acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

草津大沢川・常布の滝下温泉~常布の滝~毒水沢遡行

2012年08月27日 20時06分11秒 | 山行速報(沢)
草津大沢川・常布の滝下温泉~常布の滝~毒水沢遡行
8月26日、遡行と野湯を楽しみに行ってきた。メンバーはK氏とガストンの2名。天狗山
スキー場の駐車場で24時間利用可能なところは一か所であった。車は多いが広いので駐
車するのに困ることはなかった。


登山道入り口の看板。熊が出るらしい


常布の滝入口の看板


常布の滝の下流にある滝の滝壺付近にある湯船


裸になって野湯を楽しむ(適温で最高でした)


常布の滝

まず常布の滝下温泉に向かう。立ち入り禁止の看板があるが、歩く人が多いらしく、はっきり
した踏跡があった。10m位の滝の滝壺付近に半畳位の湯船があった。湯温は夏場なの
で適温だが、寒くなるとちと厳しいかもしれない。早速裸で入湯。この湯船は人の手が
加えられており、底も平らで入りやすかった。しかし、野湯という面からみると、あま
り親切丁寧な手は加えられない方が私は好きだ。次に常布の滝に向かうが、アップダウ
ンがあり結構息が切れた。常布の滝は30m位の直瀑で、周りは、鍾乳石みたいな物が多
数ぶら下がり、異様な雰囲気の滝であったが、一見の価値があるかもしれない。ハイキ
ングコースに戻るまで1時間15分を要した。毒水橋まで行き、登攀用具を身につけ入渓
する。水は酸っぱくて、とても飲めるものではない。この沢の水は、源流の水が無くな
る最後まで飲めなかった。登れない滝を巻くと、天然のサウナがあった。


この滝は登れず巻いた


温泉は、いたる所から湧いているが、残念なことに砂利で埋まっている


天然のサウナに喜ぶK氏


先行の単独の方は、お尻までしか入らない風呂に浸かっていた


途中、眺めの良い左岸の台地に上がると、たくさんのブルーベリーがあった

温度は低いけ
ど天然のサウナは初めての経験。物珍しさも加わって嬉しい限りだ。その先は、いたる
所から温泉が流れだしていたが。湯船はすべて埋まってしまい入れる状態になかった。
入渓直後から、今日歩いたと思われる1人の足跡があったが、ここでその方に追いつく
。彼は裸で湯船を探し回っていたが、せいぜいお尻程度しか入れない状態なので、私は
ここで入湯するのを諦める。毒水沢は、野湯の楽しみ以外、沢登りのコースとしてもと
ても面白く、易しいけれども登れる小滝が源流まで続き、遡行者を飽きさせない。


毒水沢は、野湯の他、沢登りルートとしても楽しめる沢である


42~3度の適温の温泉沢にうれしくなって「うたせ湯」を楽しむガストン(アップは耐えられず)小さい写真で


最高の温泉に、もう極楽極楽

すで
に今日の2回目の野湯は諦めていたが、急に水温が上がり出し、沢水全体が42~3度
の適温の温泉になった。完全に温泉の沢であり湯気も見える。ズボンは抜かなかったが
上半身だけ裸になり、うたせ湯など、ひと時野湯を楽しむ。多分水量の多い少ないで、
水温も上下するのかも知れないが、今日はついていたのか適温であった。傾斜が緩くな
り水流の消えた沢筋を進むと、やがて登山道にでた。そこから白根山駐車場まで30分
位で着いた。

天狗山駐車場(5:45)-常布の滝入口(6:50)-滝下の湯(7:05)-常布の滝(7:40)-常布の滝入
口(8:20)-毒水橋(9:00)-芳ヶ平登山道(11:45)-白根山駐車場(12:20)
                                       ガストンガニマタ