オキナグサに誘われて、一ノ峯と二ノ峯をお山歩(4/16)
一ノ峯~二ノ峯のオキナグサは、山の裾野から山頂付近まで広範囲に生えています。
山頂付近の開花時期にタイミングを合わせると、麓でフサフサの髭の実を見ることが出来ます。
が、昨夜、山友達さんから、「一ノ峯行ったけどオキナグサ無かったよ~」とショックなメール
それでも、一縷の期待を胸に80kmを長駆した。
県道28号を西原郵便局から、宮山地区へと向かい1.1km後に右折して県道28号と別れる。
更に800m小川を渡って左折して、宮山地区の住宅街を送電線鉄塔を目指し約5kmが登山口
一ノ峯の登山口
バギー車の通った後?を、エッチラオッチラ登って行きます。
廻りには、日が当たり過ぎて痩せた蕨、ハルリンドウ、マメハギが賑やかに迎えてくれます。
ヒバリも繁殖期らしく、あちこちで番の呼び合う鳴き声が聞こえます。
日当たりが良すぎて、針金のように硬そうな蕨、食べても美味しくなさそう
これでもかと、花をつけたハルリンドウ。
目を懲らさないと、小さ過ぎて見落としがちなヒメハギ
ショウジョウバカマも残っていました。
一ノ峯が目の前に迫ってきましたが、まだオキナグサは見つかっていません。
ここまで、まだオキナグサは見つかっていません。
一ノ峯から二の峯の間に沢山見かけたから、多分そこにはあるはずと先ずは一ノ峯を目指す。
と、石を縫うように這い上がった先の尾根に、偶然とも言うようにそれは目に飛び込んできた。
「有った~♪ 有ったよ~~♪」
皆さん全員が俯いた、7人家族のオキナグサ一家でした。
この辺りでオキナグサを見たのは始めてです。
一時、周囲を探し回りましたが、この1株しか見つけられませんでした。
空振りは免れたと、一ノ峯の山頂に登ります。
一ノ峯山頂、まだ3年前の地震の爪痕が残っています。
今日の一ノ峯は、オキナグサ鑑賞山歩の通過点、直ぐ二の峰の鞍部へ下って行きます。
鞍部から二の峯に登り返します。
ここから、二ノ峯の山頂近mなでがオキナグサの自生地です。
早速現れました、ひとりぼっちのオキナグサさんです。
新婚さんかな?寄り添うように咲いていました。
なかなか顔を上げてくれません。
ねぇ~お顔見せてよ~
少しピークを過ぎちゃっている様ですね。
あと数日、今週末は無理かなぁ~
1輪だけ、オキナ(翁)になり始めていました。
二ノ峯の山頂の一歩手前から、山頂に至るまで沢山のオキナグサが咲いていました。
20株はあったかな、ちょっと心配だったけど一ノ峯、二ノ峯のオキナグサは健在でした。
オキナグサを堪能したら、ようやく二ノ峯の山頂へ登ります。
抜群の展望です。
俵山から右ね連なる阿蘇の広大な外輪山、その奥に往生岳と烏帽子岳が見えています。
以前、よく使っていた地蔵峠~冠岳~護王峠からのルートです。
ここもオキナグサの宝庫だったんですが、数年前から絶滅状態になってしまいました。
山ランチです。
姉が送ってくれた、灰汁巻きと筍と蕨の山菜汁でした。
花を愛でて、山の頂でランチを戴き自然を満喫出来ました。
麓目指して下ります。
山を下っったら、ワラビを採って帰ることにします。
草原から外れた場所に生えているワラビです。
太いのは、えんぴつ大で40cm近くあります。
灰汁抜きして、3cmにカットしたら、ポン酢に漬けておくだけで美味しい蕨ピクルス
冷蔵庫に保存するとかなり長期保存が可能です。
*2年前までは、駐車場から宮山地区へ戻る車道脇に、沢山のオキナグサがありましたが
今回は、1株も見つけることが出来ませんでした。
一ノ峯~二ノ峯で花を見た後、髭の沖永見られたんですけどねぇ~
自然消滅でしょうか? とても残念ですね!