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スロットカー・「ヨコハマライズサーキット」の「ラリーマネージャー」

2009-11-01 15:38:38 | スロットカー
今回は、「ヨコハマライズサーキット」の「ラリーマネージャー」のお話です。

ヨコハマライズサーキットでは、毎週日曜日の19時からSCXを中心としたレースを行っています。レースでは、レースマネージングシステム「レースマネージャー」を使っているのですが、この度、もうひとつのレースマネージングシステムである「ラリーマネージャー」が完成しました。昨日、そのテストを行ってきましたので、詳細をお知らせしようと思います。
ラリーマネージャーがこれまでのレースマネージングシステムと異なるのは、ラリーという名前がついていることからも伺えるように、レースのように速ければいいというわけではなく、ラリーのようにあらかじめ定められたタイムで走らなければならないという点です。通常のレースであれば速い人が勝つのですが、ラリーの場合には定められたタイムよりも遅くそれに近い人が勝ちになります。ラリーマネージャーは、そうした設定が行えるレースマネージングシステムです。
では、ラリーマネージャーを具体的に解説していきましょう。ラリーマネージャーでは、レーンごとに個別にタイムを設定することができます。たとえば、1レーンが14.0秒、2レーンが13.1秒、3レーンが12.5秒、4レーンが12.5秒、5レーンが13.1秒、6レーンが14.0秒といったように設定することもできるわけです。このようにレーンごとに設定タイムを変えれば、同じクルマですべてのレーンを走らせた場合、どのレーンでも全開や90%の走りをすれば設定タイムに近い走りができ、結果として優秀な走りができるということになります。もちろん、すべてのレーンのタイム設定を同じにし、たとえば、全レーンを13.1秒にした場合には、2レーンと5レーンは全開で走れば設定タイムに近い走りができ、3レーンと4レーンは95%の走りで良く、1レーンと6レーンは神がかった走りをしなければ設定タイムに近い走りができないといったことになります。
次に、0.1秒単位で4段階にポイントを設定することができます。たとえば、設定タイムと同タイムなら20ポイント、+0.2秒以内なら15ポイント、+0.4秒以内なら10ポイント、+0.6秒以内なら5ポイント、+0.6秒以上なら1ポイントといった具合です。そして、設定タイムよりも0.001秒でも速く走った場合には0ポイントになります。また、このポイントは、10周なら10周のオーバーオールのタイムに対しても同様の設定を行うことができます。
つまり、10周レースなら、1周ごとのラップタイムにポイントが加算されるだけでなく、オーバーオールのタイムにもポイントが加算されることになります。そして、レースの順位は、その合計ポイントによって決まります。そのため、レースの参加者は、周回ごとのラップタイムにも気を配りつつ、オーバーオールのタイムまでをも考えた慎重なレース運びをしなければなりません。なぜなら、周回ごとのポイントはある程度稼げても、1回でもコースアウトしてしまうとオーバーオールのタイムが悪くなってポイントがほとんど稼げなくなるからです。
また、ラリーマネージャーの利点として、誰もが気軽にレースに参加できるという点が挙げられます。通常のレースでは、レギュレーションによってイコールコンディション化が図られます。ところが、実際には、お金、時間、ノウハウ、テクニック、コントローラーなどの違いによって差が生じることが少なくはありません。しかし、このラリーマネージャーを使えば、たとえば、1周13秒と設定されたなら、そのタイムで走れるクルマを使えばいい訳で、サンデーレーサーのような人でもレースに勝つチャンスが訪れます。そうなると、レース参加者も増えて定着し、サンデーレースを楽しむ人もいれば、より本格的なシビアなレースに挑戦する人も現れることでしょう。このように、ラリーマネージャーには大きな可能性が秘められており、レース主催者のさじ加減も問われるものになります。


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