ネットを使うと捕まえやすいという。
月曜日。３時半に休みをとって、再度、挑戦。
猫は記憶が二日しかもたないと聞いている。でも、なんとなく、不安げ・・・。私の捕獲しようという気配を察したかのように、寝そべって鼻歌を歌っている、もちろん、右手に洗濯ネットをしっかり握りしめている私に近づこうとしない。はてさて、困った。
今度は、ソファーに座ってゆったりくつろいでみる。もちろん、右手に洗濯ネットをしっかり握って。しかし、一回しくじってしまってから、近づいてこない。時間が迫ってきた。今日は、５時までに連れてきてくださいと言われている。４時が過ぎた。焦る。あ～～、今日もダメかな・・・・。え～～～～～い、やけくそだ。くつろいでいるふりをやめて、突撃だ。カーテンまで追い込んだ。洗濯ネットをお尻からおおってしまった。するりと抜けて逃げて行った。だよね。顔から覆わないと・・・・。２回目は、とにかく顔からがんばった。
あっけなく。
顔にネットがかかっただけで、急に大人しくなった。
なんでも、やってみないとわからない。やってみて、失敗して、疑問を持って誰かに聞いてみる。そしたら、成功した。
井戸端会議的なものは、大切。生きていくための知恵が身につく貴重な場所だと思う。
そして、猫ちゃん手術。
翌日、迎えに行った。
そしたら、『すでに妊娠していました。3.6キログラムあって、5匹の赤ちゃんがお腹にいました。あと2週間から1か月で生まれるところでした。』
がび～～～～～～ん。
つい、この前まで2キロ歩かないか…という感じだったのに、あっという間に3.6キロで、しかも、あと1か月足らずで生まれる予定だったの？え？猫って妊娠期間てどれくらいなの？
『2か月』だそうです。早い。すぐ生まれるじゃん。
そういえば、一ヶ月くらい前に、泣き声が違った感があった。あの時か・・・。
ごめんね。もっと、早く、動いていたら・・・・。でも、1か月前は2キロなかったと思うし・・・。誕生日を聞かれたけれど、よくわかんないから、10月20日と答えといた。本当はもっと早かったのかな？
その時、一番気になっていたことをスタッフの方に聞いてみた。
「のみとか気になるんですが、やっぱり、猫にとって、ずっと家の中でかわいそうな気もするんですが、猫の気持ちになったら、どうなんでしょう?」私の周りで猫を飼っている人は、外に出さない方針だと言っていた。でも、やっぱり、日向ぼっこもさせてあげたい。なるべく。猫の好きにさせてあげたい。ノミとか病気とかをクリアできれば・・・。
そしたら、「そりゃぁ、外に出してあげた方がいいですよ。ノミとかは薬をつければ大丈夫。問題は交通事故ですね。」
これは、前代未聞のことだ。私にとって・・・・の話だけど。
不思議だ。
あれだけ頑なに拒否してきた猫の毛がふとんにくっつくことが、受け入れられた。心の中では、気にはなるけれど・・・・。
飼ってみると、案外、かわいいものだ。夜中や明け方になると、布団の中に入ってくるのもいとおしい。ただ、睡眠の邪魔をされるのがきつい。
そして、わかった。
そう。神様は、猫も犬も人間にくっつけて、この世に送り出されたんじゃないかな？って。
だって、拾ってきたばかりの頃と今では、顔が全然違うから。
野良猫のときの顔は、はっきりいって不細工だった。かわいくなかった。表情が硬かった。
でも、家で飼うようになってから、すっごくかわいくいとおしい顔になっていった。決して、あばたもえくぼではない。ほんとうに顔がいい顔になった。それを見て、猫と犬は、野良猫とか野良犬にしちゃいけないって思った。猫も犬も人間がいとおしく思うことで猫や犬としてこの世にいる意味があるんじゃないだろうかって思った。
今までどちらかというと、猫が苦手な方だったので、猫に関して無関心だった。でも、今回、子どもが導いてくれたご縁で野良猫になりかけた仔猫を飼う羽目になってしまって、野良猫にしちゃいけないってマジ思った。猫は人に飼われて猫なんだ・・・・きっと。不思議だ。今までは、野良猫になんの感情もいだかなかったのに、今では、不憫でたまらない。
都会では、最初から、猫つきの猫マンションというのがあるらしい。野良猫を保護するNPOが、野良猫をそのマンションに住まわせるという条件のマンションで、引っ越すときに、その猫を連れて行ってもいいし、置いて行ってもいいのだそう。猫が住みやすいような遊び空間の設計になっているマンションもあるという。
野良猫を飼う前までは、物好きもいるのねぇ・・・くらいにしか考えなかったと思う。でも、今、野良猫を飼う羽目になって、実際、一緒に暮らすようになって、それは、とてもとてもいいことだ・・と感動さえしている。猫を野良猫にさせてはいけない。
食わず嫌いはいけないね。
なんでも、やってみてからじゃないとわからない。今後は、やってもいないことに関しては、文句を言わないことにしよう。
そんな仔猫ちゃんは、いつ生まれたのか定かでない。
女の子なので、避妊手術はいつごろまでにしなくちゃいけないのだろう・・・・。２キロになった時か、生後６か月の頃なのだそう。２月の終わりの頃、動物病院に連れて行こうと３男に促したけれど、なかなか動いてくれず、３月の終わりになって、やっと、連れて行く決心をした。土曜日もやっている。４時半までに連れてきてくださいと言われたので、３時半頃から逃げないように籠を用意して、その中に入れようと試みた。が、しかし、１回目の捕獲は成功せず。甘かった。再度、捕まえて籠に入れたけれど、するりと抜けて逃げて行った。脇が超甘かった。ドアを開けていたので、そこから、出て行って、どこかに消えていった。我が家は、猫が隠れそうな場所が随所にある。もう、どこに行ったか見つけるのが困難だ。動物病院に４時半に着くには、我が家を４時には出ないと間に合わない。ムリだ。
断念。
後日、捕獲に失敗したことを職場に報告すると、朗報が。
洗濯ネットを使うと捕まえやすいという。
月曜日。３時半に休みをとって、再度、挑戦。
猫は記憶が二日しかもたないと聞いている。でも、なんとなく、不安げ・・・。私の捕獲しようという気配を察したかのように、寝そべって鼻歌を歌っている、もちろん、右手に洗濯ネットをしっかり握りしめている私に近づこうとしない。はてさて、困った。
今度は、ソファーに座ってゆったりくつろいでみる。もちろん、右手に洗濯ネットをしっかり握って。しかし、一回しくじってしまってから、近づいてこない。時間が迫ってきた。今日は、５時までに連れてきてくださいと言われている。４時が過ぎた。焦る。あ～～、今日もダメかな・・・・。え～～～～～い、やけくそだ。くつろいでいるふりをやめて、突撃だ。カーテンまで追い込んだ。洗濯ネットをお尻からおおってしまった。するりと抜けて逃げて行った。だよね。顔から覆わないと・・・・。２回目は、とにかく顔からがんばった。
あっけなく。
顔にネットがかかっただけで、急に大人しくなった。
なんでも、やってみないとわからない。やってみて、失敗して、疑問を持って誰かに聞いてみる。そしたら、成功した。
井戸端会議的なものは、大切。生きていくための知恵が身につく貴重な場所だと思う。
そして、猫ちゃん手術。
翌日、迎えに行った。
そしたら、『すでに妊娠していました。3.6キログラムあって、5匹の赤ちゃんがお腹にいました。あと2週間から1か月で生まれるところでした。』
がび～～～～～～ん。
つい、この前まで2キロ歩かないか…という感じだったのに、あっという間に3.6キロで、しかも、あと1か月足らずで生まれる予定だったの？え？猫って妊娠期間てどれくらいなの？
『2か月』だそうです。早い。すぐ生まれるじゃん。
そういえば、一ヶ月くらい前に、泣き声が違った感があった。あの時か・・・。
ごめんね。もっと、早く、動いていたら・・・・。でも、1か月前は2キロなかったと思うし・・・。誕生日を聞かれたけれど、よくわかんないから、10月20日と答えといた。本当はもっと早かったのかな？
その時、一番気になっていたことをスタッフの方に聞いてみた。
「のみとか気になるんですが、やっぱり、猫にとって、ずっと家の中でかわいそうな気もするんですが、猫の気持ちになったら、どうなんでしょう?」私の周りで猫を飼っている人は、外に出さない方針だと言っていた。でも、やっぱり、日向ぼっこもさせてあげたい。なるべく。猫の好きにさせてあげたい。ノミとか病気とかをクリアできれば・・・。
そしたら、「そりゃぁ、外に出してあげた方がいいですよ。ノミとかは薬をつければ大丈夫。問題は交通事故ですね。」
