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夕学講座「落語家の人育て」金原亭 馬生(落語家)オンラインセミナー感想(再掲)

2022年09月24日 07時04分20秒 | 気になる○○

落語家の人育てと題して、金原亭 馬生(落語家)、荻野アンナ(作家、慶應義塾大学文学部 教授)の対談形式でお話された内容を紹介したい。

  • ひとりの人を育てるために10年かかって見分ける。それは、人情の機微を見分けること、噺の登場人物になって描いていく感性などが必要となるため、この期間で本人に自然と力が抜けてくる。まさに時間が成せる技。
  • 売れている人、伸びている人の共通の特長「コンプレックスを抱えている」こと。
  • 本業以外のことでさまざまに取り組むことで本業が伸びる。落語家は、多角的な人間性を養うことが重要。
  • 修行中はさまざまなハードルがあるが、そのハードルを越えることが大切。途中で止めるとそこで本人の成長が終わってしまう。
  • 師匠曰く「お茶漬けサラサラ つけものパリパリだね」と。つまり、悩む必要はないよ、いつか時が解決するという意味。

○先生に質問
Q)学ぶことに年齢は関係ないか?
A) 年齢は関係ない、40の手習いというように経験がある分、傲慢さが抜け、謙虚さが芽生える。物事の本質に還ることができる。

Q)先生のこころがけていることは?
A) 1日と15日の神棚に榊と水を供えて、こう言う「今日も腹を立てませんように」と。そうすることで、世の中が見えるようになる。声を荒げることも減る。
疲労感が無くなる。こころが整うと考えている。

○お話を振り返って
・ちょっと良い話を挟み、会場を沸かせてくれるサービス精神、噺家の知識の深さを感じた。

 



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