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ワーク・エンゲイジメントの成果検証(WE7)

2021年01月08日 05時10分16秒 | キャリアコンサルタント


次に、ワーク・エンゲイジメントに取り組んだ企業・団体が、どう変わったのかという点について、次の3つの視点で紹介します。
1、心身の健康との関連、2,仕事・組織に対する態度との関連 3,パフォーマンスの調査報告です。これらは、ワーク・エンゲージメントについて研究されている島津明人 北里大学一般教育部人間教育科学センター教授の著書より一部抜粋しています。

1,心身の健康との関連
健康はもっとも関心の 高いテーマで、生きるための資源のひとつですが、ワーク・エンゲージメントが高いほど、不安、抑うつ、怒りなどの心理的ストレス、身体の不調についてのさまざまな訴えが少ないことが研究により明らかになっています。また、ワーク・エンゲージメントに取り組んだ結果、半年後、 2年後の心理的ストレス反応などの低さにつながることが明らかになっています。  
事例としては、看護師を対象とした調査において、ワーク・エンゲージメントが高いほど、不眠症状や起床時の目覚めにくさ、だるさ、そして日中の眠さが少ないことが報告されています。つまり、いきいきとしているひとは 睡眠の質も高いということです。

2、仕事・組織に対する態度との関連
職場のリーダーは、働いている人が仕事や組織に対して、どのように仕事と向かい合っているかは、大きな関心事です。ワーク・エンゲージメントの高い人は、仕事への満足感や職場・仕事へのかかわり方が高く、離職や転職の意志が低いことが知られている。 データでは、ワーク・エンゲージメントの高い人は、長期的にみても、仕事に満足し、組織への愛着が高く、仕事を辞めにくいと報告されています。

3,パフォーマンスの調査報告
調査によれば 、ワーク・エンゲージメントの高い人は、自己啓発や学習への動機付けが高く、創造的な行動を多く行い、役割行動や役割以外の行動を積極的に行うほか、部下への適切なリーダーシップ行動が多いことが明らかになっています。



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