先日、10ヶ月にわたり受験勉強していた結果が届いた。「合格」、本当に良かった。今回の受験では、昨年4月から毎朝1時間、日曜日は最低4時間使って受験に備えた。
7月からは、受験のための勉強ではなく本物の力をつけたいと思うようになり、関連書籍も読み漁った。
受験勉強なんて、学生時代が最後だったから、感覚的にわからないこともあったけれど、いろんな方にアドバイスをいただいた。中でも一番役立ったことは、過去問を所定時間の半分で解答し、残りの時間で解答を確認ができるようにすることだった。
その為にまず、過去問を集めることから取り掛かった。8年分の過去問を揃えた。スキャナーで2日間程つかって、OCRを使って読み込み、文字に起こした。600問を選び出し、すべて解けるまで4回程繰り返した。
その努力も実って、試験当日は、精神的に冷静にテストへ取り組むことができた。そして秘密兵器、ipadのアプリ「暗記帳」のお陰だ。各問題ごとにチェックやメモが可能な上、ランダムで問題を表示してくれる優れもので、食事後や空き時間に問題を解いた。また受験終了後、更に本や資料も読み続け、学びを深めている。合格はあくまでも通過点にしか過ぎず、夢へ向かって前進する限り立ち止まることはない・・・といい聞かせたい。
この挑戦での一番の収穫は、3つある。ひとつは53歳でもやる気になれば、できるという自信ができたこと。そして受験を経験したことで、いろんなものに応用ができるノウハウができたことだ。
人生後半の時間も短いなかで、得た知識をいかに実践に役立てるかを考えると本気で学ばないと役立ちそうにもないと感じるようになった。それともうひとつは、覚悟ができ気持ちが座ったことだろう。
しかし、どこか誰かに頼ろうとする気持ちがあるが、決めた以上頑張りぬくという心構えができた。どんなに苦しくてもこの覚悟があれば、大抵のことは乗り切れるように思う。反省改善点も多々あるが、結果オーライとしよう。