XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・グランドスタンド

2008-01-13 15:53:01 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、グランドスタンドのお話です。

日本では、タカラが早々に撤退してしまったため、1/32スケールのスロットカーのセットや完成車を作っているメーカーはなく、日本でそれらの現行モデルを買おうと思えば、ドイツ、イギリス、スペイン、イタリアなどのヨーロッパのメーカーに頼らざるを得ません。ところが、アメリカには、名実ともにこれらをしのぐほどのメーカーが存在します。それがARTIN(アーティン)です。アーティンは、1965年には1/43スケールのスロットカーを販売しており、21世紀に入ると1/32スケールの市場にもしっかりと根を下ろしています。アーティンは、価格の安さとバリエーションの豊富さにより、アメリカでは多くのスロッターから支持されています。特に、トラックとシーナリーの浸透率は高く、アーティンがある風景はどこに行っても見受けられるほどです。
私も、1/32スケールのスロットカーにも参入した早い段階からアーティンには注目しており、日本には輸入代理店もあるものの輸入が途絶えていることもあり、最も憧れのメーカーでした。私は、カレラのセットを拡張させたわけですが、タイミングが違っていれば、カレラではなくアーティンのセットを導入していたかもしれません。私は、そんなアーティンには、完成車もさることながら、グランドスタンドにも注目していました。カレラやスケーレクストリックなどのグランドスタンドは価格が高くて買う気が起きないのですが、アーティンのグランドスタンドは$12と安くてデザインも良く、無着色ながらフィギュアも6体(実質8体)付いています。箱ではなくビニールパッケージに入れられ、組み立て説明書も付いていないのは、アーティンらしいコストダウンゆえでしょう。
グランドスタンドは組み立て式になっており、土台が黒、屋根が赤、観客席が黄、という大胆な構成になっており、パーツ数が少ないため、組み立て説明書がなくても簡単に組み立てることができます。また、屋根の上には、付属のスピーカー2個と旗5本を立てられるようになっています。フィギュアも精巧に作られているため、うまく着色すれば雰囲気はより一層良くなると思います。これが$12で買えるのですから、お買い得としかいいようがありません。色使いが少し奇抜に感じる部分はありますが、トラックサイドに置いてみると、それほど違和感もなく、サーキットがぐっと引き締まるように感じます。ホームサーキットに置くグランドスタンドを探している人は、アーティンのグランドスタンドも候補に加えてみてはいかがでしょうか。