毎週楽しみにしている「狼と香辛料」ですが、第6幕「狼と無言の別れ」は面白かったなー。
自分としては結構ライトに楽しんでいるつもりなんだけれども、今回第6幕は何と言うか前半のクライマックスみたいな感じだったんじゃないですかね。
後味も良く、そして「狼と香辛料」というタイトルの意味もまた少し理解できた、そういう回でした。
こんなところでネタバレしても面白くも無いと思うので、内容については詳しく書きませんが、主人公クラフトとホロの関係性が今回はしっかりと描かれていて、ああっ!とか、あー!とか、あぁぁ・・・とか、思いながらも(何じゃそりゃ)、これまでの短い旅の中で芽生えてきた絆みたいなのがキラリと見えてこちらとしても良い感じの余韻に浸ることができました。
やっぱりクラフトも行商人としてやってるけれども、商売人の悲願としていつかは店を構えて、その土地でしっかりと根を張って生きていく、という願望=自分の目標は持っているものの、やはりどこか人とのつながりや寂しさを抱えているところがあって、それがホロという狼であり少女のこれまで抱えてきた孤独、長く生きながらえて、神とあがめられ、そして今その土着の信仰が薄れ行く寂しさ(そういう意味で今回クロエがホロという信仰の対象に対して引導を渡す、というのが、自然への畏敬を持って生活していた文化から、文明化された生活、豊かで安定した暮らしを渇望する人々を象徴していた)とどこかでシンクロして、お互いを助けるため、そしてお互いを信じて、最後まで諦めない、という展開がとても良かったです。うんうん。
クロエはどうやらアニメ版のオリジナルキャラらしいじゃないですか。
僕はアニメ版しか今のところしらないけれども、なかなかどうして味のあるキャラですよ。
クロエは色んなものからの制約(しきたり)、神の気まぐれのような天候(それに作物の出来が左右され、生活が左右される)、目に見えないものよりも、目に見える安定性を望み、自分達の力で豊かになりたいという、時代の流れを象徴したキャラとして描かれたわけですよね。
この辺がまたちょっぴり切なくて、ひとつのスパイスになっていますね。
スパイスと言えば、この「狼」と「香辛料」というタイトルの意味が今回ようやく分かってきました。
もしかしたら他にも意味があるのかもしれませんが、現時点でアニメ版を観る限り、やはりこれはホロとクラフトを象徴しているんですね。
#ちなみにアニメ版のサブタイトルは「Spice and Wolf」だから、二人の関係性は対等、という感じなんですかね。
次は第8幕ということで、第7幕はDVDに収録されるらしいです。
ということで、しばらくゆっくりと楽しみたいと思います。
■狼と香辛料 DVD1
■狼と香辛料 (電撃文庫)
自分としては結構ライトに楽しんでいるつもりなんだけれども、今回第6幕は何と言うか前半のクライマックスみたいな感じだったんじゃないですかね。
後味も良く、そして「狼と香辛料」というタイトルの意味もまた少し理解できた、そういう回でした。
こんなところでネタバレしても面白くも無いと思うので、内容については詳しく書きませんが、主人公クラフトとホロの関係性が今回はしっかりと描かれていて、ああっ!とか、あー!とか、あぁぁ・・・とか、思いながらも(何じゃそりゃ)、これまでの短い旅の中で芽生えてきた絆みたいなのがキラリと見えてこちらとしても良い感じの余韻に浸ることができました。
やっぱりクラフトも行商人としてやってるけれども、商売人の悲願としていつかは店を構えて、その土地でしっかりと根を張って生きていく、という願望=自分の目標は持っているものの、やはりどこか人とのつながりや寂しさを抱えているところがあって、それがホロという狼であり少女のこれまで抱えてきた孤独、長く生きながらえて、神とあがめられ、そして今その土着の信仰が薄れ行く寂しさ(そういう意味で今回クロエがホロという信仰の対象に対して引導を渡す、というのが、自然への畏敬を持って生活していた文化から、文明化された生活、豊かで安定した暮らしを渇望する人々を象徴していた)とどこかでシンクロして、お互いを助けるため、そしてお互いを信じて、最後まで諦めない、という展開がとても良かったです。うんうん。
クロエはどうやらアニメ版のオリジナルキャラらしいじゃないですか。
僕はアニメ版しか今のところしらないけれども、なかなかどうして味のあるキャラですよ。
クロエは色んなものからの制約(しきたり)、神の気まぐれのような天候(それに作物の出来が左右され、生活が左右される)、目に見えないものよりも、目に見える安定性を望み、自分達の力で豊かになりたいという、時代の流れを象徴したキャラとして描かれたわけですよね。
この辺がまたちょっぴり切なくて、ひとつのスパイスになっていますね。
スパイスと言えば、この「狼」と「香辛料」というタイトルの意味が今回ようやく分かってきました。
もしかしたら他にも意味があるのかもしれませんが、現時点でアニメ版を観る限り、やはりこれはホロとクラフトを象徴しているんですね。
#ちなみにアニメ版のサブタイトルは「Spice and Wolf」だから、二人の関係性は対等、という感じなんですかね。
次は第8幕ということで、第7幕はDVDに収録されるらしいです。
ということで、しばらくゆっくりと楽しみたいと思います。
■狼と香辛料 DVD1
■狼と香辛料 (電撃文庫)