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~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

母子健康包括支援センターという時代

2018年07月29日 | エッセー
パソコンが壊れて、やっと新しいパソコンに。
 壊れた原因は、ウインドウズ7をウインドウズ10に変えたせい。身の丈に合わない機能を搭載した私のパソコンは悲鳴を上げ、とうとう力尽きた。
 どんどん重くなり、動きが緩慢になるパソコンを、息子たちが帰省するたびに、軽くしてくれたけれど、だめだった。ウインドウズ10に変えて1年余りであの世へ。

 この4月から、仕事は赤ちゃんや妊婦さんなどの母子保健担当となった。12年ぶり。
 時代は変わる。
 お母さんも変わる。
 安定感のあるお母さんが減ってきているなと感じている。
 介護で、包括支援センターというものがある。でも、まさか、母子保健の包括支援センターが開設されるとは、10年前には思ってみなかった。わが市も、昨年、開設した。
 お母さんの不安を安心に変える機能をどれだけ充実させられるか。
 まず、助産師さんを一人雇用した。母子手帳交付から安心サポートケアがスタートする。とても優しそうなお姉さんみたいな存在の助産師さんと初顔合わせしてもらう。この助産師さんが妊娠後期から、お電話でお話を伺い、必要に応じて訪問もしてくれる。出産後もなるべく早い時期にお電話して、訪問してくれる。助産師さんの強みは、おっぱいケア。生んで1~2か月はおっぱいが出る出ないで心が揺れ動いてかなりしんどい時期。ことに初めての場合は。普通、行政に相談したいと思っても、どんな人かわからない人に相談するとなるとハードルが高い。でも、母子手帳交付から知っているあの優しそうな助産師さんなら、相談したいと思ったときにすぐに頼れる。これがいい。おっぱいマッサージを訪問してしてくれるなんて本当に幸せだと思う。こしかも、無料。しかもしかも、何回も。私の弟は、シンガポールでこの3月に女の子を。奥さんは、友達もいないないし、夫は出張が多いし・・・でかなり大変だったと思う。そこに来て、乳腺炎になってしまった。弟から、頻繁にラインがきた。いろいろアドバイスをしたけれど、どうやら、シンガポールに日本人の助産師さんがいるというので、いろんな意味で頼れるかなと思って勧めてみた。費用は4,000円という。少し、高いけれど、異国の地で日本人の助産師さんがいてくれたら心強いだろうということで、お願いしたそう。が、しかし、目が飛び出るくらいの請求があったと。
 往復のタクシー代まで入れて、なんとなんと、1万4千円だったそう。

 もう二度と頼めない。

 シンガポールは物価がかなり高く、非常に暮らしにくいらしい。
 野菜もわが町で100円でかえるものが、400円500円するという。
 だから、いいおっぱいを出そうとしても、野菜というハードルを越えるのも一苦労。乳腺炎にすぐなってしまいそう。
 シンガポールの人は、朝食から屋台で食べる習慣があり、家でお料理はあまりしないのだそう。屋台だと100円以下でOK。

 わが町のお母さんは幸せもんだ。無料で訪問して、おっぱいマッサージをしてくれるのだから。

 母子手帳交付で出会った助産師さんがずっと関わってくれるという制度は、とてもとても素敵な自慢できる制度だとしみじみ。
コメント
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