XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・ウレタンタイヤ「ORTMANN」

2008-02-11 18:54:21 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、2007年7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、ウレタンタイヤ「ORTMANN」のお話です。

ORTMANNは、ドイツのマイケル・オートマンが作るタイヤで、シリコンではなく、ウレタンで作られています。オートマンは、とてもユニークで丹念に手作りされており、オリジナルタイヤの形に似せ、サイドウォールも輪郭をなぞらえています。アメリカで行われたテストでは、トラックの表面がどのような形状であっても素晴らしいグリップを生み出し、"ニューコンパウンド"インディグリップスの唯一のライバルと言っても過言ではないほどだそうです。
オートマンは、ラインナップはインディグリップスほど幅広いわけではありませんが、アーティン、ヴァンキッシュ、カレラ、スケーレクストリック、スロット・イット、ニンコ、フライ、レベル・モノグラム、などのメーカーとクルマに対応します。実は、アーティンのクルマには対応していなかったのですが、サリーンS7Rのタイヤサイズを図ってみるとフィットしそうなタイヤがあったので、私も試しに注文してみたところ、ピッタリとはまりました。
私は、スロットカーは、できるだけノーマルに近い状態で走らせようと考えてはいるのですが、ダウンフォースを増しても、タイヤを削っても、コーナーで激しくテールをスライドさせたり、安定性を欠いたりしてしまうようなクルマは、やむなくタイヤを交換しています。アーティンのサリーンS7Rも、スロットカーズ・ヨコハマの富士スピードウェイで1周15秒台というのではお話にならないため、仕方なくモーターをプラフィットのラビットモーターに換装し、そのスピードではタイヤもコーナーで滑るため、オートマンのウレタンタイヤに交換しました。これにより、富士スピードウェイでも、ノーマルのタイヤほどには滑らなくなっています。オートマンは、シリコンタイヤ禁止の営業サーキットなどでも、試してみる価値のあるタイヤです。

スロットカー・SALEEN S7R LE MANS 2001(ARTIN)

2008-02-11 13:27:34 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、2007年7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの13号車は、SALEEN S7R LE MANS 2001(ARTIN)です。アーティンは、1月6日の記事や1月20日の記事でもお話したように、1965年には1/43スケールのスロットカーを販売しており、21世紀に入ると1/32スケールの市場にもしっかりと根を下ろしています。サリーンS7Rは、そんなアーティンの1/32スケールにおける少し前のラインナップになっており、2007年夏の時点で既にショップではout of stockになっています。私は、このクルマは憧れのクルマの1台だったのですが、幸いにもeBayでアーティンを得意とするセラーがオークションとして出品していました。私も、2ヵ月近く粘った末、定価が$24.95のところ、$16.50で落札することができました。しかも、単独なら送料が$15.95かかるところ、メルセデスベンツCLK DTMとセットで購入したため送料も$4.00プラスで、2007年10月29日に買うことができ、同年11月6日に到着しました。
このクルマは、アーティンらしく、プラスチックケースでなくビニール袋に入れられただけで、ボディも他のメーカーのようなクリア塗装などの仕上げが施されていないのかプラモデル的な質感がありましたが、ボディデザイン、ペインティング、デカールはまずまずのレベルにあります。走りは、評判通りのマイルドさで、1万3000回転のモーターはパワーがなく、磁石は着いているもののネオジム磁石ではないためほとんどダウンフォースを得られなかったのですが、ファットボーイ1/32シャシーのリアタイヤはコーナーで十分にグリップしてくれます。しかも、ワイド&ローのため、コーナーでの安定感も十分にあります。そのため、シャシーの路面側に十分にロードクリアランスを確保できるように厚さ1mmの磁石を貼り付けただけで、ホームサーキットでも3.51秒と他のクルマに大きく見劣りすることのないタイムを出せるようになったのです。
ただ、この、アーティンも意外とやるな、と思わせる優等生も、スロットカーズ・ヨコハマに持ち込むと、富士スピードウェイで15秒台のタイムしか出すことができませんでした。モーターがあまりにもマイルドすぎるのです。私は、過去の記事にも書いているように、スロットカーズ・ヨコハマで快適に走れるクルマづくりをめざしているため、クルマによってノーマル車からライトチューン車まであります。RTR(完成車)のOOB(箱出し)をベースにセッティングを施し、それだけでは快適に走れない場合にチューニングしていますが、基本的にはコーナーで粘れるように磁石を追加したり交換したりするだけで、タイヤも削っても滑る一部のクルマだけを交換していました。交換するパーツが多くなればなるほど、そのクルマのアイデンティティからは遠ざかるわけで、シャシー、ボディ、モーター、アクスルは特にその要素が強くなるため、換えることは控えているのです。
それでも、スロットカーズ・ヨコハマの富士スピードウェイで1周15秒台というのではお話にならないため、やむなくモーターをプラフィットのラビットモーターに換装し、そのスピードではタイヤもコーナーで滑るためオートマンのウレタンタイヤに交換しました。これにより、富士スピードウェイでも、それなりに快適に走れるようになっており、ベストラップも11秒台まで伸ばせています。