LCRイコライザーの前段アンプのDC点火をAC点火に戻そうと思ったが
その前にもう少し試してからにしようと思い留まった
LCRイコライザーは
前段アンプで増幅してLCRイコライジング回路を通って
また増幅アンプを通るアンプ
そのあとパワーアンプを通るので
3つのアンプを通る事になるのだが
前段のアンプが、かなりのハイゲインアンプで、しかも出力トランスを搭載して頂いたので
間に合わせでは無く、なかなかのアンプとなった
良く考えるとLCRイコライジング後のアンプは
音量調整が出来ればパワーアンプでも構わないのではないか?
幸い我が、なんちゃってWE91Bは、入力を618Bで受けた後にA&Bのボリュームを通っている
必要悪と思っていたが、これは便利
このボリュウムで音量調整を行えば何とかなるんじゃないのかな
思った事は即実行、
てなわけでとりあえずアンバランス伝送で
LCRユニットからWE91Bへ直に入れてみたところ
すばらしい良い音ではないか
ゲインは十分にある、ノイズもまったくない
91Bのボリュームレベルは、120Aラインアンプで受けていたのと
全く同じレベルで聴く事が出来る
サッパリした良い音だ
そうサッパリしている
音の見通しはいい、
だが、あのえげつない迫力の低音はなりを潜めてしまった
これはこれで良い音だ、ラインアンプWE120Aレプリカを通っていない分
音の純度は上がった
音的にはもちろん良くなった
だが音楽的にはどうなのか?、ちょっと物足りない面がある
音が出ることが分かったので、LCRユニットとWE91Bを
バランスでつないでみると
やはり全然違う
なぜだろう、アンバランスで取り敢えずつないでみた時は
音もつぎはぎ感がある
一部アンプを省きました的な音
分からないだろうな~
以前CDをラインアンプを通さないで、P&Gフェーダーとかの
アッテネーターでつなぐのが流行った事があったが
私は全然いい音だとは思わなかった
音の純度は高くても
何かを省きました感があり、貧素な音に聞こえてしまい
ラインアンプを使ったほうが私は艶とか張りとか音楽的には好きだった
今回もアンバランスで入力したときは
この何かを省きました、的な音であったが
バランス伝送では
一つの完成されたシステムの音に変わった
こんなにも雰囲気が違うものなのかバランス伝送は
改めて感心した
音の粒立ちがいい濁りが無い、だから大音量でも
音潰れが無い、歪みが少ないと言えばいいのかな
とにかくバランス伝送でLCRユニットから直に91Bに入力した音は
かなりいい
ラインアンプ重視派の私でもこの音は納得
これも、我がなんちゃってウエスタンのラインアップの一つとして楽しもう
時に、このローコストラインアンプ
金額を言ったら
嘘だー!と言われそうな価格で制作頂いた
ALTEC-288fieldCoilユニットの作成、タンガー電源の作成で
私の財政は破綻寸前の状態
寄って今回のラインアンプは超ローコストにて作成頂いた
神様のような方であるT氏は
私だったら、
「バカヤロー、そんな金額でアンプが出来るわけないだろ!味噌汁で面洗ってから出直してこい」
と自分なら言ってしまう金額だが
神様のT氏そんなことは言わないで作って頂いた
しかも出力トランスは高級品パーマロイコアで巻いて頂いた
いつもながらほんとうにありがとうございます。
こんな素晴らしいWEラインアンプを作成して頂きまして
また声が聞こえてきた
・・・・・・ちょっとまて、ふざけるな今度こそどこがWEラインアンプなんだ
お答えしよう
まず真空管の6SN7はオリジナルのWE141に付いていたもの
これだけWE141から移植
それから、電源はオリジナルのWE18A電源
ラインアンプ120Aを使わないときは真空管を差し替えてWE274Bがさせる
これだけそろえば立派なWEラインアンプと言っていいでしょう
なんちゃってWE規格では問題ないのですが
何か問題あります?
まあそんなところだ
しかし一応落ち着いたがまだAC天下の音が
頭の中に残っている、一度はACに戻して聞いてみないと気が治まらない・・・