オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE212 圧倒的な力と描写力まさに驚愕のアンプ

2014年12月12日 08時32分39秒 | オーディオ

我が、小さくなってしまった大型送信管プロジェクトもいよいよ大詰め



その前に、なぜ大型送信管アンプを作ろうと思ったのか


そのきっかけとなったのは、とあるアンプに出会ったからなのだが


幸運にもそのきっかけとなった、WE212アンプのオーナーとお会いする事ができて、

掲載の件を御快諾を頂いたので、そのアンプのほんの一部をご紹介させて頂きます



この圧倒的なパフォーマンスのWE212EアンプのオーナーはI氏


これだけの大型真空管アンプのオーナーさぞかし豪快な方かと思いきや、かなり繊細な方であった



I氏のアンプ理論は、まず重要視するのは電源部



それを裏付けるWE212アンプの電源部

これがその電源に使われた部品ですが


大きさが実感できますか?


この巨大なコンデンサー




いったいどこから手に入れてきたのか


見たこともない大きさです

この電源部が強力でないと、


どんな優れた回路も真空管も、その威力を発揮しないとのことで



まず一番に重要視されたであろう電源部

この巨大な電源部を使うからこそ


WE212Eの音が生きてくるのでしょう





やはり使った整流管は水銀蒸気整流管



この水銀蒸気整流管は、結構笠の下まで青白く光ります、私のもこの位光ってほしいのですが・・




話を聞くと今回の私のアンプで使った872Aは、I氏からT社長に渡ったものだそうで、
それを今回使わせていただきました

I氏様、ありがとうございます、大切に使わせていただきます。




そして、電源の次に重要視するのがアウトプットトランス



アウトプットトランスは、この下の部分に入っているので見る事は出来ないが



T氏の力作で、かなりの大きさのもの



I氏によればこの電源部とOUTPUTトランスで、かなりの部分のクオリティーが決まり



真空管は音の傾向、彩付けが主であるとのこと



そうは言ってもやはりこの大型送信管音は別格



大きさの比較にCDを置いてみたが


その大きさが、お分かりいただけるだろうか




やるべきことは全てやった、手を抜いた箇所は全くない


部品をそろえたのも、電源回路や信号の回路を考えたのもI氏



それをT社長が更に手をかけて製作したもの



私のアンプのようにカップラーメンを作るかのごとく、簡単に作ったのではない



ほんとに毎日、鉄鋼屋でトンチンカンチン、塗装屋でしゅーしゅー


図面見ながらうーんうーん、半田ごて片手にジュージュー



I氏の構想とT氏の技術で作られたこのWE212アンプの音は、はっきり言って




別格



その音を聞いて、わがWE91Bの音がせこいミニチュア管の音に聞こえてしまい


しばらくオーディが出来なかった



それほどのクオリティーを待ったアンプであった



長年オーディオをやってると、出会った音に打ちのめされるようなことは何度かあった


その都度、その製品を買おうと心に決めそれを自分のものにしてきた



しかし、この音を聞いて、ダメだと思ったのは、まずは部品が手に入らない




I氏のようにじっくり構想を練ってそれに向かって部品を取り揃え


それを確実に製品に出来るだけの力と強い意志や持続力を持った方だけが所有できる特別なアンプ




強い意志や持続力とは無縁の私には、絶対もてないアンプである事を感じたからであった

このアンプから奏でられる音楽を、私が多くは語るまい


皆さんの想像にお任せ致します



すごいですよ!