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百田尚樹さんのエネルギー

2025年02月15日 | エッセー
 『錨を上げよ』を読んで、百田さんの自伝のような感じがした。
 波乱万丈な人生の細部の描写が凄すぎて、こんな文章、本人じゃなきゃ描けないと思った。まぁ、よく死ななかったよねっていうくらいはちゃめちゃな生き方をしている。
 百田さんのエネルギーは半端ない。
 かっとしやすく、けんかっ早い。やくざかと思いきや、人間としてのプライドは高いから、やくざにはならない。めちゃくちゃ凝り性だけど飽きやすい。だから仕事は続かない。
 この本を読んで、北方領土問題とテレビなどの放送界の裏事情を初めて知った。真実はわからない。でも、視野は広がった。
 今、テレビは衰退し始めている。
 テレビを観るのは、ネットに長けない高齢者。テレビがない時代からテレビのある時代を肌で感じた世代。にもかかわらず、お笑い系のゆるい番組がゴールデンタイムにあるものだから、もうすぐ高齢者の仲間入りをする私は気に入ったドラマとそこまで言って委員会を予約して観る派になってしまった。
 息子たちは、4人ともテレビが家にない。
 時代は、変わる。
 10年ひと昔という言葉に納得してしまう。

 そんななか、フジテレビと中居さんの不祥事が表に出てきた。そして、私は、『錨を上げよ』を読んでしまった。
 あ~~、なるべくしてそうなったんだなと思った。

 『錨を上げよ』の最後の方で、おそらく百田さんだと思われる主人公は、ひょんなことから、大阪で放送作家の下っ端をすることになった下りの中で、昭和の最後の頃のテレビ業界の就職事情が描かれていた。
 特に、女性は、ほとんどがCMしている企業の令嬢たちで、コネで入っている。数年で、医者や一流企業の御曹司と結婚していくという。男性もコネが多く、まぁまぁ、緊張感のないお仕事をしているように描かれていた。たまに、気骨な方もいたけれど・・・。
 びっくり、がっくり。
 百田さんは、『探偵!ナイトスクープ』の番組構成を手掛けられたそう。

 コネとか賄賂とか忖度にずぶずぶな会社はいつか衰退する。国も衰退する。
 今のテレビ界は、まさか、ネットに乗っ取られる日がくるなんて思いもせずに、胡坐をかいていたのかもしれない。
 それにしても、私は、そんなことも露知らず、流されるテレビの言葉を鵜吞みにして生きてきたんだということを知って、がっくりきている。
 まぁ、コロナにかかった人の大変さの報道ばかりで、コロナワクチンで苦しむ人たちの報道がほとんどなかったという頃から、真実の報道なんてテレビはしないんだなぁってうすうす思っていたはいたけれど・・・。



































 
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