4/13(日)、金沢定例能を観に行った。昨年娘夫婦と行った時は桜はもう終わっていた。今年は、兼六園のソメイヨシノはちょうど満開。お能を観る前か後かに、お花見をと密かに計画していた。
いつものように、朝10:30発の金沢行きに乗る。JRは20円増しの760円。金沢市内の「兼六園シャトルバス」は据え置きで100円だった。いつもは駅内のお店でランチだが、この日はお弁当を買った。シャトルバスは満員。出羽町の「成巽閣前」で降りると目の前が能楽堂だ。開場を待って中に入り、正面の特等席に荷物を置き、弁当、カメラ、貴重品だけ持って兼六園内へ。
↓は、能楽堂前の桜と雪柳。佇むSAさん。この日のSAさんの藤色のジャケットがとても素敵だったので後ろ姿をパチリ。
↓は、兼六園「随臣坂」入り口。バス停のすぐ横だ。石川門側の真後ろになる。左の建物は料金所。観桜期は無料。65歳以上はいつでも無料だが。
どこか桜を見ながらお弁当を食べる場所はないかな?入ってすぐの所に枝垂れ桜と「舟之御亭(ふなのおちん)」。屋形船を模したお休み場所。かつては、お殿様が日本海から白山連峰を眺める場所だったとか。↓は枝垂れ桜。次々とポーズをとり写真を撮る人たち。
↓は、「舟之御亭」。最初誰もいなかったが、私たちが弁当を食べ始めると次々に入って来る人たち。舳先があり、屋根がついている。ともかくすごい人出だ。外国人ツアーの人たちも。フランスから来たそうだ。(↓の小さい写真はクリックして大きくして見てください。屋根の裏や立て札が見えます)
いったん能楽堂へ戻り、能「桜川」と「来殿」、狂言「佐渡狐」を観た(いずれアップします)後、兼六園内を歩いて石川門まで行こうとSAさんの提案。SAさん、元気やね~。私ならすぐバスに乗り帰るところだ。随臣坂入り口手前に金沢神社や武家屋敷遺構があり、辰巳用水の石管が置いてあった。辰巳用水は金沢城の防水用として犀川上流から取り込んでいる。兼六園の曲水もこの流れ。↓は、富山県砺波市の金屋石で造られた石管だそうだ。
いつもの逆回りコースで、園内を歩く。ことじ灯篭は相変わらずの人気スポットだ。↓は、唐崎松。冬の雪吊りの風景を思い出す。
↓は、兼六園からの遠望。
散りはじめた花びらが曲水に浮かび、伸び始めた菖蒲の葉とのコンビネーションが美しい。さきほど観た能「桜川」の、花びらを網で掬う舞が思い出される。
蓮池門の方へ出ると、茶店の前に行列がつくほどの人出だ。着物姿の人や、外国人もけっこう見かける。観光客だけでなく外国人市民も多いのだろう。さすが国際都市だ。目の前に石川門が見え、ここの桜も満開。
↓は、石川橋の桜。
ゆっくりと歩き、兼六園下からシャトルバスに乗る。日が長くなったのでまだまだ明るい。6時前の電車に乗れた。高岡駅で初めて「クルン」を見学。SAさんの「夕飯食べて行かん?」の一言で、「今庄」に入った。3月、寒さしのぎに入った「今庄」の仮店舗は、↓のような洒落た店舗に。朝7時~夜8時半。通学、通勤、観光客に便利だろう。
↓ 中は若者が多いが、隅の席には和服の女性が2人、ゆっくり話す姿も。この日は瑞龍寺のお茶会だったそうだから、お世話された方たちかも。
たっぷりと1日、金沢を楽しんできた。兼六園でのお花見なんて何年ぶりだったろう。