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●金融資本に惑わされるな 都市伝説の中暗躍する○○平蔵
○○平蔵とは何者なのだろう。Wikipediaデータベースによると、以下のようになっている。
≪ 生い立ち:和歌山県和歌山市小松原通りにある商店街の小さな履物小売商の次男として、1951年(昭和26年)に生まれる。実家は近所では比較的裕福な家庭で、おじは和歌山で小さなメガネ屋を経営していた。ミサワホーム社長の竹中宣雄は実兄。 和歌山市立吹上小学校、和歌山市立西和中学校、和歌山県立桐蔭高等学校に進む。1973年(昭和48年)に一橋大学経済学部を卒業。大学では国際経済学の山澤逸平ゼミに所属。また、大学のマンドリンクラブで指揮者を務めながら、プロの奏者から打楽器を習ったり、編曲を行い、音楽家を目指したが断念。仁坂吉伸和歌山県知事とは高校の同級生である。
【筆者注:優秀な経済学者という経歴は特にない。どちらかと言えば1.5流大学を卒業した経済学士に過ぎない。博士論文は卒業校の一橋で取得できずに、縁故を頼った阪大で博士号を取得している。同時期の若き天才経済学者・植草一秀や高橋洋一等々よりも、経済知識では劣ると評価される人物である。にもかかわらず、日本の政治的な市場開放に深く関与する地位を獲得している。ここに、この人物に、何らかの他の要素が加わっていることを暗示されている。】
日本の経済学者(筆者注:経済フィクサー)、政治家、実業家。東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授。専門は経済政策。(筆者注:小泉政権で突如スターダム経済学者に。尚且つ、小泉内閣内で、経済金融、行政構造をハゲタカ勢力が経済活動できる環境整備に尽力。つまり、日本市場の開放を推進し、安倍内閣とも深く関与、あらゆる経済関連の諮問委員会などを裏で取り仕切る) 参議院議員(1期)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、内閣府特命担当大臣(金融)、総務大臣(第6代)、郵政民営化担当大臣、東京財団理事長等を歴任。血液型はО型。 2016年4月から2017年3月まで東洋大学国際地域学部国際地域学科教授、2017年4月から東洋大学国際学部グローバル・イノベーション学科教授 兼 グローバル・イノベーション学研究センター長、関西大学会計専門職大学院客員教授。パソナグループ取締役会長、オリックス社外取締役、SBIホールディングス社外取締役、森ビルアカデミーヒルズ理事長、日本経済研究センター研究顧問、外為どっとコム総合研究所主席研究理事、特定非営利活動法人万年野党アドバイザリーボードメンバー、一般社団法人外国人雇用協議会顧問、一般財団法人教育支援ローバル基金(BEYOND Tomorrow)アドバイザー、新生ホームサービス株式会社特別顧問、内閣日本経済再生本部産業競争力会議(民間)議員、内閣府国家戦略特別区域諮問会議(有識者)議員、RIZAPグループ経営諮問委員会委員等を務める。(筆者注: 竹中研究会出身者に、佐々木紀彦NewsPicks編集長、山口絵理子マザーハウス社長、山崎大祐マザーハウス副社長などがいる。
≫だそうである。
【筆者注:この人物を特筆すべき点は、政府の経済政策に深く関与しながら、利益相反の、私企業にも深く関与して、グローバル金融資本やその企業が活躍しやすい土壌づくりに動いていることである。政府委員になる場合の肩書は、あくまで経済学者(東洋大学教授や慶応大学名誉教授)であり、人材派遣業のパソナの会長、オリックス社外取締役、ソフトバンク金融ファイナンスグループ社外取締役、森ビルアカデミーグループヒルズ理事長、外為どっとコム総合研究所主席研究理事、RIZAPグループ経営諮問委員会委員などに就任。人材派遣、金融グループ、デベロッパーと市場開放で利益を得られそうな業界と利益相反関係にある】
上述のように、市場の開放で利益を得る私企業と深く関与し、平成の政商とも呼ばれている。現在、安倍政権においては、内閣日本経済再生本部産業競争力会議(民間)議員、内閣府国家戦略特別区域諮問会議(有識者)議員の中で、主導的立場にある。このレベルの人間が、日本の政治シーンに深く関与し、利益相反な立場で、あまりにも長期にわたり主導的地位にいられるのは、何らかの事情がなければあり得ないのは、通常の知識を持って理解出来る。この特異な状況が続くためには、彼個人の能力以前に、彼を代理人に仕立てた勢力の後押しがあるのは明白だ。
安倍政権にせよ、自民党にせよ、一時の民主党にせよ、闘う前から、闘うことを放棄してしまう威嚇勢力とは何か、そこが問題の核心だろう。この世では、“幽霊の正体見たり枯れ尾花”な出来事は多いわけで、○○平蔵の影響力と云うものも、安倍首相への“忖度”同様に、特別な恫喝や威嚇することもなく、都市伝説に怖れをなして、尻尾を巻いている可能性もある。彼には、米国の有力経済人の知己も多く、ユダヤ金融グループの勢力圏にある。CIAであるかもしれない。小泉や飯島某とも親しく、日本の闇のグループとも繋がりがある。また、シンジケート団化した民勢力とも密接であり、橋下徹、松井一郎とも懇意である‥等の都市伝説。
どこまでが真実で、どこが都市伝説か明確でないから、余計に君が悪い。出来たら、反目する関係にはなりたくない。当然諮問会議等に出席の民間委員などは萎縮したままで、借りてきた猫に過ぎず、○○平蔵のご高説に肯くのがやっとの有様なのしれない。逆らって、植草一秀の二の舞は勘弁という自己抑制がありそうだ。もしかすると、安倍も麻生も菅らにも、この○○平蔵を敵に回すのは百万の政敵を抱えるようなもので、躊躇いがある可能性もある。仮に、彼が、国際金融グループの日本窓口責任者であっても、誰がCIAの日本エージェントであるとしても、枯れ尾花に、日本の権力者全体が恐怖を抱いているようでは、日本の未来はないのだろう。
永田町的な話題では、無所属の会派を形成していた、元民進党衆議院議員らが雪崩を打って駆け込みで、立憲民主党入りを決めたそうだが、だからといって、特に目出度いわけではない。今後、岡田や野田まで立憲入りをしてしまえば、国民民主の生き延びる道まで開けてしまい、元の木阿弥・民主党が永田町に、立憲の冠をのっけて登場することになりそうだ。こういう時期に、なぜ○○平蔵の話を持ちだしているかというと、この○○平蔵にまつわる都市伝説同様に、日本は、様々な“枯れ尾花”の幻影に恐れ戦くあまり、本来の冷静な考えが出来ない国になっている現実を提示した。
立憲も、日米同盟基軸は確実だと言っているようだが、もうこの時点で、敗戦の弁を語っている。対米従属から抜け出すには、チョッとだけ抜け出す等ということは不可能で、取りあえず、一旦は別居して、もう一度、米国様のことを考えてみます。そのくらいの決断を示さず、もう少しだけ自立した政治等という甘い考えは一切通用しないのが国際関係だ。
特に最近は、米国か中国かと、新旧の帰属が、世界のモメンタムだ。中国への帰属を奨励する積りはないが、米国帰属の継続というのも、一緒に沈没させられそうだ。何とか、無所属、漂流国家、中立国家のポジションを得る方策はないものだろうか。常日頃考えているのだが、妙案は浮かばない。少なくとも、自民党では対米従属を改める可能性はゼロに近いので、自民党ではない政党になる。いずれ雇用環境も悪化し、移民の受入れで、チョイの間仕事から日本人は締め出されるので、フリーターの職場はなくなる。
玉突きで、大学卒の就職状況も厳しさを増すのは明白で、若者の自民党支持は逆転する。年金や退職金も減額になることから、爺婆親世代からのトリクルダウンにも限界が見えてくる。こうなると、自民党の下野は確実なのだが、米国に物言える政党はどこになるか、いまだ曖昧だ。敢えて既存政党でいうならば、筋として、日本共産党しかないのが現状だ。しかし、そうなると、中国共産党が頭に浮かび、中立の地位を失いそうだ。さて、どうしたものか?
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