誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、山・あ・る・記 in 国東半島 Ver-4

2013-11-08 | 山歩き
 誘われて、山・あ・る・記 in 国東半島 Ver-4
     『 大不動窟~阿弥陀越(展望岩) と 一望岩 』  
 文殊山から移動して、千灯尻付岩屋近くに車を停め、観音像にお参りしてスタートする。
  
       岩屋の観音堂
車も通れそうな舗装された道を緩やかに登って行くと、本物の車道に出会い愕然となる
しゃ~ないなと、コンクリート道を登って行くと、残り200mの嬉しい案内板があり狭い登山道に変わる
       
 合羽の上着と傘、そぼ降る雨を凌ぎながら、皆さん黙々と登って行く
大不動靴まで残りの距離を示すプレートがあるが、イマイチ距離の設定を理解できず・・・ (--;)
丸木が杭で止められた狭い登山道は、階段登りと同じでしかも滑る黒土に太腿が悲鳴をあげる
200mを遥かに超え、400mほどは登ったであろう場所に、やっと大不動窟の入り口分岐があった。
分岐を右に十数も進むと、大きな岩壁に広~い岩屋があり、古い石仏が鎮座していた。
  
       
       不動岩屋
 岩屋に入り振り向くと、差別侵食によって出来た奇岩の岩峰が天に向かって聳え圧感だった。
  
       天に聳える奇岩
 一時、雨宿りと休憩をしながら、この後の本日の時間は超過しており、一望岩を取り消す決断に迫られるも、兎に角、阿弥陀越しへ向う
大不動窟から0,7kmの案内を信じて、黒土にまみれながら歩き、100mの案内に元気を貰って峠へ

 すると、左に誘う矢印と150mの標示が記され、更に、太郎岩屋と大藤岩屋(阿弥陀堂)に分岐
直進して岩に這い上がると、足の裏がジリジリするような岩峰の先端に立てた。
ガスがなかったら言うことなかったのにな~
      
      
 なでしこ・ひげじぃ~
 案内の太郎岩屋は何処か? どうやら、千灯尻付岩屋から夷谷六所神社へのルート上らしいと推測
ちょっと、物足りない展望の後は、イヤイヤながら本降り雨の中、黒土まみれで千灯尻付岩屋に戻る
尻付岩屋に戻って時間を確認すると、以外や遅れていた時間を取り戻しており一望岩を敢行
雨の中食事場所がなく、一望岩の登山口でも有る夷谷六所神社の東屋に移動して昼食~♪

夷谷の東屋で楽しく美味しい食事のはずが、参加者全員が有り得ないおにぎりに事件に遭遇する
  *おにぎり事件の真相は、当Blogの大分国東の最終番外編で ^。-

 2度と味わえないおにぎりを食べ終える頃には、雨も上がり一望岩からの眺望にも期待が湧く
六所神社の駐車場に車を停めて、廃墟の横から一望岩の基点となる『後野越しを目指す』
  
       
      六所神社 と 登山道
後野越しへのアクセスは、ゴロゴロ石と石垣で作られた棚田の跡を只管登って行く
何処までも続く石垣の棚田、こんな林の中にと思える場所には、住居跡らしく瓦が散乱している
  
       棚田
棚田の終点には、昭和30年代頃に活躍したであろう、脱穀機や鋤などの農耕工具も見られた
石垣一角に昭和48年稲作調査表があり、40年前で鬱蒼とした林に変貌する自然の力に驚く
この変貌の背景に、過疎化と高齢化が招いた離農の成れの果ての姿が垣間見れた。

 棚田がなくなると少し傾斜が増してくるが、一登りで『後野越しに着く 』
分岐からは今までの勾配が一転して、息の切れる様な急傾斜の登りとなる。
目の前に現われた屏風岩を大きく左に巻いて、ほぼ反対側から直登気味に攀じ登ると山頂

 一望岩に着くと、1本の縦棒に横木を当てただけの今にも壊れそうな梯子が掛けられていて
恐る恐る攀じ登ると足元が切れ落ちた展望岩となっていた。
一望岩には二ヶ所の展望岩があり、いずれ劣らぬ恐怖と展望が待ち受けていた。

なんだろうね~?国東を始め大分県の山には、奇岩や奇石の山が多く登山者の心を擽る。
この日は、立ちこめるガスが厚くて、目の前の奇岩の連なる中山仙境もボヤケていた
  
      
       ヤッホーの交換
 千灯尻付岩やから奇岩の稜線を歩いて、六所神社の4625mを歩く夢を抱き下山を開始
一望岩からの下りも、毎度お馴染みの『雌鹿の悲鳴』を聞きながらの下りで尻もちも何度か見たような
お鍋いっぱいとなる、キクラゲの収穫があり、皆さんご機嫌のうちに登山口の六所神社に戻る
六所神社に戻ると、残り時間を確認しながら、本日の最終峰の猪群山へ向った。
コメント
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