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風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

今日は、田舎のクリニックに行って、ほっこりした気分に。

2020-01-23 23:29:40 | イギリスの医療事情

今日も、朝から暗い一日。どんよりとした重い雲が、広がってる。
二日前には、夕暮れ時、こんな空だった。
この日はお天気で、夕方、奇妙な雲が広がっていた。



今日は、朝から皮膚科の予約がある日だ。
しかも、ちょっと不便なところ。
車があれば、15分くらいなんだけど、今日はあいにく夫の仕事の日で、車は使えない。
その代わり、夫はタクシー代として10ポンドくれた。
これで、行きだけでも、タクシーが使えるというもの。助かる!

GP(かかりつけ医)から、皮膚科を紹介されたのは、もう2か月ほど前だった。
そして、この日の予約の手紙が届いたのが、1か月ほど前。
手紙が届いた時は、1か月も先なのか?その頃には、治ってるかも?と思ったものだ。
でも、どうなるか、わからないので、一応、予約の日には、行こうと思っていた。

3、4日前くらいから、また瞼のアトピーが出始めて、今日は、万良く、一番、腫れあがっていた。
ちょうどいいや、これで、皮膚科も診断しやすくなるだろう?と思った。
タクシーを呼んで、時間きっかりに来てくれた。
それが、とんでもなく陽気なタクシーの運転手さんで、乗ってる間中、ずっと楽しい気分でいられた。いっぱい、お喋りしてくれたしね。
「あんた、日本人だろう?」
「ええ~?どうしてわかるの?」と言ったら、
「この仕事を長年やってたら、それくらい、わかるさ~」と答えてくれた。
「あなたは、イギリス人でしょう?」と聞くと、
「そうさ!生まれたのも、育ったのも、この町だよ!この町が大好きでさ、ここから、出ていくなんて考えられないよ。」
それから、「日本語で、Thank you って何ていうんだい?」と聞くので、
「有難う」と教えてあげると、何度も繰り返していた。
ポルトガル語での発音とちょっと似てるらしい。これは、私の生徒さんが教えてくれた。
Obrigado というのだそうだ。
そういえば~何となく、似てる! と思ったものだ。
そんなこんなで、会話していて、ちょっと、ほっこりした気持ちになった。

そして、クリニックは、田舎のWesthamという駅のすぐそば。
すごく田舎なので、近くには、何もない、お店もカフェもない。

帰りは、どうしよう? バスあるかな? 電車の駅は近いけど、切符売ってるかな?
以前、無人駅から乗って、電車の中で切符を、いつも買っていたら、ある日、突然、切符を持っていないのなら、ペナルティを払えと言われて、多額のペナルティを払わされたことがある。
それで、ちょっと心配になって、クリニックの受付の人に聞いてみたら、「大丈夫だと思いますよ。電車で来られる方もいますから」と言われた。
待合室で待っている人々も、親切に、「多分、、〇〇番のバスに乗ったら大丈夫ですよ。でも、時間はわからないけど」と教えてくれた。
とりあえず、駅に行こうと思った。
無人駅かと思ったら、女性の駅員さんが、一人だけいた。
この駅から乗った客は、私ひとり。
他に、お客は、誰もいなかった。
何となくいい感じだな~
何か、旅に出たような気分になってしまった。

イーストボーンの駅に降りて、久々に、フィリスさんのところを訪ねてあげよう、と思い立ち、電話したら、嬉しそうな声で、「是非、来てちょうだい」というので、駅前の花屋で、花を買っていった。



フィリスさんに、ひとつ、そして、自分自身にも、ひとつ、何となく、春がもうすぐ、という感じの雰囲気に浸りたかった。
フィリスさんは、殆ど寝たきりだった。食事をすると、むせるようだ。
そういえば、私も最近、食事や飲み物でむせる。年取ってきたということなのかな?
それから、その後、ショッピングモールに行き、新しく出来たシネマに、どんなところか、様子を見に行った。しかし、何だかなあ~という感じがした。
まるで、カジノみたいな雰囲気。

古いシネマは町の中心にあったのだけど、先週にクローズダウンしてしまった。
この映画館は歴史ある映画館で、今年の末まで営業してたら、100年になるところだったのに、新しいシネマが出来たので、太刀打ちできなくなり、閉店せざるを得なくなったのだ。

最後に先週の木曜日、このシネマで映画を観てきた。
大した映画がやってなかったから、仕方なく観たのが「キャット」だった。
イマイチだった。この映画は、評判も良くなかったらしい。
客は少なく、館内に入ると、かび臭い匂いがしていた。
暖房も、節約してるのか、とても寒かった。
しかし、残念だなあ。歴史ある映画館が営業していけなくなって閉まってしまうのは。



館内の様子。



レトロな雰囲気が好きだった。



2階には、古い映写機も置いてあったりして。
1年ちょっと前には、Queenのボヘミアンラプソディーを観に行ったのに。
あの時も、すいてて、観やすいなあとは思ったけど、大丈夫かな?この映画館、つぶれないかと、心配したものだった。

今日、帰り立ち寄ってしまったら、もうすっかり閉まっていた。
淋しい感じがしました。






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