XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・BMWマクラーレンF1GTRのペイント

2008-06-08 18:53:03 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、2007年7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、マイカーのお話です。

スロット・イットのBMWマクラーレンF1GTRは、チューニングとセッティングで苦労を重ねた末、マイカー中でも主力車種の地位を確保するまでに至っています。そんなBMWマクラーレンF1GTRですが、マイカー紹介の記事で書いた通り、全日本GT選手権(SUPER GT)に参戦していたイエローコーンマクラーレンGTRのデカールを貼ることを前提に購入しました。ところが、適当なウォータースライドデカールが見つからないことなどにより、そのまま放置していました。それでも、ロードカーのままでは、走らせるごとに物足りなさを感じたり、同じクルマを走らせている人がいたりして、なんとかしたいとずっと考えていたのです。
そんな思いを抱きながら、あれこれと探していたところ、ボディを全塗装することなく、デカールも調達できる、格好のクルマを見つけました。1996年の「ル・マン24時間レース」に参戦していた国際開発レーシングのフランク・ミュラー・ウォッチのカラーリングです。これなら、ベースがオレンジ色のため、塗装はクリアだけでも大丈夫なはずだったのですが、ボディ側面下部の黒いところをデカールを貼るだけで補おうとすると、さすがに面積が大きくてゴワゴワしてしまうため、ここを黒く塗ることにしました。クリアを吹くだけでは済まなくなってしまったわけです。そのため、作業は煩雑になってしまいました。
私は、スロットカーのボディにペイントしたことは幾度もあるのですが、いずれもクリアボディに裏から塗装していました。私が1/24スケールをやっていた頃は青柳金属工業のシャシーにクリアボディが常識でしたし、HOスケールもクリアボディでした。つまり、ボディの裏から色を塗ればいいわけで、表面は光沢もあるため、そんなに丁寧に塗らなくても構わなかったのです。ところが、今回は、ボディの表面に塗装し、デカールも簡単に剥がれないようにするため、丁寧に仕上げることが必要でした。まず、マスキングした上で、黒い部分を、塗っては乾かし塗っては乾かしを繰り返し、最後に仕上げ用のサンドペーパーで軽く磨きました。
次に、デカールを順に貼っていき、デカールが落ち着いたところで、ウインドやライトにマスキングした上で、ボディ全体にクリアを何度も何度も厚く吹いていきました。最後に、サンドペーパーを軽くかけて塗装むらによる凹凸をなくし、コンパウンドで丁寧に磨いていきました。クリアを厚く吹いているため、デカールの上にもコンパウンドをかけることができます。こうすることにより、デカールを貼ってあるところと貼っていないところの段差がなくなり、より自然に仕上がるというわけです。このようにして、数日間かけて作り上げたクルマは、自分的には合格点をあげられるだけのデキに仕上がりました。スロットカーとしては、日本ではそうそうないカラーリングでもあり、走らせていても気分がいいです。