今回は、SCXのお話です。
SCXは、昨年夏から在庫車を断続的に放出したり、今年の「ニュルンベルク・トイフェア2012」に出展しなかったり、最近になって「SCXWORLDWIDE」のサイトが見られなかったりするなどして、再び、危機説が浮上、海外のスロットカーのサイトでも心配する書き込みが見受けられます。
そんな事態を受けて、SCXのアメリカのセールス部門のリーダーであるブライアン・ヤンがYouTubeで声明を発表しています。
彼によると、そんな噂は事実無根であるとしています。SCXは、2012年もセットや新車のリリースを予定しており、5月のラスベガスのショーには出展することを強調。SCXWORLDWIDEのサイトが見られないのも技術的な問題であり、近日中に復旧させると言っています。スペインのサイトは見ることができ、カタログもダウンロードできるとコピーを手に持ってもいます。
スペインが経済危機に瀕しており、スロットカー業界もその余波を受けていますが、SCXはスピード競争に乗り遅れ、在庫処分が続いていることもあり、好調とは言えないのは確かです。
SCXWORLDWIDEは、私が日本で最初に加入して、その存在を紹介していますが、スケーレクストリック・クラブに比べると、歴史もメリットも少なく存在意義自体が薄いため、会員数も少なめでサイトもあまり賑わっていないのは確かです。
私がSCXWORLDWIDEに加入している関係上、ブライアン・ヤンはBBSなどで知っているのですが、彼がこうした声明を出す以上は、危機的状況にまでは陥っていないという気はします。今後の動向に注目したいところです。
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