acc-j茨城 山岳会日記

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沢登ブ-ム来たる?

2010年09月05日 23時29分11秒 | 会員日記
先日、何気に沢登の遡行図を探していた時のこと。

倉沢谷本谷の遡行図はないものかと、検索。
どうやらヤマケイの「奥多摩・大菩薩・高尾の谷 123ル-ト」に遡行ガイドが掲載されているようだ。
たしかコレって絶版だったよなあと思いつつ、どっかで中古本でもあればとネットで検索してみた。

な、な、ナント。
中古本「奥多摩・大菩薩・高尾の谷 123ル-ト」が6000円!!!
これらのシリ-ズは正価で2,000円だったはず。


じゃあ、コレはどうなの?(2010/8/末現在)


「丹沢の谷 110ル-ト」    (中古本)・・・・・ 4,990円!
「奥秩父・両神の谷 100ル-ト」(中古本)・・・・・ 5,000円!!
「上信越の谷 105ル-ト」   (中古本)・・・・・14,750円!!!


二冊あわせて20,750円!!!

沢登りって、そんなに人気が出てきたの?沢登ブ-ムが来るの?と一瞬驚いたが、冷静に考えてみれば、絶版になったことで高騰、いや、暴騰しているというべきか。

たしかに、ネットで探しても、意外と遡行図を作成している方は稀で、沢登に行く場合、既存のガイドに頼ることが多い。
しかも何処の書店でも手に入らないとなれば、価格高騰も理にかなっている。

自前のガイドブックでひと儲けも考えてみたものの、これはいわゆるバブルと同じ。
モノの本質、価値を鑑みれば愚なる所業。
・・・・。
ひっそりと沢を引退の折、さらに高騰していることを狙って・・・。
というのは冗談として、こうなると、それじゃあ、白山書房はどうなのよ?と思われる方も少なくないであろう。

でもって、検索してみると・・・。

「関東周辺の沢」 5,000円!
「東京周辺の沢」 5,888円!

「東京周辺~」より「関東周辺~」の方が低価格!
これはちょっとした驚き。
「関東周辺の沢」は絶版になって久しく、sakも入手したい一冊。
一方、「東京周辺の沢」は2000年に入っての刊行で、入手もしやすいはず。

いやはや、「関東周辺の沢」5,000円には少し惹かれたものの、結局は「絶版」という稀少さだけで価格鑑定しているだけの話。
決して沢を知っている者の所業とは言い難い。

ネットは便利だ。
それは間違いない。
でもネットの中での価値は、そこに現実には無いモノの価値だ。
と、ここまで行き着き、チョット気になることを思い出す。






やっぱりあった。
とある行きつけの本屋に「奥多摩・大菩薩・高尾の谷 123ル-ト」を発見。
1,942円。

本当の価値は、現実でも仮想世界でも変わることは無いはずだ。
ネット社会での沢登ガイド高騰現象に反旗を翻して、正価以下での入手をしてやろうかと。


sak