トリニティv.s.マイスターズ、この構図さえも描かれた図式の中の一つだった、しかもそれは戦っている当事者すら気がつけない、という第19話。
恐らくこの絵を描いたであろうアレハンドロ曰く舞台は「第3フェーズ」へ。
序盤の静かさが嘘のように、伏せられていたカードが次々開いていく感じ。
一体、この伏せられたカードは何枚あるのか?
どこまでが描かれた絵なのか?
果たして描かれた絵を破り捨てることができるのか?
と、新たな情報の洪水に頭の中でいろんな仮説・妄想が爆発しそうになりますよ。
見えてきたかと思えば逃げていく、でもその次のヒントは示された、そんなミステリーライクな展開と、世界の「歪み」に対して真剣に向き合う熱さがこのダブルオーの面白さの一つなんだろうな、と思いました。
■トリニティv.s.マイスターズ
エクシアが単身、スローネ(1・2・3)に突っ込んだところに、きっと最初に助けに来るであろうと思っていたティエリアが来たので、これは結構嬉しかったですね。
現時点で、ガンダムとヴェーダという信仰の対象を持つ二人だから、普段はベクトルが正反対の二人だからこそ、こういうときにシンクロすると思っていたので。
しかもスメラギさんが考えていたけれども、あの二人の犬猿の仲から使われることは無いであろうと(スメラギさんだけじゃなくクルー全員(笑)が)思っていた戦術フォーメーションまで使って戦う、というシーンはバトルエンタメとしても結構熱いですよね。
おおお!!みたいな。
そしてヴァーチェからナドレへ。
地上で使ったらパーツの回収はどうするんだろうとか考えつつも、GN粒子とはちょっと違う?感じのエネルギーを撒き散らしながら、スローネをコントロール下に置くなんて反則じゃん!くらいの圧倒。
結果、トライアルシステムが強制解除されるということになるわけだけれども、そこにロックオンも登場して3on3へ。
#ナドレのトライアルが解除された件については後述します。
ここまで熱い展開。
しかしながら、ヨハンの言葉が思わぬ結果へ。
しかもトリニティv.s.マイスターズのガンダム対決は予想されたものだった。
という、ざっと振り返ってもかなり情報量万歳のトリニティv.s.マイスターズでした。
まず、トレミー側なんですけれども、サブタイトルが示すように「絆」とあるわけで、トリニティの出現は結果的にトレミー組を含めたマイスターズの気持ちを一つにしたんですよね。
マイスターズ側はあの犬猿の仲の刹那とティエリアが共闘したことに象徴されるし、スメラギさんにしても腹を括ってことを構える気になったし(ヴェーダの予想のうちかもしれない、というのは詭弁かもしれないけれども本質を射ていた?)、何気にクリスがヨハンと撮った写真のデータを消去したり(芸が細かい)、と実行部隊全員の「絆」がまず強まったわけなんですよね。
次に、マイスターズなんですが、ヨハンの去り際の一言、ロックオンの仇は隣にいる、という言葉で、一度は強固になりかけた「絆」が崩壊か?というシーソーゲームを展開。
けれどもこれも、結果的にティエリアを含めたメンバーの結束を強固にすることに。
これこそタイトル通り「絆」。
ロックオンの両親と妹の仇(というかそのテロ実行組織)が、まさか刹那がいた組織とは思っていなかったのですが、互いの過去を語り合うというその状況で、果たしてどういう判断をするのか、と固唾を呑んで見守ってしまいましたよ。
割り切れるわけがない、けれども本当に腹を割って(過去を抉って)言葉を交わした結果、それまでは紛争根絶というキーワードとガンダムマイスターであるという事実のみで繋がっていたマイスターズが、本当に心から紛争根絶を誓う仲間であると認識した、共に戦っていく仲間としての「絆」を初めて確認できた、というシーンだったわけです。
そしてティエリア。
大分前から彼はヴェーダによって生み出された生体端末的位置づけ、もしくはヴェーダの一番の弟子、つまり人工的に作られた存在だと思っていたのですが、それが今回ある程度確信をもって思えるようになったところでもあります。
トライアルが使える、つまりヴェーダ(ソレスタルビーイング)に反抗する機体があれば強制的にコントロール下における特権を有していた、ということと、刹那とロックオンの「絆」が芽生える瞬間を見て、「これが人間か」と興味深い表情でこれまた興味深い一言を漏らしたという意味において、やはりティエリアはそういう位置づけなんでしょうね。
しかしながら、そんな人工生命体っぽかったティエリアにも思うところがあった、人間を少し理解し始めた、そういう絆が芽生えてきた、という意味なんでしょうね。
余談ですが、今回アレルヤが参加しなかったのは意味的に3on3でバランスを取ったのと、彼一人だけ先に過去との決別シーン(超兵研究所の破壊)をやったからなのかもしれないですね。
それにしても「ガンダム馬鹿」と言われて、本気で照れる刹那くん、素晴らしいです。
そりゃロックオンも撃つ事忘れるくらいですよ。
ただここでのポイントは、刹那はガンダム=紛争根絶を体現する者=自分がなりたい、目指したいもの、という図式で動いているんですが、アレハンドロが以前に言った、ガンダムはソレスタルビーイングの理念を体現している、ガンダムは兵器であり、目的を実現する手段に過ぎない、という発言をしてるんですよね。
ソレスタルビーイングの理念は紛争根絶と(表向き)公表されているので、その点だけ捉えると刹那の言っていることと、アレハンドロの言うことに何ら矛盾はないのですが、現実は全く別、アレハンドロの目的は紛争の根絶以外のところにある、ということが伺えるんですよね。
刹那の意思表明、このシーンも実はソレスタルビーイングの中でベクトルが決別していく分岐点になったような気もしますね。
雨降って地固まる、というか、進む道が分かたれたというか、そんな回でした。
■もう一つの絆
これは沙慈くんとルイスにも当てはまったサブタイトルだったんじゃないかな。
もうこの二人の会話は切なくて、回想シーンとかそこで流れる曲とか切なくて見てられないくらいだったんだけれども、若いあの二人に、あの状況でどんな選択ができたのか、沙慈くんを責めることもできないし、かと言ってルイス本当にいいの?でも、その最後の涙が全てを現しているんだね、とか、泣けた。
これから二人の関係がどう描かれるのかは分かりません。
ひょっとしたら何年後、という設定になるかもしれません。
でもね。
今回一つはっきりしたのは、沙慈くんが宇宙へ行くこと。
これはルイスとの約束だから。
それがルイスとの「絆」だから。
だからこのサブタイトルがかかってくるのは刹那やロックオンたちだけじゃなく、沙慈くんとルイスにも当てはまるんじゃないかな。
と思うとまた泣けた。
そしてガンダムのクライマックスは宇宙と相場が決まっている。
さらにもう一つ。
マリナさんは国民に「いつか宇宙にも行ける」と説いている。
刹那を中心に沙慈くん、マリナさんが「宇宙」というキーワードでつながる。
そしてソレスタルビーイングの目的も「宇宙」に関連するもの。
ここがクライマックスに全てが交差してくるポイント、キーワードでしょう。多分。
■擬似GNドライブのばら撒きとトライアルシステム
ティエリアが拒否られたトライアルシステム。
これはあのアレハンドロのカットインからして、やはりトリニティの黒幕はアレハンドロで、ヴェーダへのハッキングも出来ている、ということを象徴していましたよね。
個人的にはヴェーダがハッキングされたのは、ネーナが直接トレミーから行ったと思っているんですが。
#つまり、トリニティが何故、トレミーに会いに行ったか?という一番の理由は挨拶なんかじゃなくて、最初からヴェーダへのアクセスが目的だったと思われる。
#恐らくヴェーダへの道は分かっても、直接アクセスしないとハッキングは難しかったのでは?と考えると、乗り込んだ理由も納得かな。
この場合のトライアルってのは「試練」の意味かな。
配下の天使達に試練を与える、みたいな。
#結果ティエリアに「試練」が降りかかったのだけれども。
絶対服従の呪文だね。
こんな絶対服従システムがあることに驚いた。
この絶対服従の呪文と、最後に示されたアレハンドロ言うところの「第3フェーズ(恐らく大量にあった擬似GNドライブを3つの勢力に与えることだと思う)」、この二つは僕の中で大いなる妄想のネタを刺激してくれました。
こんな妄想です。
現時点で僕が考えるソレスタルビーイングの真の目的は、人類を地球に閉じ込めること、紛争の火種を抱えたまま人類を宇宙に出すことに警鐘を鳴らすのがイオリア・シュヘンベルグの理念で、多分今のソレスタルビーイングの、特にリボンズもしくはアレハンドロあたりは、更に発展して、宇宙から地球をコントロールする、という極端なことを考えているんじゃないかと思ったり思わなかったり。
第1フェーズでガンダムの圧倒的武力を見せ付ける、第2フェーズで3大勢力ですら太刀打ちできないことを明確にする。
そんなところにそのガンダムの力の源である太陽炉(次回予告を見るにたぶん擬似GNドライブだと思う)を3大勢力に供給したものがいる(たぶんアレハンドロ、リボンズもニヤっとしてたし)。
それってガンダムに対抗する力を手に入れたことになるし、更には3大勢力同士でも潰しあいになる可能性がある。
ここで、(擬似)太陽炉を手に入れたので太陽光エネルギーシステム、つまり軌道エレベーターが破壊されても構わない、という状況も有りと言えば有り。
仮に軌道エレベーターが3本とも破壊された場合。
擬似太陽炉にエネルギーを頼ることになると思うんですが、そこに今回ナドレが使っていたトライアルシステムが作動するようになっていたとしたら?
#ヴェーダにアクセスできるものは全て対象となる、ということだったんで、ちょっと厳しいかもしれないけれど。
太陽光エネルギーシステムもなくなって、なす術もなく地上に取り残される地上人。
そして全てを宇宙から支配する天上人。
今度こそ誰もソレスタルビーイングに逆らえない。
という究極構図ができあがる。
なんて妄想ですよ。
もう頭沸いてますね、僕。
ただね、第1話から古谷さんの語りで「人類は未だ一つになりきれないでいた」というワードはずっと引っかかってるんですよね。
だからソレスタルビーイングの目的は、宇宙から人類を司ることで、人類を一つにする、という計画なのでは?なんて思うわけですよ。
もっと妄想はあるんですが、これ以上外すと恥ずかしいのでこれくらいにします(笑)。
まあ、でもそうなったときに、沙慈くんやマリナさんが持っている「いつか宇宙に」というキーワードと、そこで絡んでくると面白いと思うんですよね。
そして、そんな天上人に逆らえるとしたら、今回の「絆」を深めたマイスターズ、トレミー組しかいないと思うんですよね。
今回ヴェーダがもう信用できない存在に墜ちてしまった結果、ティエリアやスメラギさんをはじめ、自分たちで戦うしかない、という伏線はもう準備されましたので。
王留美は現時点でどちらのサイドでもない。
だからこそ、彼女がどちらにつくのか?というのは注目したいですね。
さあ、次回からは恐らく、通常モビルスーツでもガンダムを追い込んだライバルたちが擬似GNドライブを手にして立ちふさがってきそう。
ぎゃー、どうなるんだろ。
そして沙慈くんとルイスがいつか幸せになれますように。
■余談
絹江さんは生かされている気がするなぁ。
殺すんならもっと早く殺されてるだろうし。
メディア経由で何かを暴露させたい、というヴェーダの予想の元のシナリオがあるのか?
いずれにせよ、クロスロード姉弟の受難は続きそう。
■ガンダムOO DVD第2巻
恐らくこの絵を描いたであろうアレハンドロ曰く舞台は「第3フェーズ」へ。
序盤の静かさが嘘のように、伏せられていたカードが次々開いていく感じ。
一体、この伏せられたカードは何枚あるのか?
どこまでが描かれた絵なのか?
果たして描かれた絵を破り捨てることができるのか?
と、新たな情報の洪水に頭の中でいろんな仮説・妄想が爆発しそうになりますよ。
見えてきたかと思えば逃げていく、でもその次のヒントは示された、そんなミステリーライクな展開と、世界の「歪み」に対して真剣に向き合う熱さがこのダブルオーの面白さの一つなんだろうな、と思いました。
■トリニティv.s.マイスターズ
エクシアが単身、スローネ(1・2・3)に突っ込んだところに、きっと最初に助けに来るであろうと思っていたティエリアが来たので、これは結構嬉しかったですね。
現時点で、ガンダムとヴェーダという信仰の対象を持つ二人だから、普段はベクトルが正反対の二人だからこそ、こういうときにシンクロすると思っていたので。
しかもスメラギさんが考えていたけれども、あの二人の犬猿の仲から使われることは無いであろうと(スメラギさんだけじゃなくクルー全員(笑)が)思っていた戦術フォーメーションまで使って戦う、というシーンはバトルエンタメとしても結構熱いですよね。
おおお!!みたいな。
そしてヴァーチェからナドレへ。
地上で使ったらパーツの回収はどうするんだろうとか考えつつも、GN粒子とはちょっと違う?感じのエネルギーを撒き散らしながら、スローネをコントロール下に置くなんて反則じゃん!くらいの圧倒。
結果、トライアルシステムが強制解除されるということになるわけだけれども、そこにロックオンも登場して3on3へ。
#ナドレのトライアルが解除された件については後述します。
ここまで熱い展開。
しかしながら、ヨハンの言葉が思わぬ結果へ。
しかもトリニティv.s.マイスターズのガンダム対決は予想されたものだった。
という、ざっと振り返ってもかなり情報量万歳のトリニティv.s.マイスターズでした。
まず、トレミー側なんですけれども、サブタイトルが示すように「絆」とあるわけで、トリニティの出現は結果的にトレミー組を含めたマイスターズの気持ちを一つにしたんですよね。
マイスターズ側はあの犬猿の仲の刹那とティエリアが共闘したことに象徴されるし、スメラギさんにしても腹を括ってことを構える気になったし(ヴェーダの予想のうちかもしれない、というのは詭弁かもしれないけれども本質を射ていた?)、何気にクリスがヨハンと撮った写真のデータを消去したり(芸が細かい)、と実行部隊全員の「絆」がまず強まったわけなんですよね。
次に、マイスターズなんですが、ヨハンの去り際の一言、ロックオンの仇は隣にいる、という言葉で、一度は強固になりかけた「絆」が崩壊か?というシーソーゲームを展開。
けれどもこれも、結果的にティエリアを含めたメンバーの結束を強固にすることに。
これこそタイトル通り「絆」。
ロックオンの両親と妹の仇(というかそのテロ実行組織)が、まさか刹那がいた組織とは思っていなかったのですが、互いの過去を語り合うというその状況で、果たしてどういう判断をするのか、と固唾を呑んで見守ってしまいましたよ。
割り切れるわけがない、けれども本当に腹を割って(過去を抉って)言葉を交わした結果、それまでは紛争根絶というキーワードとガンダムマイスターであるという事実のみで繋がっていたマイスターズが、本当に心から紛争根絶を誓う仲間であると認識した、共に戦っていく仲間としての「絆」を初めて確認できた、というシーンだったわけです。
そしてティエリア。
大分前から彼はヴェーダによって生み出された生体端末的位置づけ、もしくはヴェーダの一番の弟子、つまり人工的に作られた存在だと思っていたのですが、それが今回ある程度確信をもって思えるようになったところでもあります。
トライアルが使える、つまりヴェーダ(ソレスタルビーイング)に反抗する機体があれば強制的にコントロール下における特権を有していた、ということと、刹那とロックオンの「絆」が芽生える瞬間を見て、「これが人間か」と興味深い表情でこれまた興味深い一言を漏らしたという意味において、やはりティエリアはそういう位置づけなんでしょうね。
しかしながら、そんな人工生命体っぽかったティエリアにも思うところがあった、人間を少し理解し始めた、そういう絆が芽生えてきた、という意味なんでしょうね。
余談ですが、今回アレルヤが参加しなかったのは意味的に3on3でバランスを取ったのと、彼一人だけ先に過去との決別シーン(超兵研究所の破壊)をやったからなのかもしれないですね。
それにしても「ガンダム馬鹿」と言われて、本気で照れる刹那くん、素晴らしいです。
そりゃロックオンも撃つ事忘れるくらいですよ。
ただここでのポイントは、刹那はガンダム=紛争根絶を体現する者=自分がなりたい、目指したいもの、という図式で動いているんですが、アレハンドロが以前に言った、ガンダムはソレスタルビーイングの理念を体現している、ガンダムは兵器であり、目的を実現する手段に過ぎない、という発言をしてるんですよね。
ソレスタルビーイングの理念は紛争根絶と(表向き)公表されているので、その点だけ捉えると刹那の言っていることと、アレハンドロの言うことに何ら矛盾はないのですが、現実は全く別、アレハンドロの目的は紛争の根絶以外のところにある、ということが伺えるんですよね。
刹那の意思表明、このシーンも実はソレスタルビーイングの中でベクトルが決別していく分岐点になったような気もしますね。
雨降って地固まる、というか、進む道が分かたれたというか、そんな回でした。
■もう一つの絆
これは沙慈くんとルイスにも当てはまったサブタイトルだったんじゃないかな。
もうこの二人の会話は切なくて、回想シーンとかそこで流れる曲とか切なくて見てられないくらいだったんだけれども、若いあの二人に、あの状況でどんな選択ができたのか、沙慈くんを責めることもできないし、かと言ってルイス本当にいいの?でも、その最後の涙が全てを現しているんだね、とか、泣けた。
これから二人の関係がどう描かれるのかは分かりません。
ひょっとしたら何年後、という設定になるかもしれません。
でもね。
今回一つはっきりしたのは、沙慈くんが宇宙へ行くこと。
これはルイスとの約束だから。
それがルイスとの「絆」だから。
だからこのサブタイトルがかかってくるのは刹那やロックオンたちだけじゃなく、沙慈くんとルイスにも当てはまるんじゃないかな。
と思うとまた泣けた。
そしてガンダムのクライマックスは宇宙と相場が決まっている。
さらにもう一つ。
マリナさんは国民に「いつか宇宙にも行ける」と説いている。
刹那を中心に沙慈くん、マリナさんが「宇宙」というキーワードでつながる。
そしてソレスタルビーイングの目的も「宇宙」に関連するもの。
ここがクライマックスに全てが交差してくるポイント、キーワードでしょう。多分。
■擬似GNドライブのばら撒きとトライアルシステム
ティエリアが拒否られたトライアルシステム。
これはあのアレハンドロのカットインからして、やはりトリニティの黒幕はアレハンドロで、ヴェーダへのハッキングも出来ている、ということを象徴していましたよね。
個人的にはヴェーダがハッキングされたのは、ネーナが直接トレミーから行ったと思っているんですが。
#つまり、トリニティが何故、トレミーに会いに行ったか?という一番の理由は挨拶なんかじゃなくて、最初からヴェーダへのアクセスが目的だったと思われる。
#恐らくヴェーダへの道は分かっても、直接アクセスしないとハッキングは難しかったのでは?と考えると、乗り込んだ理由も納得かな。
この場合のトライアルってのは「試練」の意味かな。
配下の天使達に試練を与える、みたいな。
#結果ティエリアに「試練」が降りかかったのだけれども。
絶対服従の呪文だね。
こんな絶対服従システムがあることに驚いた。
この絶対服従の呪文と、最後に示されたアレハンドロ言うところの「第3フェーズ(恐らく大量にあった擬似GNドライブを3つの勢力に与えることだと思う)」、この二つは僕の中で大いなる妄想のネタを刺激してくれました。
こんな妄想です。
現時点で僕が考えるソレスタルビーイングの真の目的は、人類を地球に閉じ込めること、紛争の火種を抱えたまま人類を宇宙に出すことに警鐘を鳴らすのがイオリア・シュヘンベルグの理念で、多分今のソレスタルビーイングの、特にリボンズもしくはアレハンドロあたりは、更に発展して、宇宙から地球をコントロールする、という極端なことを考えているんじゃないかと思ったり思わなかったり。
第1フェーズでガンダムの圧倒的武力を見せ付ける、第2フェーズで3大勢力ですら太刀打ちできないことを明確にする。
そんなところにそのガンダムの力の源である太陽炉(次回予告を見るにたぶん擬似GNドライブだと思う)を3大勢力に供給したものがいる(たぶんアレハンドロ、リボンズもニヤっとしてたし)。
それってガンダムに対抗する力を手に入れたことになるし、更には3大勢力同士でも潰しあいになる可能性がある。
ここで、(擬似)太陽炉を手に入れたので太陽光エネルギーシステム、つまり軌道エレベーターが破壊されても構わない、という状況も有りと言えば有り。
仮に軌道エレベーターが3本とも破壊された場合。
擬似太陽炉にエネルギーを頼ることになると思うんですが、そこに今回ナドレが使っていたトライアルシステムが作動するようになっていたとしたら?
#ヴェーダにアクセスできるものは全て対象となる、ということだったんで、ちょっと厳しいかもしれないけれど。
太陽光エネルギーシステムもなくなって、なす術もなく地上に取り残される地上人。
そして全てを宇宙から支配する天上人。
今度こそ誰もソレスタルビーイングに逆らえない。
という究極構図ができあがる。
なんて妄想ですよ。
もう頭沸いてますね、僕。
ただね、第1話から古谷さんの語りで「人類は未だ一つになりきれないでいた」というワードはずっと引っかかってるんですよね。
だからソレスタルビーイングの目的は、宇宙から人類を司ることで、人類を一つにする、という計画なのでは?なんて思うわけですよ。
もっと妄想はあるんですが、これ以上外すと恥ずかしいのでこれくらいにします(笑)。
まあ、でもそうなったときに、沙慈くんやマリナさんが持っている「いつか宇宙に」というキーワードと、そこで絡んでくると面白いと思うんですよね。
そして、そんな天上人に逆らえるとしたら、今回の「絆」を深めたマイスターズ、トレミー組しかいないと思うんですよね。
今回ヴェーダがもう信用できない存在に墜ちてしまった結果、ティエリアやスメラギさんをはじめ、自分たちで戦うしかない、という伏線はもう準備されましたので。
王留美は現時点でどちらのサイドでもない。
だからこそ、彼女がどちらにつくのか?というのは注目したいですね。
さあ、次回からは恐らく、通常モビルスーツでもガンダムを追い込んだライバルたちが擬似GNドライブを手にして立ちふさがってきそう。
ぎゃー、どうなるんだろ。
そして沙慈くんとルイスがいつか幸せになれますように。
■余談
絹江さんは生かされている気がするなぁ。
殺すんならもっと早く殺されてるだろうし。
メディア経由で何かを暴露させたい、というヴェーダの予想の元のシナリオがあるのか?
いずれにせよ、クロスロード姉弟の受難は続きそう。
■ガンダムOO DVD第2巻