6/4(金)、高岡文化ホールで”オペラシアターこんにゃく座”の公演「遠野物語」を見た。 「遠野物語」は、岩手の119もある民話を民俗学者の柳田国男がまとめて書き上げたものと聞いている。 そしてその一つ一つを岩手弁で語って聞かせたのが作家を希望していた佐々木喜善、喜善を紹介したのが水野葉舟。 その3人を軸に15の物語が舞台の上で展開する。 全体をリードするのがフルート、ピアノ、チェロ、打楽器の4人の楽士だ。
物語の中には、餅を喰う坊主、座敷童、河童の子、オクナイサマなど聞いたことのある民話、ユーモラスな場面もあって子どもにも楽しめる内容になっている。 「こんにゃく座」はもともと学校巡りや親子劇場で公演しており、オペラにしたのも子どもたちが退屈しないようにとの思いからだったそうだ。 作曲家、脚本家、劇団員の皆さんの手作り感がほのぼのと伝わる舞台だった。
ただ、私の体調がかなり悪く、座って寝ているわ、の気持ちで出かけていたので、すんなりと舞台に溶け込めなかったのがとても残念。 滑稽な可愛らしい登場人物がいっぱいなのだから、もう少し明るいトーンならよかったかな、と思った。