acc-j茨城 山岳会日記

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笠科川・スリバナ沢-本流下降

2018年07月17日 00時20分11秒 | 山行速報(沢)

2018/7/13 笠科川・スリバナ沢-本流下降


観測史上最も早い梅雨明けを記録した関東地方。
7月に入ってからは、それはもう茹だるような毎日。

突然ポッカリと入った休み。
予定はない。
天気予報は明日の猛暑を伝えていた。

突然のこととはいえ、休日、あの猛暑に身を委ねるなど勘弁してほしい。

ということで、15分で行先を決めてリサ-チ。
残り15分で準備をして、午前0時に車中の人となる。

さすがに寝不足は否めないが、猛暑日にダラダラ過ごすよりはよかろう。


笠根橋の袂から笠科川に降り立つ。

前日と思しき夕立の所業で平水+10cm
しかしながら、透明度は高く”沢の煌めき”が眩しい。

当初、タル沢へと進む筈が、考え事をしながら歩いていたせいか、寝不足のせいか出合を見過ごした。
まぁ水量も多いし、小ゴルジュを持つタル沢~引上悪沢より、スリバナ沢の方が組し易いか。
という臨機応変さで計画変更。

スリバナ沢は適度に小滝をかける。
小さく巻いたのは1か所くらいで、そのほとんどが水線を行ける。
源頭域では本流筋か、左の流れを意識して詰める。


最後は笹薮になるが、要所で笹の薄い場所があり繋いでいくと大したヤブコギにはならない。
まぁ、ヤブⅢ-といったところか。

鞍部を目指して10分くらいも行くと登山道。
小笠と笠ケ岳の鞍部。


歩いて20分ほどで笠ケ岳。
ガスに巻かれ景観は見渡せなかったものの、草原然とした山頂直下が思いのほか素晴らしかった。

山頂を往復して、片藤沼へ10分くらい。
こちらも一見に値する場所だ。

その先の鞍部草原から、笠科川本流を目指して薮に突入。
指たる苦労はなく、沢形を進み小さな流れに降り立つ。
次第に本流らしく支流を合わせつつ下るが、大変ヌメリが強く足をとられる場面も。

とはいえ、ロ-プを出すようなこともなく見覚えのあるスリバナ沢出合。
そして、行きに見逃したタル沢出合をすぎると笠根橋。

平地では予想通り猛暑の一日だったらしい。

車の窓を全開に明けて、ゆったりと走る。
心地良い涼風が全身を覆う。
「なんだかなぁ」とニンマリしてしまう。

煌めきと草原と、涼風と。
思いつきの割には出来過ぎの一日となった。

sak