10/20(月)、朝から小雨だが、シルバー人材センターから予定通り庭の木の剪定に来られた。お隣のMAさん宅とセットで1日来てもらっている。いつものお馴染みの方が3人だ。雲龍柳の枝払い、今年枯れてしまったコニファーと、ただただ伸び放題のスモーキングツリーを根元から切ってもらうことにした。花水木、ムクゲ、金木犀などその他の木はお任せだ。昼前には我が家の分はもう終わった。お茶とお菓子の準備だけして私は出かけた。
午後は、演劇鑑賞会の運営サークルの打ち合わせ。、私のサークルから根分けされたなはさんのサークルと一緒に、12月の「くにこ」例会の運営を担当する。なはさんと待ち合わせランチをした後、演劇事務所へ。この日はシール作りをして、前例会の「島」の感想を話しあった。いろいろな感想が出るので、この時間は楽しい。
終わる頃、SI子ちゃんが来られ、「急にお通夜に行かねばならなくなった。千住真理子さんのコンサートの券があるけど誰かもらって」と言われる。「いつ?」 「今夜」 「もらってもいいの?」 と言うわけで、急に千住真理子さんのヴァイオリンソロリサイタルに行くことにした。音楽友の会の例会だそうで満員だった。
ヴァイオリンソロなんて何年ぶりだろう?昔、堀正文さんのを聴いたな~。寺井尚子さんのジャズヴァイオリンソロもチケットをもらい聴いたっけ。そう言えば、3年前にブリストルで、マゼール指揮のコンサートを聴いた時、諏訪内晶子さんのヴァイオリン協奏曲を聴いたのが一番新しい、など懐かしく思い出される。↓は、その時のブログです。http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/d/20110508
千住さんのヴァイオリンは、300年前に作られたストラディバリウス「デュランティ」。湿気と温度が合わないといい音色が出ない。先日、高岡文化ホールへ来られたと言う兄の千住明さんが「とても良いホールだよ」と言っておられたとか。「さっきリハーサルをしたら、とてもいい感じでご機嫌な音色を出します」とのこと。クラシック音楽はマイクを使わないのが特徴。ホールの環境ー壁、天井、床により音色が違うそうだ。また、ピアニスト、山洞智さんのピアノはスタンウエイ(運んで来られるのですね)。
プログラムは、休憩を入れて16曲。4曲ずつ解説しながら一気に演奏される。最初の音色を聴いて驚いた。弦と弓の間に隙間(膜)があり、広がったりくっついたり、ふるえて共鳴しているのが感じられるような音。深みのある不思議な音色だ。
まず、「グリーンスリーブス」、「ホフマンの舟歌」、チャイコフスキーの「センチメンタルワルツ」、ドビュッシーの「小舟にて」と4曲。「小舟にて」は静かな海に小舟を浮かべまどろんでいるような曲…などと優しい語り口のわかりやすい解説に引き込まれる。
休憩後には、お兄さんの千住明さん作曲のものを2曲。ひとつは海外の貧しい子どもたちにランドセルを贈るボランティアがあり、真理子さんはたくさん集めていたぬいぐるみを全部贈った。その時のお母さんとのやりとりや想い出を曲にした「海を越えた贈り物」。もう一つは、そのお母さんが昨年亡くなられ、3日目にお母さんのために作った曲「アンダンテ」…歩くような速度で、人生を終えて遠ざかって行くイメージで。
次にショパンの「ノクターン 遺作」と「別れの曲」、最後はクライスラーの「ウイーン奇想曲」と「ジプシーの女」。クライスラーの曲は、ヴァイオリンのためのもの。よくわからない私にも、ヴァイオリンの音色と表情が充分に楽しめた。お二人とも笑顔を絶やさず、息もピッタリ。技巧的なポーズがなくて好感が持てた。
拍手が鳴りやまない中、アンコール曲を3曲も。最後は「チャルダッシュ」。前の席だったので指の動きもよく見えてあの速い弓づかいに感動。
↓は、ロビーでのサイン会。CDを買った人たちの行列がすごい。一人ひとりと言葉を交わしておられた。
SI子ちゃんのおかげでいい演奏会を聴かせてもらった。
千住真理子さんのリサイタル、素晴らしかったのですね!
千住真理子さん、ストラディバリウス、そんな言葉だけでも魂消ます!
丁寧な説明をしてくださるのもいいですね!親しみやすくて分かりやすと思います。
貴女の感動されたのが良く伝わってきます。
ブリストルでの音楽会のも見て、素晴らしい親子で、すごいなあーと感心します。
千住さんの笑顔が爽やかで素敵ですね。
300年も前のストラディバリウスで演奏は凄いですね。
代々素晴らしい演奏家が使われたのでしょうね。
あなたの感激が伝わってきます
これから、また病みつきになりそうですね
お兄さんの曲はお母様の追悼、、コンサートの都度、感きわまるのではないかとアンコールの時そう感じました。
昨日なはさんに写真いただきました。ありがとうございます。写真にあったマーク最愛の作「オデッセゥス」他すばらしい作品に来月再会できるのを楽しみにしています。一層忙しくなるので清姫さん、お身体大切に。
文化ホールの前の看板をみてすごい人がこられるな とみていました。聞くことができ会うことができよかったですね。
雨の降る寒い日でしたが、思いがけずいただいたチケット、頑張って出かけました。
今日、バスの中で隣り合わせたMEさんが、真理子さんのことに詳しくいろいろ聞きました。苦労なさった方のようですね。ストラディバリウスについては風子さんのお返事に書くので読んでくださいね。
「魔笛」のチケットは、文化ホールのは売り切れと聞き、土曜日は寄らなかったのです。今日、YAさんがあるよ、と言われましたが明日電話をしてみます。なければ「となみ合唱団」の人に聞いてみるので5000円になります。
厚生会の券は一応茶々姫さん宅に預けてください。
思いがけずいい演奏を聴きました。
このストラディバリウス「デュランティ」最初の所有者はローマ法王”クレメント14世”、法皇没後、フランスの貴族のデュランティ家の手に、その後スイスの富豪の元へ渡ったそうです。2002年スイスの富豪が手放すことにした時、「実際に演奏してくれる人へ」という条件がつけられ、 さっそくデュランティにふさわしいヴァイオリニストがリストアップされ、その中に千住真理子の名前が上がったのだそうですよ。「デュランティとの出会いで、私はまたゼロからの出発点にたった。今まで使っていた楽器とは、音の出し方、音楽の作り方、すべてを変える必要があった。今までのような小細工は利かずむしろ邪魔です。 何もかも、ゼロに戻って1からやり直すことになりました。人生観もかわりました。 私のところにきてくれた楽器にたいして、誠意を持って接するために、 全身全霊をかけたい。」と言っておられるとネットにありました。
最近クラシックはあまり聴かなかったので、やはり聞き惚れました。それと名器の素晴らしさが、素人の私にもよくわかりましたよ。高岡へもいい演奏家が来られるのですね。
あなたも聴きに行かれると、なはさんが言っておられました。凄い人で会えませんでしたね。
「センチメンタルジャーニー」のジャケットですか。私は買わなかったのですが、大勢並んでおられましたね。横から写真を何枚か撮ったんだけどボヤケテばかり…。
とても厳しいお母様だったと、聞きました、お母様のことをたくさん語られましたね。
写真、遅くなりごめんなさい。娘たちは火曜夜高岡へ着く予定。個展の案内は、ブログに出しますね。どうぞよろしくお願いします。
私も、ポスターや看板は見ていたのだけど、やはりもらわないと行きませんね。演劇鑑賞会の事務所で、偶然もらいました。ホントに、ラッキーでしたよ。縁があったのですね。