オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

デッカ・カートリッジを語るなら MK1・MK2 ?

2014年08月18日 08時43分43秒 | オーディオ

MK1・MK2の、本当のデッカの音を,デッカのアームで聴いてみな!

古くからのオーディオの先輩方からはこう言われてきた




これは当時、私がデッカの後期型、ファイブやセブンを使っているので


そんなものはデッカじゃない!


と諸先輩方から苦言を呈されてきたのだが




当時デッカファイブで聴いたデッカレーベルの輸入版の音の良さに感動し


コンデンサースピーカを使っていたのだが、その中低域の張り、余韻がもんのすご良く出ていた


ので大変気にっていた


その気に入っていたデッカファイブを貶されて、

それは駄物だ、本物はこっちだと言われても



はいそうですかと、私が言うわけも無く


言われれば言われるほどMK1・MK2使いたくなくなり、


嫌いになるのがオーディオマニアとしての人情であろう


だから私はMK1・MK2を使わない、




完ぺきな理論である



・・・・・





そんなわけで私の好きなデッカはファイブ以降である


当時ファイブは比較的安価で音も抜群


そのピントの合った音にかなりはまった時期がある



最終型となってしまったセブンは当時最新式のデッカで、ファイブと比べると


セブンのほうがさらにピシッとピントがあって張りと押し出しが良かった


セブンの後ファイブを聴くと何か柔らかく情報量の欠落を感じた




やっぱりセブンはいい、


ウルトラセブン・セブンスター・マイルドセブン・たけちゃんマンセブン・・・・・・・


デッカセブン







ただこのカートリッジはめんどくさい!


かなり念入りに調整を行わないとすぐ歪む!


右に左に適当に繋ぐとどちらかが歪む、もちろん全部歪む事も





当時は重量級アームしか持っていなくて


軽量級カートリッジが使用できるのはSMEシリーズファイブ



か3009だったが、シリーズファイブはほとんど裸SPU専用アームだったので


3009を使っていた、この3009も良かったのだが軽量級に徹するために


当時、発売以来全く人気の無かった3009S3を購入


なぜ不人気だったのはだいたい想像はつくが・・



この音はドンピシャだった!





デッカ・カートリッジではSMEシリーズファイブよりもSME3009S3のほうが音が良かった

シリーズファイブのほうが音が暗かった記憶がある


明るく弾けるように鳴るこのアームに一時惚れこんだ

オイルダンプの音が好きでは無かったので両方ともオイルダンプはすぐ外してしまったが

3009s3とデッカセブンの組み合わせは張りとスピード感が素晴らしかった・・





だが、このアームと組み合わせはにかくめんどくさい


アームの調整だけでも、とにかくめんどくさいし


たまには他のカートリッジに交換して聴いてみよう、なんて作業を始めたら不器用な私は大変


交換パイプがもったいなくて買えなくて、いちいちパイプをはずして針交換




そんなめんどくさいアームと神経質なデッカセブンの組み合わせ




音はとにかく良かったが・・・・





結局その神経質な調整が、私のおおらかな性格と合わずに少し疎遠になってしまった


最後に鳴らした13年くらい前かな?その時も左右どちらかが歪んで「だめだこのカートリッジは」


と言って外してそれっきりだった










相も変わらず昔話を前置きでしてしまって恐縮だが


そんな思い出のカートリッジをもう一度鳴らしたくなってきた



10年近く休んでいたオーディオを再開した昨年正月以来、カートリッジはSPUとEMTで聴いてきたが


やはりカンチレバーレスのストレートな音これは忘れられない



と言うか先日手に入れたGEバリレラを聴いて

なぜかデッカの音を思い出して

無性にデッカをもう一度鳴らしたくなり



TD124を再購入


SME3009S3も調整もまだおおらかなとりあえずの調整しかしていないが



取り敢えず音を出してみる


やっぱり良い!



何が良いのかと聞かれると、やはり音のピントが合っている





いみが伝わるかなー・・




まだ調整をしていないので何だが


鳴りそうな予感




価値の無い最後のデッカレーベルレコードと最後のデッカカートリッジ

音楽マニア・オーディオマニア、どちらからも「駄物」と言われる組み合わせだが




これも良い



この低音はSPUなどと比べて軽いと言えは軽い


だがこのスピード感のある張りのある低音は他ではなかなか出ないであろう


もう一度この組み合わせをきちんと調整してみよう